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「経済脳(損得の視点)」を超えるもの [副島隆彦]

放知技板、亀さんの書き込み(861)で副島隆彦氏が田中宇氏の「★人類の暗い未来への諸対策」を絶賛しておられることを知った。たしかに副島氏も「経済脳」に縛られている。

20年ぐらい前から副島氏からは多くを学んできた。「副島隆彦」カテゴリーもあるし、アマゾンにレビューも書いている。(『余剰の時代』https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2015-04-04、『日本が中国の属国にさせられる日』https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-05-06)ただ、最初から「異和」もあった。それを「重たい掲示板」で表明したことがあった。その時の題が「『損得の視点』への異和」。その1年後にこのブログを始めたので、その時の議論を「『損得の視点』を超えるもの」と題して書いている。https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2006-06-03

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「ドレイン・ザ・スワンプ Drain the Swamp」 [副島隆彦]


《今のアメリカの民衆の 標語は、ディープ・ステイト「裏に隠れている政府」の他に、「ドレイン・ザ・スワンプ」がある。上に載せたカリカチュア(政治風刺の戯画)の通りである。》《swamp スワンプとは、悪臭を発する沼のことだ。腐った穢(きたな)い水が溜まっている、沼(スワンプ)を、感慨(かんがい。イリゲイション)して、排水溝(ドレイン drain )を作って、大きな川の方に流して、そのきたない沼から汚水を抜け。そうしたら、そのきたない沼の底に、政治で汚れた、害虫の 蛭(ひる)やら、トカゲや ら、イモリやら、恐ろしい毒蛇やらが、うじゃうじゃ、にょろにょろと這い回っている。/それらの アメリカの庶民、大衆を食い物にしてきた、政治都市(首都)ワシントンに巣く食う、政治ゴロたちや、ヒラリー派の、吸血虫の、蛭(ひる)ど もを、日乾しにして、太陽の日差しに当てて、日光消毒で、すべて殺してしまえ。皆殺しにしろ、という、本当の、アメリカの庶民、民衆の 叫び声 だ。アメリカの血のさけびだ。》《トランプ大統領が、行く先々の、政治演説会の会場には、毎回、それこそ、3万人、4万人のアメリカ大衆が集まっている。入りきれない人が1万人ぐらいいて、外の巨大スクリーンで見ている。/そして、アメリカの大衆(本来は、民主党に入れる労働者たちも)は、この「ドレイン・ザ・スワンプ!」「ワシントンに巣くう、あいつらを日乾しにしろ!」と、「ロック・ハー・アップ !」「ヒラリーを逮捕、投獄せよ!」を、今も、怒号しているのだ。/民主党の集会なんか、どこも数百人が、集まっているだけだ。》《今は、全米の、爺さん、婆さんたちが、「deep state ディープ・ステイト(後ろの隠れている、影の政府)の悪い奴らが、アメリカを支配していて、トランプが、必死で、そいつらと、闘っているのだ」と、お互いに、ヒソヒソと話し合っている。そして、トランプを熱烈に支持している。これが、今の真のアメリカだ。》

以上副島道場「重掲板」より。以下、全文です。

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副島理論の検証(3) アンチ・レイシオ 『万引き家族』 [副島隆彦]

「万引き家族」ポスタービジュアル『万引き家族』を観てきた。よかった。反芻したくて、帰ってネットでこの映画に関する動画をあれこれ見た。どこでだったか是枝監督が、海水浴シーンでの樹木希林のアドリブ、安藤サクラを「よく見るときれいだね」と言ったセリフがヒントになって全体構想ができたと語っていた。そうしてできた映画、安藤サクラがいちばんきれいに見えたのが、拘置所の面会室、鉄格子の向こう側の顔だった。 あるいは、映画全体リアルな中で、唯一とってつけた感の居心地悪い場面があった。樹木希林と別れて再婚した夫の息子家族の場面だった。きれいに整頓されたまともな家庭が、この映画全体からすると異和の世界だった。 この二つの場面から、この映画の「アンチ・レイシオ」性を思わされた。副島氏はこの映画をどう評価するだろうか。副島氏の言う「世界基準」とは相容れない世界が展開されて、それが日本を越えて世界的評価を受けた。アンチ・レイシオの普遍性。

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副島理論の検証(2)「損得の視点」を超えるもの [副島隆彦]

金正恩20180607232935b9a.jpg今朝の「文殊菩薩」に金正恩のいい写真が掲げられていた。一方副島氏は、「重たい掲示板」に「[2325]北朝鮮爆撃は、先に延びたようだ。」と書いた中で口を極めた金正恩批判。いわく、《金正恩は、この「段階的に、相互的に、核兵器を廃絶する」ということに、賭けている。この段階的な非核化(ひかくか。ディーニュークレアライゼイション)で、トランプを、騙(だま)くらかして、自分の核保有と、さらには、経済制裁の解除と、国際社会で、自分が名誉ある地位に就こうと考えている。何という、厚かましい男で、デブのカリアゲであることか。それが世界で通用すると思っている。》

副島氏は現状は、こうだと、それで構わない。私は、何十年も、堪えに堪えて、ただひたすら、日本国民の利益となるように、自分の言論と、知識、思想が、世界基準(ワールド・ヴァリューズ world values )のものの、日本国内への供給、供与となっていれば、それでいい、と覚悟を決めている。/ だから、北朝鮮の核兵器の 廃棄の問題と、今の金正恩体制を打ち倒して、もっと穏やかな体制に作り替えるべきだ、という私の理論の骨格は、わずかにも変更はない。/私は、今のまま、突き進む。》と意気込むが、私には、世界は副島氏の理解を超えたところで動き出しているように思える。いまそれをリードしているのが金正恩とトランプだ。だからこそ、世界は6月12日の米朝首脳会談を固唾をのんで見守っている。 

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副島理論の検証(1)「レイシオ」の思想 [副島隆彦]

副島隆彦氏は世界の「希望」を逆撫でするように、3月2日に米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』、5月19日に迫りくる大暴落と戦争〝刺激〟経済』と2冊の著作を刊行した。5月17日以降の米朝首脳会談をめぐるせめぎ合い(放知技板248以降)は、「あるいは副島氏の予想もありうる」感を抱かせた。 

副島氏いわく副島img20180517225638.png《これからの日本及び世界の経済はどうなるか。私の予測、先見(せんけん)は、大きくP7の図(→)のとおりだ。この本が出て近いうちに株式市場で2回ぐらい大きな山が来るだろう。なぜなら、株式の次の暴落に対してアメリカは戦争〝刺激(しげき)〟経済(War boosts Economy. ウォー・ブースト・エコノミー)でなんとかエンジンをブオブオと吹かして景気を上げようとするからだ。/ トランプは「北朝鮮の金正恩に会う」と言ったが、この米朝の話し合いは、短時間でだめになるだろう。世の中に不安感が広がる。それで投資家も心配して、NYダウと日経平均はだーっと1回落ちる。1000ドル、2000ドル落ちる。日経平均も1000円、2000円ぐらい平気で落ちる。/ トランプは、ここで戦争(せんそう)によって経済を刺激する、押し上げるまさしくWar boosts economy.(ウォー・ブースト・エコノミー)を仕掛ける。戦争“刺激”経済とは、まさしく、「米軍による北朝鮮への爆撃」のことだ。戦争で経済を刺激する、のである。景気の落ち込みから脱出するためのアメリカの手口だ。》 

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栗原康『現代暴力論 「暴れる力」を取り戻す』(角川新書)を読む [副島隆彦]

副島隆彦氏の薦めに乗って一気に読んだ。アマゾンに星一つのレビューがあった。題して「ひどい本です」。曰く、 

《 程度の低さにあきれました。読むと疑問が生じてきます。著者はみんなで日本という国を解体しようじゃないかよいう提案をしていますが、その際、国際社会からどう了解を取り付けるつもりなのでしょうか?たとえ無政府地域ができたところで、(原始共産制?)それをどう運営していくのでしょうか?他国に併合された場合、別の形で民衆が管理されるシステムが発動するだけのことになりますが、それに対する処方箋をどうするのでしょうか?先のことについて何も考えず、ただ「もっと暴れよう」では、説得力ゼロです。

 全体的な文脈、表現も若者におもねった感じが目立ち、読んでいて不愉快になります。アナキストたちの人生にもさらっと触れていますが、類は友を呼ぶというべきなのか、彼らの考えの浅さにもただ唖然とさせられました。読まないほうがいい本です。》


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深い衝撃/副島隆彦著「余剰の時代」を読む  [副島隆彦]

余剰の時代.jpg

1970年代、日本の食料生産は供給過剰時代に入った」という松尾雅彦氏の指摘(『スマート・テロワール』)が頭を離れない。そんな折りの副島隆彦氏による『余剰の時代』の発刊。「余剰」が人類史を大転換しつつあるの意か。シンクロニシティを感じつつ注文した。


最終章「生き延びる思想」での著者の勢いに圧されながら読み終える。勢いに任せて書きなぐると言ったら言葉は悪いが、著者の本心が溢れかえっている。いわく、《ある程度悪賢い、ずる賢い人間でないと、金儲けはできないようである。》(173pここは太字になっている)《70歳を過ぎたら、次から次にどんどん死んでいくのが、いい社会だ。》(176p)《素人さんを騙すために金融業界はある。》(181p)《人から騙されないということが、人生で一番大事なことだ。》(185p)《言うことを聞く人間を育てるために国民教育があって、公教育(学校教育)をやるのだ。》(193p)・・・そして《長生きはいいことだというのは間違いだと言うべき時代が来た。》(188p


しかし、私にとってこの本のほんとうの衝撃はここではない。

 

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助かった! [副島隆彦]

今朝起きてすぐ東京消防庁レスキュー隊の会見の様子を見た。これまで出てきた人たちとまるで面構えが違っていた。胸が熱くなった。そして副島重掲板の副島先生の報告を読んだ。

「助かった」ことを知った。

 

17日の時点でわかっていたのだとのこと。円安への転換、仙谷の副官房長官起用はリンクしていたのだ。このままでは日本は「属国からの自立―独立」の大切なチャンスを逃す。立ち上がるべき秋(とき)だ。何をすればいいのか。

 

大東亜戦争の死者、兵員230万名、民間人80万名 合わせて310万名、この犠牲の上に日本の戦後はあった。夢のように65年有余を過ごしてきた。今さら何事もなく3.11以前の暮らしに戻れるとは思わないほうがいい。3.11地震と大津波、そしてその後の原発の恐怖は、日本独立運動開始のきっかけを与えてくれた天の配剤と考えたい。このたびの震災の数万に及ぶ犠牲者の無念の思いを「日本の独立」によって晴らしたい。副島先生には「民間戦略家」として、その流れをつくる役割が与えられていると確信した。

 以下、副島報告です。

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「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読む(2) [副島隆彦]

「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読む(1)
http://blog.so-net.ne.jp/oshosina/2006-06-24に機械計算課長こと松井康雄さんからコメントをいただきました。冒頭「馬野周二か・・・・なつかしい名前です。」とあって、「日本人としてのアイデンティティ」をめぐっての課長さんとのやりとりを思い出しました。「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」が提起しているのは私にとってとどのつまり、日本人はどうすればいいかの問題です。課長さんとのやりとりはその問題に関わることだったので転載しておきます。

(転載はじめ)

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「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読む(1) [副島隆彦]

副島隆彦先生渾身の訳による「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198621535/250-1109157-4303432?v=glance&n=465392
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198621543/250-1109157-4303432?v=glance&n=465392
を読んだ。馬野周二氏や太田龍氏の著作になじんできたものからすればさほど驚きは少ないにしても、この本の意義は、これまで「陰謀論」として片付けられてきた歴史的事象の説明について、意志の所在を明確にしたことにある。そのことで「陰謀論」は「陰謀」論ではなくなった。

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