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mespesadoさんによる経済談義(128)自らに「サヨク体質」を問う [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

前回の議論を受けて、すごい展開、必読です。mespesadoさんの内省力の凄さ《自分への言い聞かせ》)にあらためて感嘆させられます。「サヨク体質」について、とことん極められています。この体質、この感覚から解放された時、未来は一挙に明るく開けてくるはずです。まさに「イハトビラキ」です。

*   *   *   *   *

479:mespesado :2019/09/27 (Fri) 07:24:56
>>477 >>478
 やはりそうですよね。実はこの件について、へっぴりごしさんが次のサイト↓

なぜ人は共産主義に騙され続けるのか
https://www.epochtimes.jp/p/2019/08/46112.html

を紹介してくれていましたが、実は私もこの記事を読んだことがありまして、
そこには

> 日本と欧米の左翼に共通する点は、いずれも自らの属する社会や文化を
> 憎み、その破壊を意図していることである。その憎悪の感情は、過大な
> 自己評価ゆえに、周囲が自分を正当に評価していないと不満を持つこと
> から生じている場合が多い。

とありまして、確かに鋭いところを突いています。しかし、著者はこれに続けて

> ただし、これは全ての左翼に該当するわけではない。左翼運動は、さま
> ざまな種類の人間の複合体である。
> 私は、左翼運動の構成員を次の3つに分類している。
1.中核層
> 自らが属する社会を憎み、それを破壊することを目指す人たち。見せか
> けの理想を掲げて活動を興し、その活動が社会の破壊に結びつくよう巧
> みに制御する。良心は無いが知的レベルは高い。
2.利権層
> 中核層に従うことで、活動資金や仕事(テレビ出演など)を得ることが
> 目的の人たち。
3.浮動層
> 中核層が掲げた理想に共感する人たち。正義感に基づいて行動するが、
いい人と思われたいという虚栄心があることも多い。知識を身に着ける
> と、騙されたと気づいて活動から去る。

と述べ、

> 正直で頭のいい人は左派にはなれないというレイモン・アロンの言葉に
> 対応させると、中核層と利権層は不正直で頭のいい人であり、浮動層は
> 正直で頭の悪い人である。その複合体が左翼というわけである。

と結論付けているところはちょっと違和感を持ちました。というのは、「中核層と利権層は不正直で頭のいい人であり」というところは全くそのとおりで、こざかしい野党の連中とか暴力的デモなどを画策している連中なんかはまさしくそれですが、「浮動層は正直で頭の悪い人である」というところはちょっと注意が必要で、この放知技でもよく取り上げられているような人たち(きっこさんとかその他のサヨク系ツイート)は「頭が悪い」というのは言い過ぎだと思ったのです。かわりに、じゃあ彼らはどんな特徴があるかというと、上にリンクを貼った記事の中に既に答が書いてあったのです↓

周囲が自分を正当に評価していないと不満を持つことから生じている
> 合が多い

 この中に、ズバリ「不満」という言葉がしっかりと入っています。そして彼らは「頭が悪い」というよりも、「自称インテリのプライドが強すぎる」ために、自らが社会に対して「不満」という「ダダを捏ねているおこちゃま」と同じものを持っていると自覚することが自分で許されないために、その不満を持っていることを自分で認めることができず、外に敵を作ってそれを攻撃することで「自分は正義の味方なのだ」と思い込むことでプライドを満たし、この「不満」を「解消」している代償行為である、というのがことの本質だと私は考えるわけです。
480:堺のおっさん:2019/09/27 (Fri) 09:42:20
>>479
メッさん、
自分の説をを認めてもらえない不満。
たしかにこれほど、自尊心を傷つけるものはないでしょう。
今朝のTV朝日で藤井聡さんが出ていて、
「老後2000万円不足」報告書の件で
安倍政権を思いっきり批判していました。
月間5.5万円生活費が不足し
95歳まで生きると2000万円不足するという
金融庁の報告書を麻生氏が受け取り拒否した。
これは科学的真実を捻じ曲げる、選挙対策を優先したと。
しかし、この報告書の目的は金融資産に貯蓄を
誘導するために出されたのも事実。
そして、結果としてニーサなど1.5倍に増えている。
炎上商法的に老後不安が国民に知れ渡ってしまった結果でもある。

しかし、客観的に見れば…
金融商品に金が流れ込むことは経済が回ることとは違うし、
結果的に、そんな報告書は認められないということも
本当の経済好転にとっては正当性を持ってしまう。
藤井先生はそこまでは考えてなかった。
消費税を10%にあげれば日本は終わりと言うが、
10%の実体験が国民にどのような行動をとらせるのかまでは
思考されていない。
インテリ層の安倍政権批判は、ただの知識に終わってしまう。
処方箋と言うよりも、原因を分析するところで終わってしまう。
原因が分かったんだから、そこをやめればうまくいく!
これではもうひとつ前のなぜそうなっていったかまでは分析しない。
だから、安倍政権に矛先は向いても、財務省には決して向いていかない。
皮肉なものです。
483:猿都瑠 :2019/09/27 (Fri) 17:02:06
結局の所、実際に政治を行い国民には決して明かせない現実と向き合っているのが政治家ですね。
前政権のように未熟で官僚にあしらわれた議員とは違い、今の与党はそうではない。
全面攻撃を加えながら先に進む事は出来ず、まずは1つ1つ時には解決には結び付くかは分からないが妥協も入れて行く。
ところが左翼知識人と来たら、全て自分達は解っている、お前らは何で解らないんだと言う態度。
常に相手に対して上から目線で、指図ばかり。
それを彼らは俯瞰して見ていると言うんですよね。
自分もかつてはそうだったので、時々上がってくる内田某のツイートを見て苦笑しています。
15年以上前の「小説家を見つけたら」と言う映画でショーンコネリー演じる主人公の台詞にこんなのがありました。
ハイスクールの生徒と知り合いになり、生徒は小説家に文章の書き方を学び始める。
才能があったが為に、教師とぶつかり窮地に陥ってしまう。
今で言えば引きこもりになっていた老作家は、生徒を救うべく学校に赴く前に、
「小説を書く側と小説を評論する側がいる。」
自分と君はこっち(小説を書く側)で、彼(教師)は向こうだと。
政治家と評論家(左翼知識人含め)の違いもこれと同じだろうと。

485:mespesado :2019/09/27 (Fri) 22:46:24
>>480
 藤井聡さんの主張については9月24日の「大竹まことゴールデンラジオ」で述べられたことを纏めている方がいて、↓を読むとよくわかります。

https://twitter.com/shenaisashena/status/1176875830577782785

 これを読むと、せっかく自分が消費税の増税がいかに悪影響があるか説明したのに官邸が全然それを政策に反映させてくれない、という藤井聡さんの「不満」がヒシヒシと伝わってきます。
 しかし、この一連の書き込みを読んで読者はどう感じるか?
 「つらい」の一言に尽きます。いたたまれなくなるんですね、こういう文章を読むと。だって、読んだ方がその文章に共感すればするほど、その「不満」が読者にも感染するからです。
 こういうのは、心が暗くなるし、不満が外に向かう性格の人はこれを読んで過激な行動に出ないとも限りません。「不満」というのは、かくも害毒を及ぼすものです。野党で反緊縮の山本太郎や石垣のりこの現政権批判を読んだり聴いたりしても同じ感情にやられます。あるいは与党の支持者であるはずの藤井聡さんや三橋貴明さんの文章を読んでも同じ感覚に囚われます。つまり政治的に左派か右派かは関係ない。何の「実現可能」な解決策も示唆していない、ただの「不満」がベースになった言論が心を痛めつけるのです。
 ところが、同じ反緊縮でも自民党の安藤ひろし議員、西田昌司議員、それから安藤議員主催の勉強会(講演会)にゲストで来たこともある中野剛志氏などはそうでもない。それは彼らの言論が「不満」をベースにしたものではないからで、特に中野さんのなんかは「なぜ緊縮派が存在するのかという謎」の解明がベースになっているからです。あと、直接反緊縮とは関係ないが、N国の立花さんの言論も辛くならずに聞けますね。彼の主張は「不満」によるものではなく、NHKなどのメディアの偏向報道や強引な聴取料の取り立てに対する「不快」感がベースになっているからでしょう。実際、彼はNHKの取り立てで困っている人を実際に助けるという積極的な行動に出ていますし。まあ、N国がどこまで政治的な成果を上げるかはまた別の話なんでしょうけれども…。
 それはともかく、生前飯山さんが、アベガーアベガー言ってても何も改善しない。それより安倍総理が何を本当は目指しているのかを考え、現実に経済が改善しているという事実に目を向けた方がよい、という態度を推奨したのは結局こういうことなんですよね。
 最後に一言。「不快」感てヤツですが、これって特に相手がある場合(例えば嫌中・嫌韓など)、左派はポリコレに基づいて「そんなことを言ってはいけない」というだけならまだしも、「そんなことを思ってもいけない」などと主張する。これに感化されて、「そうか、不快感を持つこと自体がいけないんだな」などと思ってしまうと、これは心にとってよくありません。不快感というのは本能的な心の根幹が発している感情ですから、これをリクツで押さえつけるとマグマの圧力が増して、自分の心を押さえつけるから精神衛生上良くありません。だからと言って不快にさせた当人の目の前で「お前は不快だ!」と罵るのも社会人としてどうかと思いますが、不快だという気持ちを持ってしまっていることそれ自体は素直に認めた方がよいでしょう。
 実は「不満」の方も同じです。といっても、こちらの方は、DNAに支配された感情である「不快」感と違い、ダイレクトな本能というよりは、前頭葉に支配されて頭の中で勝手にこしらえた「理想」社会と現実のギャップを比較してここが足らない、あそこが足らない、という不足を感じているのが「不満」の正体です。なので、この場合は、もちろん「不快感」の場合と同じように「自分は不満を感じているんだ」とまず自覚することが大切ですが、そこで終わらせるのではなく、なぜ自分はそのことに「不満」を感じているのか、そこで自分はどんな「理想」を描いているのか、その「理想」とやらは、本当に「理想」なのか、誰かの決めた表層的な「理想」の概念に囚われているに過ぎないのではないか、そういったことを一つ一つ内省していくことが大切なんじゃないでしょうか。
 ↑なんかエラそうなことを書き綴ってしまいましたが、これらはほとんど自分への言い聞かせです。

486:mespesado :2019/09/28 (Sat) 00:16:43
↓あ~あ。とうとう松尾匡さんまでデモに走っちゃった…。
https://twitter.com/syouhizei5/status/1177472594649350145

【参考】
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1176606833043132416

487:mespesado :2019/09/28 (Sat) 00:32:02
>>486
 ちなみにデモを企画したり参加したりすることは「積極性」とは違う。デモされたからって考えを改めるようなヤワな「敵」じゃないし、シュプレヒコールがなり立てるだけじゃ一般人への啓蒙活動にもなっていないし、要するに何の効果もない、自己満足の気休めに過ぎないからだ。
 それより、中野さんのようにわっかりやすい啓蒙書を書いたり、安藤さんみたいに地味に国会議員相手の勉強会を開催するのは、少しずつではあるが、着実に効果が上がる。こういう活動を「積極的活動」という。もちろん、総理大臣の立場から、国際的活動で緊縮財政を強要しようとする真の敵の力を削ぐのなんかは、反緊縮の壮大なる積極的活動であると言える。

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