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mespesadoさんによる1億人のための経済談義(22) 金融機関終わりの時代 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

これまでのmesさん理論の帰結するところです。まったく納得。短大出の娘が銀行の試験を受けたとき、「受かっても行くな」と本気で反対したものでした。その短大にとって銀行就職はいちばんいい方にランクづけられていたようです。落ちてホッとしたものでした。(最終審査、おそらく親の不徳の致すところだったのですが)

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227 名前:mespesado2018/07/16 (Mon) 10:05:08host:*.itscom.jp
>>225
 リンク先の岩崎博充氏の記事:
日本国債めぐる、かつてないほどの異常事態
https://toyokeizai.net/articles/-/228734
を読みましたが、これは日本の財政政策の危機でも何でもなく、単に金融機関という業種の存続危機を素直に吐露しているだけの記事だな、と思いました。もともと金融機関って、余裕資金を持っている人から利息を付けるからという条件で、
オカネを吸い上げて起業や設備投資増強のためにオカネのない起業家に貸し付けることでオカネを回したり、
国家がインフラ整備のためにオカネを刷って供給するんだけども供給不足の時代にはインフレを防がにゃならんので国債を発行するという形でオカネを吸収する、という仲介業者として存在意義があったんですが、
①' 供給過多で消費は飽和し増産はもう要らない上に内部留保も積みあがってるから企業は借金しないし、
②'国家の生産力に大幅な余裕があるためいくらオカネを刷ってもインフレにならないから「市場から」オカネを吸収する必要がなくなった、という2つの理由から、金融機関の存在意義がそもそもなくなってきてるんですよね。

本当に金融機関の皆さま、ご愁傷さまです(って自分も金融機関に身を置いてるんですけどねw)。
 思えば金融派生商品などという美名のリスク隠し商品で天文学的な収益を上げてその後リーマンショックなどの大暴落を引き起こすなど、世の中のオカネのインフラもモラルも滅茶苦茶にした虚業としての金融機関の役割も、そろそろ幕引きの時期に来ているということじゃないでしょうかね。

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