女大関 若緑 [宮内よもやま歴史絵巻]
相撲甚句「女大関若緑」
ハア〜生まれは山形宮内で 娘のときから力持ち
親に黙って家出して 選んだ道が相撲取り
好きこそものの上手なれ 一番人気の大関よ
引退してから愛媛県 北条の町に住みついて
苦労の荒波乗り越えて みんなに若さんと慕われて
お家繁栄店繁盛 取上げ相撲の巡業で
前田山の計らいで 男相撲の土俵上
前代未聞の女あり その名も〜女大関若緑
親に黙って家出して 選んだ道が相撲取り
好きこそものの上手なれ 一番人気の大関よ
引退してから愛媛県 北条の町に住みついて
苦労の荒波乗り越えて みんなに若さんと慕われて
お家繁栄店繁盛 取上げ相撲の巡業で
前田山の計らいで 男相撲の土俵上
前代未聞の女あり その名も〜女大関若緑
遠藤泰夫著『女大関 若緑』(朝日新聞出版サービス 2004)、その要約が ↑の相撲甚句(著者作)。
「宮内の歴史の一資料として」とNさんから昨年渡された。新たに「よもやま歴史絵巻」に加えるために読み始め、一気に読ませられた。読みどころはいろいろあるが、巡業場所とはいえ前田山(高砂親方)の計らいで、女性禁制であるはずの大相撲の土俵に上がらせられたくだりが圧巻。昨年公開映画『菊とギロチン』のパンフレットに著者の文章が2pにわたって掲載されていた。(クリック拡大してなんとか判読可能?)
mespesadoさんによる経済談義(117) [mespesadoさんによる1億人のための経済講]
台風15号首都圏直撃、4時30分に千葉市で瞬間最大風速57.5mとか。
久しぶりのmespesadoさんです。《きちんと原点に立ち返って冷静に考えるクセ》、これまでmesさんに学んできたいちばん大事なことです。
* * * * *
317:mespesado:2019/09/07 (Sat) 21:24:51
米中貿易戦争で世界経済は91兆円を失う恐れ、米FRBが警告
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190906-00010006-reutv-bus_all
> 米連邦準備理事会(FRB)は今週発表した調査論文の中で、米中貿易摩
> 擦などによってもたらされる不確実性が企業の生産や投資の縮小を招き、
> 来年初頭にかけて米国だけで2000億ドル(約21兆円)、世界全体で8500
> 億ドル(約91兆円)の損失をもたらすと警告している。
よくこういうニュースで〇〇円/ドルの損失だぁ、とかいう表現を見かけるけれど、オカネというのは誰かが消費すれば誰かの利益になるので「無くなる」ということは無い。ただし個人の家計の場合はオカネが減るということはありうるので、個人や個々の企業では「〇〇円/ドルの損失」ということはありうる。そういうわけで、これは個人の家計と国家や世界という全体での話を混同しているという意味で「フェイクニュース」であり、正しくは「経済活動において2000億ドル分の取引が失われる」と表現すべきことがらである。しかし、ではその取引が失われたとして何が問題なのか。そもそも誰の取引が失われるのか。
このニュースの本質は何かをきちんと認識しているのが、以下の弓月恵太さんのツイートとそれに対するリプ↓
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1170082869672202240
弓月恵太@ssomurice_round
> 『米中貿易戦争で世界経済は91兆円を失う恐れ、米FRBが警告』
> 91兆円だろうが、それが金融エリートの金なら、一般国民は痛くも痒く
> もないのである。
> 現に米国経済は絶好調だ。
> まずは、オバマの最低な中国優遇政策で丸々太った江沢民上海閥の資産
> 100兆円を凍結すべきだ。
↓ ↓ ↓
てっちん@n2ZNzJLd63wcX9u
> 堀古英司さん「米中貿易問題は、実際のところ重要なことは、米国が中
> 国にモノを売っている金額は年間たったの1,300億ドルであって、19兆ド
> ルの米国経済が米中貿易問題からどれだけの影響を受けるかといった点
> です。数字などで考えればすぐに分かることです。」
TKD@AtomageTkd
> 世界の富の82%を掻っ攫う1%のエリートの金なんかどうでもいい(^_^)
> 居なくなれば99%の人が潤う。
↓ ↓ ↓
弓月恵太@ssomurice_round
> おっしゃる通り。
つまりマネーゲームに興じる連中が儲けを失うというだけのこと。世界経済にとってはどうでもいい話だ、ということですね。
オカネの話というのは、どうしても個人の家計の類推と、金額の数字できちんと考えないと印象操作でついつい騙されることが多いですが、きちんと原点に立ち返って冷静に考えるクセを付けた方がよいでしょう。
米中貿易戦争で世界経済は91兆円を失う恐れ、米FRBが警告
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190906-00010006-reutv-bus_all
> 米連邦準備理事会(FRB)は今週発表した調査論文の中で、米中貿易摩
> 擦などによってもたらされる不確実性が企業の生産や投資の縮小を招き、
> 来年初頭にかけて米国だけで2000億ドル(約21兆円)、世界全体で8500
> 億ドル(約91兆円)の損失をもたらすと警告している。
よくこういうニュースで〇〇円/ドルの損失だぁ、とかいう表現を見かけるけれど、オカネというのは誰かが消費すれば誰かの利益になるので「無くなる」ということは無い。ただし個人の家計の場合はオカネが減るということはありうるので、個人や個々の企業では「〇〇円/ドルの損失」ということはありうる。そういうわけで、これは個人の家計と国家や世界という全体での話を混同しているという意味で「フェイクニュース」であり、正しくは「経済活動において2000億ドル分の取引が失われる」と表現すべきことがらである。しかし、ではその取引が失われたとして何が問題なのか。そもそも誰の取引が失われるのか。
このニュースの本質は何かをきちんと認識しているのが、以下の弓月恵太さんのツイートとそれに対するリプ↓
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1170082869672202240
弓月恵太@ssomurice_round
> 『米中貿易戦争で世界経済は91兆円を失う恐れ、米FRBが警告』
> 91兆円だろうが、それが金融エリートの金なら、一般国民は痛くも痒く
> もないのである。
> 現に米国経済は絶好調だ。
> まずは、オバマの最低な中国優遇政策で丸々太った江沢民上海閥の資産
> 100兆円を凍結すべきだ。
↓ ↓ ↓
てっちん@n2ZNzJLd63wcX9u
> 堀古英司さん「米中貿易問題は、実際のところ重要なことは、米国が中
> 国にモノを売っている金額は年間たったの1,300億ドルであって、19兆ド
> ルの米国経済が米中貿易問題からどれだけの影響を受けるかといった点
> です。数字などで考えればすぐに分かることです。」
TKD@AtomageTkd
> 世界の富の82%を掻っ攫う1%のエリートの金なんかどうでもいい(^_^)
> 居なくなれば99%の人が潤う。
↓ ↓ ↓
弓月恵太@ssomurice_round
> おっしゃる通り。
つまりマネーゲームに興じる連中が儲けを失うというだけのこと。世界経済にとってはどうでもいい話だ、ということですね。
オカネの話というのは、どうしても個人の家計の類推と、金額の数字できちんと考えないと印象操作でついつい騙されることが多いですが、きちんと原点に立ち返って冷静に考えるクセを付けた方がよいでしょう。
天童市美術館「吉野石膏コレクション」 [吉野石膏]
昨日の南陽市民大学講座、「吉野石膏 須藤永次伝」を承けての第二講で、天童市美術館に行ってきた。現地研修「吉野石膏コレクションを訪ねて」。天童市美術館は平成2年に県内初の公立美術館としてスタート、当初は天童市出身の画家今野忠一作品や村山祐太郎コレクションの熊谷守一作品が中心だったが、平成5年から「吉野石膏コレクション」の寄託を受けて、コレクションのうち日本絵画が展示されることになって大きくレベルアップした。油絵の場合は常時展示が可能だが、日本画の場合は絵具の耐光度の関係で年間80日間の制約があるとのこと。したがって「吉野石膏コレクション」は258点収蔵されているが、年間3回に分けて展示するようにしている。最近は貸し出しも多く、現在30点が香川県に出張中とのこと。8月22日〜9月8日まで「吉野石膏コレクション 近代日本絵画名作展」の第二期展示中。建設当初吉野石膏コレクションなど全く想定されていなかったわけで、外見はごく地味な美術館。
永次の変身 [吉野石膏]
昨日、市民大学講座を聴いていただいた星清一さん(昭和6年4月1日生 88歳。この度スタンフォード大学教授から移って東大経済学部教授になった星岳雄教授のお父さん)から呼ばれて1時間以上にわたっていろんなお話をお聞きした。肥料店を営んでこられた方なので、まずリン鉱石からリン化成肥料をつくるプロセスでなぜ石膏が出てくるかの化学的説明から始まった。聞き流すのはもったいない話が始まりそうなのでボイスレコーダーをこっそり作動させていた。
「桑サンべ」の話が出た。はじめて聞く言葉だったが「三兵衛商法」に関連してのことだった。「農産物というのは大抵直接消費が可能なのだが、桑だけは違う。桑を蚕に食わせて繭にする。桑の出来具合が繭の出来を左右する。そこで桑を売り買いする商売が出てくる。気象の具合でいい年もあれば悪い年もある。売れないときにも売らねばならない。そこで口八丁手八丁手練手管の商売になる。人を良くしていたのではやっていけない。『三兵衛商法』の由来は『桑サンべ』ではないか」ということで、なるほどと納得した。
母の臨死体験 [わが家史]
「放知技」板で亀さんが「輪廻転生」の真偽に絡めて「臨死体験」について書かれた(>>602)。紹介された動画「死後の世界は100%存在した!」を見て、母の臨死体験を書いておかねばと思い、出来るだけその記憶をたどってみたいと思います。
「おしん」の年ですから昭和58年(1983)の夏です。当時大正14年(1925)生まれの母は数え59歳(「9の付く年は気をつけろ」と言われます)。お盆で里帰りの義弟と甥(満9歳)と共に3人で白布温泉に行って一晩過ごした翌朝のこと、「母の様子がおかしい」との連絡で家にいた妹と共に駆けつけ、救急車で米沢市立病院に運ばれました。脳内出血の診断でその日すぐ手術。(執刀医はその後公明党から出馬して参院議員になった渡辺孝男先生ー脳外科・現院長ー)その晩から私と米沢に住む母の姉が交代でベッドの脇に寝ることになります。2、3日して名前や年令などの簡単な問いに答えられるようになって、もう意識は大丈夫戻ったとばかり思っていたのですが、その頃のことは何にも覚えてはいないということでした。一週間ぐらい経った時です。夜中に突然「神様になった!」と言って目を覚ましたのです。そして今体験してきたばかりのことを目に見えるように語ってくれたのです。その時語ってくれたことは私の中にイメージとしてくっきり定着しています。
mespesadoさんによる経済談義(116)経済感覚と法律感覚 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]
法律感覚→判例主義→緊縮脳(財務省):「生存権とか言っても、国にお金がないんだから、仕方ないよね。」
経済感覚→変化対応→反緊縮脳(税理士):「国にお金がないはありえないだろ!」
経済感覚→変化対応→反緊縮脳(税理士):「国にお金がないはありえないだろ!」
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