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潮目の変化 [副島隆彦]

副島隆彦氏のサイトhttp://www.soejima.to/の中の「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板 」に副島氏による注目すべき発言が載りました。「つくる会」の諸々もこの背景との関わりで読み解かねばならないのではと思ったところでした。

   *   *   *   *   *

[164]ゴールドマンの会長ヘンリー・ポールソンが、新財務長官だそうです。 投稿者:副島隆彦投稿日:2006/05/31(Wed) 04:05:32
副島隆彦です。 以下の新聞記事のとおりです。

(転載貼り付け始め)

---- Original Message -----
From: ******************
To: "副島 隆彦" GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Tuesday, May 30, 2006 11:08 PM
Subject: 日経の記事

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060530AT2M3001U30052006.html

 財務長官にヘンリー・ポールソンがくるとは、次期民主党政権からではなく、すでにレームダック化したブッシュ政権からジェイ・ロックフェラーが乗っ取ってしまったということでしょうか?
ジョン・ボルテンが大統領首席補佐官に来た時点でそうなったのでしょうが。  ****


****君へ

 

副島隆彦です。
いつも情報をありがとう。
へー。ゴールドマン・サックスの会長のヘンリー・ポールソンが、新財務長官ですか。

そうですね。もう、すでにデイヴィッド・ロックフェラー(91歳)の時代は終わりつつあるのでしょう。 本家のジェイ(本家の正統の嫡男の4世)に、権力がもどりつつあるのでしょう。

アホのブッシュも、本当にあと半年も保(も)たないで、病気で辞任かなにかするでしょう。情勢はどうやら急激に変わりつつありますね。

日本でも、小沢一郎が、経団連に乗り込んで、奥田ひろし以下の、すべての財界人のもてなしを鄭重に受けたそうです。日本の財界は、すでに、青木幹雄、森善朗の 自民党のゴロツキ人間たちが集団指導体制で
支配している今の政権を見限っているでしょう。 

輸出大企業群は、戦争用の部品(アメリカ軍の発注するミサイルの胴体とか)をつくる、とかで潤っていまして、これで日本国民を食べさせる必要がある。三菱重工や川崎重工が、軍需をやらないと、日本国民は食べられないのです。通信や流通や軽工業では、一億2千万人は食べて行けない。ですから戦争経済(ウォー・エコノミー)で、重工業の戦争産業がどうしても、必要です。

それでも、ジェイが、「中国本国の成長で、しばらくは、世界は食べて行くのだ」と宣言すれば、日本もそれに従うでしょう。 経済同友会 という長年デイヴィッド系で、アメリカのネオコンどもの手先集団である者たちが、「中国と話し合いをせよ」という態度に変わって、小泉を批判して見捨て始めていることも、すでに、 デイヴィッド離れが、急激に進んでいることを示しています。

これで、凶暴なネオコン派(デイヴィッドが育てた孫たち)の尻馬にのって日本の戦争翼賛勢力となって、日本国民を日中衝突へと煽動している、桜井よし子、中西輝政、屋山太郎、岡崎久彦 たち、産経=文春「諸君」 言論人のアホたちが、孤立をはじめて、現実味を失ってゆくでしょう。

現実の商売で実際に飯を食って、社員(すなわち、日本国民)を食べさせている財界人たちにケンカを売って勝てると、あるいは、説得できると思っているのでしょうかね。この脳タリンたちは。

この馬鹿な頭をした、親米ポチたちは、「中国はすで日本に攻めてきている」と戦争を煽って、勇ましい自分たちであったのに、それが次第に、苦況に立ちつつあることを最後まで自覚しないで、まだしばらくは、「日中戦争はすでに始まっている」などと煽動言論をやり続けるでしょう。中国軍と東シナ海でぶつかってもいいのですが、そのあとを、どうする気でしょうかね。あとの方策がない馬鹿たちです。

私の考えでは、いっそのこと、安部晋三 に政権を担当させて、一年ぐらい危ない火遊びをやらせて、「修身」の復活どころか、「徴兵制」とかを呼号させて、日本国民の肝を冷やさせて、ついでに、この軽挙妄動の、頭の軽い人間たちを、安倍晋三ネオコン翼賛で、勢揃いさせておもてに浮かび上がらせて、それから一斉に失脚させるほうがあとあとの為にかえっていい、と思っています。危ないことをやらせて、それから彼ら自身がひっくり返るのを、数年待つのも手かな、と思います。しかし、一旦、戦争を始めさせると、一国の運命は、大きな船と同じように、そう簡単には、軌道修正できませんので、こんな子供たちに、やはり危ないことをさせないようにすべきでしょう。

 今の日本人は、一人一人が小じんまりとした強欲人間(レイシオ人間)になってますから、若者でも「自分は愛国だ。あの汚い中国をやっつけろ」 と、勇ましいことを言う割には、自分が戦場に行って、死ぬ気は全くなくて、「自衛隊員が死ねばいい。お仕事だから」と内心密かに思っている。 それが、産経「正論」=「諸君」文春一派の、愛国派
・民族派を気取る馬鹿どもの本心だ。自分は死ぬとは微かにも思っていない。

石原慎太郎のような、臆病者で、デイヴィッドの子分に成り下がって、東京都知事で生き延びさせてもらったくせに、「小沢一郎が、アメリカに一番、追従した人間だ」などど、よくも言えるなあ。本当に、三島由紀夫殺しの、集団陰謀の秘密を私はそのうち暴こうと思います。何が、「三島の最高傑作、鹿鳴館」だ。浅利慶太らの同性愛人間の顔を見ていると、芸術人間は、やっぱり、王様(お殿様)のそばに仕える宦官たちのような人間なのだなと、思います。

いよいよ日本も大きく自立戦略への道を歩まなければ済まなくなるつつあります。帝国軍は、60年にして、帝国内部の衰退と混乱で、撤退(米軍再編成 The US Forces Realignment ザ・ユーエス・フォース・リアラインメント)して行くのです。

中国がこの先、帝国化するといっても、私が、『中国ロック本』で研究したとおり、ニューヨークの金融財界が裏から技術・資金を投資して計画的に作っている成長と覇権国化ですから、ニセものの帝国ですから、そのことを知って行動すれば、大丈夫です。私たち日本人が体で知っている、60年代、70年代の高度成長経済を、「日本人にできたのだから、同じ人種の中国人にも出来るだろう」ということを現在、実際に、実地で実験しているのです。

君がいつも言うとおり、日本の先端技術力(技術屋たち)のものすごさが、日本の富の源泉であり、日本の防衛戦略の要となるでしょう。
日本は、なるべく軍需から離れて、なんとか、民需で、戦争をしないでも、1億2千万人を食べさせることのできる道を模索することが、日本の生き延びる道となります。

私は、ですから、日本の国家戦略としての、重厚な、反戦・平和・護憲を、これからも言い続けます。自分たちだけ勝手に現実政治(リアル・ポリテックス)を知っている、大人のつもりの、愚か者たちはどうせ消えていなくなるでしょう。 自分たちが、東アジアの土人のまじない師程度の人間であり、たいした知能もなく、あやつられているだけなのだ、とハッと気づいて、真っ青になった人間から順番に、副島隆彦の言論と思想の先見性に気づいて、内心で抗い続けられなくなって、これから、私の方へ崩れて来るでしょう。
 
 私の言論を恐る恐る盗み読みに来ている、馬鹿たちでも、3年も私の本をブルブル震えなから隠れて読んでいれば、どうしても回心点が生まれます。でもこの者たちは、生来のひねくれ者たちですから、私は、簡単には寄せ付けません。本気でまじめに反省してそのことを表明する者たち以外は、寄せ付けません。  副島隆彦拝

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

   *   *   *   *   *

読み終えたら取り上げようと思っているのですが、副島氏による訳の「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」を読んでいるところです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198621535/qid=1149029629/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-7031374-4027560
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198621543/qid=1149029629/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl14/249-7031374-4027560


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トモケン

めいさま、こんばんは。お邪魔いたします。
私も今、“中国ロック本”を夢中になって読んでおりますところです。

私も今年のはじめくらいまで、学問道場の会員でした。Webサイトを通じて、
また地元の書店でも、副島先生のことが気になって、けっこう色々と本を買って
おりました。でも期が熟していなかったのでしょう。学問道場の会員期間であってさえ、副島先生の本を、色々購入していながら一冊も読み通さずに、学問道場を退会してしまいました。でも、その後も副島先生のお説は気になり続けておりまして、“中国ロック本”を読み始めて、初めて副島隆彦って面白い!!と思うようになりました。先月、上巻を読んでいる途中で、私が副島先生に関心を持っていることを知っている友人が、自分が読み終えた副島先生と舟橋幸雄先生の対談本、「日本壊死」を私に譲ってくれまして、これも夢中で読みました。

副島先生のご著書から、“世界観”を持ちたいと、学ばせて戴いているところです。“中国ロック本”、その内容に、もう、本当にたまげてしまっております。
by トモケン (2006-06-04 02:32) 

トモケン

「舟橋幸雄」、ではなく、船井幸雄先生でした。失礼いたしました。
by トモケン (2006-06-04 02:53) 

めい

トモケンさんも来てくれていたんですね。
中沢新一氏公開講座「神話の思考 国家の思考」
http://blog.so-net.ne.jp/oshosina/2006-03-31に正気板でのトモケンさんの書き込みを転載させていただいたのでメールしなければと思いつつついそのままになっていて申し訳ありません。正気板のときとちがってこのブログはマイペースで書いています。ときどき覗いてみてください。

「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」、毎日チビチビ読んでいます。いわゆる「トンデモ本」に括られがちな太田龍氏や馬野周二氏を超えているところがあるとすれば何だろうと思いながら。読み終えたらあらためて考えてみようと思っているところです。「この本を読まずしてもう時代は語れない」、その意気込みがひしひしと伝わってきます。西尾先生が避けておられる副島氏ですが、西尾先生が読まれたらどんな感想をお持ちになるだろうかを考えたりもしています。
by めい (2006-06-04 07:30) 

トモケン

めい様、おはようございます。
私も、“中国ロック本”に衝撃を受けて、めい様にメールを差し上げたく思っておりまして、それでふとこちらのブログも気になりまして、覗いてみましたら、ちょうどいいトピックがありまして、それで書き込ませて戴きました。

正気板でどんなことを書いていたか、少しドキドキしながら読みました。小林よしのり氏の意を汲んで書いている体裁ですが、私はポピュラー音楽オタクでしたので、インドネシアとか西アフリカ(マリとかセネガル)、日本では沖縄の民謡ふうのポップスが好きで、それら、地域の特色、独自性が強く出ているものが好きした。そんな思いも心の片隅にあっての書き込みでした。

副島先生のサイトの、「今日のぼやき(広報ページ)」で、西尾先生の批判が、されておりますよね。めい様も、つくる会では、支部の事務局長のお立場でしたから、板ばさみの思いをされていたのではと拝察いたします。お疲れ様でした。つくる会は、わたくし、今年3月に期限が切れて、更新しませんでした。

学問道場は、またそのうち再入会させて戴こうと思っております。退会手続きをしてもらったばかりですので、お弟子さんたちにご迷惑をおかけしてしまうかな、と思いまして、退会後、一年くらいは間を置こうと思っております。

副島先生の「人類の月面着陸は無かったろう論」がトンデモ大賞(っていいましたっけ?)に選ばれているようですが、インテリ同士の口げんかには、私などには、とてもついて行けません。ですから、読んで面白いか、感動できるかどうかだけが、頼りであります。それから、お説そのものよりも、その人が信用できるかどうかが、とても大切であるように思います。
by トモケン (2006-06-04 09:22) 

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