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mespesadoさんによる1億人のための経済談義(番外10) 安倍首相のしたたかさ [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

かつて私も安倍首相を戦争屋と考えていました。3年前、「安倍ちゃんは26社の軍事関連企業の幹部を引き連れて中東へ乗り込んだよ。」https://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2015-01-22-1と書いています。しかし昨年来、「山口敬之『総理』 安倍批判がどこまで的を得ているか、その反省を迫る本」https://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2017-04-30を経て、「安倍批判から安倍評価へ」https://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2017-11-10 に変わりました。安倍首相のしたたかさ(マキアベリズム)に教えられることは多いです。その感覚は実生活上も役立っています。何がたいせつかを、気張らずに(冷静に)考えることができるようになりました。

*   *   *   *   *

12 名前:mespesado
2018/10/12 (Fri) 22:02:40
>>11
> 戦争屋としての安倍

  新安保法を「強行採決」したりしてるからそういう印象を持つのかもしれないけれど、それが表向きの顔に過ぎないことは、以前田原総一郎が安倍さんに意見し に行ったとき、あれ通さないとアメリカが「やいのやいのと五月蠅い」から通したんだ。そしてあれが通ったらアメリカは(次の要求を突きつけられるのかと 思ったら)「ピタッと何も言わなくなった」、そして憲法改正も「憲法を変えないと新安保法案が通せないと思ったけど、憲法改正しなくても通ったから、憲法 改正する必要が無くなった。ただ、自衛隊が違憲だという学者が過半数なのは自衛隊員にとって気の毒だから、せめて憲法に自衛隊を明記したい」と安倍さんが 述べた、というのでびっくらこいて外国人記者クラブでこのことを緊急記者会見で暴露した、という事件がありましたからね。で、これに対して安倍さんは、こ の事実を否定するかわりに「田原さんなんて相手にしてないから」という言い方で、それこそ「逃げ」てるんですよね。
  つまり、安倍さんは、「隷米軍産複合体の態度を貫い」ていたんだけど、実は面従腹背で、しかも、反ネオコンのトランプが大統領に決まったら、まだオバマが 在任中にもかかわらずトランプに会いに行った。じゃあ「隷米軍産複合体」じゃなくて「隷米政府」なのかな~と思っていると、軍事とは関係ない例のTPP交 渉で「チーム甘利」なんか作っちゃって、米との交渉で日本が逆転優位に立っちゃって、あげく米の方から白旗上げて降りちゃった。これ、どう見ても、安倍総理って本音は国士じゃね?隷米ってタテマエ上の態度に過ぎないんじゃね?と疑うに十分な状況証拠だと思うんですよね。
  ウヨクのように「安倍マンセー、金正恩は敵だ!」な人は逆に金正恩に対する憎悪心で金正恩のホンネが見えなくなってしまっているのと同じように、「アベは 戦争屋だ。安倍政治を許さない」な人は、逆に安倍総理に対する憎悪親で安倍総理のホンネが見えなくなってしまってるんではないかと。
 ここは憎悪心や好き嫌いの感情を棄てて客観的に物事を観察した方がよくないですかね?

14 名前:mespesado
2018/10/13 (Sat) 00:42:33
>>13
> 在韓米軍撤退に反対し、米韓合同軍事演習(事実上の戦争)の再開を要求
> しながら、北朝鮮には一方的に非核化を求める。
> そういう安倍を>>11では戦争屋と言ってます。

  安倍政権は、特に「人質を帰還させなければならない」というミッションを持っているので、安易な妥協(つまり人質問題を棚上げにした平和条約の締結など) はできません。すると、北朝鮮は核を持ち、日本は核を持っていないのですから、足元を見られないように交渉するには米国の「核の傘」に居て交渉するしかあ りません。だから、米国の核の傘が機能するようにするには米国の(表向きの)軍事戦略に「協力」するしかありません。「在韓米軍撤退に反対」も「米韓合同 軍事演習の再開を要求」もこの路線上にあることであり、自分自身が戦争屋であるとかないとかは関係のない話です。

15 名前:mespesado
2018/10/13 (Sat) 01:13:59
 >>14 で書いたことは、あくまでも「表向き」の世界での話。つまり、闇を知らない人にとっても大義名分がある説明です。
 では「実際」はどうか?
 拉致被害者の中には、飯山説による横田めぐみさんのように、「日本に返したくても帰すことが不可能な人」が相当数含まれている可能性が高い。
  そうなると、そういった人たちについて、日本で待っている家族の人達の願いとの間にどう折り合いを付けたらいいのか、もちろん安倍総理も完全にかどうかは 別としてその実情は知っているでしょうから、もちろん腹案も考えてはいるでしょうが、実際にどうしたらいいのかは、やはり金正恩と直接会って話を付けるしかないはずです。ですから、現実に会って話ができるという場面に至るまでは、下手に今の方針を変えてしまうと交渉にどんな悪影響があるかわかったものではないので、今までの「北朝鮮には圧力」政策を継続するしかない、というのが裏の事情であると思われます。

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