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mespesadoさんによる1億人のための経済談義(番外6) 憲法について [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

前半と後半に分かれます。前半は猿都留さんのとりあげた憲法学者小林節教授と平野貞夫元参院議員批判へのコメント、後半は「国民の三大義務」についてどう考えるかということです。

小林教授の講演は、「安倍批判から安倍評価へ」変る前の時代に聴いたことがあります。小林節平和講演会舟山やすえちゃんのスピーチ(南陽総決起集会)やすえちゃんの前回選挙、総決起集会に併せた開催でした。要するに「憲法は事実上の権力者である政府に守らせることを規定したものだ」以外、あまり印象に残らなかったようです。

平野貞夫氏にはいろんな思い入れがあります。2年前に『田中角栄を葬ったのは誰だ』を読むを書いていますが、実は私のアマゾンレビュー処女作が平野さんの
昭和天皇の「極秘指令」

昭和天皇の「極秘指令」

  • 作者: 平野 貞夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/04/11
  • メディア: 単行本
でした。14年前です。「中曽根感覚跋扈への警鐘」と題して《著者の切迫した思いをひしひしと感じつつ、一気に読み終えた。/とりわけ9.11以降、本来日本の保守の立脚点が忘れ去られ、アメリカに付くが得策の功利の感覚が保守の本流となったかにも見えるいま、それと対置される精神の在り処を日本の政治の中に確認できたことがうれしい。/正しきに拠りて滅ぶる国あらば滅ぶともよしかならず滅びず 副島種臣》。どういう経緯だったか、平野さんから「御理解の通り」の趣旨のメールをいただき感激したものでした。「その平野氏にして」の思いです。溝を埋める手立てはないのでしょうか。

*   *   *   *   *

261:猿都瑠 :2018/07/18 (Wed) 17:43:01
host:*.au-net.ne.jp
小沢一郎氏の知恵袋が指摘 安倍政権による「内乱」予備罪

  久しぶりに平野貞夫元参院議員の来訪を受けた。そして、大変興味深い話を伺った。安倍政権が内乱を企て準備をしているという話である。一般に「内乱」と いえば反政府勢力が暴力で国家の転覆を図ることであるが、氏は現政権こそわが国の転覆を企てている……と主張している。その理屈は次の通りである。
 まず、内乱罪(刑法77条)の保護法益は「憲法が定める統治機構の基本秩序」であるが、森友・加計問題などが明らかにした「権力の私物化」は憲法が定めた民主政治の破壊以外の何ものでもない。
  また、内乱罪が成立するためには「暴動」が不可欠であるが、それは集団による組織的な暴行・脅迫を意味するが、その暴行には単に乱暴な行為だけでなく 「不正な行為」も含まれるといわれている。さらに、脅迫とは、「ある行為を行わせようとしておどす」ことである。そうすると、官僚に対する人事権を有する 者が昇進と左遷を意識させながら「自分の友人の優遇」やそれを隠蔽するための「公文書改ざん」などを求める組織的圧力も「暴動」と呼べなくもない。
  加えて、内乱予備罪(刑法78条)とは内乱の準備をすることである。それは物資の調達や参加者の勧誘などをいうが、それには「言葉による誘導」も含まれ る。となると、「みっともない憲法だ」「改憲はヒトラーに学べ」「私と妻は無関係だ」などと明らかに不適切な発言で属僚たちの忖度を招いたといわれている 高官たちの関与も問われてくる。
 このような解釈が、罪刑法定主義(人権尊重)の観点から刑法を厳格に解釈・適用する検察官の同意を得られるとは思わないが、それは事柄の本質を突いているのではないか。
 平野氏は、元国会官僚で、小沢一郎代議士の知恵袋と呼ばれて久しい。そんな氏が前述の自説を掲げて行脚を始めたところに、あからさまな権力の不正を目の前にして手も足も出ない少数野党へのいら立ちが表れているように見える。
 しかし、本当にいら立っているのは、もはや世論の過半数に達していると思われる主権者国民のはずである。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233457

平野さんも引退されて良かったと痛感します。
小沢一郎もこの認識レベルだとすると、引退して頂きたいですね。
後は憲法学者の政治音痴ぶりが良く解り、国会議員に当選しなくて本当に良かったです。
小学生の感想文並みの感想しか思い浮かびませんでした(笑)

ただ、内乱に見えるような劇的な変化を、独立国への歩みと見るか、結果として属国から変わりたくない立場から見るか、自分の視点がどうかと考えると、この記事も読みようがあります(かね?)。

263:たかひろ :2018/07/18 (Wed) 17:58:06
host:*.mesh.ad.jp
>>261猿都瑠さん、成る程ですよ。小沢一郎さんが田中角栄さんの側近で働いている時から政治とは何か?というか何も学んでなかったと思います。あとあの憲法学者さんはko大学の法学部の教授でしたよね?いかりや長介さんの名台詞、ダメだこりゃ!ですね。

264:mespesado :2018/07/18 (Wed) 22:31:33
host:*.itscom.jp
>>261 >>263
  これでも憲法「学者」の文章だとは信じられないくらい底の浅い文章ですね。そもそもこのK先生だけでなく、「憲法学者」なんて必要なんでしょうか?前にも 書いたことがあるけど、日本国憲法が「立憲主義」にもとづいて書いてあるとか主張し、大日本帝国憲法が「立憲主義」では書かれてないが、「外見的立憲主 義」に基づいてるとか言ってるらしいですが、何それ?
  自分たちだけで勝手な概念作って、既に存在する憲法を無理やりその概念に当てはめてるんじゃないよ!っての。前に私が書いたように、「憲法だろうが江戸時 代の諸法度だろうが、時の権力者が権力を奪いそうな対象を牽制するための条文を含んでいる」でいいじゃないの。チャンチャラおかしいわい。そもそも学生に 憲法を講義するために憲法の専門家が必要だっていうなら、憲法に基づく法律に基づいてこれを実際に運用している司法関係者、つまり裁判官とかがやればいい んじゃないの?って思う。暴言多謝。
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国民の三大義務について、以下の主張が重要です。「納税の義務」→削除。「勤労の義務」→仕事は「義務」ではなく「権利」。「教育の義務」→「教育の権利を保障する」。
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265:mespesado :2018/07/19 (Thu) 00:06:18
host:*.itscom.jp
>>264
 ついでの暴言。
 菅野完がかつて言ってたことですが、日本国憲法で改正すべきところがあるとすれば、国民の義務を定めた条文だ、というのがあります。
 なぜなら、憲法は事実上の権力者である政府に守らせることを規定したものだから、こんなところに国民に守らせるべき義務を書いているのはおかしい、というものです。
 「憲法は事実上の権力者である政府に守らせることを規定したものだ」という主張こそがリベラルの言う「立憲主義」であることから、こういう主張になるわけですが、私は別の理由から、この菅野完の主張に賛成します。
 国民の3大義務とは「納税の義務」「勤労の義務」そして「教育の義務」です。
 このうち納税については、私が常々主張しているように、税金という制度は廃止すべきだと考えており、憲法で「納税」を義務にしたままではこのような改革ができないから削除すべきです。
 次に「勤労の義務」ですが、ロボット技術とAIの進展により、人間は「義務的労働」から解放され、助け合いとしての仕事、自発的な使命感からの仕事、趣味を兼ねた仕事だけすればよいようになるので、むしろ仕事は「義務」というより「権利」と位置付けた方がよいからです。
  そして最後の「教育の義務」ですが、明治の国力増強のための義務的な教育の時代は去り、今では「個人の(よい稼ぎを得るための)キャリア形成のための教 育」になり果てています。こんなものを「義務」にしておく必要はないし、「学校は友達を作るところ、勉強は塾で」などというように、「義務教育だから就学 も義務」という考え方も現実に合わなくなっています。
 むしろ個人個人が学びたいと思うものに自由にアクセスできるような教育インフラを整備する方が大切で、これも、義務というよりは「教育を受ける権利」を保障する、という方がよいでしょう。
 そういうわけで、私も憲法から国民の義務に関する条項を廃止する(特に勤労と教育は権利の保証)ことに賛成します。(あ、ただし、憲法改正で、「財政規律条項」を入れるという改正案には断固として反対します!)

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