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mespesadoさんによる1億人のための経済談義(39) リンカーンの暗殺原因は「政府紙幣」の発行 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

11月25日の「飯山一郎氏を送る会」、二次会に参加しようか、それとも「もう一度岡山で会おう」というNとの約束を果たすか、三日前ぐらいまで迷って岡山行きを選んだのだった。Nは大きなサプライズを用意していてくれたり、もろもろ生涯心に残る岡山体験ができた。ただ「送る会」の方、せっかくmespesadoさんにも会えたのにあれっきりになるのはなんとも心残りだった。そんな折りの「一郎会」の気運、そして加計呂麻島よりさん(今は仙台)の「東北一郎会」提案、すぐ乗って堺のおっさんにメールした。ことはとんとん運んで一昨日お会いできて、竹さんも巻き込もうと竹亭で3人食事した。5月25日にこの近辺に宿を取って集まりを呼びかけようというところまで話は進んだ。飛び抜けた行動力の加計呂麻島よりさんがたのもしい。

さてその時、太陽光や水車による電力代替の話から始まって、中国におけるグルンバ普及がなぜ頓挫したか。結局既存産業を脅かす革新技術は大きな抵抗に直面せざるを得ないということ。折りも折り、今読んだ「文殊菩薩」ファーウェイのCFO孟晩舟逮捕の目的が、米国によるファーウェイの5G対応CPU潰しであることが明らかになって来た。》それはまた、債務を伴わない「政府紙幣」発行の問題とも重なる。夕べちょうどmesさんのその議論をメモっていたところだった。ちなみに、竹亭での話の結論は、何でもタダで手に入る世の中になって金のことなんか考えなくてもいい世の中になったらみんな解決する。イハトビラキ。そういう世の中をイメージできるようになったということは、もうその方向に進んでいる。そうなるまで生きていたいね、ということでした。竹さんも金に苦労させられてきた人です。

閑話休題。mes理論の歴史・現実問題への応用です。大事な視点が提示されています。

ロシア(プーチン)アメリカ(トランプ)日本(安倍)vs 国際金融勢力(Deep State=ネオコン、共産主義者、新自由主義者、グローバリスト)  ロシアを支配するものが、最終的に世界を支配することになる   リンカーンはロスチャイルドからの高利の貸し付けの申し出を断り、債務の伴わない「政府紙幣」を発行したために暗殺された。(ケネディも然り通貨発行権をもつ民間の中央銀行を改編して公的な中央銀行にすることですべての国家債務問題は解決する  スティグリッツも日銀(白川方明)もグローバリスト(国際金融資本のお仲間)

*   *   *   *   *

393:mespesado:2018/12/08 (Sat) 08:54:23
 今、馬渕睦夫さんの2冊の著書:
『世界を操る支配者の正体』
『アメリカの社会主義者が日米戦争を仕組んだ』を読んでいます。
一方、弓月恵太さんという人のツイート:
https://twitter.com/ssomurice_roundを過去発言まで遡って読んでいます。
 どちらも Deep State に関する話をきちんと証拠を挙げて解説しています。これはすごい!
  ポリコレに染まるサヨクは Deep State の手先か、彼らの洗脳にまんまと引っかかった連中であり、一方の愛国保守も、実はものごとが国家単位でしか見えておらず、実は敵は Deep State なのに、彼らが暗躍する国そのものを嫌っているに過ぎない、とかも見えてきます。
 これ以外にも、何で安倍政権が一見正義や国益に反することをしようとしているのか(つまり実は“そうではない”という種明かし)など、いろんなことが見えてきます。
 これから、内容を、個別にここでいろいろ紹介していこうと思っています。


399:mespesado:2018/12/08 (Sat) 12:09:07
>>400
『共産主義の最終目的』序文
https://www.epochtimes.jp/2018/09/31773.html#.XApnx3wictU.twitter
 リンク先↑の記事で印象に残ったとこ:
> 長年、中国共産党は「中国は中国共産党と同一の存在だ」というイメー
> ジを意図的に形作ってきた。そのため多くの中国人と外国人は「中国と
> 中国共産党は別物である」ということを忘れてしまった。

 おお!これこそ私が >>397 で書いた:
> 一方の愛国保守も、実はものごとが国家単位でしか見えておらず、実は
> 敵は Deep State なのに、彼らが暗躍する国そのものを嫌っているに過
> ぎない

に対応しているではないですか!そして…

> 中国共産党は長年「中国と中国共産党は同一の存在だ」とする嘘(うそ)
> 偽りを発信し続け、中国国民を欺き、全世界を騙した。トランプ政権に
> よってこの化けの皮がいま、はがされつつある。

 トランプの出現によって、ことの本質が世界中で、誰の目にも明確に見えて来た、ということでしょうね。

405:mespesado:2018/12/09 (Sun) 08:39:22
>>393
 さて、まずは馬渕さんの本の方ですけれど、先に出版されたのが、『世界を操る支配者の正体』の方で、2014年の10月が初版です。なので、こっちから先に論評しましょう。
 まず、「はじめに」で、いきなり↓

> 現在の世界における主要なファクターは、ロシアと日本、そして国際金
> 融勢力です。アメリカや中国といった国家ではないことに注目してくだ
> さい。

とあります。一見すると、現在の主要なファクターが「アメリカや中国といった“国家”ではない」と書いておきながら「ロシアと日本」という“国家”が主要ファクターだ、とは矛盾しているように見えますが、著者の意図はそうではありません。
  この本が書かれた当時のアメリカは、ネオコンに脅され、身動きが取れなくなっていた(というか、民主党なのでそもそもネオコンのお仲間だった)オバマ政権 でした。だから、この「オバマ政権下のアメリカ」がアメリカのすべてだ、と思うと間違うぞ、という意味ですね。中国も実は「リーマンショックでアメリカで 暗躍できなくなったネオコンが活躍の軸足をアメリカから中国に移し始めた」ので、一緒です。
  これに対し、日本とは安倍政権を、ロシアとはプーチン政権を意味し、これらの両首脳は、この放知技読者には常識ですが、アンチネオコンです。つまり、著者 の言う「ロシアと日本」というのは、実は(ネオコンに対抗しようとしている)「ロシアのプーチンと日本の安倍」という意味なのですね。
 ですから、もしこの本が2017年以降に出版されたのなら、件の一文は
現在の世界における主要なファクターは、アメリカとロシアと日本、そ
# して国際金融勢力です。中国といった国家ではないことに注目してくだ
# さい。
と書かれたことでしょう。あるいは中国に加えてマクロン下のフランスを新たに加えてもいいかもしれません。この馬渕さんの本は、もう一方の本もそうですが、用語の使い方に結構微妙なところがあるので、読者はそこを補っ
て理解する必要があります。
 おりしも亀さんが最新のエントリーで、NHKのBS世界のドキュメンタリー「プーチンの復讐(前編)」をテーマにしておられました↓
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1615.html
 そこで紹介されていたコメント欄のちゃんママさんという人の理解に大いに通じるものがあります。(続く)

411:mespesado:2018/12/09 (Sun) 15:39:30
>405
 さて、この『世界を操る支配者の正体』ですが、全部で6つの章からなり、それにまえがきと終章が付随しています:

まえがき 最後の希望の旅
 第1章 ウクライナ危機は世界最終戦争の序曲
 第2章 プーチン抹殺のシナリオ
 第3章 ロシアを支配する者が世界を支配する
 第4章 国際金融勢力対ロシアの200年戦争
 第5章 道徳と民族を破壊する4人の洗脳者
 第6章 ディアスポラ化する人類
  終章 歴史認識大戦争に備えよ

 さて、この本の本論は、ウクライナ危機の問題から始まります。
  この政変が、アメリカの描いたシナリオによって進められてきたことがバレたこと、ウクライナ領クリミアのロシアによる編入に対して一方的にロシアを悪者視 するメディアの不自然さ、そしてそのメディアをコントロールしている黒幕がウォール街やロンドンシティーに拠点を持つ「国際金融資本家」達であること、そ してこの「国際金融資本家」達は、あるときは「共産主義者」、あるときは「新自由主義者」、あるときは「ネオコン」、あるときは「グローバリスト」として 登場し、その本質は、彼らのビジネスにとって邪魔になる(民族)国家を崩壊させ、「国際化」を推進する「国際主義者」であること、そして彼らが引き起こす メディアによるロシア非難や東欧の「カラー革命」は、国際主義に対立する民族主義のプーチンを倒すことが目的であること、そしてそれは、祖国を失ったま ま、しかし強力な同族意識の下で世界に散らばりながら、自分たちの価値観に合った「世界政府」の実現を目指すアシュケナージ・ユダヤの長年の企みがあるこ とを次々と直接あるいは間接証拠によって暴いていきます。
  以上の事実は、トランプ以降のアメリカがアンチネオコンになり、トランプによる執拗な「対メディア戦争」のおかげで随分と世に知られてきた、今ではほとん ど“常識”と言ってもいいことだと思いますが、2014年の段階ではまだ「陰謀論の一つ」くらいにしか思われていなかったかもしれません。
 さて、今となっては既によく知られるようになった本書の内容の全体を紹介してもあまり意味が無いと思うので、読んでいくうちに「これは」と思った箇所をピックアップして紹介していくことにします。     (続く)

412:mespesado:2018/12/09 (Sun) 19:29:00
>>411
 まずは共産主義「ソ連」の誕生である「ロシア革命」について

ソ連共産主義体制はロシアやウクライナの国情に合わない体制でした。
> 両国ともに敬虔なキリスト教東方教会(正教)の国であり、スラブ民族
> 主義の伝統が強い文化国家です。無神論を唱え、民族主義、伝統文化を
> 否定する共産主義とは水と油の関係なのです。【p.81】

 ↑これは、

> ロシア革命はロシア皇帝の圧政に苦しむロシア人が蜂起して帝政を転覆
> した革命では決してありません。ロシアの少数民族ユダヤ人を解放する
> ために、国外に亡命していたロンドン・シティやニューヨークのユダヤ
> 系国際金融勢力の支援を受けて起こした革命であったのですその意味で、
ロシア革命ではなく「ユダヤ革命」と言うのが正しいのです【p.104】

に対応する“状況証拠”とでも言うべき内容です。
 また、次の記事は、例の栗本慎一郎氏の言う「ハートランド」の概念が出てくるところです:

> 世界で展開されているさまざまな紛争の根底にあるのは、一言でいえば
> ロシアをだれが支配するかということと関連があるのです。なぜなら、
ロシアを支配するものが、最終的に世界を支配することになるからです。
>  「はじめに」で述べました通り、20世紀の初めに活躍した地政学の草
> 分けであるハルフォード・マッキンダー(1861年~1947年)は、
> 【中略】名言を残しました。「東欧を支配するものがハートランドを制
> し、ハートランドを制するものが世界本島(ユーラシア大陸)を制し、
> 世界本島を支配するものが世界を制する」というものです。マッキンダ
> ーが言うハートランドの核をなすのがロシアとウクライナです。

 これに関連して、著者はこうも言っています↓

> しかし、ここで注意すべきは、マッキンダーの定理はロシア国家が世界
> を制するとは必ずしも言っていないことです。ロシアを影響下に置く者
> がユーラシアを制し、世界を制するということなのです。ロシアは決し
> て世界を支配する野望は持っていません。なぜなら、ロシア人にとって
> ロシアそのものが「世界」であるからです。ロシア語で世界はミールと
> いいますが、かつてロシア人の生活の基盤であったロシア農村共同体も
> ミールであり、そしてミールは平和という意味でもあります。

 昔から極東の南下政策とかクリミア併合とかありますから、「領土拡張要求」はあると思いますが、それだけでなく、Wikiの「ロシアによるアメリカ大陸の植民地化」という項目:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E9%99%B8%E3%81%AE%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E5%8C%96

によると、ロシアは、実際にはそこの説明にあるように、アラスカだけでなく、ブリティッシュコロンビア、カリフォルニア、果てはハワイにまで植民活動をしていました。しかしながら、そこの説明にもあるように、

> ヨーロッパ諸国の中でロシア帝国は、海岸遠征や領土獲得のための植民
> を国家が支援しなかった数少ない帝国だった。

ということだそうです。そういう意味で、ロシアは国家として世界を制するというような野望は持っていなかったようです。確かにアラスカとか、クリミア戦争による財政の困窮で、敵国イギリスに取られるよりはということでアメリカに売っちゃいましたしね。
 要は、馬渕さんは、ロシアは国家としてグローバリストではなかった、ということを言いたいのでしょう。(続く)

413:mespesado:2018/12/09 (Sun) 22:32:29
>>412
 次はアメリカの南北戦争について。

>  私たちは南北戦争は奴隷制度をめぐる北部と南部の戦いだと教えられ
> てきました。しかし、これは正しくありません。北部のリンカーン大統
> 領は連邦制の維持のためには奴隷制度を認めてもよいと考えていたので
> す。

  まあ、教科書的な常識が真っ赤なウソだった、という話の一つですが、実際は、北部(工業地帯)と南部(農業地帯)の経済格差で軋轢があったところにアメリ カという強国の存在が世界支配の邪魔になると考えたイギリスの金融資本家が、南部から綿花輸入を禁止し、不満を持った南部に扇動工作を仕掛け、独立を唆 し、11州が合衆国を離れ、「アメリカ連合国」を結成します。ここでリンカーンの下で南北戦争がはじまるのですが、この戦争は奴隷を解放するためではなく、合衆国の分裂を防ぐことが目的だったのです(実際、奴隷解放の対象は南部の奴隷だけで北部は対象でなかった↓https://ameblo.jp/hoshitukiyoru7/entry-11530266369.html )。
 さて、イギリスだけでなく、メキシコの植民地化を狙うフランスまでもが北部に敵対し、リンカーンは戦費の調達に苦労します。そこでリンカーンはロスチャイルドからの高利の貸し付けの申し出を断り、「政府紙幣」を発行するのです。しかもアメリカ国家の信用の身に基づく不換紙幣として。
 これに対して利権を失うことになる国際金融資本は黙っていません

> ロンドン・タイムズは、この法定通貨が債務を負わずに発給されている
> 点に嚙みつきました。債務を負わずに紙幣が発給されると政府の負債は
> 完済されてしまう。そうなれば、世界の富と頭脳は北アメリカに向かっ
> てしまう。こんな政府は破壊しなくてはならない。さもなければ、地球
> 上のすべての君主国が破壊されてしまうことになるだろうと。それから
> 3年後、リンカーンはロンドン・タイムズの予言通り暗殺されました。

  このロンドン・タイムズの理屈は完全な“言いがかり”ですね。本当は国家に通貨発行権を渡すと、自分たちが通貨を発行して国家や市場に貸し付けることで儲 けている国際金融資本の利権が失われるからですが、21世紀の今日においても国家に通貨を直接発行させないように、そんな方法があたかも存在しないかのよ うに洗脳しようとする人たちのことが後の方で紹介されています。その一人がフランスのジャック・アタリで、

> 2010年に書かれた『国家債務危機』において、アタリは国家債務と
> 金融市場の関係を論じています。この本で金融市場の実態には触れずに
> 金融市場の力が国家よりも上にあるとの前提で解説していることに、注
> 意する必要があります。

>  アタリの議論の中で最大の欠点は、債務はなぜ生じるのかという点に
> 触れていないことです。

>  アタリは続けて、過剰な公的債務に対する解決策は八つあるとして、
> 増税、歳出削減、経済成長、低金利、インフレ、戦争、外資導入、デフ
> ォルトを挙げ、これら以外には解決手段はないと断定しています。しか
> し、この断定は間違っています。もう一つ、決定的に重要な解決手段が
> あります。それは、通貨発給権を持つ中央銀行の改編です。すなわち、
> 民間の中央銀行を改編して公的な中央銀行にすることです。実は、これ
> ですべての国家債務問題は解決するのです。

 アタリの洗脳は、まるでわが財務省の洗脳とソックリです。日本の財務省も公債金融資本のお仲間であることがはっきりしますね。
 なお、この本では、日本でよく知られているノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツによる洗脳についても言及されています。まず、彼が『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』という本を書いたにもかかわらず、グローバル化のやり方が間違っていただけで、実はグローバリズムそのものは望ましいと主張するグローバル化推進論者であることを指摘したうえで、

> たとえば、「現在の一般通念の主張は、中央銀行は独立機関であるべきだ
> というものだ。もし、中央銀行が政治権力の言いなりであったら、政治家
> たちはコストを遠い未来に押しつけて、目先の利益を得るために金融政策
> を操作するだろう」との指摘を取り上げてみましょう。
>  この文章を読むと、つい私たちは頷いてしまうのではないでしょうか。
> ここに、巧妙な洗脳があります。なぜ、中央銀行、つまり通貨発給権を持
> つ銀行が政府の影響下にあってはならないのでしょうか。
>  彼は政治家が選挙用に悪用するからだと述べていますが、だとすれば、
> 通貨以外の政策分野は政府(政治家)が選挙用に悪用しても問題ないとい
> うのでしょうか。現に、選挙前であろうがなかろうが、通貨政策を除き政
> 府(政治家)が政策を執行しています。スティグリッツのこの理論を厳密
> に貫けば、政府(政治家)はいかなる政策も選挙目当てになるから実践し
> てはならないことになり、政府は不要という結論になってしまいます。
> 貨問題のみ政府から独立していなければならないというスティグリッツの
> 議論は、完全に破綻しています。

と論じています。どこかの日銀の主張となにやらそっくりですね。これでスティグリッツだけでなく、日銀もまた、国際金融資本のお仲間であることがはっきりしました。 (続く)

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