女大関 若緑 [宮内よもやま歴史絵巻]
相撲甚句「女大関若緑」
ハア〜生まれは山形宮内で 娘のときから力持ち
親に黙って家出して 選んだ道が相撲取り
好きこそものの上手なれ 一番人気の大関よ
引退してから愛媛県 北条の町に住みついて
苦労の荒波乗り越えて みんなに若さんと慕われて
お家繁栄店繁盛 取上げ相撲の巡業で
前田山の計らいで 男相撲の土俵上
前代未聞の女あり その名も〜女大関若緑
親に黙って家出して 選んだ道が相撲取り
好きこそものの上手なれ 一番人気の大関よ
引退してから愛媛県 北条の町に住みついて
苦労の荒波乗り越えて みんなに若さんと慕われて
お家繁栄店繁盛 取上げ相撲の巡業で
前田山の計らいで 男相撲の土俵上
前代未聞の女あり その名も〜女大関若緑
遠藤泰夫著『女大関 若緑』(朝日新聞出版サービス 2004)、その要約が ↑の相撲甚句(著者作)。
「宮内の歴史の一資料として」とNさんから昨年渡された。新たに「よもやま歴史絵巻」に加えるために読み始め、一気に読ませられた。読みどころはいろいろあるが、巡業場所とはいえ前田山(高砂親方)の計らいで、女性禁制であるはずの大相撲の土俵に上がらせられたくだりが圧巻。昨年公開映画『菊とギロチン』のパンフレットに著者の文章が2pにわたって掲載されていた。(クリック拡大してなんとか判読可能?)