獅子冠事務所 片平栄一さんへの弔詞(齊藤頭取) [弔詞]
精進固めの15日の朝、新聞で訃報を知った。享年87歳。今日が葬儀。今日から精進潔斎に入っているため、頭取はじめ獅子冠事務所員は参列できず、代読をお願いした。
* * * * *
弔詞
故片平栄一さんの御霊前に謹んで弔意を捧げます。
沖郷から門前片平家に入った片平さんは、敬神の念篤い片平家代々の伝統を継ぎ、晩年に至るまで獅子冠事務所にご奉仕されました。対外的には、その古武士の如き風貌によって、事務所の威厳を示す象徴的存在でありました。一方、事務所においては、「門前、門前」とだれからも慕われ、ただそこに居るだけで安心できる、そういう存在でした。普段は一切余計なことを語らず無口でしたが、酒が入って気分が乗ると、昔の武勇伝をうれしそうに語られることもありました。沖郷の学校時代、走ることにかけてはこの辺では敵無しで活躍されたことをお聞きしたものです。この親にしてこの子ありと、仁君を思ったものでした。その仁君は、栄一さんの跡を承け、事務所になくてならない存在として、納所長の重責を担っております。栄一さんが立派に後継にバトンタッチされたことを、事務所一同、あらためてありがたく思わねばなりません。
獅子冠事務所は、昨日の精進固めに始まり二十四、二十五日のお祭りまで、お精進に入っております。ために本日の葬儀への参列が叶いません。お祭りが明けた後、あらためて御霊前に参らせていただく所存です。
ご家族の手厚い看護のもと、六年にわたる闘病生活から解放されて旅立たれた片平さんは、神様になられたような清々しいお顔でした。
これまでの獅子冠事務所へのご功績に感謝を捧げつつ、獅子冠事務所がこれからも存分にその役割を果たし、お祭りが無事斎行されてゆくことを、ギラッと光る眼でしっかり見守っていただきたく、事務所一同お願い申し上げ、弔詞とさせていただきます。衷心より御冥福をお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
平成三十年七月十六日
獅子冠事務所
頭取 齊 藤 喜 一
故片平栄一さんの御霊前に謹んで弔意を捧げます。
沖郷から門前片平家に入った片平さんは、敬神の念篤い片平家代々の伝統を継ぎ、晩年に至るまで獅子冠事務所にご奉仕されました。対外的には、その古武士の如き風貌によって、事務所の威厳を示す象徴的存在でありました。一方、事務所においては、「門前、門前」とだれからも慕われ、ただそこに居るだけで安心できる、そういう存在でした。普段は一切余計なことを語らず無口でしたが、酒が入って気分が乗ると、昔の武勇伝をうれしそうに語られることもありました。沖郷の学校時代、走ることにかけてはこの辺では敵無しで活躍されたことをお聞きしたものです。この親にしてこの子ありと、仁君を思ったものでした。その仁君は、栄一さんの跡を承け、事務所になくてならない存在として、納所長の重責を担っております。栄一さんが立派に後継にバトンタッチされたことを、事務所一同、あらためてありがたく思わねばなりません。
獅子冠事務所は、昨日の精進固めに始まり二十四、二十五日のお祭りまで、お精進に入っております。ために本日の葬儀への参列が叶いません。お祭りが明けた後、あらためて御霊前に参らせていただく所存です。
ご家族の手厚い看護のもと、六年にわたる闘病生活から解放されて旅立たれた片平さんは、神様になられたような清々しいお顔でした。
これまでの獅子冠事務所へのご功績に感謝を捧げつつ、獅子冠事務所がこれからも存分にその役割を果たし、お祭りが無事斎行されてゆくことを、ギラッと光る眼でしっかり見守っていただきたく、事務所一同お願い申し上げ、弔詞とさせていただきます。衷心より御冥福をお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
平成三十年七月十六日
獅子冠事務所
頭取 齊 藤 喜 一
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