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「肝心部分を削ぎ落としてしまうマスコミ」を体験させられた [上杉鷹山]

「大使」の立場よく考えて.jpg
1月18日の山形新聞投書欄に「『大使』の立場 よく考えて」という佐藤兵一という方のの主張が載った。キャロライン・ケネディ大使のタレント扱いを戒め、「『大使』とは他国に駐在して自国の意向を主張する役職である」とあった。気になっているところだった。すぐに次のように書いて山形新聞に送った。

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昨日の本欄に、ケネディ大使のタレント扱いを戒める佐藤兵一氏の主張が載りました。「『大使』とは他国に駐在して自国の意向を主張する役職である」とあった。大いに感ずるところあり、あらためて私たちの活動の原点を思って投稿します。 

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ケネディ大使を山形に呼ぶ意義 

 私たち「白鷹山に『伝国の辞』碑をつくる会」の目的の一つは「鷹山公精神の世界発信」だった。領主領民相互の信頼を基礎に米沢藩を再生させた鷹山公を広く世界に知ってほしい。キャロラインさんの大使就任は願ってもない機会だった。ケネディ大統領が尊敬する政治家の第一に鷹山公を挙げたことの真偽はともかく、そういう話が誇らしく語られていることを娘さんに伝えたい。除幕式においでいただけないかとの手紙を出した。その六日後「父は上杉鷹山を称賛」の記事が載った。 

 その後突然の安倍首相靖国参拝、アメリカ大使館の反応は「遺憾」を超えて「失望」だった。戦争への道を選ぶことへの明確な拒否だった。オバマ大統領はケネディ大使を平和の使徒として日本に派遣したにちがいない。 

 山形県は、「兵器製造を民間に任せておくから戦争が起きる」と喝破し、軍人仲間から迫害されつつ平和運動に挺身した遠藤三郎中将(終戦時航空兵器総局長官/川西町出身)を生んだ、平和を念ずることにおいて筋金入りの土地である。民を第一に思えば戦争はあり得ない。上杉鷹山公の精神が今もこの地に息づくことをケネディ大使に見て欲しい。 

 まさか米沢市が川中島合戦を見ていただこうなどと言い出しはしまいかとハラハラしつつ、経済第一アベノミクスの行き着くところの戦争への道に待ったをかける役割をケネディ大使に期待すること切である。 

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思うままに書いたのを600字まで削るのは大変なことだったが、なるほどこうやって文章はすっきりしていくものかと勉強にもなった。

その投書が今朝の新聞に載った。「鷹山公の精神 ぜひ見て」という題になっていた。それはいいのだが、いちばん肝心な最後の段、「まさか米沢市が川中島合戦を見ていただこうなどと言い出しはしまいかとハラハラしつつ、経済第一アベノミクスの行き着くところの戦争への道に待ったをかける役割をケネディ大使に期待すること切である。」 がそっくり削られていた。そこにこそ思いを込め、主張の主張たるゆえんであったのに。マスコミはこうやって「実際の現実」を削ぎ落としてゆくものなんだなあと、思い知らされた。なんだか気の抜けた、何のために書いたんだかわからない投稿文になってしまっていて情けない。
鷹山公の精神 ぜひ見て.jpg

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めい

《キャロライン・ケネディ駐日大使が隣で、「今の日本政府ではダメだ…」と、シラケきっている様子が一目瞭然だ。》
飯山一郎さんのブログです。http://grnba.com/iiyama/

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◆2014/01/25(土) 戦争屋ではなく外交のプロが世界を動かし始めた
米国第一級の外交官が乗り込んできて,平和攻勢!

バーンズ米国務副長官(右から2人目)は24日、小野寺五典防衛相らと都内で会談し、安倍晋三首相の靖国神社参拝などで冷え込む中国、韓国との関係改善を求め、東アジア地域の安定化を重要視する姿勢を打ち出した。
バーンズ氏は「失望」を表明したオバマ政権の対応に関し「米国が靖国問題に言及したのは、韓国との関係が大事だからだ。改善することが重要だ」と指摘した。(写真の右端はケネディ駐日大使。)
新年になってからのアメリカの“平和攻勢”は目ざましい勢いだ。
昨日は来日中のバーンズ米国務副長官が小野寺五典防衛相や斎木昭隆外務事務次官らと都内で会談し、安倍晋三首相の靖国神社参拝などで冷え込む中国、韓国との関係改善を求めた。

バーンズ米国務副長官は、米国政府内では一目も二目も置かれる超有能な職業外交官(外交のプロ中のプロ)で、それは米国大使館のサイトを見れば一目瞭然だ。

ウィリアム・ジョセフ・バーンズ(William Joseph Burns)という職業外交官の地位と業績と能力を、日本政府も自民党も充分に理解してないことは、上の写真の貧弱そうな応接セットを見れば一目瞭然だ。

キャロライン・ケネディ駐日大使が隣で、「今の日本政府ではダメだ…」と、シラケきっている様子が一目瞭然だ。

さて、アメリカの“平和攻勢”は、プロの軍人に「外交による解決を!」と言わせるほど徹底し始めた。

昨年末の安倍総理の靖国参拝に対して、オバマ政権は「失望!」とまで言って批判したのに、何の回答も示さない日本政府に、「靖国参拝を繰り返さぬ!という保証を示せ」と、ウォール・ストリート・ジャーナル紙を使って米国政府は督促状を出している。

「安倍総理の靖国参拝に対し米国政府は余計な干渉をするな!」と、ワケワカメのネット右翼がアメリカ政府に非難轟々の大量ツイートを送ったので米国政府が恐れをなした、などという愚かな憶測と妄想があったが、愚かだ。(爆)

今や、米国の戦争屋軍団の手羽先であるマイケル・グリーンやカート・キャンベルまでが首相の靖国参拝を非難する流れなのだ。(記事)

アーミテージが自民党の訪米団に「It's over.(イッツオーバー)」と述べたことを、「首相の靖国問題は済んだ問題だ」と解釈して政府・自民党は喜んだらしいがー、大わらいだ。

アーミテージが言った「It's over.(イッツオーバー)」とは、「すべてが終わってしまった」(自分が望むような方向に物事は進まなかった)、「(すべてが)終わった!」→「もうたくさんだ!」「もういい!」「もう交渉の余地はない…」というニュアンスなのだ。

「もう戦争屋の出番はなくなった…」と、アーミテージは嘆いたのだ。

どうやら…、
国際緊張を高めたり、戦争を勃発させて儲けようとする戦争屋勢力を、アンチ戦争屋のオバマやプーチンは完璧に制圧したようである。

この世界史的なトレンドが理解できるかどうか?
世界の大勢は、みーんな理解している。

いつまでも理解できないのは、アベッチとか、(イシバカみたいな)日本の軍国主義者たちなのでR。
by めい (2014-01-25 06:54) 

めい

《オバマは、米戦争屋と対立する米大統領であり、オバマの立ち位置は、かつてのケネディ大統領に近いといえます、だから、オバマはキャロライン・ケネディ氏を駐日米大使に任命しているのです。》

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新ベンチャー革命2014年4月24日 No.886

タイトル:オバマ訪日に合わせて知日派アーミテージ氏も来日:日本を闇支配する米国ジャパンハンドラーがオバマ政権寄り穏健派と親イスラエル系武闘派に分裂し始めているのか

1.靖国に合祀されるA級戦犯の孫・東郷元外務官僚が、米国インテリ層の対日観の変化を指摘

 2014年4月24日、オバマ米大統領が来日していますが、この日の午前中、テレビ朝日の報道番組モーニングバードで毎週木曜日に行われる、そもそも総研に元外務省官僚の東郷和彦氏(注1)が出演していました。同氏の祖父・東郷茂徳はA級戦犯で靖国に合祀されています。

 東郷氏によれば、最近の米国政府要人が安倍政権になって対日観を変えていると証言していました。米国のまともなインテリ層は、日本が戦前の軍国主義国家に回帰しようとしているのではないかと疑い始めているそうです。

 この米国インテリ層の対日観を訪日中のオバマ大統領も共有しているのは明らかです。

 昨夜の銀座高級すし屋の前でオバマが安倍総理と握手する際、作り笑いしているのは明白でした。そのすし屋の店主は、オバマの安倍総理への態度はビジネスライクで厳しいものだったと告白していますが、予想通りです。上記、東郷氏の証言と符合します。

 同番組には、NYタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏も登場、米国インテリ層の対日懸念は、安倍氏の靖国参拝自体ではなく、安倍氏の取り巻き、たとえば、安倍政権下での百田尚樹氏のような反米的右翼の台頭であり、安倍氏の本音も同じなのではないかという疑念だそうです、なるほど。

 もしそうであれば、安倍氏が日米同盟の深化を口にすること自体が矛盾すると、米国インテリ層は考えるとのこと。

2.米国ジャパンハンドラーのアーミテージ氏はなぜ、秘密にすべき隠れミッションを日本国民にみせつけたのか

 さて、本ブログのメインテーマは、日本を背後から闇支配する米国戦争屋のウォッチですが、オバマ訪日に合わせて、米国戦争屋ジャパンハンドラーのひとり、アーミテージ氏が訪日しているようです。同氏は安倍自民党の石破・自民幹事長に集団自衛権の問題を急ぐ必要はないと述べたことが報道されました(注2)。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。

 悪徳ペンタゴン・マスコミは、アーミテージ氏を知日家と日本国民に紹介していますが、本ブログでは、アーミテージ氏は米戦争屋ジャパンハンドラーのひとりで、米戦争屋ボスの対日スポークスマンです。

 ちなみに、オバマは、米戦争屋と対立する米大統領であり、オバマの立ち位置は、かつてのケネディ大統領に近いといえます、だから、オバマはキャロライン・ケネディ氏を駐日米大使に任命しているのです。

 この背景を知ると、アーミテージ氏は、オバマが安倍政権下の日本政府と米戦争屋に不利になるような約束をしないように見張りに来たと推測されます。

 今回、アーミテージ氏はオバマ訪日に合わせて、わざわざ訪日して、オバマのTPP交渉を最優先しろと米戦争屋ボスの命令を伝えにきたと思われます。従来はこのミッションは秘密裏に行われてきました。ところが、今回に限って、アーミテージ氏はわざわざ、その秘密ミッションを日本国民にもわかるようにマスコミ報道させたわけです。

 この状況から、米国内の呉越同舟の二大覇権・米戦争屋と欧米銀行屋(オバマのスポンサー)が話し合って、TPP最優先の対日攻略作戦をとると決めたことがわかります。つまり、米戦争屋が欧米銀行屋に譲歩しているということです。さらにそれを、日本国民にもわかるようにみせつけたのは、それだけ、米戦争屋の覇権力が米国内で落ちていることを意味します。

3.オバマ政権のスポンサー・欧米銀行屋は、日本国民に対し日本は米戦争屋に闇支配されているという現実が暗示されてもかまわないと考えている

 今回のアーミテージ氏の対日行動がマスコミで報道されたことにより、われら国民は、安倍自民党も外務省も、アーミテージ氏を含む米戦争屋ジャパンハンドラーの指図に従って対米外交している事実を知らされました。

 なお、4月22日のアーミテージ氏報道に何も感じない日本国民には、これ以上何を言っても無駄かもしれませんが、この報道で、日米関係の現実をわれら日本国民は感じ取らなければなりません。それを知ったら、安倍自民党を支持することが何を意味するか思い知らされるわけです。

4.米戦争屋ジャパンハンドラーの背後に危険なネオコンが控えている

 筆者の見方では、アーミテージ氏に代表される米戦争屋ジャパンハンドラーもしくは日米安保マフィアの背後にさらに、親イスラエル系ネオコンが控えています、われら日本国民にとって怖いのはこちらです。

 このネオコンは、ブッシュ政権時代にラムズフェルドやチェイニーとつながっていましたが、今は、マケイン(オバマの米大統領選一期目の共和党ライバル)一派がネオコン代弁者です、ただし、ネオコン自体は完全にステルス化しています。

 上記、東郷氏が盛んに警告しているように、米国インテリ層の多数派は安倍政権のナチス化を危険視しています。しかしながら、安倍政権を手玉にとって、日本の戦前回帰、そして現在の日本をナチス化の方向に誘導している黒幕こそ、このネオコンです。ネオコンの背後には米軍事産業がついていて、常に世界中のどこかで戦争を仕掛けています。最近では、シリア内乱やウクライナ内乱など、すべて彼らの仕掛ける謀略です。これをできるだけ抑えようとしているのがオバマ米政権であり、プーチン・ロシア政権なのです。

 そして、彼らネオコンは極東において、北朝鮮を背後から恫喝して、日韓に対してあの手この手で挑発させています。この結果、日韓は米軍事企業から膨大な兵器を買わされていますし、米韓合同軍事演習をやらされて、米国民の税金と韓国民の税金が軍事費に消費されています。さらにネオコンは安倍政権を操って、日本国民の税金をもっと軍事費に回そうとしています。

 そして、彼ら米戦争屋ネオコンは安倍氏に盛んに、対中挑発、反韓行為をさせています。

 ところが、今回、米戦争屋ジャパンハンドラーのアーミテージ氏が安倍氏の軍国化行動に歯止めをかけようとしていることから、米戦争屋ジャパンハンドラーが、オバマ寄りの穏健派(アーミテージ氏含む)とネオコン系武闘派に分裂し始めているような兆候が感じられます。

注1:東郷和彦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%83%B7%E5%92%8C%E5%BD%A6

注2:テレビ朝日“集団自衛権「急ぐ必要はない」米アーミテージ氏”2014年4月22日
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000025543.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

by めい (2014-04-25 07:12) 

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