ケネディ大使からお礼状(サイン入り) [上杉鷹山]
2014年5月16日
白鷹山に「伝国の辞」碑をつくる会
齊藤さんと高岡さんへ
親愛なる齊藤さんと高岡さん、
私は、上杉鷹山を称える南陽市の記念碑に、父と私の名前が一緒に刻まれたことを光栄に思います。私は除幕式には出席できませんでしたが、この大変尊敬されるべき日本のリーダーの記念碑をいつか訪れることを楽しみにしています。
記念の手拭とパンフレットありがとうございました。いくつかをジョン・F・ケネディ大統領図書博物館の同僚にもお分けしたところです。皆様の深い御配慮、ほんとうにありがとうございました。
キャロライン ケネディ
大使が山形にお出でになる時は、まちがいなく白鷹山が目的地のひとつになりそうです。
読売新聞が取り上げてくれました。
また昨日のNCVニュースの「置賜なんでもレポート」のコーナーで「世界に届け!鷹山公精神」と題して詳しくレポートしてくれています。https://www.youtube.com/watch?v=zSHLMaX7Pp0&feature=youtu.be
実は、碑に刻まれた「国家があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国家に何ができるかを問おうではないか」というケネディ大統領就任演説の一節は、「人類の共通の敵である圧政、貧困、疾病、そして戦争そのものに対する闘い」に向けて国民に自覚をうながそうという文脈で語られた言葉だった。ケネディ大統領が鷹山公を尊敬していたとすれば、鷹山公がその闘いの勝利者だったからにちがいない。
ケネディ大使に見ていただくに「川中島の戦い」はふさわしくはない。鷹山公没後ほぼ半世紀、イザベラバードがこの地を訪れ、「圧政に苦しむアジアでは珍しく圧迫のない自由な暮らしをしている、実り豊かな微笑する大地であり、アジアのアルカディヤ(桃源郷)である」と称賛した置賜こそ、見ていただくべき置賜である。鷹山公善政の成果をあらためて掘り起こし未来へつなげる機会となる。碑建立による鷹山公顕彰の意義はここにある。
今回は前回とはちがってそのまま載せていただいた。この視点から、雲井龍雄、宮島大八(詠士)、遠藤三郎といった置賜が生んだ傑物たちにあらためて光を当ててみることで、新しい置賜イメージが生まれてきそうな気がし出している。
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