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地区長会研修 会津行(後) 七日町通り/日新館 [地区長]

③七日町通り

40年ぐらい前、われわれが商工会青年部でがんばっていた頃、会津復古会が華々しく報じられていたものだが今はどうなったのだろうか。その中心になった五十嵐大祐さんは2011年に90歳で亡くなっておられることを今知った。私の親の世代だ。その後を承けたのが七日町通りまちなみ協議会。中心になっているのは私と同年生の渋川恵男氏。会津若松商工会議所の会頭になっておられる。古さを活かした店が多く在り、たしかに魅力的な街並だ。しかし埼玉県幸手市の中学校の修学旅行ということで5人ぐらいずつグループになって行動しているのは目立ったが、そのほか観光客らしい姿に印象はない。買物といっても特に何を買えばいいのか。一度も財布を開くことがなかったのは申し訳ない。立派ないい店で何の店かのぞいたら漆器店で閉店中だった。かなり傷んでいるが味のあるのれんを下げる荒物屋さんがあり、店前に立つおじいちゃん(85歳とか)と話したら、畳づくりが本業で息子さんが継いでいるとのこと。のれんの話をしたら、40年以上前に同宿しいろいろ教えてもらったことのある安藤染店さんの仕事で、新調しようと思ったら全部で10万円ほどかかるというので傷むにまかせているとのこと。「昔の技術が残っているうちに染めてもらった方がいいよ」とすすめてきた。私が知る安藤さんの息子さんが継いでいるようだ。筒引きもしっかり守っている。この通り、たしかに魅力的な通りにはちがいないが、「旬を過ぎた」感がぬぐえない。若い世代からの新たな発想、さらなる異端児の出現が必要と見た。

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ちょうど30年前、民間資本(若松ガス)で昔の藩校が復元された。磐梯山を背景に若松市を見渡せる高台にあり、広大な敷地に昔のままの建物。株式会社による運営だが、観光目的というより、会津の教育の伝統を後世に伝えたいという思いがこもっている。弓の体験コーナー(5本300円)などの工夫もあって、白虎隊の昔の雰囲気に浸りつつゆっくり時間を過ごせる。宮内小学校の修学旅行コースに入っている。とはいえ、大河ドラマ「八重の桜」から3年、ブームの去った後の経営は大変なようで、広い敷地に客はほとんどわれわれだけ。売店を守るおばちゃんに「ありがたい、ありがたい」と感謝された。庭の手入れも手が回らないのが見て取れた。「什の掟」が至る所で目についた。「什」とは「十」ではなく、10人ぐらいの「集まり」のこと。会津は「ならぬことはなりませぬ」。米沢に来ると「ならぬは人のなさぬなりけり」。

日新館案内絵図.jpg2-DSCF7361.JPG30-DSCF7357.JPG1-DSCF7360.JPG3-DSCF7358.JPG視察研修のしおり.jpg

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