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「★人類の暗い未来・・・」←経済脳による縛り [イハトビラキ]

「田中宇の国際ニュース解説」、以前会員になったこともありましたが読みきれなくて無料版のみ読んでいます。今回は「★人類の暗い未来への諸対策」がテーマ。

これまでの経済は「完全雇用」を目標にしてきたが、AIの進展あるいは予想されるバブルの崩壊で、今後はそうはいかない。その方策としてでてきたのがUBI(ユニバーサルベーシックインカム)。そしてその財源策として出てきたMMT理論。しかし田中氏にとって、MMTは「経済理論」のフリをした詐欺であり、「トンデモ理論」のひとつ。なぜならば、財政赤字(国債発行)を増やし続けると、やがて国債(など債券)に対する信用が失墜するバブル崩壊が起こり、ゼロだったはずの金利が高騰するか、もしくは債券の買い手がつかなくなる。米日など先進諸国はすでに国債など債券を発行しすぎており、MMTをやらなくても「隠れ金融危機」が起きている。MMTの理論を信じて国債の巨額発行を開始すると、数年内に債券危機が顕在化して金融システムが破綻する。すでに起きている金融危機をうまいこと隠し続けられれば、MMTをやっても10年ぐらい持たせることはできるかもしれない。だがどちらにせよ、MMTは財政破綻にしかつながらず、UBIの恒久的な財源になれない。》要するに、UBIやMMTは、きたるべき巨大なバブル崩壊後の「人類の暗い未来」に対する対策として考えられている。》

理路整然として議論としてはとても気持ちのいい展開です。しかし、根本のところで世の中の流れを見誤っているように思えます。それは、前回記事での三橋貴明氏や限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』の文明史的意義を理解できない池田信夫氏にも共通する「経済脳による縛り」です。そこから自由になることで見えてくる「明るい未来」があるのです。

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