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永次の変身 [吉野石膏]

星清一さんDSC_1431.jpg昨日、市民大学講座を聴いていただいた星清一さん(昭和6年4月1日生 88歳。この度スタンフォード大学教授から移って東大経済学部教授になった星岳雄教授のお父さん)から呼ばれて1時間以上にわたっていろんなお話をお聞きした。肥料店を営んでこられた方なので、まずリン鉱石からリン化成肥料をつくるプロセスでなぜ石膏が出てくるかの化学的説明から始まった。聞き流すのはもったいない話が始まりそうなのでボイスレコーダーをこっそり作動させていた。

「桑サンべ」の話が出た。はじめて聞く言葉だったが「三兵衛商法」に関連してのことだった。「農産物というのは大抵直接消費が可能なのだが、桑だけは違う。桑を蚕に食わせて繭にする。桑の出来具合が繭の出来を左右する。そこで桑を売り買いする商売が出てくる。気象の具合でいい年もあれば悪い年もある。売れないときにも売らねばならない。そこで口八丁手八丁手練手管の商売になる。人を良くしていたのではやっていけない。『三兵衛商法』の由来は『桑サンべ』ではないか」ということで、なるほどと納得した。

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