「経済脳(損得の視点)」を超えるもの [副島隆彦]
「ドレイン・ザ・スワンプ Drain the Swamp」 [副島隆彦]
副島理論の検証(3) アンチ・レイシオ 『万引き家族』 [副島隆彦]
副島理論の検証(2)「損得の視点」を超えるもの [副島隆彦]
副島理論の検証(1)「レイシオ」の思想 [副島隆彦]
栗原康『現代暴力論 「暴れる力」を取り戻す』(角川新書)を読む [副島隆彦]
副島隆彦氏の薦めに乗って一気に読んだ。アマゾンに星一つのレビューがあった。題して「ひどい本です」。曰く、
《 程度の低さにあきれました。読むと疑問が生じてきます。著者はみんなで日本という国を解体しようじゃないかよいう提案をしていますが、その際、国際社会からどう了解を取り付けるつもりなのでしょうか?たとえ無政府地域ができたところで、(原始共産制?)それをどう運営していくのでしょうか?他国に併合された場合、別の形で民衆が管理されるシステムが発動するだけのことになりますが、それに対する処方箋をどうするのでしょうか?先のことについて何も考えず、ただ「もっと暴れよう」では、説得力ゼロです。
全体的な文脈、表現も若者におもねった感じが目立ち、読んでいて不愉快になります。アナキストたちの人生にもさらっと触れていますが、類は友を呼ぶというべきなのか、彼らの考えの浅さにもただ唖然とさせられました。読まないほうがいい本です。》
深い衝撃/副島隆彦著「余剰の時代」を読む [副島隆彦]
「1970年代、日本の食料生産は供給過剰時代に入った」という松尾雅彦氏の指摘(『スマート・テロワール』)が頭を離れない。そんな折りの副島隆彦氏による『余剰の時代』の発刊。「余剰」が人類史を大転換しつつあるの意か。シンクロニシティを感じつつ注文した。
最終章「生き延びる思想」での著者の勢いに圧されながら読み終える。勢いに任せて書きなぐると言ったら言葉は悪いが、著者の本心が溢れかえっている。いわく、《ある程度悪賢い、ずる賢い人間でないと、金儲けはできないようである。》(173pここは太字になっている)《70歳を過ぎたら、次から次にどんどん死んでいくのが、いい社会だ。》(176p)《素人さんを騙すために金融業界はある。》(181p)《人から騙されないということが、人生で一番大事なことだ。》(185p)《言うことを聞く人間を育てるために国民教育があって、公教育(学校教育)をやるのだ。》(193p)・・・そして《長生きはいいことだというのは間違いだと言うべき時代が来た。》(188p)
しかし、私にとってこの本のほんとうの衝撃はここではない。
助かった! [副島隆彦]
今朝起きてすぐ東京消防庁レスキュー隊の会見の様子を見た。これまで出てきた人たちとまるで面構えが違っていた。胸が熱くなった。そして副島重掲板の副島先生の報告を読んだ。
「助かった」ことを知った。
17日の時点でわかっていたのだとのこと。円安への転換、仙谷の副官房長官起用はリンクしていたのだ。このままでは日本は「属国からの自立―独立」の大切なチャンスを逃す。立ち上がるべき秋(とき)だ。何をすればいいのか。
大東亜戦争の死者、兵員230万名、民間人80万名 合わせて310万名、この犠牲の上に日本の戦後はあった。夢のように65年有余を過ごしてきた。今さら何事もなく3.11以前の暮らしに戻れるとは思わないほうがいい。3.11地震と大津波、そしてその後の原発の恐怖は、日本独立運動開始のきっかけを与えてくれた天の配剤と考えたい。このたびの震災の数万に及ぶ犠牲者の無念の思いを「日本の独立」によって晴らしたい。副島先生には「民間戦略家」として、その流れをつくる役割が与えられていると確信した。
以下、副島報告です。
「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読む(2) [副島隆彦]
「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読む(1)
http://blog.so-net.ne.jp/oshosina/2006-06-24に機械計算課長こと松井康雄さんからコメントをいただきました。冒頭「馬野周二か・・・・なつかしい名前です。」とあって、「日本人としてのアイデンティティ」をめぐっての課長さんとのやりとりを思い出しました。「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」が提起しているのは私にとってとどのつまり、日本人はどうすればいいかの問題です。課長さんとのやりとりはその問題に関わることだったので転載しておきます。
(転載はじめ)
「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読む(1) [副島隆彦]
副島隆彦先生渾身の訳による「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」
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http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198621543/250-1109157-4303432?v=glance&n=465392
を読んだ。馬野周二氏や太田龍氏の著作になじんできたものからすればさほど驚きは少ないにしても、この本の意義は、これまで「陰謀論」として片付けられてきた歴史的事象の説明について、意志の所在を明確にしたことにある。そのことで「陰謀論」は「陰謀」論ではなくなった。