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出雲行(1)好印象!出雲市 [メモがわり]

出雲駅DSC_1063.jpg足立アヤコ先生のお別れ会で出雲に行ってきた。出雲市の印象が良かった。
出雲市に向かう空港バスの切符切りのおじさん、ヨボヨボの印象でどう見ても私よりずっと上、ひょっとすると80歳ぐらいにも見えたのだが、何とその人が運転 手だったのに驚いた。市内で何回か「タクシーの運転手さんが足りなくて」の声を聞いたが、結構年をとっても第一線で活躍できる町なのかもしれない。印象が良かったのは、バスの車窓から見た家並み。石州瓦が有名とのことだが、茶色の瓦屋根の家が並んでいる。家のまわりに余計なものがあふれていなくて、どこも きちんと片付いている感じがする。翌日、足立美術館に行くのに松江市、安来市を通ったが、こっちはこの辺と大差ないが、出雲市は明らかにちがう。それは市内でタクシーの運転手さんにも確認できた。「よく言われます。市内にゴミが散らかっていないと。」ポイ捨てはやめてDSC_1066.jpg翌朝散歩に出て出雲市役所の前を通ったら、「ポイ捨てはやめて!!」のパネルが立っていた。「出雲市飲料容器及び吸い殻等の散乱の防止に関する条例」があるらしい。平成17年3月からの施行。別の運転手さんからもいい話を聞いた。「昔からどこの家も、少なくとも1本の植木を育てて大事にするという習わしがある」と。そういわれて周りをみると確かにそうだ。「神在月に来られるといい」とも言われた。大国主命DSC_1069.jpg神々をお迎えするという意識が背景にあるのだろう。駅から市役所に向かう道路沿いにある、神話をモチーフにした石刻も、さりげなくて気持ちよかった。
出雲市に行ってから「岩國哲人」の名前を思い出した。《1989 年、出雲市長選挙に出馬し、初当選した。市長在任中、「行政は最大のサービス産業」「小さな役所、大きなサービス」という持論をもとに、ショッピングセンター内の行政の土・日サービスコーナーや樹医制度の創設、総合福祉カードの導入、日本最大の木造ドームの建設など次々と新施策を実現し注目される。出雲市はわずか2年で、トヨタ自動車、ソニーなどと並び日本で最も優れた企業として、JMA(日本能率協会)マーケティング最優秀賞を受賞。》 (wikipedeia) 市長在任は一期だけだが、運転手さんに「岩國哲人さんが市長だったよね」と言ったら、「岩國さんは新聞配達などした苦労人だった」の答えが返った。いま検索して、「岩國哲人 元出雲市長に泣かされました……(>_<)の記事を見つけた。岩國さんの新聞配達経験を書いた「おばあさんの新聞」が、2014年の日本新聞協会の新聞配達エッセーコンテストの大学生・社会人部門で最優秀賞を受賞していた。その運転手さんも、岩國さんの今の消息については知らなかったが、一期だけの在任とはいえそれなりの足跡と記憶を残した市長さんだったのだろう。大きな企業として村田製作所の名が出たが、1983年創業の「出雲村田 製作所」で4,000名近い従業員数。出雲市の豊かさを支える企業にちがいない。(つづく)

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