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「放知技」感覚 [現状把握]

「放知技」板の首脳メンバーが一堂に会して語り合ったとのことです(>599)。そのメンバーのひとり猿都瑠さんが、そこで話された(おそらく)メンバーの共通認識を長文にまとめられました。一読して、日本の現状把握としてきわめて貴重な文章に思え、転載させていただきます。太字にしたのは私です。(読み返すのに便利なので)

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615:猿都瑠 : 

2018/03/06 (Tue) 02:27:56

 host:*.eonet.ne.jp

土曜日の朝から飯山先生の講義を受けて、昼から誉田八幡宮を訪れた。
鳥居の一歩手前から既に何か神々しい何かが皮膚の感覚で感じられる。
宮司さんの説明を受け、応神天皇陵に向かって歩み始める。
出来る限りの接近を果たし、その塀の隙間から仰ぎ見る天皇陵の威容に圧倒される。
1400年前に出来た巨大建造物。その当時の国家権力の凄まじさに言葉を失う。
武家政治の祖、源頼朝が神輿(国宝)を寄進し、参拝した事実の意味を少しでも味わえた気分だ。

当然我が国である日本の事に思いを馳せる事になる。

日本の戦後70年とは、国民の国家意識を薄める為にネオコン戦争屋が全力を尽くし、旨味を吸い上げて来たと言えよう。
フーバーの告白を知れば、日本が白旗を挙げようが当時の大統領であるルーズベルトが日本と戦争を行う事を決断している事が理解出来よう。
当時の大日本帝國の周りは欧米列強、そしてロシアの植民地に囲まれていた事を忘れてや居ないだろうか。
世界の25%はアメリカ、イギリス、フランス、ロシアの植民地であった。
そんな中、大東亜戦争は開戦した。

大日本帝國が敗戦すると、当時の国際法に明白に反している非戦闘員である一般民衆を大空襲や原爆で殺戮した事を覆い隠す為、
戦争を引き起こして敗戦した大日本帝國を完全に否定する事に死力を尽くした。
日本軍人の残酷さを書き立てたり、従軍慰安婦問題で掻き回したり、それを正義の名の下で断罪する事を止めはしなかった。
最初が肝心と、表現の自由を掲げている筈のアメリカGHQがそれまでの日本の書物の焚書を行ってまで、国益の名の下に日本を支配下に置き続ける事を決定した。
国家を愛する事を残虐な戦争を引き起こす精神と植え付け、
黄色人種風情が白人に二度と逆らう事があってはならぬと、国連による旧敵国条項と憲法9条で二重の縛りをした。
サンフランシスコ講和条約も日本国憲法原文も日本語の正式文書など存在しない。
つまり日本国民は当然、政治家すらそれに関われなかった事と同意なのである。

国家観の希薄さは、政治のリアリズムに対する市民の感覚を奪って行く。
正義を訴えていれば、それは絶対に正しく、その正しさに気付いた国民たちが政治の実権を握れると錯覚する。
それが政治を国民の手に取り戻すとか、政治批判をしなければ確実に政治は腐敗すると発言する者達の正体だ。
しかしその上に日米合同委員会、日米地位協定などで固め、ジャパンハンドラーズの言いなりの政治を行う者以外をありとあらゆる手段で葬って来た歴史は見えていない。

政治を知る為には、感情的になったりルサンチマンになってはならない。
その上で今の日本の国家権力の構図を正しく把握する必要がある。
現状では、官邸から日本支配のネオコン戦争屋のボスであったアーミテージやらマイケルグリーンを追い出したに過ぎない。
反ネオコンであるトランプを支持しないネオコンの手先の海兵隊らは沖縄を中心に居座ったままである。
辺野古とはネオコンの利権であり、未だに日本全国に米軍基地が点在している現状を見れば、日本政府が全ての基地を撤収させる力を持ち合わせていない事は明白だ。
反対派市長であると、国家の行く末に障害となるのは目に見えている。
今の市長に求められるのは、官邸から指示された腹芸を行う発言をする事だ。

反対派の中心には市民とは名ばかりの怪しげな市民団体が軒を連ねている。
例えば一般市民のデモと言いながら、共産党、社民党、日教組などの連中が河原町通りを南下するのは共謀罪施行後によく見られた光景だった。

自称世界一の軍事力を持ち、戦争を止めず、戦後70年居座り続けている力を持った相手を一瞬にして無効化するのは、
一般市民レベルの正義感と話し合いだとか言ってるようでは話にならない。
ましてや何の力も持たぬ一般市民の運動やネットで叫んだ所で、何事も変わる事は無い。
善戦虚しく負けましたで通るのは一般市民レベルかアマチュアスポーツだけだ。
国家が負ける時は、占領の憂い目に遭う。それが70年続いている。
それを体感しているのは、民族独立派の政治家だけだ。
日本の完全なる独立とは戦闘行為を伴わない戦争に打ち克つ事だ。

鳩山由紀夫は日米合同委員会すら首相を辞してつい最近にやっと知ったと告白している。
つまり首相になれば全て思い通りに、官僚は従い政治を行える物だと思っていた事になる。
それが普天間基地は最低限県外という発言後の迷走を物語っている。
鳩山も小沢も政権さえ握れば、官僚も外交も自分達の思うが侭に行えると思っていたとしか言いようがない。
政治家ですらこの程度の認識であった事は、民主党政権の迷走が全てを物語っている。
結局は官僚の言いなり、ジャパンハンドラーズの言いなりになった菅直人や野田政権の末路を見れば一目瞭然だろう。
これが戦争行為を伴わない戦争に負けた結果だ。

正義感を掲げると自分の理想を追い求める。
そして理想を追えば不快な事実が盲点となって見えて行かなくなる。
すると国際政治のリアルさが自分の掲げる理想と反すれば、変える力も持ち合わせていないのに、自国の政治家の無力さを嘆くようになる。
そこに付け込む老獪さをネオコン戦争屋は持ち合わせている。
同じ国民同士を疑心暗鬼にさせ、混乱に乗じて乗っ取る。
欧米列強が植民地を作り続けて来た数百年の歴史はそれを物語っている。

反安倍の日本人は、日本の政治への再支配を渇望する官邸に出入りを差し止めらたジャパンハンドラーズと方向性が重なってしまう。
一般人レベルでしか見えない程度の反安倍運動では、日本民族の分断統治に利用されるだけとは知りすらしないだろう。
自分の知性が高いと思い込むが為、自分がそのような物に巻き込まれているとは露とも信じていない。
決して本音を言わない(言えない、言えば殺される)政治家の一言一句に反応し、それが全てであり、裏も表も無いとすら思ってしまう。
しかし権力を持っていない一国民が権力者に対してどれだけ野合しようが、権力者には痛くも痒くもない。

枝野幸男はロシアの周辺国家をネオコンの支配下に置く為であるカラー革命の手法であるモリカケ問題を執拗に追及する。
蓮舫は二重国籍でありその疑惑に答えず、辻元清美はかつて天皇を気持ちの悪い物とすら発言している。
日本国憲法の第一条から第八条までの天皇を無視し、いきなり第九条から始まると言ってるのと同意だ。
菅直人と言えば福島原発事故を収束させるどころか、拡大させるだけだった。
小沢一郎の今の発言を見ていると、おおよそ政治の為すべき事すら見えていない。
野党の政党別支持率を見れば一目瞭然だろう。国民はきちんと見ている。
だからこそ疑惑を殊更大きく取り上げて、その質問の後に政権を支持できるか等という姑息な調査と印象操作しかマスコミは出来ないのだ。
マスコミ批判をしつつ、大手マスコミの発言をなぞっている現在の壮年層よりも、
マスコミには目もくれずに結果で物事を見ている若年層が増えてきている事に希望を感じる。

日本とはどういう国家であったのか、国民を内包する国家という物を真剣に考える機会を奪われ続けて来た。
その為には建国の歴史に迫る必要がある。
権威を國體が持ち、権力を政体が持つ二重構造に、我が国が世界最古、最長である秘密がある。
飯山先生によればそれは殷の時代に始まったとされる。
殷の時代と言えば、漢字の原型が産声を上げた時代。
今の日本も漢字を使用している事を思えば実に興味深い。

日本人の人間としての感覚や感情の繊細さは他に類を見ない。
しかしこれらは誇る事でもないし、卑下する必要すらない。
誇り過ぎればウヨクになり、卑下すればサヨクになってしまう。
元々生まれながらにして持っている能力なのだ。
これは日本を豊かにし、また世界に幸せを届ける力を持っている事を意味する。
戦後散々打ち砕かれた自信を取り戻す、その萌芽は見えている。
それを知った上で、この国はこの先どうなるのか、そしてそれに適合して自分はどうやって生きて行くのか。

自分に権力が無い以上、政治に悲観的になっても仕方が無い。
千数百年前にですら突如巨大建造物を作り上げてしまい王朝を建てる、これが国家権力であるとまざまざと見せつけられてしまっては。
いつの世も、時の権力が国の命運を左右する。それは民の命運も大きく左右する。

そんな事を考えた応神天皇陵と向き合った時間だった。

飯山先生、堺のおっさん、亀さん、わっぱさん、メッさん、舎弟さん、小ボンボンさん、秘書さん達と同じ場所で一緒にその時間を過ごせて感謝致します。

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