SSブログ

「大麻以上!」と言われて、どうする!? 青苧  [青苧]

3-IMG_9568_2.jpg1-青苧畑.jpg

思いがけない形で青苧が注目され出した。青苧フェスティバル報告(1)青苧の将来コメント欄にメモっていたのだが、あらためて記事として整理する。


217日、マドモアゼル愛さんが「愛の日記」に「大麻(おおあさ)に秘められたバイアス」を書いた。


マリファナ原料ということで大麻のみが注目される。しかし、管理栽培される大麻より、刈っても苅っても生えてくるイラクサ(青苧)には、大麻に比べて同等あるいはそれ以上の価値がある。にもかかわらず、大麻が最高と思わされることで、青苧等麻一般の価値から人々は遠ざかる。愛さんの議論を追ってみる。


6-青苧.jpg

《
なぜ大麻だけが種を扱い、畑を作り、人間に管理された形で作られたのでしょう。》

《草刈機で何度刈ってもすぐに生えてくるのが、イラクサです。

大麻の特性は本当に素晴らしいのですが、では、他の麻、、例えば、もっとも一般的な苧麻にはそれはないのでしょうか。あるのです。ほとんど変わらないのです。》

《一般の人間と麻との関係に戻して見た場合、実は大麻に苧麻は劣るどころか、匹敵し、それ以上の良質な面を見せることになります。》

それだけが特別な麻、、という考えにバイアスが入っている》

《水、空気、塩、、、、、そして次に麻が来たとしてもおかしくないほど、麻は重要です。》

本当の麻が大麻というよりも、麻であり、植物であったのでしょうが、それをあえて大麻という形にしたら、それは麻の可能性を閉じ込めることに為政者が成功することを意味していたのです。》

《大麻は常に管理されて存在した麻です。本当の麻、亜麻やとくにイラクサはほったらかしで、管理などできない強い生命力があるのです。大麻を取り締まれば、大麻こそ最高の麻、、、と思えば、本当は可能性のある、ほうっておいても勝手に伸びてしまう苧麻を無視することが可能になります。

人々を麻から遠ざけるには、大麻が最高という信仰があると便利なのです。》

麻の歴史はイラクサから始まるのが、日本の麻の歴史です。》

《その製法の過程において、膨大な人の手と思いが入って価値が出てくるのです。物が重要なのではなく、イラクサに思いと手間がかかることで高価になっていく構造を見ると、それが本当に価値あるものだと私は感じます。》


あと、数年もしたら、イラクサはきっと水素エネルギーのホープになっていることでしょう。》


人の偏見の怖さをイラクサは私に教えてくれました。》

水、空気、草、、、、私たちは身近にあるものを大切に利用すれば、きっと素晴らしい時代が到来する、、、その入り口に立っている》


物にはどんな物にも、本当は何の力もないのですから。あくまで意識からしかエネルギーも創造もありません。
ただ、その意識に進むお膳立ての条件付けが、特別なものではなく、ありふれた、自然の中にあるものであるとき、時代は自由で楽しく、発展していくのだと思います。》

 

それから1ヶ月以上たった322日、『お金の秘密』の安西正鷹氏がこの議論に注目していたことを、「人生は冥土までの暇潰し」で知った。以下、安西正鷹さんによる【ポイント・私見】から。

 

4-IMGP0344.jpg

《大麻は麻の一種に過ぎない。為政者はそれをあえて「大麻」という形で外出しにして強調することで、他の麻の価値を相対的に低下させ、麻の可能性を閉じ込めることに成功することを意味している。大麻を取り締まれば、大麻こそ最高の麻と思い込ませるともに、本当は可能性があり強い生命力を持つ苧麻を無視させることが可能になるので、人々を麻から遠ざけるために「大麻が最高」という便利な信仰を流布させたのではないか。つまり、大麻にそうした特権を与えることで、本当の麻を隠すことが大麻信仰の本当の狙いだったのではないか。》

《マドモアゼル・愛氏の仮説は単なる「仮説」などではなく、われわれに猛省を促す貴重な「神示」である。》

《闇の勢力が夢見る「新世界秩序」では、多様性は排除され、彼らが認める唯一の価値観や思想だけがその存在を許される。》

7-IMGP0346-1.jpg


青苧は大麻よりすぐれているにもかかわらず、むしろそのことによって大麻のみに注目が向けられる。ほんとうにすぐれたものはいちばん身近にある。それが青苧だ・・・としたら、われわれの運動も原点に立ち帰って考えねばならない。謙信公が外ならぬ青苧によって有力大名にのし上がったことをあらためて思う。    

 

(藤原周平氏が『漆の実のみのる国』執筆のため、青苧の取材に来られたことがある。平成5年のこと。)


   *   *   *   *   *

 

大麻(おおあさ)に秘められたバイアス  20160217日(WED)


 

麻の布や服を扱うようになって気づいたのは、麻にまつわる様々なバイアスが存在することでした。

ご存知のように大麻取締法を戦後GHQから強制された政府はあまり乗り気でなかったようですが、渋々と従うしかなかったわけです。
日本に限らず、世界が大麻から採取するマリファナを禁止する流れとなりました。
これはよく言われるように、石油業界の圧力である、というのはまったくの事実だと思いますが、ことはそんなに単純でもないような気がします。
麻から燃料が取れる、プラスティックよりも高度な素材が作れる、プラスティックどころかどの素材とも理想的に交じるので、夢の素材ができる、、これは本当のことだと思います。
また、医薬面でもマリファナの有効利用はじめ、麻から他の医薬品開発の可能性が非常に大きいこと。
さらに石油をしのぐ生産性と石油に十分に太刀打ちできる燃料としての可能性など、麻の利点をあげたらキリがないほどです。
とくに衣類における麻の特徴は、単に衣類の枠を越えて精神性や霊性の開花とも関係すると言われます。実際に麻の一枚布をまとった瞑想会を何度か行いましたが、参加者のほとんどの感性は研ぎ澄まされ、不思議な霊的体験まで起こるようなこともありました。
まあ、偶然かもしれませんが、麻をまとうだけで心や体感が落ち着くことは確かです。
昔は大麻からご神事につかう縄や布を作ったというのも、うなづけるような気持ちになりますが、それは何も大麻だけの特徴ではなく、麻全般においてのものだと私は思います。

燃料となる油も、他の素材と混ぜ輪せて強固な素材を作るのも、また医薬品においても、大麻以外からはマリファナこそ採取されませんが、すぐれた医薬品への可能性は大麻に限らず、麻全般の特徴だと思うのです。
大麻以外の麻も燃料になり、服になり、医薬品になります。大差ありません。しかし、私たちが麻について調べていくと、決まって大麻が最高のもの、、、という方向に行き着きます。

そこで大麻の歴史を調べてみますと、確かに特別視されたようです。なぜなら、種を大事にもって来て、畑を作り、丁寧に育てたのが大麻だったからです。
他の麻はほったらかし、、、ほったらかしておけば、年に何度でも採ろうと思えば取れました。
年に5回も収穫できる麻もあります。大麻もそうですが、それ以上の麻も同様かそれ以上なのです。
なぜ大麻だけが種を扱い、畑を作り、人間に管理された形で作られたのでしょう。
他の麻よりもしかしたら弱いからではないでしょうか。強ければどんなに放っておいても、いくら大麻法が力を効かせても、なくなるはずはありません。
大麻は管理され、畑から作られたので、それだけ特別とも言えるかもしれませんが、制御もしやすかったのです。

本当の生命力が大麻にあったなら、今でもそこいら中に大麻が育っていた可能性が高いです。
実は苧麻と言われて、どちらかというとバカにされている麻は、実はそうなんです。イラクサと呼ばれ、日本中、どこにでも生えています。
草刈機で何度刈ってもすぐに生えてくるのが、イラクサです。私は草刈の意外な名人で、1000坪程度なら一日できれいに刈り取ります。
夏になって草刈ばかりしていたことがありますが、敵はイラクサです。カヤもありましたが、カヤの伸びよりイラクサの伸びはすごいもので、イラクサのしぶとさには閉口しました。
このイラクサから取れるのが、苧麻という麻なんです。苧麻は日本名ではないと思います。おそらく中国の言葉に当てはめたのではないでしょうか。本当はちよ麻と言われていたようです。
ちよま、、が、ちょまとなり、漢字の苧麻があてがわれたようです。
ラミーと呼ばれる麻のことです。これは雑草と思われているイラクサから取れるのです。
大麻の特性は本当に素晴らしいのですが、では、他の麻、、例えば、もっとも一般的な苧麻にはそれはないのでしょうか。あるのです。ほとんど変わらないのです。大麻だけが特別というのは、多少おかしな話しになります。神事に使われた清らかな糸や布、、、は確かに大麻だったでしょう。
だから貴重で大切なもの、、、というのもよくわかりますが、もう少し、ご神事のことは置いておいて、一般の人間と麻との関係に戻して見た場合、実は大麻に苧麻は劣るどころか、匹敵し、それ以上の良質な面を見せることになります。
誤解ないように言っておきますが、大麻が悪いと言っているのではありません。それだけが特別な麻、、という考えにバイアスが入っているという話しをさせていただいているのです。
苧麻もそうですが、もう一方の雄、リネンも同様です。リネンも素晴らしい繊維であり布となります。


 

リネンすなわち亜麻や苧麻の一枚布をかぶって瞑想した場合、どちらが優れているか、、、まったくわかりません。どちらも同じだと思います。大麻も本当は同じだと思います。
大麻は繊維が短いので、実は布にしたり、服にするのに、不便な面があるのです。そのため、麻の代表格はリネンであり、亜麻で、歴史ももっとも古いと言われます。
あと、歴史に残っていないかもしれませんが、さらに苧麻はもっと古くからあったように、私は勝手に思っています。



 

空気、水、塩、、、人が生きる場所に欠かせないものです。これらを管理し、独り占めできたら、人間を支配できます。
為政者は常に人にとって必要なものを管理し、自分の支配下に置いておきたいと思ったのではないでしょうか。そうでなければ、塩が管理されることなどあるわけがありません。つい最近まで塩は勝手に作ったら違法だったのです。そんな馬鹿な、、、と思ってしまいますが、先日はアメリカにおいて、家庭菜園が違法になるという馬鹿らしい事態が起きています。人が生きることを阻害し、国や力ある者に頼らない限り生きられないようにする、、、、それが、残念ながらこれまでの圧力の歴史でした。空気を汚せば空気を売れるでしょう。水を汚せば水を売れるでしょう。そこまで考えているとは言いませんが、そうした方向に行っていることは事実です。なぜなら、塩でさえ管理しようとした体質なのですから、、、、国家神道が誤った道をすすみ、太平洋戦争を起こした歴史もありましたが、その大本になる額田王以前の政治にも、そうした民衆支配の構造が見て取れます。

言葉を統一し、あいうえおかきくけこさしす、、、と母音と子音を組み合わせた48音にも、そうした基本の構造があったかもしれません。日本語には母音が残されたので、本当の意味で深い種が日本語音声に残されたのですが、それは意図的なものだったと思います。
同様に、意図的に民意を支配する形のものもきっとあったように思います。水、空気、塩、、、、、そして次に麻が来たとしてもおかしくないほど、麻は重要です。あらゆる燃料の問題、衣服の問題、これは後で語りますが、吸引化されたエネルギーを得る問題など、本当に重要なものに答えを出す力が麻にあるからです。そして本当の麻が大麻というよりも、麻であり、植物であったのでしょうが、それをあえて大麻という形にしたら、それは麻の可能性を閉じ込めることに為政者が成功することを意味していたのです。

もちろん、私の推測にしかすぎませんが、大麻は常に管理されて存在した麻です。本当の麻、亜麻やとくにイラクサはほったらかしで、管理などできない強い生命力があるのです。大麻を取り締まれば、大麻こそ最高の麻、、、と思えば、本当は可能性のある、ほうっておいても勝手に伸びてしまう苧麻を無視することが可能になります。

人々を麻から遠ざけるには、大麻が最高という信仰があると便利なのです。
大麻は畑から、、、苧麻は自生、、、服を作りたい民衆は当然自生しているイラクサから服や布を作りました。
なので、麻の歴史はイラクサから始まるのが、日本の麻の歴史です。

ヒエラルキーが生じることで、特別なものが出てきます。大麻に私はその匂いをどうしても感じてしまうのです。

宮古に一反3000万円する布があります。それはイラクサから作った麻の布です。麻自体はそこらに自生するイラクサですが、その製法の過程において、膨大な人の手と思いが入って価値が出てくるのです。物が重要なのではなく、イラクサに思いと手間がかかることで高価になっていく構造を見ると、それが本当に価値あるものだと私は感じます。
どこにでもあり、ありふれたイラクサだからこそできる世界。もっとも簡単な安い服もイラクサからでき、同じイラクサに手をかけ思いをかけることで、最高の布にもなっていく。この価値は公平ですし本物です。



種を買う、、、畑を作る、、、特別な栽培を行う、、、
それはむしろ旧時代の価値観です。大麻にそうした特権を与えることで、本当の麻を隠せるのです。
だから多くの人は、リネンよりも、まして苧麻なんかよりも、ずっと大麻がすごいと思っています。
しかし、それは間違っていると思います。リネンも苧麻も大麻もすべて麻で非常に優れているのです。もっと言えば、麻だけでなく、植物利用のほうがずっと新しい時代適正があるということです。



 

大麻からはオイルが取れますが、実はイラクサからは、大変なものが取れます。ギ酸です。イラクサの針の部分に大変な量のギ酸が含まれています。あと、数年もしたら、イラクサはきっと水素エネルギーのホープになっていることでしょう。

ギ酸は化学式がHCOOHで、そこからCO2を除去したら簡単に水素が取れるのです。
水素エネルギーの問題点は水素をどのようにして安定的に採取するかにつきます。安全で携帯が可能で危険がないのは、ギ酸にして運搬することです。そして使用する際にギ酸からCO2を除いて酸素にし、あまったらまたギ酸に戻して持ちかえればよいだけ。水素乾電池のようなものがギ酸ならできるはずです。そしてギ酸は麻、イラクサから十分な量が取れるのです。

人が病気になると、その近くに必ず、その病を治す草が生えているといいます。漢方学の重要な視点だということです。水、空気、そしてイラクサ、、人がいるところに必ずあるのです。そして水素エネルギー時代の到来に合わせて、イラクサが麻として登場してくることを私は感じますし、人の偏見の怖さをイラクサは私に教えてくれました。生きることは簡単でなければおかしいのです。水、空気、草、、、、私たちは身近にあるものを大切に利用すれば、きっと素晴らしい時代が到来する、、、その入り口に立っていると思います。
その時、何か特別なものがあるとか、あれさえあれば、、、というような考えが本当に邪魔になると思います。
大体、物にはどんな物にも、本当は何の力もないのですから。あくまで意識からしかエネルギーも創造もありません。
ただ、その意識に進むお膳立ての条件付けが、特別なものではなく、ありふれた、自然の中にあるものであるとき、時代は自由で楽しく、発展していくのだと思います。
私はこれからも、麻を、苧麻やリネン、そしてヘンプももちろん含む麻を、新たな時代の条件付けとして扱っていきたいと思っています。
チューナーファッションから始まった麻の服から、本当に色々なことを教わりました。
空気、、、水、、、音、、、、草、、、私たちを取り巻く命であり、その振動は私たちの意識に届いていきます。


   -----------------------------------

 

偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ

 


昨日の「米国におけるマリファナビジネスとの闘い」に続き、安西ファイル「大麻編」第二弾、「偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ」をお届けする。今回は敢えて解説を省く。


(中略/マドモアゼル愛さんの上記記事)


【ポイント・私見】(安西正鷹氏による)

・マドモアゼル・愛氏は、大麻だけが特別視されるのは次のような事情があるからではないかという仮説を唱えている。


・麻の布や服を扱うようになって気づいたのは、麻にまつわる様々なバイアスが存在すること。


・麻は燃料、プラスティックよりも高度な素材、他の素材とも融合可能な夢の素材、医療、衣類など、多岐にわたって活用でき、精神性や霊性の開花とも関係する万能の植物である。しかし、これは大麻だけのものではなく、麻全般に共通の特徴だ。


・大麻だけが種を扱い、畑を作り、人間に管理された形で作られたのは、他の麻よりも弱くて、制御もしやすかったから。本当の生命力が大麻にあれば、今でもいたるところで大麻が育っていた可能性が高い。むしろ、苧麻(イラクサ、ラミー)や亜麻(リネン、リンネル)など「雑草」として邪険に扱われる他の麻の仲間の方が強い生命力を持ち、大麻より良質な素材ともなり得る。

・為政者は常に人にとって必要なものを管理し、自分の支配下に置こうとする。人が生きることを阻害し、国や力ある者に頼らない限り生きられないようにするのが、これまでの圧力の歴史だった。あらゆる燃料の問題、衣服の問題、吸引化されたエネルギーを得る問題など、本当に重要なものに答えを出す力が麻にある。それだけに、為政者としてみれば、空気、水、塩の次に大麻を重要視するはずだ。


・大麻は麻の一種に過ぎない。為政者はそれをあえて「大麻」という形で外出しにして強調することで、他の麻の価値を相対的に低下させ、麻の可能性を閉じ込めることに成功することを意味している。大麻を取り締まれば、大麻こそ最高の麻と思い込ませるともに、本当は可能性があり強い生命力を持つ苧麻を無視させることが可能になるので、人々を麻から遠ざけるために「大麻が最高」という便利な信仰を流布させたのではないか。つまり、大麻にそうした特権を与えることで、本当の麻を隠すことが大麻信仰の本当の狙いだったのではないか。

・リネンも苧麻も大麻も、どの種類の麻も非常に優れている。さらに、麻だけでなくその他の植物も含めて、植物全般がこれからの新しい時代に適合するエネルギーとなるだろう。

・実は苧麻(イラクサ)からは、「ギ酸」という驚異の物質が抽出できる。ギ酸(化学式HCOOH)からCO2を除去すれば、簡単に水素が取れる。数年後には苧麻(イラクサ)は水素エネルギーのホープとなる可能性を秘めている。

・漢方学には、「人が病気になると、その近くに必ず、その病を治す草が生えている」という重要な視点がある。水、空気、そして苧麻(イラクサ)は、人がいるところに必ずある。水素エネルギー時代の到来に合わせて、苧麻(イラクサ)が「麻」として復権して登場してくる予感がある。

・生きることは簡単でなければおかしい。われわれは、身近にあるものを大切に利用して素晴らしい時代を迎える入り口に立っている。その時、何かを特別視してその他のものを貶める偏見や差別は障害となる。


・物には何の力もない。エネルギーや創造は、あくまで意識からしか生まれない。その意識に進むお膳立ての条件付けが、特別なものではなく、ありふれた、自然の中にあるものであるとき、時代は自由で楽しく、発展していく。



・マドモアゼル・愛氏の仮説は、近年稀に見る非常に優れた卓見である。支配者による強烈な洗脳で、われわれがいかに支配者にとって都合のよい説をいとも簡単に思い込まされ、錦の御旗を振りかざし、「正義の味方」を気取って得意になっていることを痛感させられる。これは、大麻批判勢力だけでなく、大麻解放運動に携わるわれわれにも向けられた、神の警告を代弁したものであろう。マドモアゼル・愛氏の仮説は単なる「仮説」などではなく、われわれに猛省を促す貴重な「神示」である。

・麻の世界にヒエラルキー(ピラミッド型の段階的組織構造)の概念を持ち込むことに胡散臭さを感じるという感性は、新文明を建設していくこれからの時代においては非常に大切だ。大麻だけでなく麻全体をも支配しようとするところに、支配者(闇の勢力)の本当の狙いがある。

・麻を分断して麻の力を封じ込めるだけでなく、ガス抜きとしてわざと大麻の有用性を強調するという複雑で手の込んだ工作をするのは、支配者(闇の勢力)が麻や植物の力だけでなく、人々がその真実に気付くことをいかに恐れているかを物語っている。幾重にも封印しておかなければ、彼らは不安で仕方がないのだ。

・闇の勢力が夢見る「新世界秩序」では、多様性は排除され、彼らが認める唯一の価値観や思想だけがその存在を許される。闇の勢力が描く、生気のないモノクロ一色の世界を作り上げるには、差別や偏見が生み出す優劣に基づくヒエラルキーが必要不可欠だ。現代の物質科学文明では、人類はそのようなヒエラルキーに組み込まれて支配・管理されている。

・「宇宙の森羅万象はフラクタル(部分と全体が自己相似になっている)」という宇宙の法則に基づけば、人間の歴史や社会から麻の世界の歴史や価値も同様な構造を持っていることがわかる。そして、その逆もまた然りであることがわかる。

・魚座の時代から水瓶座の時代へと移行するいま、あらゆるものは「分裂」から「統合」へと向かっている。そこで必要なのは、「多用な色を混ぜ合わせて、一つの色だけを生かして他を殺す統一」ではなく、「多用な色をモザイクのようにはめ込んで、すべての色の個性を活かし合う統合」という概念だ。どちらを選択するかによって、人々の魂は光と闇に分かれる。




nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 8

めい

各種動画ありました。

   *   *   *   *   *

●上級編
技を伝える 2 からむしの糸作り 編
https://www.youtube.com/watch?v=QIGscKahEqY

●初級編
苧麻から糸を作る
https://www.youtube.com/watch?v=JnJrBM0laxw

初級編の方を見て、こういう形での底辺拡大こそが重要だったと思いました。理屈でなく。
by めい (2016-03-30 06:16) 

めい

マドモアゼル愛さん、イラクサ再論に注目。

   *   *   *   *   *

■ 春分レポート第二弾 New! 2016年04月08日(FRI)
http://www.love-ai.com/diary/diary.cgi?date=20160408

・・・水素燃料の可能性についてのニュースがおそらく半年以内にあると思います。また、私が本物の麻として推奨しているイラクサが突然脚光を浴びるようになると思います。

イラクサには針の先端にギ酸という蟻の酸が含まれ、それを使えば、きわめて用意にしかも安全に水素を取り出したり戻したりができます。

イラクサ利用によって確実に水素時代が到来すると私は思っています。イラクサはどこにでもある草で大麻のように畑で栽培されるものではなく、水や空気と同じようなもっとも一般的な草で、世界中にあります。

もっとも手に入れやすい草です。そのありふれた草の成分に未来の夢がたくさんつまっているのです。

イラクサから採取した麻は間違いなく最高の麻です。リネンやヘンプに勝るとも劣らない品質でリネンよりははるかに上ではないかと勝手ですが私は思っています。

しかし麻信仰の一部の人たちからは、イラクサの麻など目じゃない的に言われることが多く、本当の麻はヘンプであるという信仰のようなものをもっている人もいます。

どこかの大学教授のヘンプの本があったので拝見したことがありましたが、イラクサなんか、、、的な言い分に驚いたものです。

イラクサの麻は歴史的にももっとも古いのです。また、偏見なしでその品質を見た場合、間違いなく最高度の麻です。

大麻ももちろん優れた麻です。同じ白系統の大麻とイラクサの布をまとってみると、大麻は確かにひんやりとしゃんとした宇宙とつながる印象があります。それはさすがです。

しかし、イラクサの麻布を同様にしてまとうと、喜びがあふれてきます。宇宙の本質は喜びですから、イラクサの麻布は宇宙とつながるというより、宇宙そのものの喜びの中にいることの体現になるように思います。

いずれにせよ、大麻、リネン、イラクサどれも他の布に比べて、段違いにすぐれており、人の体と心と魂に確かに無理なくフィットします。

麻布を全身にまとうようになれば、人を恐怖で支配することはおそらくできなくなるでしょう。

麻を禁止したのは、石油業界の思惑であることは確かですが、それ以上に麻による自然な感性を人々から奪い取ることも大きな目的であったと思うのです。

しかし、麻はやはり復活すると思います。どんなにさげすまれても、畑で人為的に作られることのなかったイラクサは堂々と生き延びています。

そしてその中にある水素という先端の希望と共に復活の時を待っていると思えるのです。

麻をまとうようになる時、きっと時代は変わります。大麻でもリネンでもいいのです。しかし大麻が最高であるという印象を作れば、麻は一般化できず、新たなヒエラルキーをつくって限界を醸し出すでしょう。

大麻は畑で作られ、それが禁止されればこの世からその勢力をそがれるという形になりました。しかしイラクサはどんなに禁止されようが、雑草の最たるものですから、人の意思で禁止してもなくなるようなヤワな生命力ではなかったのです。

今でも人類はイラクサに取り囲まれて暮らしています。どうにもならない生命力なのです。そこから、水素も最高の麻も作れるのです。

これをさげすむためには、本物の麻は大麻である必要があったと思います。大麻バイアスです。

石油業界の思惑はそれだけではない、さらに人類支配の方策として大麻バイアスを利用したように私には思えます。何度もいいますが、本当の麻はイラクサです。イラクサとヘンプとリネンと、どれも麻なんです。

すべてよいのです。その中でもっとも強いものが実際のところイラクサでした。イラクサが人類のそばに常にいてくれて、彼らは私たちを見捨てないで時が来るのを待っていたように思うのです。

なんでこんな話しをするのかといいますと、きょうはビッグサイトに行って、布素材を扱う催しを見てきました。

みんなプロばかりでいろいろな服のモデルやデザイナーもいたのですが、皆一様に私の恰好を見て、驚き、強い関心を示す、熱い視線を感じてきました。

池田山スタイルがプロの目に驚きを与えたことがわかり、こちらが驚いたわけです。ありがたいことです。

by めい (2016-04-10 05:17) 

めい

飯山一郎氏も注目。
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-8333.html

   *   *   *   *   *

偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ!


大麻だけを神聖視して崇めているムキが多い。

身の回りにある植物は,じつは,すべて!神聖な生薬なのだが…,知らないだけ。こう理解した上で,大麻の効能は語られ,活用されねばならない。

ところで,『安西ファイル「大麻編」』という貴重な情報がある。
そのなかに『偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ!』 なる重要な見解がある。必読だ!
これを,亀さん@人生は冥土までの暇潰しが,紹介してくれている。

もう一つ…,
『米国におけるマリファナビジネスとの闘い』という重要情報が『安西ファイル』中にある。これも必読だ。

今回は,偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ! ←この主張のポイント部分を安西正鷹氏がまとめてくれた文章を下に掲載する。
(飯山一郎)

大麻(ヘンプ)に見るバイアス

【ポイントと私見。安西ファイルより】
・マドモアゼル・愛氏は、大麻だけが特別視されるのは次のような事情があるからではないかという仮説を唱えている。

・麻の布や服を扱うようになって気づいたのは、麻にまつわる様々なバイアスが存在すること。

・麻は燃料、プラスティックよりも高度な素材、他の素材とも融合可能な夢の素材、医療、衣類など、多岐にわたって活用でき、精神性や霊性の開花とも関係する万能の植物である。しかし、これは大麻だけのものではなく、麻全般に共通の特徴だ。

・大麻だけが種を扱い、畑を作り、人間に管理された形で作られたのは、他の麻よりも弱くて、制御もしやすかったから。本当の生命力が大麻にあれば、今でもいたるところで大麻が育っていた可能性が高い。むしろ、苧麻(イラクサ、ラミー)や亜麻(リネン、リンネル)など「雑草」として邪険に扱われる他の麻の仲間の方が強い生命力を持ち、大麻より良質な素材ともなり得る。

・為政者は常に人にとって必要なものを管理し、自分の支配下に置こうとする。人が生きることを阻害し、国や力ある者に頼らない限り生きられないようにするのが、これまでの圧力の歴史だった。あらゆる燃料の問題、衣服の問題、吸引化されたエネルギーを得る問題など、本当に重要なものに答えを出す力が麻にある。それだけに、為政者としてみれば、空気、水、塩の次に大麻を重要視するはずだ。
・大麻は麻の一種に過ぎない。為政者はそれをあえて「大麻」という形で外出しにして強調することで、他の麻の価値を相対的に低下させ、麻の可能性を閉じ込めることに成功することを意味している。大麻を取り締まれば、大麻こそ最高の麻と思い込ませるともに、本当は可能性があり強い生命力を持つ苧麻を無視させることが可能になるので、人々を麻から遠ざけるために「大麻が最高」という便利な信仰を流布させたのではないか。つまり、大麻にそうした特権を与えることで、本当の麻を隠すことが大麻信仰の本当の狙いだったのではないか。

・リネンも苧麻も大麻も、どの種類の麻も非常に優れている。さらに、麻だけでなくその他の植物も含めて、植物全般がこれからの新しい時代に適合するエネルギーとなるだろう。

・実は苧麻(イラクサ)からは、「ギ酸」という驚異の物質が抽出できる。ギ酸(化学式HCOOH)からCO2を除去すれば、簡単に水素が取れる。数年後には苧麻(イラクサ)は水素エネルギーのホープとなる可能性を秘めている。

・漢方学には、「人が病気になると、その近くに必ず、その病を治す草が生えている」という重要な視点がある。水、空気、そして苧麻(イラクサ)は、人がいるところに必ずある。水素エネルギー時代の到来に合わせて、苧麻(イラクサ)が「麻」として復権して登場してくる予感がある。

・生きることは簡単でなければおかしい。われわれは、身近にあるものを大切に利用して素晴らしい時代を迎える入り口に立っている。その時、何かを特別視してその他のものを貶める偏見や差別は障害となる。

・物には何の力もない。エネルギーや創造は、あくまで意識からしか生まれない。その意識に進むお膳立ての条件付けが、特別なものではなく、ありふれた、自然の中にあるものであるとき、時代は自由で楽しく、発展していく。

・マドモアゼル・愛氏の仮説は、近年稀に見る非常に優れた卓見である。支配者による強烈な洗脳で、われわれがいかに支配者にとって都合のよい説をいとも簡単に思い込まされ、錦の御旗を振りかざし、「正義の味方」を気取って得意になっていることを痛感させられる。これは、大麻批判勢力だけでなく、大麻解放運動に携わるわれわれにも向けられた、神の警告を代弁したものであろう。マドモアゼル・愛氏の仮説は単なる「仮説」などではなく、われわれに猛省を促す貴重な「神示」である。

・麻の世界にヒエラルキー(ピラミッド型の段階的組織構造)の概念を持ち込むことに胡散臭さを感じるという感性は、新文明を建設していくこれからの時代においては非常に大切だ。大麻だけでなく麻全体をも支配しようとするところに、支配者(闇の勢力)の本当の狙いがある。

・麻を分断して麻の力を封じ込めるだけでなく、ガス抜きとしてわざと大麻の有用性を強調するという複雑で手の込んだ工作をするのは、支配者(闇の勢力)が麻や植物の力だけでなく、人々がその真実に気付くことをいかに恐れているかを物語っている。幾重にも封印しておかなければ、彼らは不安で仕方がないのだ。

・闇の勢力が夢見る「新世界秩序」では、多様性は排除され、彼らが認める唯一の価値観や思想だけがその存在を許される。闇の勢力が描く、生気のないモノクロ一色の世界を作り上げるには、差別や偏見が生み出す優劣に基づくヒエラルキーが必要不可欠だ。現代の物質科学文明では、人類はそのようなヒエラルキーに組み込まれて支配・管理されている。

・「宇宙の森羅万象はフラクタル(部分と全体が自己相似になっている)」という宇宙の法則に基づけば、人間の歴史や社会から麻の世界の歴史や価値も同様な構造を持っていることがわかる。そして、その逆もまた然りであることがわかる。

・魚座の時代から水瓶座の時代へと移行するいま、あらゆるものは「分裂」から「統合」へと向かっている。そこで必要なのは、「多用な色を混ぜ合わせて、一つの色だけを生かして他を殺す統一」ではなく、「多用な色をモザイクのようにはめ込んで、すべての色の個性を活かし合う統合」という概念だ。どちらを選択するかによって、人々の魂は光と闇に分かれる。

大麻(ヘンプ)に見るバイアス(ブログ『水瓶座時代』,2016-02-17)の記事
by めい (2016-04-13 05:34) 

めい

疑似大麻「合成カンナビノイド」の危険性についての警告です。

   *   *   *   *   *

「人生は冥土までの暇潰し」
危険な合成カンナビノイド
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1086.html

先週土曜日に開催のまほろば会、仕事(翻訳)の締め切りに追われていたため亀さんは欠席したが、その後安西正鷹さん本人から安西ファイルを送っていただいたので、「大麻編」および「お金編」の両方をアップしたい。今回アップしたのは「大麻編」で、合成カンナビノイドの背景と、その恐ろしさを説いた優れたファイルになっている。是非、一読のほど…。

最近の大麻解禁の背景 その14
~言霊ラ行時代の壮大な神計らいと大麻と神々の復権
2016年4月まほろば会・「大麻」講義資料

(1)悪用される大麻
●危険な合成カンナビノイド
・「危険ドラッグ」「覚せい剤」とともに蔓延しているのが、「大麻」である。最近は規制強化で危険ドラッグの入手が難しくなり、代わりに大麻の需要が高まっているとの指摘もある。2015年9月、警視庁少年事件課は東京都目黒区内の私立高校に通う3年生の男子生徒2人を大麻取締法違反容疑で逮捕したと発表した。また、同月、ロックバンド「チェッカーズ」の元リーダーの息子2人を、大麻取締法師範の疑いで逮捕している。
・現代では、麻薬は化学によって簡単につくり出される。それが薬物であり、日本で危険ドラッグと呼ばれるようになったものは、大麻や覚せい剤などの成分の化学構造式を少し変えることで大量に生産される。これは、米国も同じで、もっとも蔓延しているのが「K2」「スパイス」「リーガル」と呼ばれる「合成カンナビノイド」だ。合成カンナビノイドは、中枢神経を興奮させる作用がある大麻の主成分テトラヒドラカンナビノール(THC)の化学式に似せてつくられた薬物である。
・米国立薬物乱用研究所(NIDA)によれば、2010年に合成カンナビノイドを吸って病院に運ばれた人は1万1000人を超え、大多数は十代、二十代の若者だ。

●日本中に衝撃を与えた「池袋暴走事件」
・「合法ドラッグ」「脱法ドラッグ」の名称が「危険ドラッグ」に変更されたのは2014年7月のことだが、そのきっかけとなった事件が「池袋暴走事件」である。
・2014年6月24日の夜、東京のJR池袋駅西口近くの歩道は帰宅途中の人々で混雑していた。そこへ突然、脱法ドラッグを吸った男の車が突っ込んできた。歩道に乗り上げて通行人を次々とはね飛ばし、20代の女性を死亡させ、7人に重軽傷を負わせた。運転席でよだれを垂らしながら、意識が朦朧としていた男の映像はテレビで繰り返し流され、日本中に衝撃を与えた。この事件の後、警察庁は脱法ドラッグの新名称を一般募集し、危険ドラッグに変更したのである。
・37歳の容疑者の男が吸っていたのは、「合成カンナビノイド」と呼ばれる抑制系の危険ドラッグだった。では、合成カンナビノイドとはどんなものなのか?
・危険ドラッグを成分からわかりやすく分けると、主にカチノン系と合成カンナビノイドになる。形態としては、カチノン系は粉末状のものが多く、合成カンナビノイドは乾燥植物片に化学物質をまぜた「ハーブ」が多い。カチノン系は覚せい剤に似て「興奮系」と呼ばれ、使用すると幻覚・幻聴・妄想などが起こり、激しい興奮状態や急性錯乱状態となって救急病院に運ばれるケースもある。
・一方、合成カンナビノイドは大麻に似て、「鎮静系」と呼ばれ、使用すると急激な意識障害が起こり、吸った直後に車の運転をするとどこかに突っ込んでしまったりする。池袋の事件はまさにこのケースに当てはまった。
・薬物治療の専門医によれば、合成カンナビノイドを使用すると、呼吸困難、吐き気、痙攣などに襲われ、最悪の場合、嘔吐物による窒息、循環器系の障害、多臓器不全などで死亡に至るケースもあるという。さらに、「大麻を使用しただけで救急病院に運ばれる人はほとんどいない。合成カンナビノイドは大麻と似た『鎮静系』だが、その薬理作用はまったく異なる」とのこと。合成カンナビノイドは本物の大麻よりはるかに有害で危険ということになる。

●2時間で細胞や神経線維が破壊される
・2012年に国立精神・神経医療研究センターの研究チームが実験で確認したところによると、合成カンナビノイド系の化合物をマウスの脳神経細胞に垂らしたところ、なんと2時間で細胞や神経線維が破壊されてしまった。これは、大麻どころか覚せい剤を上回る強い毒性があるということだ。
・池袋事件が起こる前の時点で、厚生労働省は合成カンナビノイドを775種類、カチノン系を504種類、計1279種類の危険ドラッグの物質を規制していた。しかし、池袋事件の容疑者が吸っていた合成カンナビノイドは規制されていなかった。厚生省は急いでその物質を鑑定し、規制対象に加えたが、男は違法ではない危険ドラッグを使って事件を起こしたことになる。
・このように規制当局と販売業者は「いたちごっこ」を繰り返してきたが、皮肉なことに規制されるたびに中身はより有害で危険なものになっていった。業者は化学構造を少し変えたりして新商品をつくるが、前の商品より効果が弱いと売れないので、結果的に毒性の強いものになってしまうのである。

●大麻の数十倍危険な合成カンナビノイド
・警察庁の集計では、2014年に危険ドラッグを使用して死亡した疑いのある人は計112人に上り、2012年の8人、2013年の9人から10倍以上に増えた。しかし、薬物依存症の専門治療機関である埼玉県立精神医療センターの成瀬暢也副病院長は、「実際はもっと多いのではないか」と推測する。
・成瀬医師によれば、筋肉の細胞が壊れると、CPK(クレアチンフォスフォキナーゼ)と呼ばれる酵素の値が上昇する。正常値は200以下だが、危険ドラッグを使用した患者のなかには最高で32万、2番目が26万の人がいたという。
・「覚せい剤を使ってもせいぜい1万を超えるぐらいで、26万とか32万という数字は見たことがありません。それだけをとっても、危険ドラッグがいかに強力で危険かという目安になると思います。臨床的な印象で言えば、興奮系の危険ドラッグは覚せい剤の数倍、鎮静系の危険ドラッグは大麻の数十倍は強力で危険だと思います。業者はとにかく売れればいいわけで、使用者からすれば、動物実験もされず、誰も使ったことがないものを、身銭を切って人体実験しているようなものです」

●違法性も危険性もないという誤ったイメージ
・これまで事件を起こした多くの人間が、危険ドラッグの有害性をよく認識しないで使用してきた。それは、当初、危険ドラッグが、「合法ドラッグ」「脱法ドラッグ」などという、いかにも違法性がないかのように呼ばれていたためだろう。「合法」「脱法」なら危険ではないと思い込み、ついつい気軽に手を出してしまったというケースも多い。
・日本人は、元々法律や社会のルールを守ろうとする遵法精神が強く、「法律に触れる」ことはしたくないと考える。したがって、薬物に興味を持ち、試してみたいと思っても、それが違法であれば思い止まることが多い。ところが、危険ドラッグに対しては、日本人の遵法精神がうまく働かなかった。
・それはやはり、危険ドラッグにはドラッグという名前さえ付いておらず、当初「合成ハーブ」や「お香」などとして売られていたからだ。その後、危険ドラッグとなっても、「合法」「脱法」が付いていたので、違法性も危険性もないというイメージが広まってしまった。
・歓楽街にできた脱法ドラッグ店では、サラリーマン同士が飲んだ帰りに「ちょっと寄ってみよう」と中に入り、購入するケースが少なくなかった。新宿歌舞伎町には、以前、脱法ドラッグ店が並んだ「ドラッグストリート」と呼ばれる通りがあった。それらの店では乾燥植物片に合成物質をまぜたハーブや粉末状の「バスソルト」(入浴剤)などが小さくパッケージされ、2000円~5000円くらいで売られていて、若者たちや中年サラリーマンが気軽に出入りしていた。こうして、普段はまじめで遵法精神の強い日本人も、「法に触れない」ということで、気軽に薬物に手を出してしまうことになった。
・しかし、合法、脱法と言っても、その中にどんな有害物質が、どのくらい含まれているのか、誰もよく知らなかった。取り締まる側もまた同じだった。種類の多さもあって、その一つ一つの成分分析がされるようになったのは、事件が続発するようになってからである。
・国立精神・神経医療研究センターの和田清・薬物依存研究部長(2014年11月の取材当時)はこのように警告する。「覚せい剤も大量に使えば大変なことになりますが、極端に言えば覚せい剤の場合は、『いろいろな死人』を出しながら今の使い方ができたわけです。でも、危険ドラッグにはそういうものがありません。いろいろな有害物質がごちゃまぜになっていて、なにが入っているかもわからないのですからね」

(書籍『大麻解禁の真実』(矢部武著、宝島社)より引用・一部編集加工)



【ポイント】
・現代では、麻薬は化学によって簡単につくり出され、「薬物」、「危険ドラッグ」と称される。それらは大麻や覚せい剤などの成分の化学構造式を少し変えることで大量に生産される。事情は米国でも同じで、もっとも蔓延しているのが「K2」「スパイス」「リーガル」と呼ばれる「合成カンナビノイド」であり、中枢神経を興奮させる作用がある大麻の主成分テトラヒドラカンナビノール(THC)の化学式に似せてつくられた薬物である。
・合成カンナビノイドは乾燥植物片に化学物質をまぜた「ハーブ」が多い。大麻に似て、「鎮静系」と呼ばれ、使用すると急激な意識障害が起こり、吸った直後に車の運転をするとどこかに突っ込んでしまったりする。
・合成カンナビノイドを使用すると、呼吸困難、吐き気、痙攣などに襲われ、最悪の場合、嘔吐物による窒息、循環器系の障害、多臓器不全などで死亡に至るケースもあるという。大麻を使用しただけで救急病院に運ばれる人はほとんどいない。しかし、合成カンナビノイドは大麻と似た『鎮静系』だが、その薬理作用はまったく異なる。合成カンナビノイドは本物の大麻よりはるかに有害で危険だ。
・合成カンナビノイド系の化合物をマウスの脳神経細胞に垂らしたところ、なんと2時間で細胞や神経線維が破壊されてしまったという実験結果が出ており、大麻どころか覚せい剤を上回る強い毒性があることがわかっている。
・規制当局と販売業者は危険ドラッグの規制をめぐって「いたちごっこ」を繰り返してきたが、皮肉なことに規制されるたびに中身はより有害で危険なものになっていった。業者は化学構造を少し変えたりして新商品をつくるが、前の商品より効果が弱いと売れないので、結果的に毒性の強いものになってしまう。
・鎮静系の危険ドラッグは大麻の数十倍は強力で危険だという。業者はとにかく売れればいいわけで、使用者からすれば、動物実験もされず、誰も使ったことがないものを、身銭を切って人体実験しているようなものだ。
・危険ドラッグにはドラッグという名前さえ付いておらず、当初「合成ハーブ」や「お香」などとして売られていた。後に危険ドラッグとなっても、「合法」「脱法」が付いていたので、違法性も危険性もないというイメージが広まってしまった。
・合法、脱法と言っても、その中にどんな有害物質が、どのくらい含まれているのか、誰もよく知らなかった。取り締まる側もまた同じだった。種類の多さもあって、その一つ一つの成分分析がされるようになったのは、事件が続発するようになってからである。
・覚せい剤の場合は、『いろいろな死人』を出しながら今の使い方ができたが、危険ドラッグにはそういうものがない。いろいろな有害物質がごちゃまぜになっていて、なにが入っているかもわからない、という恐ろしい状況にある。

【私見】
・大麻の主成分テトラヒドラカンナビノール(THC)は酩酊作用をもたらす。これが「大麻は薬物だ」と批判される元凶となっている。確かにこれは事実である。一方で、大麻は繊細な波動を有する精神性の高い植物で、万能のエネルギー資源といわれている。これも確固たる事実である。
・どちらも事実としては正しいのだが、大麻批判勢力と大麻擁護勢力が大麻の酩酊作用を巡って論争する時、その論争の的がそれぞれ異なっているため、話がかみ合わない。ここに、議論が平行線をたどり、いつも合意点や妥協点が見いだせない原因がある。
・前者は「合成カンナビノイド」をイメージしながら批判し、後者は「昔ながらの大麻」を頭に描きながら反論しているが、どちらも前提条件を合わせることなく安易に「大麻」と言う言葉を使って論争している。これではいつまでたっても問題は解決しない。
・今後は、危険ドラッグとしての大麻の負の側面を語る際には、「合成カンナビノイド」という言葉に統一して議論すべきだ。

・好奇心にあふれ危険を顧みない無謀な者やならず者が自ら得体の知れない薬物や植物を体内に摂取することで、安全な使用法を学習してきた。彼らは自らが犠牲となることで、人類に貢献してきたのであり、その点で彼らの死は決して無駄にならない。昔から人類は、こうして無謀ながらも勇気ある者たちの勇敢な犠牲によって、毒性のある薬物や植物などとの取り扱いを学び、適正な距離をとってきた。
・人類は現代の物質科学文明において、ものごとを分断、分割、分解してマクロ的に分析することで、ものごとがどのように成り立っており、どのように作用するのかを解明してきた。その手法が科学である。科学は産業を発展させるうえで多大な貢献をしてきたことは否定できない事実であり、神々もそれを望んでいた。しかし、神々は高度に発展した物質とそれまでに発展させてきた高い精神性を統合して、よりグレードアップした「モノ」を創造することを人類に期待しているのである。
・物質は単なる物体の塊ではない。超ミクロの次元では、個々の素粒子に意識が宿っている。古来、モノとは物質と心の両方を指していた。森羅万象すべての中に、物質と精神の両面が宿されているという、「物心一元」として実体を観ようとする高い精神性が、縄文時代以前の調和的な文明を創り上げていた。
・人類は神が作った大麻に似せて合成カンナビノイドなるものを生み出した。テトラヒドラカンナビノール(THC)の酩酊作用を解明し、それだけを純化・抽出すれば最高の作用・結果が得られるという考え方、つまり科学への絶対的・盲目的な信頼が根底にある。だが、大麻には他にも多数の薬理成分があり、THCはそれ自体の作用だけでなく、他の薬理成分との連関作用も持っている。他の薬理成分も同様であり、これらの多数の作用が複合的に絡み合って、大麻全体の作用・特徴を創り上げている。
・現代文明を支配する者たちは、あらゆるものの中で、ある一つのものだけが優秀で最高であり、その他大勢のものは劣悪で排除すべきだという「優生学」に毒されており、それを究極まで推し進めて理想の支配体制実現を完成させようとしている。このような危険な思想と価値観が具現化したものが、われわれがいま目撃し、体験している現実である。
・合成カンナビノイドは、その一つの顕れである。人類は、森羅万象を生成発展させるという使命に背いた結果、躍動する新たな生命の創造ではなく、生命を傷つけ消滅させる殺傷兵器を作り出しているのである。
by めい (2016-04-28 06:28) 

めい

神事用大麻の栽培を不許可 三重県
CBCテレビ 1/6(金) 18:31配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-00001508-cbcv-soci

 神社の行事などで使われる麻の繊維の生産のため、大麻栽培の許可を求めた団体に対し、三重県は6日、「合理的な必要性が認められない」として、許可しない判断を下しました。

 これは、県の神社庁などで作る一般社団法人「伊勢麻振興協会」が、国内の麻農家の減少により、神事などで使う大麻繊維が不足しているため、全国の神社に供給する大麻の栽培許可を三重県に申請していたものです。

 これを受けて、三重県の担当者は6日、協会の代表者らに対し、外国産の大麻繊維や化学繊維の代替品もあることなどから、県内での大麻栽培は許可しないとする決定文を手渡しました。

 「(大麻を)広く日本全国に供給していくのであれば、あえて三重県で作る必要性は合理的に説明できない」(三重県薬務感染症対策課・三木課長)

 県からは、盗難防止策などが不十分との指摘もあり、協会側は申請内容を修正した後、再審査を請求するなどして、今年4月からの栽培を改めて目指す考えを示しました。

最終更新:1/6(金) 19:55

by めい (2017-01-07 06:58) 

めい

ギリシャ、大麻の産業生産に取り組みへ
2018年01月15日 09:20
https://jp.sputniknews.com/life/201801154470243/

ギリシャで開催のCannabis Expo 2018で、大麻の産業生産について議論された。参加者らは、慢性疾患の痛みの軽減など、大麻が医療分野において幅広い方向性を有していることに言及した。
スプートニク日本

ギリシャ農業省のヤニス・ツィロニス次官は「例えば、がん、てんかん、多発性硬化症などの重篤な疾患を持つ患者には、今や我々がギリシャで生産することのできる薬がある」と述べた。次官によると、近いうちにも医療大麻の使用に関する修正が議会に提出される。アテネ通信が伝えた。

またエフストラチオス・ザフィリス経済・開発相は「医療大麻の合法化は商業生産に向けた第一歩であり、その後さらなる行動が続く。産業界は生産に非常に大きな関心を持っており、これはギリシャの産業発展を促進する」と発表した。

by めい (2018-01-15 14:44) 

めい

「大嘗祭」へ大麻の種まき 許可得て栽培し厳重警備
[2019年4月9日18時23分]

徳島県美馬市木屋平で9日、皇位継承の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」に献上される麻織物「麁服(あらたえ)」となる大麻の種まきが行われた。古代から調進をしてきたという古代氏族「阿波忌部」の子孫の三木信夫さん(82)が成長を祈願した。

特別な許可を得て栽培し、畑は柵やセンサーで警備する。7月ごろ収穫し、同県吉野川市の山崎忌部神社で織り上げる。

三木さんによると、麁服は大嘗祭で祭られる。三木家古文書には、1260年の亀山天皇から1338年の光明天皇の計6人の大嘗祭で調進した記録が残っている。

1915年の大正天皇の大嘗祭で三木さんの祖父が復活させ、昭和、平成の大嘗祭でも献納した。

三木さんは「うまく育つように願った。『令和』の麁服を受け取っていただきたい。過疎が進むなか、伝統の継承のためにも尽力したい」と話した。(共同)

by めい (2019-04-15 05:03) 

めい

マドモアゼル・愛さん動画
海王星支配によるうお座2000年を知る ー前編ー
https://www.youtube.com/watch?v=wwxeQ4x9WCA
28:50〜 大麻の話
たしかにお祭りの時身にまとう行衣は麻です。納得。

by めい (2023-09-28 20:28) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。