mespesadoさんによる1億人のための経済談義(69)結城豊太郎をどう評価するか(3) [mespesadoさんによる1億人のための経済講]
雲井龍雄は自由民権運動の中で賞揚されたことで後世に名を遺すことになった。では、雲井龍雄が生きていたら、自由民権運動に身を投じていただろうか。宮島誠一郎は「自由民権運動を蛇蝎の如く忌み嫌った」という、むしろその思いに近かったかもしれない(「置賜発アジア主義」)。mespesadoさんの前回記事で、その雲井龍雄を思ったのだが、結城豊太郎が今生きているとして、アベノミクスをどう評価し、また今のデフレに対処するどんな処方箋を書いただろうか。少なくとも、白川方明前日銀総裁とは違っていたにちがいない、それがmespesadoさんによってよくわかった。
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