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mespesadoさんによる経済談義(152)安藤裕議員の話 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

https://www.youtube.com/watch?v=n5PMaRndREY&feature=youtu.be
三橋TV第160回【安藤裕議員に特別会計、建設業、自民党内のMMT理解、政権交代について聞いてみた】、じっくり聞いてまとめてみました。

①「特別会計の闇」は都市伝説。《特別会計も一般会計と同様、予算の編成に当たっては、各省庁の概算要求を受けて財務省が査定を行うとともに、一般会計とあわせて国会に提出し、審議、議決を経て予算として成立することになります。》財務省HP「予算編成・国会審議等における扱いについて」

②「天下り」批判は変な刷り込み。ルサンチマン?《30年以上勤め上げた農林行政のプロが「食料安定供給」事業のための機関に再就職するのは、何の問題もない。》

③財務省は「特別会計」が大嫌い。《「道路特別会計」で国交省がガソリン税で勝手に道路を作れたのに、2009年に「特別会計」から外されて「一般会計」に組み入れられた。その結果、いちいち財務省にお伺いしなければ道路が作れない。》

④建設業を救え!《公共事業の削減によって建設業は絶滅危惧種。立ちはだかる「予算の壁」。》《建設業の10年先を見据えた長期計画に立った予算編成を。》

《災害予算はPBの外に置かねばならない。》(その議論→https://www.youtube.com/watch?v=tNvPesa0euY

⑥「PB黒字化」の閣議決定破棄を目指す。《あと一踏ん張り、国民世論の盛り上がりを。》

⑦自民党の大多数が「現代貨幣の仕組み」を理解する可能性は?それとも「政権交代」の方がはやい?《多分、自民党議員が理解する方がはやいと思う。自民党議員と野党議員、理解のスピードは同じ。政治家は世論に敏感。財政再建を言う政治家の中にも「本当は財政再建論者だけれども、今は財政出動が必要」と言う政治家が増えてくると思う。理解は確実に広がっている。希望をもって訴え続けましょう。

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「読解力」の前に「共感力」 [教育]

11月7日の山形新聞「気炎」欄、遠部梁村さんの「共感力と読解力」、ものすごく大事な文章に思えました。《読解力の前に必要なのは、多様な価値観を受け入れる共感力なのではないだろうか。》、その通りと思います。「共感力をどう育てるか」は「教育」というより、それ以前「子育て」のレベルから、それこそ「国を挙げて」本気で第一義的に取り組むべきテーマです。すべてはそこから始まります。

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「大嘗祭の本義」(折口信夫)(2)東国との関係 [『古事記神話研究』]

折口信夫「大嘗祭の本義」の全15章のうち8章から11章。10、11章からうかがえる東国との関係が興味深い。

万葉集の元明天皇御製健男マスラヲの鞆トモの音すなり。物部モノノフの大臣オホマヘツギミ楯立つらしも》。元明天皇は天智天皇の皇女で、即位前の名は阿閉皇女といい草壁皇子の正妃。草壁皇子が天皇になることなく世を去ってしまったのち、その子である幼い軽皇子が成長するまでの間、草壁皇子の母である沙羅羅皇女が中継ぎの天皇として即位し持統天皇となる。その後、無事成長した軽皇子が即位して文武天皇となるが、この文武天皇も即位後、十年ほどで亡くなってしまう。文武天皇には首皇子(後の聖武天皇)という皇子がいたが、この皇子もまだ幼かったため成長するまでの間の中継ぎの天皇として祖母である阿閉皇女が即位したのが元明天皇。)此御製は、大嘗祭の時に、物部の首長が、楯を立てる儀式をしてゐる様子を歌はれた、即興の歌である。・・・/ 大嘗祭などの重大な儀式に当つて、楯を立てるのは、悪い魂が邪魔をすると、それを物部が追ひ払ふ為である。口では、呪言を唱へて、追ひ払ふ事をするが、具体的には、此楯を立てる。又、矛をも振り、弓をも鳴らす。かうして、宮廷の御門を固めるのみではなくて、海道四方の関所を固めた。日本の三関といはれて居る所の逢坂・不破・鈴鹿などは、何れも固められた。全く宮殿の御門を固めるのと同一な考へからやるのである。》そして、つぎの11章で曰く、諸国の稲の魂を、天子様に附着せしめる時に、や歌をやる》その歌が「国風(くにふり)の歌」。《此国風の中で、一種特別なものが、東歌であつて、即すなはち東の風俗である。不思議な事に、此東の歌やは、大嘗祭には参加しない。此は、東の国は大嘗祭が固定して了うて後に、天子様の領分になつた国であるからである。東がまだ、日本の国と考へられないうちに、大嘗祭は、日本の生活古典として、固定して了うて居たのだ。吉野の国栖や、薩摩の隼人が歌を奏するのに、東だけがやらぬといふのは、東が新しく領土となつたといふ証拠である。平安朝になつてから、何かの機会にやつと、宮中に奉られたのである。》つまり元明天皇即位当時、東国は「日本の国」にはなっていない。「日高見国」だった。当時物部の楯は東国を向いていたということか? 次の記事に出会った。(chiyokokkkのブログ

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飛鳥時代ー元明天皇ー1、和銅https://ameblo.jp/chiyokokkk/entry-12525587381.html
2006-08-05 20:17:31

文武天皇死後の翌月、 707年 2月、阿閉皇女(あへ)即位。47才。8年間。元明天皇です。異母姉持統天皇の歩んだ道を、彼女もまた歩むことになる。宣命「現つ神と大八州しろしめす倭根子天皇が『不改の常典』を守って即位する」と発表。嫡子・首(おびと・聖武)は、まだ 8才なのでやむをえず中継として自分が即位するとした。つまり、首皇子の皇位継承権を、あらためて強調した。

即位にあたって、歌を詠った。♪ますらをの 鞆の音すなり もののふの 大臣(おおまえつきみ)楯立つらしも(元明・47才)楯は、敵の矢・刀・矛などを防ぐ武具。8年前の、持統天皇即位式の際、石上(物部)麻呂が大盾を立てた。元明天皇も、同じものものしい儀式で、即位式を行なった。元明天皇の思いに応じ、同母姉の御名部皇女(みなべ)は詠った。♪我が大君 物な思ほしそ 皇神(すめかみ)の 副へて賜へる 我がなけなくに(御名部・50才)(わが大君よ、決して御懸念には及びません。神さまの命をうけて、あなたのお後を継ぐ者として、ほら、ごらんの通り私がおります)当時、首皇子は8才、天武の皇子は穂積皇子・長皇子など4人もあり、元明天皇が即位することは、皇太妃という地位のもろさがあって、不安があった。

和銅元年(708)、元明女帝の治世は始まった。首脳は、右大臣、石上麻呂(物部)70才くらい。大納言、藤原不比等(首皇子の祖父)50才くらい。・大伴安麻呂(大宰府帥兼任)授刀舎人の制度を新設した。(元明天皇の親衛隊)

正月早々に、武蔵国から、朗報がもたらされた。秩父郡から自然銅が産出したという。早速、年号を「和銅」と改め、恩赦も行なった。武蔵国の庸と、秩父郡の調・庸を免じた。3月、石川麻呂を左大臣に。藤原不比等を右大臣に。大伴安麻呂を九州から呼び戻し、太宰帥は粟田真人に。

和銅 2年(709)春、左大弁巨勢麻呂を陸奥鎮東将軍に、民部大輔佐伯石湯(いわゆ)を征越後蝦夷(かい)将軍に任命し、東海・東山・北陸諸国の兵をさずけて、蝦夷征討に発遣した。前年の秋、越後の国司が蝦夷の住んでいた地に、出羽郡を新設し、統治しようとしたため、こぜり合いが起こったから。そして、3年後、出羽郡に陸奥国の最上・置賜(おいたみ・現在の山形県の大半)を加えて、出羽国を新設した

藤原京は、大宝律令がととのい、役所の数も役人の数も増え、手狭になってきた。

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この地置賜が「日本(やまと)の国」に組み込まれたのは、元明天皇の御代だった。

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mespesadoさんによる経済談義(151)消費税導入の真相、など [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

①飯山陽氏の心意気がいい。「本物感」が伝わります。『 イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観』予約しました。

②これから見ます。

③「トランプさんはわかってる」ことがわかります。「この世は焼肉定食」さんが紹介してくれているトランプ演説、日本語にしました。この大きくて壮大な惑星を見渡して、真実を見るのは明白です:自由が欲しいなら、あなたの国に誇りを持ってください。民主主義が必要な場合は、主権を握ってください。そして、平和を望むなら、あなたの国を愛してください。賢明な指導者は、常に自分の国民と自分の国の利益を第一に考えます。未来はグローバリストに属していません。未来は愛国者に属します。未来は、市民を守る主権と独立国家に属し、隣人を尊重し、それぞれの国を特別でユニークにする違いを尊重します。》

④mespesadoさんによる消費税導入の真相:もともと戦後GHQの指導で戦前の間接税偏重の税制を直接税中心に改変され、しかも自民党の税調に主導権を持ってかれた財務省が何とか税の主導権を取り戻そうと、間接税の導入をもくろむのだが、当時の間接税は個別品目ごとだったから、導入しようとすると悉く関連業界から反対される。そこでフランスに倣って、全商品対象の間接税である消費税を導入しようとするのだが、このときやはりフランスのやり方を真似て、財務省が「輸出戻し税で輸出企業はかえって儲かりまっせ」と経団連に耳打ちして経団連を懐柔した、ってのが本当のところ。》

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「大嘗祭の本義」(折口信夫) [『古事記神話研究』]

「大嘗祭の本義」が青空文庫で読めた。https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18411_27474.html読みかけて、これは本気で読みたい文章だ、と思ってここに持ってきた。太字にする作業で理解が立体化するというか、呑み込みの悪い頭にもぐんと理解が深まる。読み返すにもいいので。




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mespesadoさんによる経済談義(150)「お金フェチ」 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

mespesadoさんに、うずらのブログ「増税緊縮派のバカは、通貨の本質を知らぬまま経済を騙る」を紹介していただきました。https://ameblo.jp/kobuta1205/entry-12539243515.html

《通貨の価値というものは、それを発行し使用する国家が、安定した社会制度を有する国家としての態を成しているか否かに掛かっており、通貨の供給量が十分でない国家において産業が発展する可能性がゼロ未満である以上、通貨の価値を形成するのは、国民の共有資産である通貨を得ようと技術革新に勤しむ国民の不断の努力を誘発する通貨、つまり、究極的には通貨それ自身である》通貨や貨幣の活用なくして国家の発展などあり得ないし、国家の発展なくして通貨価値の維持向上も成し得ません。》

通貨(貨幣やお金)の価値を無意識に貴金属的なものに求めている過ち》から「お金フェチ」という言葉を連想したら、↓ がヒットしました。

堀江貴文(Takafumi Horie)https://twitter.com/takapon_jp/status/975302930050949120《お金フェチなんだろうねぇ 資産15億円の爆勝ち個人投資家が、いまでも「節約」にこだわる理由とは? (ハーバー・ビジネス・オンライン/最前線ビジネスパーソンの『知りたい』に応えるビジネスメディア) -

「カール・マルクスの「物象化」とはなにか」というサイトがありました。マルクスには明確に視えていたのです。《貨幣や資本をあがめているのは、この世に現れている「ものの姿」、物象化した現象にとらわれていて、本質が見えていないことになります。これをマルクスは、物神崇拝(フェティシズム)とよび、それまでの経済学を、『神学』と形容しました。資本主義社会は、人間が作ったはずの貨幣や資本が神になって、人間を支配している世界だというのです。》《貨幣という一面的な物を得るためだけに生きる人間は,彼自身の本来の豊かさを失い物のようになってしまっている。彼は物のようになってしまった人間,物件化された人間なのである。》

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天皇の本質 [神道天行居]

872堺のおっさん :2019/10/31 (Thu) 20:49:45
天皇の存在意義が今一つ立体的になっていない。
これは、ひとえに亀さんを誘惑するシト(女)が悪いのだが、
天皇とシャーマンの深い繋がりを歴史的に理解していかないと
平面的というか、文字面というか、一面的な理解になってしまう。
巫女に代表されるシャーマンは、大体が女性の役割だ。
現代も恐山や沖縄、日本中で霊感が強く、
霊界とこの世を繋げるのは女の特殊な役割である。
天皇に繋がる権威も、亀卜であれ神がかりであれ
神意を代弁しているという裏付けがあってのもの。
この辺りに、天皇の権威を紐解く鍵があるのではないか。

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堺のおっさんの指摘は重い。それをナシにすれば、天皇は天皇でなくなる。

今日朝、月の初めで熊野大社で月例祭。祭り終了後の北野宮司の話がいつも楽しみだが、今日の話、堺のおっさんの指摘に見事にシンクロ。以下、文字起こししました。(遅ればせながらはじめて「音声文字」アプリ使用。もうここまでできるんだ!と感動)

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「共感の体系」 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

mespesadoさんが「共感の体系」について、「その先に(というより、むしろ逆に『本来の姿として』というべきか)》在るもの」と表現されました。納得です。こう言われたことで新しい世界の広がりを感じています。mesさんの言葉で、自分の中に新たな思考の枠組みが生まれそうだ、そんな気がします。まさにそれは、「本来の姿」です。「なーんだ、そうだったんだ」が、いつもmesさん理論の行き着くところです。

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「経済脳(損得の視点)」を超えるもの [副島隆彦]

放知技板、亀さんの書き込み(861)で副島隆彦氏が田中宇氏の「★人類の暗い未来への諸対策」を絶賛しておられることを知った。たしかに副島氏も「経済脳」に縛られている。

20年ぐらい前から副島氏からは多くを学んできた。「副島隆彦」カテゴリーもあるし、アマゾンにレビューも書いている。(『余剰の時代』https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2015-04-04、『日本が中国の属国にさせられる日』https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-05-06)ただ、最初から「異和」もあった。それを「重たい掲示板」で表明したことがあった。その時の題が「『損得の視点』への異和」。その1年後にこのブログを始めたので、その時の議論を「『損得の視点』を超えるもの」と題して書いている。https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2006-06-03

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「★人類の暗い未来・・・」←経済脳による縛り [イハトビラキ]

「田中宇の国際ニュース解説」、以前会員になったこともありましたが読みきれなくて無料版のみ読んでいます。今回は「★人類の暗い未来への諸対策」がテーマ。

これまでの経済は「完全雇用」を目標にしてきたが、AIの進展あるいは予想されるバブルの崩壊で、今後はそうはいかない。その方策としてでてきたのがUBI(ユニバーサルベーシックインカム)。そしてその財源策として出てきたMMT理論。しかし田中氏にとって、MMTは「経済理論」のフリをした詐欺であり、「トンデモ理論」のひとつ。なぜならば、財政赤字(国債発行)を増やし続けると、やがて国債(など債券)に対する信用が失墜するバブル崩壊が起こり、ゼロだったはずの金利が高騰するか、もしくは債券の買い手がつかなくなる。米日など先進諸国はすでに国債など債券を発行しすぎており、MMTをやらなくても「隠れ金融危機」が起きている。MMTの理論を信じて国債の巨額発行を開始すると、数年内に債券危機が顕在化して金融システムが破綻する。すでに起きている金融危機をうまいこと隠し続けられれば、MMTをやっても10年ぐらい持たせることはできるかもしれない。だがどちらにせよ、MMTは財政破綻にしかつながらず、UBIの恒久的な財源になれない。》要するに、UBIやMMTは、きたるべき巨大なバブル崩壊後の「人類の暗い未来」に対する対策として考えられている。》

理路整然として議論としてはとても気持ちのいい展開です。しかし、根本のところで世の中の流れを見誤っているように思えます。それは、前回記事での三橋貴明氏や限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』の文明史的意義を理解できない池田信夫氏にも共通する「経済脳による縛り」です。そこから自由になることで見えてくる「明るい未来」があるのです。

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