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ケネディ大使から除幕式に御祝のメッセージ [上杉鷹山]

明日いよいよ除幕式。ケネディ大使からなんとかメッセージをいただけないだろうかという一同の強い思い、しかし午後の5時を過ぎもうすっかりあきらめかけていたところにアメリカ大使館から電話が入って、「ケネディ大使からのメッセージが届きましたのでまもなくメールで送ります」の連絡。ちょうど齊藤会長も一緒のところだった。待ちかねて届いたのが6時21分。当然のことながら英文だった。

May 12, 2014       



On behalf of the people of the United States of America and of my family, thank you for honoring President Kennedy by including his message on Uesugi Youzan’s monument.  I am sorry that I am not present for the unveiling, but I am very much with you in spirit. 

 

My father greatly admired Uesugi Youzan for his wise governance and willingness to sacrifice for the public good. Uesugi Youzan introduced democratic-type reforms, encouraged people of different social classes to join together and serve their communities, and wisely invested in the future by building schools and starting businesses.  Uesugi Youzan and my father echoed each other over the span of many centuries.  President Kennedy’s “Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country,” and Uesugi Youzan’s "If you put your mind to it, you can do it; if you do not, you cannot” are as true today as ever. 

 

Congratulations on the completion of this monument, which I am sure will continue to inspire the people of both the United States and Japan for generations to come.



Sincerely,


Caroline Kennedy



ともかくも翻訳サイトや海外でのビジネスキャリアを持つ義弟の力も借りながら日本語に移し替えてみたのがこれ。

2014512日     


 上杉鷹山公の記念碑に大統領就任演説の一節を刻んでいただくことで、ケネディ大統領をあらためて顕彰していただくことになり、アメリカ合衆国と私の家族とを代表して感謝申し上げます。除幕式に参列できなくて申し訳ありませんが、思いは皆さま方とまったく同じくしております。


 私の父は、上杉鷹山公の思慮に富む治世と、公益のためにはわが身をかえりみぬ精神に対し、おおいに称賛しておりました。上杉鷹山公は、民主的な改革を導入することで、様々な社会階級の人々が共に協力しあってコミュニティに参加し奉仕することを奨励し、将来に向けて学校をつくりさまざまな産業を興しました。上杉鷹山公と私の父は時代を超えて共鳴しあいました。ケネディ大統領の「国家があなたのために何をするかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問いたまえ」と、上杉鷹山公の「為せば成る、為さねば成らぬ」は常に変らぬ真実です。


 このたびの記念碑の完成を心よりお祝い申し上げます。この記念碑はこれから幾世代にもわたって、日米両国の人々を鼓舞しつづけるにちがいないありません。

敬具


キャロライン・ケネディ 


そうしたら9時半も過ぎた頃大使館からの電話で「日本語訳を送りました」とのこと。当然ずっとわかりやすい。明日は胸を張って紹介できます。

 

 

                         2014年5月12



米国民およびケネディ家を代表し、上杉鷹山公を記念する石碑にケネディ大統領の言葉を刻み、父をたたえていただいたことに感謝いたします。本日の除幕式に伺うことができず申し訳ありません。けれども私の心は皆さんと共にあります。


賢明な統治を行い、公益に殉じる覚悟を持っていた上杉鷹山公を、父は大変尊敬していました。鷹山公は民主改革を実施し、異なる社会階級の人々が手を携えて社会に尽くすことを奨励したほか、学校をつくり事業を興して未来への投資という英断を下しました。何世紀も時を隔てていたにもかかわらず、鷹山公と父の心は共鳴し合っていました。「国家があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国家に何ができるかを問おうではないか」というケネディ大統領の言葉と、鷹山公の「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉は、今も変わらず真実です。


石碑の完成おめでとうございます。この碑は今後何世代にもわたり、日本と米国の人々に影響を与え続けることでしょう。


   キャロライン・ケネディ

 

 

 


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