水防訓練 [地区長]
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水防訓練実施要領
1. 目 的
近年水害発生の現況を考慮し、水防活動を総合的に実施して管内水防管理団体及び水防団の有事即応体制の確立に資するとともに水防思想の普及啓蒙を図ることを目的とする。
2. 日 時 平成28年6月26日(日) 10時00分から11時45分まで
3. 場 所 南陽市宮内地内向山公園西側吉野川左岸
4. 主 催 南陽市・南陽市水防団
5. 共 催 置賜広域行政事務組合南陽消防署
6. 参加範囲 南陽市水防団110名 南陽市総合防災課5名 置賜広域行政事務組合南陽消防署14名
宮内・漆山・金山地区自主防災会60名 合計189名
7. 訓練指導 南陽市水防団幹部・置賜広域行政事務組合南陽消防署
8. 服 装 活動服・ヘルメット・消防ゴム長靴・軍手
(以下略)
訓 練 想 定
《気象状況》
6月25日14時00分、山形地方気象台から南陽市に大雨洪水注意報が発表された。
6月26日4時30分、大雨洪水注意報が切り替えられ、大雨洪水警報が発令された。
大雨洪水警報
「昨日から降り続いた雨は、県南平野部で7Ommを超え、今後予想される雨量は150mmから200mmに達する見込みです。現在、最上川上流、吉野川、屋代川は増水しており洪水の恐れがありますので、各地区では十分な警戒が必要です。」と発令された。
○状況第1
南陽市長は、南陽市二色根吉野川水位観測所の水位が水防団待機水位(0.80m)に達したため、6時00分、置賜広域行政事務組合消防本部消防長に対し、各河川の警戒を依頼。また、同時に水防団長に対し各河川の警戒を命じた。
消防長は、南陽消防署長へ河川の警戒を命じた。南陽消防署長は、直ちに全署員を招集し、河川の水位観測等情報収集と水防資機材の準備を命じ待機させた。水防団長は、各分団長に対し管轄河川の警戒を命じた。
○状況第2
水防警報
6時30分、国土交通省山形河川国道事務所発表。
「糠野目水位観測所の水位は、6時00分現在、約12.0mに達しなお増水の見込みです。」
6時30分、置賜総合支庁建設部河川砂防課発表。
「屋代川(中橋)水位観測所の水位は、6時00分現在、約2.3mに達し氾濫注意水位を超えており、なお増水の見込みです。」
○状況第3
7時00分、河川水位警戒中の消防職員から二色根吉野川水位観測所の水位が現在氾濫注意水位(1.0m)を超え、なお増水し危険な状態である旨の通報が入った。
○状況第4
降雨は、激し<水位はますます上昇中である。
10時10分、向山公園野球場付近の吉野川堤防が危険な状態になったため、南陽消防署長は、署員に対し水防資機材を現場に搬送し水防活動にあたるよう命じた。また、水防団長は各分団長に対し団員の出動及び、土のう作成を命じた。
10時30分、激しい水流で堤防川表に深掘れ箇所が発見されたため、水防マット工法を第1小隊に命じた。
○状況第5
10時45分、堤防川裏から漏水により水が噴き出したため、月の輪工法を第2小隊に命じた。
○状況第6
11時00分、堤防に越水箇所があるので、三段積土のう工法を第3小隊に命じた。また、宮内地区自主防災会は内水氾濫による、低地住宅浸水を防ぐため側溝に積土のう工法を実施した。
○状況第7
11時15分、天候も回復し、水位も徐々に減り始め、水防団員及び消防署員並びに水防関係者による必死の水防活動により、危険性がなくなったので、11時20分南陽市長は、堤防の決壊箇所の状況及び水防作業の状況を視察し、一同待機の体制を取らせた。
(以下略)
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