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mespesadoさんによる経済談義(111)【池戸万作シリーズ⑪】 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

https://oshosina.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_e75/oshosina/E381AAE38293E381A7E58B89E5BCB7E38199E38293E381AAE381ADE381AAE382841.jpg

《今の日本の大学進学は、明治維新の頃のような「富国強兵」のために国家が国民にお願いして学問をして国家の学問的レベルを引き上げるための大学進学ではなくなってしまい、単に大学に進学する人個人のキャリア形成のためでしかない、と皆が思っている》

mespesadoさん、以前こうも言っておられました。

日本では、教育と言うのが「学問をしたいという人の希望を叶えてあげる」という文脈で語られることはほとんど無く、「高等教育は自分の学歴を高めて就職に有利にして高額所得者になるための単なる道具」という意識の人が大半だから、「自分の子供の生活が裕福になるための教育なんだから、そんな個人の都合のための教育の費用は親が持って当然」ていう考え方になる。》https://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2018-05-05-1

今の日本の教育の根本問題は、行き着くところ、要するに「ここ↑」なのです。

*   *   *   *   *

135:mespesado:2019/08/11 (Sun) 23:37:33
久しぶりに【池戸万作シリーズ⑪】

田崎 基(神奈川新聞 記者)@tasaki_kanagawa
> 消費税の30年史を俯瞰してみると、恐ろしいことに気付く。

> 今回、10%に引き上げても、消費が鈍化し、企業収益が落ちて法人税収
> が下がり、賃金も低下、所得税収も減少。結果的に「一般会計税収額」
> はほぼ変わらない、という衝撃的なオチになる可能性がある。

> 結局、割食ってんのは私たち庶民。

https://pbs.twimg.com/media/D_7J-c0UYAA2fFW.jpg

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 ↓ ↓ ↓
池戸万作@mansaku_ikedo
> 経済評論家の者ですが、まさに仰る通りです。消費税収の9割が、法人
> 税収の減収に割り当てられています。法人税率の引き下げや、消費税増
> 税の景気悪化による、法人の業績悪化が、法人税収の原因となっていま
> す。庶民どころか、企業経営者も、本当は割を食っているのですが、彼
> らは理解していません。

https://pbs.twimg.com/media/EAFdGevUYAA7SXR.jpg

https://pbs.twimg.com/media/EAFdGevUYAA7SXR.jpg
 ↓ ↓ ↓
杉野恵一@ttn8kss2ec
> こういう事実があるのは調べれば直ぐに分かる筈。
> それなのに「高齢者が増えたので社会保障のために消費税が必要だ」な
> んていう話を聞くと高齢者の一人として無性に腹が立つ。
 ↓ ↓ ↓
池戸万作@mansaku_ikedo
> 右上の緊縮保守派、いわゆる新自由主義派の特徴として、ウソやデマを
> 主にマスコミなどを使って、お金の力で広める宣伝戦略を取って来ます。
> これが権力の源泉となっています。今回の参議院選挙でも、れいわ新選
> 組がマスコミに大々的に扱われていたら、安倍自民党は負けていたと思
> います。
 ↓ ↓ ↓
hara@19412012hiHara
> 拡散希望

> れいわが
> コマーシャルをうつでしょう
 ↓ ↓ ↓
池戸万作@mansaku_ikedo
> 今回、れいわ新選組に投票した228万人が、1万円ずつ出し合えば、
> 228億円になるので、資金力でも自民党にも勝てることになります。
> 228億円あれば、選挙に勝てるので、消費税は廃止、奨学金はチャラ
> が実現できます。そう考えれば、1万円なんて、お安い費用です。
 ↓ ↓ ↓
サブレ・アカデミア@zaoftzfeIhthoCH
> 奨学金チャラとか馬鹿か、借りたものは返すのが当たり前
 ↓ ↓ ↓
池戸万作@mansaku_ikedo
> そもそも、大学の進学費用を借りなければいけないこと自体、おかしな
> 国だと思います。大学が無償の国だってあるわけですから。
 ↓ ↓ ↓
hiroyuki_fukai@hiroyuki_fukai
> 池戸先生に噛みつくって もう無知蒙昧だと思うんだ。
> 今回このツイートにバッサリ斬りこもうかと思ったけど
> マジで我慢した。池戸先生が喜ばないと思うから。
> 寝酒で濃いめの焼酎でも飲みます。
> うちの娘も奨学金です。
> でも正直うちの娘が在学中は無理だろうなって思っています。あわよく
> ば徳政令。
 ↓ ↓ ↓
池戸万作@mansaku_ikedo
> 結構、大学無償化反対の人がいて驚きました。せめて、学費を半額ぐら
> いにはして欲しいものですね。大学教育が高すぎます。アメリカでも同
> じようなことが言われていて、サンダース陣営が奨学金徳政令を言って
> いますね。MMTで負債の本質を学べば政府が新たにお金を発行して、支出
> すれば良いだけです。

 大学無償化反対というか、奨学金チャラ反対が多い、というスレッドはこれ↓

https://twitter.com/ien0RS0ZuuIQLOW/status/1160528166168875008

 ↑こっちは引用するのも腹立つから引用はしませんが、どうしてこんなに世知辛いのが好きな人が多いんでしょう(溜息)。
「借りた金は返すのが当たり前」とか、そうじゃなくて、そもそも奨学金が「借りた金」しかないことが問題なんであって、最初から給付型の奨学金だけであれば文句は無い…と思うと大間違いw。
 もし奨学金が給付型ばかりだと、「タダで大学で勉強するなんて虫が良すぎる」とか言って批判するんでしょうね、そういう人は。
 一つには、今の日本の大学進学は、明治維新の頃のような「富国強兵」のために国家が国民にお願いして学問をして国家の学問的レベルを引き上げるための大学進学ではなくなってしまい、単に大学に進学する人個人のキャリア形成のためでしかない、と皆が思っているから、「何で他人のキャリア形成のために俺たちが払った税金を使うんだ!」という意識があるからでしょう。でも、MMTでおわかりのように、現代の一般会計予算は、税金が財源なわけではないので、「俺たちの税金が使われている」わけじゃない。だから、こういう大学無償化に反対する人は貨幣の理解が間違ってるだけなんです…と思うと大間違いw
 彼らにとって「俺たちの税金が云々」というのは、実は口実に過ぎない。自分は大学に行けなかった、もしくは希望の大学に入れなかった、あるいは大学出のエリートにバカにされた、とか、自分は大学に行くのに経済的にえらく苦労したからその苦労ナシで大学に行くなんてズルい、などなど、大学進学に何らかのネガティブ感情を持ってる、ということが根底にあって、しかしそれをそのまま言ったら妬みだとバレてしまうから、「俺たちの税金が使われていてケシカラン」ことにしたい、というのが本音なんでしょうね。
 これは、実は大学無償化だけの話だけでなく、そもそも「国の借金ガー」も全く同じ心理だと思うんです。こういう人に、「いや、国債の発行は借金じゃなくて単なる過去の通貨の発行だから、いくら巨額でも問題は無いんだよ」とMMTでいくら説明しても、根っこに「オレは経済的に金持ちが妬ましい」という感情があって、そっちが根源になってるんだから、国債が通貨であるという事実を認めることができなくて、「国債は借金だから、それを増やす財政出動はケシカラン」ことにしておきたいだけですね。
 まさに妬みの民族です。というか、実は日本人だから、というのではなくて、人類本来の集団本能なんでしょうね。人類の歴史のほとんどが供給不足だったから、働かない人の存在を許さないためのビルトイン本能なんでしょう。本当に日本人は、人類の集団本能にまことに忠実です。「困っている他人を見たら無償で助ける」というのもまた人類の集団本能なんで、いいときにはすごく真価を発揮するのですが、こと、2度の相転移を経て環境が180度ひっくり返ってしまった「経済環境」に対しては、この集団本能がすべて裏目に出るので、全く困ったモンです。やれやれ…

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