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堺のおっさん重要発言3題 [現状把握]

はじめて知ることばかりです。とりあえずメモっておきます。

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797:堺のおっさん:2019/10/25 (Fri) 09:26:27
DSとかネオコンとかさまざまな表現があるが、
これらの用語にはとんでもない誤解と偏見が前提となっている。
まるで統一体のようであり、一枚岩の組織なり勢力であるという
極めて単細胞と言うか単純であるというか…
その時点で思考停止と言わざるを得ない。

中国が世界覇権を目指す一帯一路戦略は
DSとかネオコンと言われる勢力の世界覇権構想と一致する。
これを推進する習近平は反DS・ネオコンの旗頭であろうか?
私はそう思わない。
過去、中国では江沢民派がこれらの勢力の代理人であった。
だから、江沢民派を粛清すれば反DS・ネオコンかと言えば
必ずしもそうではない。
たとえ話が漫画的かもしれないが、やくざ組織は一枚岩ではない。
組長が代替わりすれば跡目相続で必ず揉める。
人間が一つの組織を構成するとき、すべての構成員が
同じ方向を向いているわけでは決してない。
それぞれの利害に基づき一つの組織に属するわけだ。
組織内部は常に利害がせめぎ合いながら外見的には統一を保つ。
中国も例外ではなく、江沢民派の制圧に成功した習近平派は
江沢民派のやってきた目もくらむような富の収奪を
今度は自分たちが自由にしていくだけである。
香港問題に強権を発動しない理由の一つでもある。

韓国においてもDS・ネオコン勢力とは何か?
在韓米軍の事か?そんなのは一部に過ぎない。
今では、半島利権を中国に組み込もうとする流れも同様だ。
その旗頭こそ文在寅である。
ここが理解できない単細胞思考では、
何故金正恩が文在寅を信用しないのか?
その本当の意味が分からないだろう。

日本のDS・ネオコンもまた中国のDS・ネオコン化によって
一括りにできない状態になっている。
世界がどう動こうが、これまで築いてきた世界的利権を
形を変えてでも維持していこうという目的、戦略を考察しないと
とんでもない結論になってしまうから面黒い。
現状を俯瞰すれば、最も世界の変化に対応していこうとしているのは
残念ながらDS・ネオコンと言われる複合勢力である。
彼らにはネタニヤフや文在寅などの小物の代わりは
それこそ掃いて捨てるほどある。


802:堺のおっさん:2019/10/25 (Fri) 18:45:57
千葉でまたもや河川の氾濫が発生。
真剣に、堤防のみならず埋まりかけているダムの底や
天井川化しかけている河川のメンテナンスも
長期的に取り組む必要が出てきた。
日本の河川やダムに積もった土砂は大変貴重な土木資材でもある。
塩害で耐用年数の短い最近のコンクリートよりも
はるかに強靭な耐用年数のコンクリートの素材にもなる。
はるか昔に北朝鮮で建設したダムはいまだにびくともしない。
コンクリートの材質がまるで違うと聞いている。

どれくらいの予算がかかるか、専門家ではない私には算定できないが
何十兆円レベルで出来ないことくらいは分かる。
税収から捻出する5000億円程度では
もはやどうしようもないところまで来てしまった。

国債による財政出動を一刻も早く実行すべき時が来た。
財務省の優秀な皆さん。
あなた方がこれを理解できないとは思わない。
一刻も早く最低でも数十兆円の特別予算を
今から数年にわたり組んでいく決意をすべきだろうと思う。
日本国はそれぐらいではびくともしない。
本音を言えば、もう一ケタ上の予算が必要ではあるが…
今はそこまでは言わない。
東日本大震災で火事場泥棒のように導入された「復興税」のように
税収(収奪)でその場しのぎをまたもややるべきではないことは自明だ。


804:堺のおっさん:2019/10/25 (Fri) 23:18:59
兵器の国産化は、すべてが良いとは言い切れない
往々にして、技術的側面に焦点を当てて、
限られた局面での優位性を追求してしまうからだ。

かつてフランスは難攻不落と言われたマジノ線を
ドイツの機甲師団になんなく突破され、
そのドイツはバトルオブブリテンで
たかだか増漕タンクさえぶら下げれば解決した
戦闘機の航続距離という問題を無視して敗北し、
ついでソ連の広大な国土と冬将軍に
補給も兵器の稼働率も間に合わず敗北した。
さらに、ドイツは情報戦ではまるで赤子に等しかった。
アメリカは、絶大な物量をジャングルに飲み込まれ
精神戦でも惨敗し、サイゴンから追い落とされた。
大日本帝国はもっと根本的な戦略の問題など上げれば書ききれない。

戦争は政治の継続である…とはかのクラウゼビッツの言葉。
兵器の開発は国家の外交戦略の延長に位置することを忘れてはいけない。
これを間違えると、兵器の性能など関係なく
無駄な人的・物的損害を積み上げていくこととなる。
独ソ戦での人的損害は2000万人を超えており
ただただ驚くしかない。戦争に勝ったと言ってよいかどうか。
これからの戦争は膨大な人的損害を前提とした戦闘は起こらないであろうが
そして起こしてはならないが、そのためにも兵器の技術的側面のみを
強調して自己陶酔してはいけない。

日本の場合、言うまでもなく島嶼防衛は戦略的中心になる。
その核心はF35Bの空母に改修されるいずもとかがだが…
残念ながらたった2隻では必ず増強されていく
中国の海軍力には決定的とは言えない。
少なくとも中国海軍が保有する空母数に対し
その2倍の空母数は絶対に必要だ。
有名なランチェスター理論と言う考え方があって
同じ性能の兵器であれば戦力はその数の二乗に等しいという。
1対2の数で戦えば実際の戦力差は1対4になるという定理だ。
よほどの性能差がなければ質的優位は数的優位をおぎなえない
これに従えば、当面いずもの半分のトン数でも良いから
空母の数的優位を確保すべきであろう。
「空飛ぶダンプカー」と揶揄されるF35ではあるが、
これからの戦闘機の役割は昔ながらの空戦ではなくなる。
1発で島嶼を奪いに来る敵の艦船を無力化しうるミサイルを
如何に敵に発見されずに、敵に攻撃されないレンジで
さらに言えばいくつ打てるのか?
そのミサイルの性能はどの程度であるべきか?
その性能を磨く改良にこそ日本の技術が生かされると考えるべきであろう。
時代はもはや素晴らしい空戦を行う戦闘機など要求していない。
もう一つ大事なことは、兵器の稼働率である。
全ての兵器がいつも予定通り使えることはほぼない。
稼働率を上げる技術は、故障しない製品を作る
日本のお家芸ではないだろうか。

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