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mespesadoさんによる経済談義(141)「精神の自立」で自殺から救う [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

ついつい頭の先っちょの議論になりがちなところを、mespesadoさんは見事に真っ当な議論へと展開させてくれています。

突然襲いかかられる避けがたい災難も切実ですが、「自殺」は避ければ避けることができたはずだっただけに、さらに切実です。どうやって自殺から救うか。mesさんの答えは「精神の自立」。結局はそこにゆく、納得です。その意味するところは人それぞれ、様々でしょうが。

*   *   *   *   *

689:muku :2019/10/18 (Fri) 07:23:39
社会のゆがみは、最も弱い子どもに出る。
子どもの自殺者、統計を取り始めてから最多を記録。
少子化が進んでこどもの数は減っているというのに、、、。
これを,どう見るか? 安倍政権が続くことを祈る方々へ。

   ● ~自殺した児童生徒 最多の332人 昭和63年度以降で~
---------------------
・昨年度1年間に自殺した小中学生と高校生は332人で、昭和63年度以降、最も多かった。
・男子が193人、女子が139人の合わせて332人で、前年度から82人、1.3倍の増加
・小学生が5人、中学生が100人、高校生が227人 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012136541000.html
・子どもたちの自殺は昭和63年度に、今の方法で統計を取り始めて以降最も多くなった。
^——————————————————————————

690:kenichi2409 :2019/10/18 (Fri) 08:11:26
mukuさん
>>689
の件。

そりゃ、そうでしょ?
mukuさんのような先生が子供達を教えているのですから。

子供の自殺者が増えるのは、当たり前の事ですわ。

中国人や韓国人へ悪い事をした。
日本の大人達の稼いだお金は賠償金として中国人や韓国人へ支払え。
エタヒニンを差別するな。
エタヒニンに莫大な予算を計上するから、お前たちが大人に成って死ぬまで働け!

自虐歴史を教えられた子供が未来へ希望を抱けずに死を選ぶ。
mukuさんの希望が子供達の希望を奪っているのですから。

-言葉の魔術師モドキより-

702:mespesado :2019/10/18 (Fri) 23:47:38
>>690
 子供の自殺について、ですが、真面目にレスすると、まず平成30年度の小中高校生の自殺が332人で過去最高になったというNHKのサイト↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012136541000.html

ですが、その前年度である平成29年度については↓
https://www.bbc.com/japanese/46106033

によると、250人とのことです。実に1年で32%の増加と凄いことになっているように見えます。
 ところで、自殺者の統計を出しているのは、このNHKやBBCのサイトにあるような文科省だけでなく、警察庁も出していて、それによると、10~19歳で、平成29年度は567人、平成30年度は599人となっていて、絶対数がそもそも違う上に、この1年間の増加率は文科省のそれよりずっと少なく、一桁台の5.6%となっています(5ページ参照)↓
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H30/H30_jisatunojoukyou.pdf

 実は子供の自殺統計は人口動態統計にも項目があり、これら3者の数字にはすべて乖離があり、警察 > 人口動態統計 >>> 文科省 となっている、ということと、その実態の比較と論評をしているサイトがあります↓
新小児科医の呟き 子供の自殺統計
https://yosyan.hatenablog.com/entry/20120709

 これらのうちで、文科省の統計が極端に小さいことがそこでも問題視されていますが、一つには、文科省が学童/生徒に限定されているということが指摘されていますが、それだけでは説明できない、とされています。
 しかし、文科省の統計による報道である最初の2つのリンク先によると、
はっきりと
> 文部科学省によると、全国の小中学校と高校から報告があった2017年度
> (2017年4月1日から2018年3月31日)の児童・生徒の自殺者数は250人だ
> った。

> 文部科学省は、全国の小・中学校や高校から報告を受けた子どもたちの
> 自殺の件数を毎年度、公表しています。

> その結果、昨年度、自殺した児童生徒の数は男子が193人、女子が139人
> の合わせて332人で、前の年度から82人、1.3倍の増加となりました。

と書いてあります。つまり、学校から報告があったケースだけをカウントしているわけです。これ、警視庁のほぼ全件調査に近い統計と比べれば、学校が把握し、かつきちんと自殺として報告したものをカウントしているわけですから、当然学校の報告体制に依存するわけで、警視庁のそれに比べて文科省のそれが平成30年度に急に増えた理由「学校がきちんと報告するようになった」からだと考えるのが一番理にかなっています。
 警視庁の統計では十代の自殺率は、他の世代が減少傾向にあるのとは対照的に、ほぼ横ばいになってはいますが、平成30年が一番高いと評価するのはやや大げさな評価です。つまりファクトとしては10代の自殺は他の世代と違って横ばいであり、それはそれで大きな問題であるが、ただ、学校からの報告は前年度よりきちんとなされるようになってきた。これが正しい評価であろうと思われます。

703:mespesado :2019/10/19 (Sat) 00:43:39
>>702
 子供の自殺の話題ついでに、自殺の原因分析をしている日経DUALの記事があります↓
小・中学生の自殺、原因の1位は「学業不振」
https://dual.nikkei.com/article/036/58/

 まあ、↑タイトルはいかにも週刊誌的受け狙いのニオイがしてウンザリしますが、内容は詳細です。
 まずびっくりするのが、1960年頃まで、10代の自殺率が1万人に一人という結構な高水準で、1万人に1.5人まで上昇してピークアウトし、高度成長期にこれが激減し、1960年代の後半には1万人に0.5人にまで下がっていることで、昔は経済的に貧しかったため、丁稚奉公とかで残酷な環境にあったことが自殺の原因だったらしく、これは精神的というよりは物理的に生きていけないという残酷さを感じるものですが、その後、今度はちょうどバブルの崩壊した1991年に子供の自殺率は底を打ち、ここから反転上昇を始めます。
 この記事の「学業不振」というのは、象徴的な自殺原因で、記事を追っていくと、家族によるネグレクトや学校でのイジメなどが原因になっているような統計が出て来ています。一見すると、自殺の原因は、性別や年齢によって多種多様であるように見えますが、私には、それらは一つの共通な要因があるように思えました。それは、「自分が依存しているモノに裏切られたと感じた」ことが自殺の最大の原因になっているのではないか、ということです。学校に上がる前は家族が依存先ですから、家族によるネグレクトはきつい。また学校に上がれば学校が主な依存先なので同級生のイジメに遭うと逃げ場がない(と思い込む)。これはオトナでも同じで、社会人は人生を職業に依存している人が多いので、失業が一番堪える。いつぞやの失業率と自殺率が連動しているグラフを思い出します。
 ここに、自殺を減らすヒントがあるような気がします。それは「依存をやめること」。まあ、「依存」というよりは「すがる」のをやめる、ということではないかな、と思います。それは「精神の自立」とも言い換えることができるのではないでしょうか。
 日本人は西洋人より自殺が多いと言われます。まあ、西洋キリスト教圏では自殺は「罪」ですから、本当は自殺であっても自殺と報告しないという慣習はあるかもしれませんが、それを割り引いても、一般に西洋人の方が日本人より早くから自立を求められるという教育方針の違いなんかも大きな影響を与えているのかもしれませんね。

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