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激動を読む一本の線(堺のおっさん) [現状把握]

「放知技」板の議論の流れがすごいです。在宅中はほとんど1時間ごとに追っています。(そんな中での30000000ゲットでした!)一日ごとの「文殊菩薩」ともダイナミックに絡み合いつつの展開、「激動の今」を生きている実感が味わえます。それだけでなく、「今」に密着しつつ、そこから「時代を超えた真実」が浮かび上がらせるのも「放知技」板のすごさです。それを実感したのが771774787788789790795797を経て以下の結論にいたる議論でした。
*   *   *   *   *
 

805:堺のおっさん : 2018/05/01 (Tue) 06:50:31 host:*.ocn.ne.jp

激動の時代は突然やってきたように見える。

いったい、その源流はどこからやってきたのか?

探っていくと一本の線でつながれていることがわかる。

第二次世界大戦後の世界は米ソ2大国家の冷戦が基本構図。

これへ割って入ったのが小平の中国改革。

若き日のプーチンはこの目覚ましい成果を脳裏に刻んでいたに違いない。

やがて、ソ連が崩壊アメリカ一強時代とグローバリズムの時代へ。

プーチンはネオコンの手先新興財閥に近づき、その力を利用して大統領へ。

権力を奪取するやいなやロシアを食い物にする新興財閥を追放

ロシア再生に力強く歩み始める。

中露は長い時間を経て国家建設を軍事と経済中心に邁進し、

やがてアメリカに対抗できる力を得る。

相対的にはアメリカの没落の開始

ネオコンはこの決定的な世界覇権不在の狭間で

イラク、リビア、シリアなど国家丸ごと奪取作戦を推進。

しかし、そのこと自体がアメリカを弱体化を進める。

そこに、2016年11月のアメリカ・ファーストを掲げるトランプ当選

安倍総理の全方位外交が全面展開され、金正恩が核外交で登場。

そして、2018年金正恩の外交方針が180度変わり、怒涛の展開

これ以外にも様々あるが、国家のトップの動きだけでも歴史の底流というか

源流を俯瞰していくことができる。

やはり、大きな歴史は国家のトップが作ると言って間違いない。

 

さて、世界に影響力を持つ国家のトップとは、

自身の国づくりに成功した、あるいは成功へと導いているトップ以外にない。

そして、国益を高めることに成功しない限り歴史を進めることはできない

つまり、影響力を持つ国家のトップは本物の実力者でもある。

 

外交という国家同士の綱引きばかりを見ていると、

トップがいかに自国に貢献しているかを見落としてしまう。

2018年現在、国益を最優先しながらも世界的に影響力を持つ国家指導者が

これほど数多くそろい踏みしたのは戦後初めてであろう。

国家指導者が歴史を作る時代が始まったのだ。

その意味で、金正恩の34歳という国家指導者の中でも

群を抜いた若さは、これまた特筆すべきこと。

10年後、世界のトップリーダーであることは間違いない。

 

806:堺のおっさん : 2018/05/01 (Tue) 07:13:21 host:*.ocn.ne.jp

優れた国家指導者が活躍できる条件にも目を向けると…

支える盟友や実務者が必ず存在。

 

安倍総理には麻生太郎という盟友がいる。

プーチンにはラブロフという一心同体の腹心がいる。

金正恩には金与正文在寅いう盟友であり実務者がいる。

習近平には軍師的存在の王滬寧がいる。

トランプは? 彼には今のところ不要だ。

しかし、時々の課題にかなう人物を起用しながら

アメリカのモンロー主義への回帰を主導している。

米朝会談を下準備しているポンぺオにはびっくりであったが、

トランプ的手法では想定内の人事なのだろう。

国家指導者を分析すれば大筋は見えてくるが、

支える盟友や実務者を見るとさらに理解が深まるものと思われる。

 

*   *   *   *   *

 

以下、771774787788789790795797です。

 

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771:堺のおっさん : 2018/04/29 (Sun) 15:56:39 host:*.spmode.ne.jp

独り言スレで面白い設問が有りましたので、書かせていただきます。 

 

<政治>とは、国家に決定的影響力を持つ者のみが行える行為である。
<政治家>とは、国家に影響力を持っていると国民に錯覚させる稼業である。
お粗末。
774:飯山一郎 : 2018/04/29 (Sun) 17:32:11 host:*.dion.ne.jp
>>771   
じつに見事な「政治」の定義です!>堺のおっさん
  ↓↓
『<政治>とは、国家に決定的影響力を持つ者のみが行える行為である。』

朝鮮半島を様変わり!させた今回の南北合意(『板門店宣言』)も…
国家に決定的影響力を持つ者(金正恩と文在寅)のみが行い得た政治行為ですし
政治の当事者以外の学者や評論家など有象無象の言動は,床屋政談の類(たぐい)で….
「非核化への道筋がない.もっと具体化すベキだった!」 とかという無益なベキ論
「国際社会はそれほど大きな評価をしていない!」などと得意顔の学者もいました.

国際社会の評価や国民の声などは,国家権力者にとっては屁でもない!ってことで…
<政治>は,国家に決定的影響力を持つ者(国家権力者)のみが行っていくもの!と.
こ~ゆ~↑↑認識をもてば…
朝鮮半島から米軍が撤退していく路線は…
すでにトランプ・金正恩・文在寅が合意して決定していることなので,既定の路線!と.
787:堺のおっさん : 2018/04/30 (Mon) 09:32:29 host:*.ocn.ne.jp
>>774:飯山一郎御大
『<政治>とは、国家に決定的影響力を持つ者のみが行える行為である。』
この<政治>という言葉を<統治>と言い換えたほうがより鮮明化すると。
この視点は飯山一郎御大の薫陶でもありますが…。
788:飯山一郎 : 2018/04/30 (Mon) 10:17:56 host:*.dion.ne.jp
>>787
堺のおっさん
薫陶とは,「すぐれた人格で感化すること」ですが…
ワシは,「人格」という面では ヤヤ 問題がある鴨です.
貴殿とワシは,むしろ,切磋琢磨の関係で…
極道社会の者どもの扱い方は,貴殿のほうが上かと.
オンナの扱い方も,貴殿は上手く,ワシは下手.www
なを…
<政治>とは,<統治行為>であり…
関係性から言えば,<政治>とは…
<支配・被支配の関係>であると定義したいです.

<政治=統治行為>には…
国会や司法の意に反した事であっても…
統治者が「ヤル!」と決めれば,何でも出来る!
こ~ゆ~↑↑側面が,<政治>には(事実として)あります
法律学の用語では,『統治行為論』と言います.
789:飯山一郎 : 2018/04/30 (Mon) 10:48:20 host:*.dion.ne.jp
>>787 >>788
それにしても…
『<政治>とは、国家に決定的影響力を持つ者のみが行える行為である。』
この定義は↑↑<政治の本質>を余すところなく,ズバリと表現している.
理解できる人と,理解できない者の“格差”は,大きいです.

AIやITを使いこなす人と無能者の差を,デジタル・ディバイドと言いますが…
政治の本質を理解できる人と無理解者の差は,ポリティカル・ディバイド,かな?

<政治>(=超法規的な統治行為)は,「市民の常識」とは全く異なる倫理・論理で動いているワケですから…
<政治>を,「市民の常識」や「庶民の感覚」で語るシトってのは,益々ズッコケていって…
<政治>が益々分からなくなってしまい…,不平不満や文句ばかり言うようになる.
こ~ゆ~↑↑シトたちを,ワシはスッポン族(別名・「ビンボ~人」)と言ってきました.

「ビンボ~人」なんて言葉は,「市民の常識」や「庶民の感覚」からすれば許されない!のですが…
『放知技』の読者は,「市民の常識」から程遠い人が多いのか? 許してくれている.

「放知技,マンセ~! マンセ~! マンセ~!」
ひとり万歳三唱ってのも,E~もんですな~ (爆)
790:堺のおっさん : 2018/04/30 (Mon) 11:02:27 host:*.ocn.ne.jp
>>788 飯山一郎御大
黒い背景のタイトル変更に凝縮された今年前半の出来事は
昨年誰も予想しえなかった展開の足跡。
置いてかれまいと、理解するのに必死の展開。
あ~、歴史ってのは動くときは加速するものなんだ…と。

南北首脳会談の晩餐会の様子がTVで流れ、
金正恩が少し酔っ払い、34歳の青年の顔を見せていた。
意外とかわゆいではないか! などと思いながらも、
そうした個性に焦点を合わせたところで、この青年の置かれた立場は
ただの1ミリも理解できないことも再認識。
ましてや、ガンバレなどと心の中で叫んでもなんの力にもならない。
せいぜいできることは、この青年の恐ろしいまでの孤独感に
同情できるくらいだろう。
この意外とかわゆい青年が統治者としてどう進んでいくのかを見守り、
そこから発生する巨大な影響を見通して行くことこそが
今後の生き方や、何をやるかを決めていく。
『統治行為論』の視点で関わっていく意味はそこにあると言えます。

中国人は上に政策あれば下に対策ありという考え方で
現実的な生き方を選択しますが、
日本人にもこのしたたかな考え方は有益かとも考えます。
新しい国づくりに、どう参加していくのか?
この選び方で、10年後に大きな差が間違いなく起こります。
我々も真剣に対策を考える時期に入ってきたことを自覚したい。
激動期はあわてず騒がず、まずは時代を見通していくこと。
問題はどうすれば見通せるのかという視点。
放知技の意味がそこにあると。感謝のみです。
795:堺のおっさん : 2018/04/30 (Mon) 17:05:26 host:*.spmode.ne.jp
統一主権国家が朝鮮半島に出現すると、
周辺の各国の外交も激変する。
アメリカと対峙する中国やロシアは
これまで実質的国境を38度線と
認識してきたが、
もはや、国境で対峙する国家ではなくなるので
緩衝地帯扱いをする必要がなくなります。
反対側からも同じことが言えます。
この変化を捉え、統一国家は、アジアのヘソとして
最重要な立場と全方位外交を駆使できるようになります。
楯扱いであった地域が、いきなり、アジアの中心となるのです。
余程想像力を逞しくしないと、この転換にはついていけません。
797:堺のおっさん : 2018/04/30 (Mon) 19:18:03 host:*.ocn.ne.jp
韓国、対北朝鮮宣伝用の拡声器撤去へ
https://sptnkne.ws/hxez
北朝鮮、「ピョンヤン時間」を韓国と統一へ
https://sptnkne.ws/hwDk
南北の分断により、別々の道を歩んできた北と韓国。
まずは、過去の遺物の撤去や是正から始める。
なかなかのスピード感である。
放送の壁もいくつかのチャンネルを手始めに、
近いうちに取り払われるだろう。
そして、38度線で途切れていた道路や鉄道の接続が始まれば…
もはや、南北の融和を妨害することはできなくなる。

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めい

870:堺のおっさん : 2018/05/02 (Wed) 22:53:00 host:*.spmode.ne.jp
極東も中東も、熾烈な闘いの終わりは見えないが、
それを終わらせる! という強い意思を持った
国家指導者がきら星の如く現れているのも確認できる。
愚者は経験に頼り、賢者は歴史に学ぶと言う。
ネオコンに代表される愚者は、飽きるほどかつての手法に頼り、
今世界をリードする国家指導者は、新しい世界秩序構築に
歴史的教訓を学びながら、新しい手法を編み出しつつある。
とんでもなく厳しいせめぎあいは、さながら最終戦争の様相。
我々は最善を尽くす国家指導者を信じ、楽天的に見守ろう。

by めい (2018-05-03 04:32) 

めい

122:堺のおっさん : 2018/05/11 (Fri) 03:39:56 host:*.ocn.ne.jp
NY市場はトランプによる米朝会談の発表により続伸。ほぼ既定路線化した。

朝鮮問題は、まだいろいろあるだろうが、一度整理しておきたい。
朝鮮戦争の終結は、南北首脳会談で道が開かれた。
南北朝鮮の統一、すなわち民族自決権という他国の干渉を許さない形で。
しかも北朝鮮の非核化ではなく、朝鮮の非核化とイコールであると定義された。
この流れで、朝鮮戦争に関わった各国が朝鮮民族自決権の発動である統一を承認していくこととなる。
この枠組みの中では、アメリカは重要な存在ではあるが、決定的な主導権を発揮できる余地はない。
唯一の対抗手段がアメリカ主導によるCVID。
これを中国に主導させ、CVIDにタガをはめることで回避。
大連での習・金会談はこれを決定、確認。
この後ノコノコ平壌を再訪問したポンペオは、金正恩と再面会し笑顔の握手。
これを受け、本日のシンガポールで6月12日に米朝会談の発表となる。

こうした流れをざっと眺めると2人のキーパーソンが浮かび上がる。
言うまでもなく、文在寅大統領とトランプだ。
トランプは金正恩を罵倒することで極東から手を引きたいという本音を隠し、米朝会談実現にこぎつけた。
もっと不思議なのは文在寅大統領だ。
中国寄りになりすぎた朴クネを追い落としたのは文在寅ではないだろう。
一種のカラー革命でもあったが、文在寅もまた本音を隠し南北会談を実現。
この二人の隠された本音がなければ今日の流れはあり得なかった。
特に文在寅大統領の存在は大きい。
彼の成功はカラー革命的な力も利用して権力を奪取し、返す刀で民族自決=南北統一をオリンピックを機に浮上させたからだ。
今年正月の金正恩声明で一気に南北統一の機運が生まれたが、この時点ではすでに金正恩と文在寅の間では方針が確認されていただろう。
それほど阿吽の呼吸を感じさせる。

CVIDをふさがれたネオコンに残された手段は、もはやトランプか文在寅の暗殺か、不正追及を装った際カラー革命くらいしか残されていない。

トランプによる本日の米朝会談の発表はその先の平和協定締結へ向けた既定路線の発表とみることができる。
もはや朝鮮半島からアメリカが追い出されるという流れを止めることはできない。

by めい (2018-05-11 05:50) 

めい

123:堺のおっさん : 2018/05/11 (Fri) 03:59:24 host:*.ocn.ne.jp
>>122 つづき
蚊帳の外と揶揄された安倍総理。そして沈黙のプーチン大統領。
この二人の存在は放知技では論じる余地もない。
安倍総理は、在韓米軍が朝鮮半島から撤退していく次の受け皿として日本への移動を準備している。
しかも、在韓米軍の撤退による不満をそらす策も用意。
日本の次期主力戦闘機開発に5兆円を用意し、アメリカ軍産に発注するという。
しかも、アメリカの戦闘機を上回るものにするという。一例である。
アメリカ軍産も、朝鮮から手を引く口実を内々得たことにもなる。

プーチンは、一時中国とも険悪となった金正恩を叱咤激励し、核とミサイルの開発を援助した。

朝鮮からのアメリカ外しの戦略は、この二人から始まったといっても過言ではないだろう。
こうしたことは、我々凡人には残念ながら後からしか見えない。

だが、朝鮮での戦略は必ず中東でも生かされることとなる。
そう考えていいと思う。中東からも手を引きたいトランプが生きている限りは。

by めい (2018-05-11 05:52) 

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