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mespesadoさんの経済談義(3)「放知技感覚」 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

現在の国際政治の見方の基本が示されています。「放知技感覚」と言っていいと思います。私自身「放知技」板の議論に学ぶことで身につけた感覚です。結論は「パワー・ポリティクスの時代」などとんでもない、「真の国際協調が可能となった時代」であるといえると思うのです。そういう意味ではリベラルがよく揶揄される「世界市民」的理想に実は近づいていると言えるのです。》です。昨晩の議論、飯山御大(232)への堺のおっさんの反応(235)《激しいせめぎあいの果てに出てくるのは、結局、新時代の大東亜共栄圏構想。それもロシアまで巻き込むスケールアップした途轍もない構想。アジアの繁栄を予見させます。また、これによりロシアでのネオコンの影響力が弱まり、プーチンの基盤が盤石になるなら、真にアメリカからアジアへ覇権の移行が完遂することとなります。トランプも安心してモンロー主義を前面に打ち出し、アメリカの再建に着手できるでしょう。その流れは、中東にも及びます。》に通底します。ウヨクサヨクは言うに及ばず、国境をも超えて広がる雄大雄渾の世界が見えてきます。

*   *   *   *   *

222:mespesado : 2018/05/15 (Tue) 07:33:13 host:*.itscom.jp
鳩山由紀夫氏が次のように呟きました:
鳩山由紀夫@hatoyamayukio
> なぜ拉致問題が重要ならば、安倍首相はトランプ頼みではなくて、ご自
> 身で金正恩委員長に談判しないのだろうか。金委員長はいつでも日本と
> 対話する用意があると話しているではないか。私は既に解決済みと公式
> 見解がされている拉致問題は、日朝国交正常化した後、信頼関係の中で
> 解決すべき問題と思う。

 これに対する、例のRicky_Elwoodさんによる一連のツイート:‏
Ricky_Elwood@David_R_Stanton
> この発言は卑怯です。金正恩に直談判出来ないのは自衛隊を日本国憲法
> 第9条に明記していないからです。憲法9条改正に反対するリベラル人は
> 二言目には「話し合いで解決」と言うが独裁政権相手にそんなのは無理。
> 米国の捕虜3名解放を見ても判る通り、独裁政権に対しては軍事力の背景、
> 軍事的決意が必須。

> それ無くして拉致被害者の取り返しなど無理です。憲法9条に手足を縛ら
> れた安倍総理の打てる手というのは本当に限られています。憲法9条によ
> り「不当に拉致した日本人を返さない場合は武力行使も辞さない」とい
> う基本的な戦略が取れない。国際紛争解決の手段として武力による威嚇
> や武力の行使が

> 許されていないからです。だからと言って話し合いは何度も失敗してい
> る。相手に軽く見られ、金をむしり取られるだけに終わったではありま
> せんか。

> この経緯を知りながら何故鳩山氏はこのような発言をするのか。卑怯極
> まりない(本当に馬鹿なのかも知れないが)。

> 自分たちで安倍総理の手足を縛っておいて「あいつはこういう時に北朝
> 鮮に対して手も足も出ない。アメリカにも相手にされない。日本を蚊帳
> の外に追いやったのはアベだ。なんて情けない姿だ」と醜い笑いに顔を
> 歪めて嘲っているのがリベラルの人々なのではありませんか。

> 皆さん、今の状況で一番恥を偲んでいるのは誰かを考えてみて下さい。
> それは安倍総理です。安倍総理が一番恥を偲んでトランプ大統領に「金
> 正恩に拉致被害者を返すよう言って欲しい」と言っているのです。現今
> の憲法下ではいくら考えてもこの方法しか無いから自分の恥を捨ててト
> ランプ大統領にお願い

> したんじゃありませんか。だから憲法9条を改正しなければいけないので
> す。
> トランプ政権は「戦争に備える事が平和を守る最大の良策」を実践する
> 政権です(ジョージ・ワシントン以来のアメリカの古典的な考え)。「強
> 大な軍事力で金正恩に思いっきり脅しをかけてやれ。断りやがったらミ
> サイルブチ込むぞ」

> という考え方をする政権です。安倍ちゃんはそこに賭けたんでしょう。
> でも本当は日本単独で「断りやがったらウチのF35が黙っちゃいないぜ」
> と交渉するのが筋だしそれが一番いい。だから憲法9条を改正しなければ
> いけないのです。

 一旦ここで切ります。
 確かに鳩山氏や「リベラルな人」の世界観がおめでたいものであることの指摘はそのとおりなのですが、次の発言には???です:

> 金正恩に直談判出来ないのは自衛隊を日本国憲法第9条に明記していない
> から

 え?え?何で?と思ったらその理由が

> 米国の捕虜3名解放を見ても判る通り、独裁政権に対しては軍事力の背景、
> 軍事的決意が必須。それ無くして拉致被害者の取り返しなど無理です。

ということらしい。でも、この理屈だと、拉致被害者を取り返すためには軍事力で北朝鮮を脅す必要がある、ということですが、その理屈なら、単に自衛隊を日本国憲法に明記するだけでは不十分で、「交戦権の否定」を削除しないと北朝鮮を「軍事的に脅す」ことはできないはずです。事実、そのあとすぐに

> 憲法9条により「不当に拉致した日本人を返さない場合は武力行使も辞さ
> ない」という基本的な戦略が取れない。

と呟いているからです。しかも

> 皆さん、今の状況で一番恥を偲んでいるのは誰かを考えてみて下さい。
> それは安倍総理です。安倍総理が一番恥を偲んでトランプ大統領に「金
> 正恩に拉致被害者を返すよう言って欲しい」と言っているのです。現今
> の憲法下ではいくら考えてもこの方法しか無いから自分の恥を捨ててト
> ランプ大統領にお願いしたんじゃありませんか。

などと呟いているところを見ると、もし憲法で交戦権が否定されていなかったら、安倍さんは北朝鮮に軍事的脅しをちらつかせて拉致被害者を奪還したと思ってるんでしょうかね。この一連のツイートを読むと、論理的にはそういうことになります。
 これって、「誘拐されたわが子を奪還するために誘拐犯の家に武装して侵入する」という考え方であり、安倍さんはそのような過激なマッチョ・ウヨクじゃないんじゃないですかね、今までの表・ウラ含めた場における穏便な考え方の表明からして。
 そもそも金正恩は、先代が確かに北朝鮮側から朝鮮戦争を仕掛けたという事実やらその後米国による非人道的な反撃をしたこと、更に今までの米国戦争勢力によるカラー革命の手口などをすべてわかった上で、南北融和を妨害する諸悪の根源を米戦争勢力だと見抜いたうえで、トランプと「口先マッチョ」の応酬で米戦争勢力をけん制しているに過ぎないし、トランプもわかってそれに付き合っていたわけで、見かけのように「米国が本気で北朝鮮を軍事的に脅したから」捕虜を取り返せたわけではない。Ricky_Elwoodさんは、こうした背景がわかっているようには全然思えないんですが。

> トランプ政権は「戦争に備える事が平和を守る最大の良策」を実践する
> 政権です(ジョージ・ワシントン以来のアメリカの古典的な考え)。「強
> 大な軍事力で金正恩に思いっきり脅しをかけてやれ。断りやがったらミ
> サイルブチ込むぞ」という考え方をする政権です。安倍ちゃんはそこに
> 賭けたんでしょう。

 イタイ見方です。「…という考え方をする政権」であるかのように戦争勢力には思わせている、というだけですね。もし本気でそうしてるなら口先だけでなく現物(空母とか)をそれなりに配備して脅すはずです。
 そして「安倍ちゃんはそこに賭けたんでしょう」とは何事ですか!安倍さんがそんなトランプの芝居を見抜けないとでも?これは、サヨクとはまた逆の方向で安倍総理の実力を見下していることになりますね。
 そういうわけで、このRicky_Elwoodというヒトは、サヨクの「安倍=バカ」論批判はまことに鋭いけれど、残念ながら典型的なマッチョ・ウヨクの一人であり、その先入観でバイアスがかかっているように思います。(続く)
247:mespesado : 2018/05/16 (Wed) 00:40:26 host:*.itscom.jp
>>222
Ricky_Elwoodさんのツイートの続きです:

> 世界はパワー・ポリティクスの時代に入ってます。その時代に入ってさ
> え憲法9条を護持する事はやがて国家の死を招くのではないか?というの
> が私の考えです。トランプ大統領もいつも助けてくれる訳ではないと考
> えます。その理由はトランプ自身が本来は「自分の身は自分で守れ」と
> いう人だからです。

> トランプ大統領の演説を聞いていると「資本主義社会、自由主義社会を
> 維持するには軍備が必要だ。そこで私は同盟諸国にも国の規模に見合っ
> た軍備負担をお願いしたい」という事を何度か言ってます。日本にも当
> 然「アジアの平和安定に相応しい装備を持て」と言ってくるんじゃない
> かと思います。

> そういうポリシーのトランプ大統領がいつ迄日本の「いやあウチには憲
> 法第9条ってのがありましてそれは出来ないんです」という説明に納得し
> てくれるか。思ったより近い将来にトランプ大統領は納得しなくなるの
> ではないかという気がします。

> 国家的破滅に瀕して高邁な理念のもとに作られた憲法9条だったが今度
> は一転してそれが日本を国家的破滅に導くものになる可能性すらあると
> 思います。

> 最後に安倍総理の心中を思って一言。
> 「大将の胸臆は衆人の知るところにあらず」
>                (織田信長)

 さて、ここまでくると、どうにも違和感がありまくりです。その違和感とは一体何なのか、ということを探るために、冒頭に出てくる「パワー・ポリティクス」という語をWikipediaで調べてみることにすると、

> 主権国家同士が軍事・経済・政治的手段を用いて互いに牽制しあうこと
> で自らの利益を保持しようとする国際関係の状態を指す。諸国家は世界
> の資源を巡って争い、他国や国際社会全体の利益よりも自国の利益を優
> 先する。その手段は、核兵器の開発・保有、先制攻撃、恫喝外交、国境
> 地帯への軍隊の配備、関税障壁や経済制裁など多岐にわたる。

ということだそうです。しかし、この定義なら、別に「今」に限った話ではなく、昔からずっとそうだったはずです。しかしその中身は時代の変化に応じて変化してきています。2009年11月に雑誌『国際問題』に掲載された神谷万丈氏による論文:
ポスト9.11の国際政治におけるパワー
http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/2000/2009-11_004.pdf?noprint
によると、第2次大戦以前は大国は他者に頼ることなく自己充足的で、国際政治のパワーの源は領土だったから、軍事力による自国領土の防衛と侵略による領土の拡張が基本だった。ところが戦後はナショナリズムの台頭で他国の統治が困難となり、軍事力による支配はコストに合わなくなり、国際間の競争が領土を巡るものから経済的な富を創出するものへと、ポリティカル・パワーの内容がそれまでの軍事的なパワーから非軍事的な分野にシフトしてきた。
 ところが、先進国に「人命の価値」を高く見積もる傾向が強まってきたため、兵士の生存率の極大化や、更には敵国の民間人の巻き添えすらも極力避けるようになってきて、政治的対立を解決するための手段としての軍事力の重要性は主要国間で著しく低下した。そして更には軍事力行使どころか経済制裁についてさえ、対象国の民衆を苦しめるから実行しにくくなり、ポリティカル・パワーによる対処それ自体が困難になってきた、と述べられています。ここまでの議論は、なるほど、確かにその通り、とほぼ頷ける内容となっています。
 ところがここから先は、ちょっと雲行きが怪しくなります。近年台頭が著しい新興国の多くは、先進国とこれらの価値や理念を共有しておらず、未だに軍事力中心のパワー・ポリティクスで対応せざるを得ない国々があるとして、「国際社会のルールを順守しようとしない北朝鮮のような国」をその一例に挙げています。
 以上を踏まえた上で、最初に引用したRicky_Elwoodさんの「世界はパワー・ポリティクスの時代に入ってます」という発言を考えてみましょう。Ricky_Elwoodさんにとって、まずは米国、ロシア、中国に加えて日本も含めて大国同士がパワー・ポリティクスで牽制しあっているように見ていると思うのですが、上記の神谷氏の考察によれば、先進国同士ならパワー・ポリティクスで張り合うようなことはできない時代になったというのですから、Ricky_Elwoodさんは、「ロシア」や「中国」を「先進国とこれらの価値や理念を共有していない」新興国とみなしていることは明らかです。そして「北朝鮮」に至っては、新興国の中でも更に「国際社会のルールを順守しようとしない」困った国とみなしていることもこれまた明白です。
 しかし、ここ放知技の常連諸氏や読者は、ロシア、中国、北朝鮮のいずれも、単なる「先進国とこれらの価値や理念を共有しない」とか「国際社会のルールを順守しようとしない」という「野蛮国」などではなく、非常に国際政治の把握と実行力に長けたリーダーを持った国々であることを知っています。ですから、「世界はパワー・ポリティクスの時代に入って」いるように見えるのは見かけ上のことであり、そのように見せかけることで「軍産複合体」のような各国にとっての真の「敵」の目くらましをしている時代だ、と考えるのが一番合理的だと思われます。従って、「憲法9条を護持する事はやがて国家の死を招く」などという主張はピント外れ。そうではなくて、相手の意図をいかに読み取るか、いかに隙を与えないで自国の国益を高めることができるか、という能力が求められています。しかもこの自国の国益を高めるというのも、今日では冷静に対処しさえすれば他国の国益を損なうことなく、いやそれどころか他国の国益にも資するように実行可能なのですから、「パワー・ポリティクスの時代」などとんでもない、「真の国際協調が可能となった時代」であるといえると思うのです。そういう意味ではリベラルがよく揶揄される「世界市民」的理想に実は近づいていると言えるのです。この意味ではマッチョ主義のウヨクは、まだ認識が遅れていると言わざるを得ないと思います。もちろんサヨクの方はもっとはるかに認識がずれていて、自国のリーダーの力量さえも理解できていないし、現憲法が無いと自国の軍隊が暴走して悪いことをするなんて考えているので、もう論外も論外で問題外の外とも言えるのですが、理念としてはむしろいいところを突いていたと思うんですよね。

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めい

どうなる?

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248:奥田 正行 : 2018/05/16 (Wed) 06:55:32 host:*.zaq.ne.jp
5月16日、朝鮮中央通信は、同日予定の南北閣僚級会談閣僚級会談の中止を伝え、
6月12日予定の米朝首脳会談の取りやめを示唆。

単なる脅しであればよいのですが。

〇記事
北朝鮮、米朝首脳会談取りやめ示唆=南北閣僚級会談を急きょ中止
時事ドットコム2018.05.16 05:34

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、米韓空軍が開始した航空戦闘訓練「マックスサンダー」を
強く非難、16日に予定していた韓国との閣僚級会談を中止せざるを得なくなったと伝えた。
また、6月12日の米朝首脳会談についても、取りやめを示唆した。・・

250:堺のおっさん : 2018/05/16 (Wed) 07:49:17 host:*.ocn.ne.jp
>>248 >>249 奥田さん
いきなり来ましたね。
このこわもて金正恩
ホトケの金正恩を見た後には
カウンターパンチです。
言ってることが正当なだけに
米韓の空軍演習をどうするのか?
4月1日からの「フォールイーグル」は
規模と期間を例年よりも大きく縮小して
実施した。

251:飯山一郎 : 2018/05/16 (Wed) 08:00:57 host:*.dion.ne.jp
>>248 >>249
  ↑   ↑
この重要部分を(下のほうに)抜粋します.
読むと…,北朝鮮の言い分は,スジが通っている.
米韓空軍の合同軍事演習は,『板門店宣言』に明確に違反している.
重大な違反行為だ.
これは看過できない!と…
金正恩(と習近平)は,「米国ネオコン軍産との戦い」という構図を意識して,覚悟を固めたようだ.

米国ネオコン軍産の「アメとムチ」.
そんなものは無効!北朝鮮を甘く見るな!と…
金正恩は覚悟の上だろう.文在寅の覚悟が問われる.

しかし,日米など西側は,「またもや北朝鮮が裏切った!」と非難するだろう
これは…,ひと悶着も,ふた悶着も,ある.

ーーーーー↓ 時事通信の報道 ↓ーーーーー

>北朝鮮国営の朝鮮中央通信は…
>米韓訓練について「(北朝鮮への)空中からの先制打撃(攻撃)と制空権掌握を目的としている」と批判、
>戦略爆撃機B52や最新鋭ステルス戦闘機F22などが投入されており、
>南北首脳会談で署名された「板門店宣言」に対する「露骨な挑戦」で
>「意図的な軍事的挑発」だと反発した。
>その上で「米国と南朝鮮(韓国)が北南関係の改善と朝米対話局面が戦争演習の免罪符になると考えるなら、
>それより大きな誤算はない」と主張。
>さらに「米国も朝米首脳対面(会談)の運命について熟考しなければならない」と警告した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051600238&g=int

ーーーーー↑ 時事通信の報道 ↑ーーーーー

252:飯山一郎 : 2018/05/16 (Wed) 08:17:05 host:*.dion.ne.jp
>>251
金正恩の北朝鮮の強硬な態度を,米・韓は全く予期しなかった….

文在寅,トランプ,韓国軍内のネオコン,米国ネオコン軍産.
この↑↑四者の認識は,バラバラになるが…
しかし,トランプは口先では強硬な発言をして…
米国ネオコン軍産と同じ主張をするとなると…
金正恩とトランプの罵倒合戦が,またもや始まる?
すると…
米朝首脳会談は取り止めか?という観測が浮上する.

当然,株価は暴落.
こりゃ,売りで儲かる! …鴨寝.  (爆)
これも↑↑ひとつのシナリオ.

by めい (2018-05-16 09:03) 

めい

253:飯山一郎 : 2018/05/16 (Wed) 08:41:40 host:*.dion.ne.jp
>>250
堺のおっさん
4月の米韓合同軍事演習「フォールイーグル」のときは…
北朝鮮と米・韓は,まだ冷戦状態だった.
何の約束もなかった.
しかし現在,朝・韓は『板門店宣言』という約束(条約)を結んでいる.

『板門店宣言』には…,朝・韓は敵対行為・挑発行為は一切しない!と,明確に書かれている.
その約束(条約)を,韓国側は破った!と,金正恩の北朝鮮は主張している.
北朝鮮の原則主義・原理主義は,国際法上は,当然の主張だ.

北朝鮮の「当然の主張」に対して,文在寅は,そしてトランプは,如何に対処するか?
このことが↑↑当面の焦点,かと.

254:飯山一郎 : 2018/05/16 (Wed) 08:54:38 host:*.dion.ne.jp  
いまのところは…
米国ネオコン軍産が「熱望」し,画策していた…

『北朝鮮と米・韓を仲違い(なかたがい)させること!』
この策略が↑↑一応は成功した!という状況になっている.


by めい (2018-05-16 11:16) 

めい

273 名前:飯山一郎 2018/05/16 (Wed) 19:09:22 host:*.dion.ne.jp  
アメリカ軍産ネオコンは,北朝鮮に対して…
「完全降伏!」「完全武装解除!」に匹敵する強硬な要求をしていたようだ.(※1)
ネオコン軍産は,北朝鮮が到底了承できない要求を突き付け…
北朝鮮が猛反発し,「米朝会談中止!」を言い出すことを狙っていて…
本日,北朝鮮は,ネオコン軍産が狙ったとおり,「米朝会談中止!」を言い始めた.← いまココ.
和平への流れを分断する作戦! ←これは米国ネオコン軍産(戦争屋)の常套手段だ.

ーーーーーーーーーー
(※1)
米国ネオコン軍産が,北朝鮮に突き付けた要求(武装解除の手順)は…
1.すべての核関連施設を開示せよ.
2.IAEA(国際原子力機関)などの全面査察を受け入れよ.
3.核兵器は米テネシー州に国外搬出する.
4.弾道ミサイルや,生物・化学兵器も廃棄せよ.
5.核関連のデータは全て廃棄せよ
6.核開発に関わった数千人の技術者を海外に移住させよ
ーーーーーーーーーー

274 名前:堺のおっさん 2018/05/16 (Wed) 23:59:35 host:*.ocn.ne.jp
<対北朝鮮>米韓、虚突かれ当惑 会談中止示唆で
https://rdsig.yahoo.co.jp/_ylt=A2RieglnRPxa2iEAFz6cv_97/RV=2/RE=1526568423/RH=cmRzaWcueWFob28uY28uanA-/RB=Qsn6OmJOqe90tMfvxKHLc9muafs-/RU=aHR0cHM6Ly9uZXdzLnlhaG9vLmNvLmpwL3BpY2t1cC82MjgyNzY0AA--/RK=0/RS=sC3WxoT2H03z1j8uuRm7NKFX1qI-

トランプの反応が待ちどうしかった。
いまのところ、無反応である。
ヘリテージ財団など、ネオコンの反応は混乱を極めている。
金正恩の機先を制した手腕に翻弄されている。
韓国内でも同様で、文在寅大統領も静観の構え。
慌てているのは、制裁が機能して北朝鮮が折れてきたと
勘違いしたネオコン一派ということになる。


by めい (2018-05-17 00:12) 

めい

ボルトンはやっぱり「人間のクズ」
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-9025.html

北朝鮮外務次官金桂官とボルトン大統領補佐官
突然に南北首脳会談をキャンセルし、米朝首脳会談の開催も再考すると発表した北朝鮮だが、どうやら原因はボルトンにあるようだ。

ボルトンが最終局面になって北朝鮮に永久非核化(PVID)なる概念を持ち出し、核物質や核開発人員の海外移転を要求しているからだ。

以前よりボルトンは交渉の終盤で突然に無理な要求を始めたり、私的怨恨で嫌がらせをする癖があり、米国内でも評判が悪い男である。

ことにボルトンがブッシュ時代に北朝鮮と非核化交渉に関わっていた際には、北朝鮮から「人間のクズ」とまで非難されたことがある。

今回、米朝首脳会談の再考を示唆したのは、ブッシュ時代にもボルトンの交渉相手役を務めたことがある北朝鮮外務次官の金桂官だ。

金桂官は「我々はボルトンがどういう者かを明らかにしたことがあり、今も彼に対する拒否感を隠しはしない」とコメントしている。

金桂官の言い方は抑制されてい明確には述べていないが、どうやら「ボルトンはやっぱり人間のクズだ」と言いたいようだ。

野崎晃市(43)

by めい (2018-05-17 00:47) 

めい

平成30/05/17(木)  「北朝鮮を甘く見るなよ!」と,金桂冠.
http://grnba.com/iiyama/index.html#ai05171

米朝首脳会談中止?
ボルトン退治に金桂冠が登場
KimKeguan
北朝鮮外務次官/金桂冠(75)とボルトン大統領補佐官(69)
金正恩の“反撃”にアメリカが翻弄されている.
トランプ大統領は(つい1週間前の)10日,シンガポールで6月12日に開催される北朝鮮の金正恩委員長との史上初の米朝首脳会談に関して,記者団に「大成功を収める!」と抱負を語っていた.(記事)https://this.kiji.is/367448098098005089

北朝鮮は,何ゆえに態度を一変,強硬策に出たのか?

その原因は,先ず…
米国(ネオコン軍産)が北朝鮮に“無理難題”を吹っ掛けたことだ.
それは,「完全降伏せよ!」「完全な武装解除をする!」といった感じの強硬な無理難題だ.こんな↓ふうだ.
すべての核関連施設を開示せよ.
IAEA(国際原子力機関)などの全面査察を受け入れよ.
すべての核兵器を米テネシー州に国外搬出する.
弾道ミサイルや生物・化学兵器も全て廃棄せよ.
核関連のデータの全てを廃棄せよ.
核開発に関わった数千人の技術者を海外に移住させよ.
こ~ゆ~↑無理難題を米国(ネオコン軍産)は吹っ掛けていたのだ.
さらに,「(その無理難題を)金正恩は飲む!」と,ポンペオ国務長官やボルトン補佐官はトランプ大統領に報告していたのだ.

だっから,トランプ大統領は自信満々の口調で「大成功を収める!」と語っていたワケ.

そんな「大成功」では,北朝鮮としては,たまったもんではない.
そこで金正恩は米国との外交交渉のプロ・金桂冠を登場させた,と.

出番が来た!と張り切った金桂冠(第1外務次官)は早速16日,
こ~↓言い放った.

「核開発の初期段階で核放棄したリビアとは違う!」
「リビアを核保有国のわが国と比べること自体が愚鈍なことだ」

こ~↑言っておいて,金桂冠は,或る人物を名指しする.
ボルトン大統領補佐官である.

金桂冠は…,ボルトン補佐官が主張するリビア方式に反発・反論し,「我々はボルトンがどういう者かを明らかにしたことがあり(記事),今も彼に対する拒否感を隠しはしない!」と非難した.

その上で金桂冠は,大量破壊兵器を保有しているとして米国に攻撃されたイラクにも言及し,「世界は,わが国が凄惨な末路を歩んだリビアやイラクではないことをよく知っている」と主張した.

さらに金桂冠は,「トランプ大統領がボルトン氏の助言に従えば,トランプ氏は歴代の米大統領よりも実績を残せなかった悲惨な人物として記憶され,前例のない成功を収めるという野望は遠のくことになる」と警告した.(記事)http://jp.wsj.com/articles/SB12501822562681724655604584228320432469660

かくして北朝鮮は,「リビア方式」を明確に拒否したのである.

こ~なると,アメリカの対応は,むずかしい.
名指しされたボルトンは,「過去の失敗繰り返さず.北に非核化意思なければ米朝会談打ち切り!」(記事)と,喧嘩腰.https://twitter.com/Sankei_news/status/996921449482014720?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2Fyamatokokoro500%2F

いっぽうのトランプ大統領は,「通知は一切受けていない.様子を見る必要がある」(記事)と,いささか困惑気味.https://jp.sputniknews.com/politics/201805174887135/?utm_source=grnba.com/iiyama/index.html&utm_medium=short_url&utm_content=h6S5&utm_campaign=URL_shortening

しかし,最終的な決定権は,いま,トランプ大統領にある.
困惑することなく,トランプ大統領は,次なる“矢”を放たねば…
自信満々の口調で「大成功を収める!」と語っていた手前…
「アメリカは“ロケットマン”にコケにされたまま?」と,記者団に責められ,嗤われるだろう.

ど~する?>トランプ(そして安倍晋三)  ← いまココ.
飯山 一郎 (72)

by めい (2018-05-17 22:30) 

めい

「クシュナーより紹介されたボルトン」だそうです。「文殊菩薩」情報です。

   *   *   *   *   *

ボルトンよヒゲを剃って謝れ
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-9026.html

貧相な口ひげのないボルトンhttps://blog-imgs-115-origin.fc2.com/i/i/y/iiyama16/201805180054364da.jpg

北朝鮮から名指しで非難されたボルトンが、テレビのインタビューで「北朝鮮から人間のクズと呼ばれるのは慣れている」と答えたようだ。

以前にボルトンはブッシュ時代にも北朝鮮の金正日を「専制的独裁者」と呼んで反発を招き、米国議会からも問題視されたことがある。

だが、ボルトンが気にしているのは北朝鮮ではなく、北朝鮮との交渉が暗礁に乗り上げたらトランプから責任を問われて首にされることだ。

トランプはこれまで何度も補佐官をクビにしているだけに、米朝首脳会談の邪魔になると見ればさっさとボルトンのクビを切るだろう。

おそらく、ボルトンもその恐れは感じていると見えて、「米朝首脳会談は予定通り開催される予定だ」と自らをフォローしている。

しかも、そもそもトランプはボルトンの口ひげが気に入らず、当初はクシュナーより紹介されたボルトンの採用を見送っていた。

ボルトンはトレードマークの口髭を剃れば威厳のない気弱な顔になるが、トランプはこの男の貧相な正体を見抜いていたのだ。

ボルトンよ、その口ひげを剃って出直して来い。今度くだらない発言をすると口ひげだけでなく頭も剃ってもらうぞ!!

野崎晃市(43)
by めい (2018-05-18 04:58) 

めい

堺のおっさんによるこれまでの流れ総括。そして結論は《金正恩は、様々な局面を想定しながらも機が熟するのを理解し、的確に言葉を発することのできるアジアのシャーマン》!

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309:堺のおっさん : 2018/05/18 (Fri) 22:16:51 host:*.ocn.ne.jp
>>306:マン屁ェ~殿
飯山御大が評価したように、ネオコン族という下種の心理を見事に喝破したように、稀代の国家指導者、金正恩の心象を考えると良いのではないか…と。

ネオコンが挑発したり、無理難題を吹っかけることは織り込み済み。
金正恩の発する言葉はこれまでの局面を検証すると、まず、トランプと罵り合いを演じることで、文在寅の心を動かした。
それが、今年の正月声明ではオリンピックを舞台に南北融和に進むと世界が期待し、その結実が先の板門店宣言に結実。
一気に民族自決を押し出し、米朝会談を引き出した。
続いて、中国がおいて行かれるという環境下で習近平の焦りと破格の優遇を引き出した。
中朝関係は常に中国が上であったが、その関係を対等にまで転換。
習近平はあのタイミングで手を差し伸べざるを得なかったと。
今度は米朝会談を取りやめるというメッセージでトランプをうろたえさせ、リビア方式はやらないとの発言を引き出した。

こうした流れを追いかけると、金正恩という政治家は言霊を操る術を心得ているとしか言いようがない。
すべてを見通しているのではないが、彼の発する言葉が必ずと言っていいほど、新しい局面を作る。
この金正恩の能力を正しく理解すれば…昨日今日のアメリカのような無様な混乱した対応はなくなる。

それほど金正恩の発する言葉(あるいは意思)とは、多国の国家指導者をも動かしてしまう力を持っている。
もちろん、発する内容のみならず、そのタイミングがあまりに見事すぎて、金正恩を理解するには普通の物差しでは測れないのは当然でもある。
金正恩は、様々な局面を想定しながらも機が熟するのを理解し、的確に言葉を発することのできるアジアのシャーマンと言っても良い。
それが金正恩の政治力の本質ではないか。単なる外交巧者ではない。
だからこそ、暗殺の危険性をも顧みず言葉を武器に今日を切り開いてきた。

by めい (2018-05-19 05:18) 

めい

新論客登場。「ネオコン」を侮ってはならない。

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313:Conganas : 2018/05/18 (Fri) 23:32:10 host:*.canvas.ne.jp
米ネオコンは(ポンペオ、ボルトンなど)はリビア方式の非核化を進めるのが既定路線。米朝協議ではトランプに金正恩にどう説得させるかが問題だ。
北朝鮮が希望する経済復興を援助するというのが金正恩に贈る見返りである。
そこでポンペオはWW2欧州復興のマーシャルプランを念頭に北朝鮮へのインフラ、エネルギー(電力)、農業の三分野への巨額投資をニンジンにぶら下げた。
しかし米ネオコンは、あくまでリビア方式を突きつけた(人間のクズ)こと、米韓軍事演習を挙行した等に激高して金正恩は米勢によるリビア方式非核化+投資セット取引へのテーブルを拒否、ちゃぶ台返し。
リビア方式がダメなら開戦もネオコンの選択肢である。
話し合いのテーブルがなくなるなら決裂して冷戦で北朝鮮を干し続けるのが連中のセオリー。ネオコンにすれば、それでも痛痒はないので静観へ。
そこで米朝会談開催の駆け引きの主役はトランプに。
「予定通り米朝会談をおこなって取引できるなら『リビア方式』はなく金体制は保証する」とぶった。
トップセールスマンみたいな立ち回りだが、セールスの要諦はまず橋を架けること。橋さえ架かれば次がある。
「取引するなら金正恩氏はベーリー、ベーリーハッピーになるはずだ」とここはトランプ流の調子良いリップサービス。
返す刀で「取引しないならリビア方式だ」と2択に追い込んだ。話をすり替える詐欺的なクロージングトークが炸裂。
いくらトランプがトリックスターの立ち回りに見えても、この先は知れている。
金正恩が折れて米朝首脳会談に臨席するとなると、結局米勢から「体制保証付き」のリビア方式が俎上に乗せられる。「カダフィは体制保証されていなかったから殺された。しかし金体制は米国が保証するからリビア方式ではない。あなたが積極的に核廃棄を主導するなら、断じて殺されるという事態にはならない」という変な詭弁を展開する。トランプは金に肩を組んで語りかける。米CIAではない。IAEAが査察に入る。北の核兵器、ICBMなどが廃棄されて制裁は解除される。世界中から投資も入ってきて、金体制経済は鄧小平がスタートさせたかつての中国のように大発展を始めるだろうと金正恩を持ち上げる。
しかし、金正恩は実際には以下のようになることを見通している。
制裁解除後は、米ネオコン勢はひそかに「北朝鮮ネオコン」を育てカラー革命の準備にはいる。当然、わが140万北朝鮮軍が武力鎮圧に乗り出す。天安門事件の再来だ。米軍は北朝鮮ネオコンを支援し、介入。カラー革命が本格化して内戦に。
内戦の火蓋のなかで米勢の「金体制を保証」が空証文だったことがやっと明確になる。
ここまで見通している金正恩なのです。
米朝会談開催の是非を含め、どのような言挙げをして、どのように局面打開をしていくのかまさに見ものです。

by めい (2018-05-19 05:26) 

めい

国家本質論として超重要。
《金正恩という存在は,“朝鮮民族統合の象徴”になりつつあります.》!

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353:飯山一郎 : 2018/05/20 (Sun) 23:21:25 host:*.dion.ne.jp
>>345
  ● 『北朝鮮の非核化』の連立方程式を解く! (5)

「北朝鮮の非核化」とは,「“北朝鮮という悪質な国家”には核ミサイルを持たせない!」という考え方だ.
しかも,この考え方は↑↑国連の決議を経た“国際世論”でもある.

しかし! この↑↑考え方は,国家論的にも,国際(慣習)法的にも,大間違いなのだ.
なぜか?
それは,主権国家の最も基本的な条件は,他国の干渉を受けない!ということ.
このことが↑↑国家論の基本理論であり,“主権国家”としての最低条件だからだ.

つまり,「北朝鮮は主権国家なので,核ミサイルを放棄するもしないも,それは自分で決めます!」ということなのだ.
そして,こ~ゆ~↑↑国家の自己決定権には,文句は言えても,強制することは,事実上は不可能なのだ.

実際に,事実として,主権国家・北朝鮮は,世界中から文句を言われながらも,核やミサイルを保有してしまったワケで…
事実上の核保有国家=北朝鮮に対して,世界最強のアメリカであっても,非核化を強制することは,事実として出来ない!
だっから,米朝首脳会談が行われるワケだが…,北朝鮮は,「北朝鮮だけの非核化」を明確に拒否してしまった.

主権国家が拒否したら最後,その案件は強制できない!というジレンマ=連立方程式を…
トランプ米大統領は,どのような数式・算術を援用して解こうというのか?

もし米朝首脳会談が開催されるとして,その交渉の結末は…
➊決裂 ➋合意 ➌交渉継続.この3通りしかないのだが…
6月12日まで,まだまだ時間があるというのに…
米国と韓国は,朝鮮半島近くでの戦略爆撃機B-52の飛行ルートを変更するなど,北朝鮮に“譲歩”を始めた.(https://sptnkne.ws/h8aw
これは,すなわち,アメリカという世界最強の国家ではあっても…
北朝鮮が主権国家である以上,その主権国家の立場を無視することはできない!という(国家論の)当然の帰結なのである.

かくして…
北朝鮮に対して…
「当然!」といった調子で,非核化を迫ることは…
もはや出来ない!ということが現実化しているわけで…
米朝首脳会談は,もし開催されたとしても…
それは,“朝鮮半島の非核化”を前提として交渉を継続していきましょう!という…
シャンシャン手拍子で,“仲の良さ”だけを強調するという…
トランプ大統領にとっては…
「非核」よりも「不覚」を自覚させられる(後味の悪い)お祭り騒ぎになるだろう.

354:堺のおっさん : 2018/05/20 (Sun) 23:51:37 host:*.ocn.ne.jp
>>353 飯山一郎御大
今週は金正恩のアメリカに対する啖呵でアメリカは上へ下への大騒ぎであったが、
週明けからも、新しい動きがあるだろう。
何故、金正恩の発信で翻弄されてしまうのか?
やはり、金正恩を理解していないからということに尽きるのではないか?

なぜ、叔父や兄を追いやってまでも北朝鮮を守ろうとしたのか?
北朝鮮の何を守ろうとしたのか?
それを理解するには、西側に生活するアメリカ人や我々には壁がある。
アメリカの言う「体制の保証」とは
金王朝の保証という、金正恩個人に限定された保障であること。
金正恩が守ろうとしているのは金王朝ではなく、王国としての北朝鮮。
この違いが決定的なのでしょう。
この無理解が、南北で目指そうとしている連邦国家の未来像の無理解にも直結。
金王朝と、北朝鮮は一体であるという前提で理解しないと、
金正恩の決意も意思も理解できないということになります。
主権国家にもいろいろな体制があるという当たり前の理解が欠落しているのです。

356:飯山一郎 : 2018/05/21 (Mon) 01:26:28 host:*.dion.ne.jp
>>354
↑↑
この文章は,全行すべて異議なし! 見事な読みと解説です!>堺のおっさん
まさに↓↓おっしゃるとおりで…
>金正恩が守ろうとしているのは金王朝ではなく,王国としての北朝鮮
>金王朝と北朝鮮は一体であるという前提で理解しないと、
>金正恩の決意も意思も理解できないということになります。
このことは↑↑金正恩の意思であるだけでなく,北朝鮮の国民的な総意でもある!と.
それは,「天皇」という存在なくして「日本」はない!という日本国民の総意と相似しています.

いま,金正恩という存在は,“朝鮮民族統合の象徴”になりつつあります.
文在寅は,金正恩を国王のように処遇していました.
文在寅をはじめ,韓国国民の80%以上が,金正恩の貫禄に圧倒され,従来のイメージを180度変えました.

もちろん日本にも韓国にも…
“民族統合の象徴”である天皇や金正恩などは不要!民主主義の敵だ!と言う人はゐます.
しかし,“民族統合の象徴”を持った民族は,イザという時は,まとまりやすい.
いかなる民族も,イザという時に民族統合の象徴の下に纏まらないと,脆く(もろく)なり,バラバラに崩れていきます.
カダフィやフセインをアメリカが真っ先に殺したのは,民族をバラバラにして,国家全体を収奪するためでした.
実際に,国家統合の象徴を失ったリビアとイラクはバラバラになり,国家は崩壊し,国民は不幸のドン底に突き落とされたまま.
金正恩という存在あるかぎり…,北朝鮮と韓国は,リビアやイラクのようにはならないでしょう.
好き嫌い・善悪は別にして,こ~ゆ~↑↑認識をもたないと,朝鮮半島情勢は何も見えなくなる.
堺のおっさんが言われるとおりです.

by めい (2018-05-21 04:39) 

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