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「気宇壮大」 [現状把握]

全くバタバタの毎日でゆっくり書く時間がありませんが、飯山一郎氏の重要記事2本あげておきます。ロシアと中国の、日本にとってのこの事実の上に、本来日本のよみがえり(イワトビラキ)があるはずです。そう思いました。そう思ったら、「気宇壮大」の言葉が思いうかびました。いい言葉です。

◆2016/04/26(火)2  5月からのキーワードは 『ロシア』
伊勢サミット? 遺物です!
SPUTNIK
G8の復活はロシアには意味なし,ロシア外務次官
『スプートニク』 2016年04月19日 http://sptnkne.ws/bd9Z
ロシアにはG8という形式は過去の産物となっており、これを復活させる意味はない。 と,ロシア外務省のリャブコフ次官は記者の質問に答えた。

リャブコフ次官は、ロシアはG8での作業再開の構えはあるかという問いに対し、「我々は過去の産物を蘇生させる必要性を感じていない。これはいったん通り過ぎたものを繰り返すことだ。このためロシアのG8への参加は私から見れば全く実際的な問題ではない」と答えた。

一方でリャブコフ次官は、この2年間、多くの重要な国際問題がG7の形式ではなく、「ロシアが完全な形で参加する形式で」討議されるようになったことを指摘した。
  • 来週,5月に入ると日本では伊勢サミットに大きな注目が集まる。
  • だが,「伊勢サミットなんぞは旧G8の遺物か化石であり,何の意味もない!」 などというタンカをロシアは吐き捨て,伊勢サミットを斬って捨てた。
  • これはロシアの「新世界宣言」である。
  • 「世界を仕切ってきた古い国々よ,パカ~(じゃあね)!」という「別離の最後っ屁」である。
  • かくしてロシアは今後,新しい世界秩序(ハートランド構想)の創造に向けて新手を連発してくる…。
  • 本年5月以降,世界を説くキーワードは 『ロシア』 となる。
ハートランド
マッキンダーが発表したハートランド理論 (1904年)』は,現在でも生きている。

マッキンダーの理論によると…,
「世界は3つ。第1にユーラシア大陸である『世界島』,
第2にイギリスや日本のような『沖合諸島』,
第3に南北アメリカやオーストラリアのような『遠方諸島』に分けられ,『世界島』を制した国家が全世界を支配する!」 と。

「世界島」の中心が『ハートランド』で、ロシアのことだ。

西欧諸国は,マッキンダー理論に基づいて,
「ロシアにだけは『ハートランド』を支配させてはいけない!」 という執念をもってロシアに対処してきた。

この「西欧列強にツブされまい!」とするロシアの強迫観念が,じつは,ロシアを強力にしてきた。

そうして実際に,ロシアは西欧列強には絶対にツブされない! そういう世界最強の国家になったのである。

ロシアを世界最強の国家に育て上げた指導者こそプーチンなのであるが…,

プーチンは,ロシアという国家が『ハートランド』を支配した!という強烈な国家意識をもって,今後,全世界に新秩序をもたらすべく,目の覚めるような政策と策略を連発してくる。

その基礎と背景にあるのが,『新・ハートランド構想』である。

おそるべし!プーチン。 世界の希望でもある。
飯山 一郎(70)


『フォーブズ』誌が書いた「日本は崩壊寸前!」という見解は,間もなく米国全土に拡散されてゆくだろう。すべて事実であるが,しかし,日本の危機を日本人の大半が認識していない。この異常さは大変なことである。

日本の内部崩壊! by フォーブズ誌
掲示板『放知技』 の主任研究員・木枯し紋次郎氏が『フォーブズ』誌に掲載された重要論文を翻訳してくれた。

本情報で,米国の識者が日本という国家をどのように認識しているか?が良く理解できる。

「日本は崩壊寸前!」という見解は,間もなく米国全土に拡散されてゆくだろう。

すべて事実であるが,しかし,日本の危機を日本人の大半が認識していない。この異常さは大変なことである。
(飯山一郎)

#48:木枯し紋次郎

Lehmann『 Japan's Internal Decay 』
『 日本の内部崩壊 』

Forbes
Jean-Pierre Lehmann

I write about Asian dynamics in the context of global disorder.
This story appears in the May 2016 issue of Forbes Asia.


ForbesAsia.jpg


アベノミクスに更に悪い知らせが加わった。

インフレターゲットは適わず、経済成長は貧血気味で、企業心理は低調なままで、国民の士気は抜けたままだ。(疑いもなく、近時の地震でさらに悪くなった。)

しかし、アベノミクスは日本を覆う倦怠感の解決策と言うよりも主として対症療法で解決策になりそうもない。

(途中略)

19世紀末以来、最近まで日本はずっとアジア第一の強国であった。

軍事上も経済上も中国は日本に対する術もなかった。

80年代の日本での経験からすると、当時の日本のエリート層(政界、ビジネス界、マスコミ、学術界)も中国が復興するとは思いもよらなかった。

何十年か経って中国は既にアメリカに次ぐグローバル大国となった。だが、日本はこの事実に向き合う術をもたない。

我々は今日グローバル化とは中国的特色を持ったグローバル化だということを目にしている。

アメリカとカナダを除いて、日本は唯一中国が発起人となったアジアインフラ投資銀行に加入することを拒否している国である。

中国の勃興を前にして日本の政治家は、迷える子羊であってどうしていいかわからないでいる。

日本は嘗ての地位を取り戻したいと思っている。それには根本を改め、外観に到るようにするほかない。

アベノミクスは外観をチョコチョコと繕ったにすぎず、日本経済に何の実質的意義もない。

(木枯し紋次郎氏の投稿文)  (『フォーブズ』の記事)


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めい

関連記事。マドモアゼル愛さんです。
最後の行、
《世の中の仕組みをそろそろ帰る時期となりました。》
「帰る」は「変える」の間違いかと思いましたが、「帰る」でもなるほどと思い直しました。

   *   *   *   *   *

■ 世の中の仕組み New! 2016年04月26日(TUE)
http://www.love-ai.com/diary/diary.cgi?date=20160426

この世の仕組みを一言でいうと、人を不安にさせ、不幸にさせればさせるほどうまく行く方式をとっていることです。

事物を動かすには、その元になる心を動かす必要があります。

そして心の方向には、不安や不信、悲しみを元にするものと、喜びと発展をむねとする、2方向があるわけです。

残念なことに、これまでの私たちの人類史の多くは、前者の不安と不幸の方向付けを行って人間を支配しようとしてきました。

素晴らしい発明や発見が見事なほど隠されてしまうのは、それを公けにすると人類に喜びや明るさが出てきてしまうからです。

人が不幸でないと動かないシステムを作っていますから、この世から不幸や悲しみがなくなっては困るのです。

教育も医療も仕事も場合によっては結婚や恋愛にまで、こうした力学は浸透しています。私たちは不幸を避けるために、安心という幻想に自身の心や方針を譲ってしまうのです。

本当に好きな人と結婚するよりも、結婚したら安心な暮らしが送れる、、、そうしたアドバンテージの方が高くなったりします。

癌の治療法に不安を抱きながらも、実際に自分が癌にかかったら、不安を刺激され、従来の治療法に頼ってしまうまじめすぎる私たち。

不安をつかれたら、まるで魔法にかかったかのように、お金を出し、言うことをきき、すぐに自分を打ち捨てて支配されてしまう私たち。

死ぬまでそうしたことに気が付かないで、何かおかしいなあ、、、と思いつつも、周囲の常識の判断にゆだねて、ついには駅前のシステム化された葬式の主人公になって終えていく人生。

すべては世の中の仕組みの大本が、不幸本位制にあるためです。

命がけで相手国の秘密を握り、それによって戦争を終わらせることができる、、、そんな喜びの中で上官に報告しても、なぜか前線へと左遷された、、、そうして命を落としていった軍人もきっといたと思う。

これでわが軍が勝つ、、、と思った瞬間、上官がわざと負けるような命令を出す、、、、

戦争の前線にいる軍人は、多くの人がおかしいと思うような場面におそらく遭遇したのではないでしょうか。

上の上に戦争を続けたい人がいたからなのでしょう。

フリーエネルギーなどは、まさに眼の仇にされてきました。飯島先生の四十九日も過ぎましたが、飯島先生は福島の放射能をあっという間に劇的に下げた結果を、日立に計測させてしかるべきところに報告したが、まったく返事なし。

先生いわく、お金にならないからなんでしょうね、、、と。

飯島先生の滑走路不要の飛行機は、実際に動画で何本も公表しているにも関わらず、こちらも反応なし。

滑走路のいらない飛行機が作れたら、実用的なはずだけど、なしのつぶて。

本当に人のためになる発明は確実に無視される。なぜなら、人が幸福になったら困るからです。

口先だけなら、これは大歓迎。いつかきっと、、、夢が大切、、、がんばれがんばれ、、、人生応援歌はもてはやされます。しかし実際に夢が達成されるようなことになったらまずい、というわけで、人生応援歌はマスコミの仕事のひとつ。

病気商売は本当に儲かるでしょうから、相当な裏があると思います。病気は、本当は簡単に治るケースが多いのではないかと、つい疑ってしまいます。

病気が簡単に治ったら膨大な医療体系が壊れてしまうので、病気は不安を刺激し、人を不幸にしていかないといけないわけです。

そうしたインチキがあまりにうまく決まりすぎているので、医療関係者すら気づかない、、、本当に人のためになると思ってやっている善意の人も多い世界でしょう。

中には直観が鋭く、何かおかしいな、、、と思いつつも仕方なく体制内で生きている医者や看護師さんも多いような気もします。

システムに共通するのは、一番上の意識が段々と下の方まで伝播するということです。

一番上が悪ければ、段々と下も悪くなっていく。一番上が良ければ、段々と下もよくなっていく。今の世の中は、上が悪いから下も悪くなっているわけです。

最上の上は神の領域なので、本当なら絶対善であり、それは本当なのですが、この地上というか地球の領域を空間支配することは可能ですから、残念なことに地球と人類はその空間を支配されてきたと思います。

と言っても、さらに上には空間支配を超えた大きな善なる世界があり、実はそことつながっていることで、私たちは生きていられる。

空間支配の人為的な力は大きいため、私たちは雑音の中に囲まれてしまうけど、それでもかすかに耳を澄ませば、イノチの音が聞こえる。そんな感じで私たちは生きているのです。

微細なものにしか本当の力はない、、、イノチにつながるものは細く弱いが、どんなに空間を支配されていてもあることはある。

どんなに暗くても、昼は昼。どんなに明るくても夜は夜。昼より明るい夜はなし。私たちはか細くしか聞こえてこないイノチの音、、イノチのエネルギーによって実は生かされているのです。

空間支配の方法で不安を刺激し、人を不幸にさせることで私たちの脳波を一定方向にもっていく。それによって人を支配できるのだと思います。

なんでそんなことをするのかというと、人の恐怖心を食べる存在があるためです。

何も怪物や宇宙人というのではなく、宇宙人もいるのかもしれませんが、私はよくわからないのでどうでもいいのですが、おそらくいるのかもしれません。

しかし宇宙人に限らず、人間でも、上の上の上が人の不安や不幸や恐怖を食物にしている以上、下の人間も同様の食物意識を持つに至ります。

いじめ、、、怒鳴り散らし、、、パワハラ、、、セクハラ、暴力、、それらは、人の不幸を食べている現象でもあるのです。

黄泉の国の食べ物を一度食べてしまうともうこの世に戻れない、、、という神話がけっこうありますが、それに似て、人の恐怖や不幸を食物に一度してしまうと、それがないとエネルギーの補充ができなくなる存在と、その影響を受けやすいタイプの人間がいます。

上の上の上の大本が悪で、それによって空間支配されている私たちの星、地球ですから、どうしても、通常の人でも獣的になるケースが多くなります。

しかし時という人為ではどうにもならない物差しがあり、時至って大きな変化を迎えることがあります。

私は今がその時だと感じています。上の上の上かどうかはわかりませんが、ともかく、もう食い尽くすところが少なくなったため、これまでの方法では十分なエネルギーを得られない、そうした時代になったのです。

具体的に言うと、悪が悪を止めて、善を食糧源にする変更の時代になったと思うのです。

例を出すとわかりやすいと思うのですが、土建屋さんがこれ以上、アスファルトジャングルを作るより、ここまでやったなら、むしろアスファルトをもう一度掘り返し、自然に戻す。

その上で、汚れやすいような工場などは地下にもっていき、飯島先生の発明力などにより、汚れを出さないようにする。

地上には美しい自然を復活させる。太古の豊かな空気と水がどこにでも湧き出るそうした地球に戻す。

土建屋の新たな仕事と活動は皆に喜ばれる。アスファルトで地上を生め尽くすことだけが仕事だと思っていたが、みんなに喜ばれる仕事があり、しかも昔よりもずっと儲かるぞ、、、といったような変化。

日本の官僚は優秀だが、目的としているものが小さい気がしますので、今度は素晴らしい国をつくるために奮闘してもらう。

悪の親分でもそれは同じで、食糧を人の不幸から取ることを止め、人の喜びや幸福を食糧に変更したという、最大の立役者となり、皆から尊敬される存在に変身していく。

こんな面白いことは他にないのではないのではないでしょうか。そうなったらみんなが笑う、、、みんなが微笑む、、、岩戸が開けるかどうかは知りませんが、岩戸開きとは、きっとそういうことを言うのだと思う。

食糧を変えるだけでいい。人の不幸を原動力にしていた時代を、人の喜びを原動力にする時代への変化。それは今だという気がします。

絶対マイナス温度はちょっと忘れましたが、確か、マイなう200何度かだった気がしますが、要するに大した数字ではない。

反対に高温はそれこそ無制限に上まであります。絶対マイナスの世界とはくらべものにならないくらい大きいのが熱の世界です。何百万度だってあるのですから。

人の不幸をエネルギー源にしても、すぐに奪い尽くして限界があるということです。上に行けば、限界はない。要するに、喜びには限界がなく、上には上の、さらに上には上の、立体の上、副立体の上、、副副立体、、、というように再現がない。

喜びにシフトしたエネルギー補充の方がずっと得なのです。みんなが喜ぶ。

なぜ、わかっていてなを下の不幸にこだわるのか、、、それは、自分一人が豊かで、他の人は貧乏でなければ自分の自尊心が保てないためです。

これは神経症的な自尊心であって、神経症的な自尊心とは、自分だけが幸福で、他の人も幸福ではダメなのです。

自分だけが幸福で他の人が不幸であるとき、やっと自尊が満たされるという、実は神経症の症状なのです。

下を求める、、、人の不幸をエネルギー源にする本質は、神経症だからです。要するに何かが怖いのです。

なので、すべての人を不幸にさせたくなるわけです。そうしないと劣等感が癒されないとも言えるでしょう。

しかし、悪は悪の立派さがあったわけで、この世の立役者でありました。ここでエネルギー転換を行えば、再び、善の喜びの世の立役者として、未来永劫尊敬される存在になります。

大本の悪とは、ではどこにいるのでしょう。金融界にいるとか、銀行にいるとか、芸能界にいるとか言われたりもしますが、本当は、みんなの心にいるのです。

私の心にも、あなたの心にも。ご飯を変えましょう。喜びをご飯にしましょう。

不安だから、あの人と結婚したのですか、、、不安だからお金を得たいのですか、、、不安だからこの仕事にしがみつくのですか、、、

選択肢は二つしかないのです。喜びを取るか、安心を取るか。安心が悪とつながる大きな道になってしまった時代だったのです。

喜びは神とつながる道です。どんなに小さな道でも、そこを歩けば、笑顔がわいてくる。自分を好きになってくる。死んでも構わないと思うほど、今が嬉しくなってゆく。

世の中の仕組みをそろそろ帰る時期となりました。
by めい (2016-04-27 06:04) 

めい

もうひとつ、関連記事。新ベンチャー革命さんです。これも明るいニュースです。

   *   *   *   *   *

新ベンチャー革命2016年4月26日 No.1371
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35863426.html

タイトル:米国コーク財閥とトランプ候補は米共和党を乗っ取っている米国戦争屋ネオコンを追い出すかもしれない:そうなれば、ネオコンの傀儡・安倍自民党と日米安保マフィアによる戦争法案強行も憲法改悪の企みも水泡に帰す

1.次期米国大統領選にて、米共和党を乗っ取っている米国戦争屋の弱体化工作が表面化するのか

 本ブログ前号にて、次期米大統領選における米共和党の黒幕・コーク財閥について取り上げました(注1)。

 上記、コーク財閥に詳しい古村氏のブログに、実に興味深い見解が述べられています、それは、コーク財閥が米共和党を乗っ取っている米国戦争屋ネオコンを叩きだそうとしているという見方です(注2)。

 本ブログも、この見方に同意します。本ブログ前号(注1)はそのような見方で書かれています。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。

 さて、本ブログでは、米共和党のみならず、日本をも乗っ取っている米戦争屋内の過激派をネオコンと呼んでいますが、ネオコンのルーツはトロツキストであるという説があります(注3)。

 上記、古村氏によれば、コーク財閥とトランプ氏は、米共和党から米戦争屋ネオコンを追い出し、米共和党をWASP(注4)主導の昔の伝統保守党に戻そうとしているようです。本ブログの見方(注1)も古村氏と同じです。

2.米国戦争屋のルーツもWASPだったが、今はネオコンに乗っ取られてしまった

 本ブログでは、米国防総省やCIAは米戦争屋ボス・デビッドRF財閥の配下組織と観ていますが、今の米国防総省にはWASP系とネオコン系が混在しており、一方、CIAの主流はWASPからネオコンに移っていると観ています。

 さらに、米共和党も昔はWASP主導の政党(GOP:Grand Old Party)でしたが、今は、ネオコンに乗っ取られていると観ています。

 この状況に危機感を持ったのが、上記、コーク財閥やトランプ氏であり、彼らは次期米大統領選を利用して、米共和党をGOPに戻そうとしていると思われます。

 したがって、本ブログ前号(注1)で指摘したように、コーク財閥が米共和党の主導権を握ったら、共和党はGOPに戻れるはずです。

3.日本のみならず、米共和党をも乗っ取った米戦争屋ネオコンの正体はすでに米国民にばれている

 米戦争屋ネオコンが米共和党のみならず、米政権の覇権を握ったのは、2001年、ブッシュ・ジュニア米戦争屋政権が誕生したときです。当時のネオコンのエージェントの代表が、チェイニー副大統領とラムズフェルド国防長官でした。

そして彼らネオコンは9.11偽旗テロ(アルカイダを犯人に仕立てる偽旗テロ)というショック・ドクトリン戦略を強行して、米国民をだまして、イラク戦争に駆り立てることに成功しました。ところが、今、トランプ氏が9.11偽旗テロ事件の真相を暴露し始めており、米国民も米戦争屋ネオコンの正体に気付いています、だから、米戦争屋ネオコンの傀儡候補・ジェブ・ブッシュの人気がまったく盛り上がらなかったのです。

4.60年代の反安保時代の日本において、トロツキスト・ネオコンのルーツはアンチ日本共産党の新左翼過激派であった

 さて筆者は60年代末の学生時代、全共闘シンパであり、1969年、東大安田講堂に籠城した全共闘(注5)に協力していた前科があります。

 ちなみに、2010年に発足した民主党(現・民進党)の菅・仙谷政権について、本ブログでは、これは親米全共闘政権だとみなしたことがあります(注6)。

 60年代に勃発した東大紛争は結局、日本共産党(日共)系民青と全共闘を乗っ取ったトロツキスト組織(新左翼過激派)の内ゲバに過ぎませんでした。

 日共系民青は新左翼過激派をトロツキストと呼んでいましたが、これは、当時のソ連共産党内の内部抗争を反映していました。

 筆者の見方では、60年代当時のソ連共産党は、欧州寡頭勢力(ロス茶系)から闇支援されており、ソ連内に潜入したトロツキストと内部抗争していたのです。そのトロツキストを背後から闇支援していたのが、ロス茶とソ連領土(天然ガスの宝庫)を奪い合って暗闘していた米戦争屋ボス・デビッドRF財閥だったのです(注6)。

 60年代、日本共産党(日共)はソ連共産党から闇資金を受けており、戦後日本を親・ソ連国家にしようと暗躍していたのです。一方、戦後日本を属国化していた米戦争屋ボス・デビッドRF財閥は、ソ連にトロツキストを送り込んで革命を起こし、ソ連をデビッドRF財閥の属国にしようと画策していました。

 同時に、60年代の日本では米戦争屋CIA配下の統一教会を通じて、日本共産党と敵対する新左翼過激派や親米似非右翼団体(似非右翼ヤクザ)に闇資金を流していたのです(注6)。当時のデビッドRFは、日本をソ連の属国にするのを断固阻止しようとして、統一教会や親米似非右翼団体に資金提供して、反日共運動を援護していました。さらに、新左翼過激派にも似非右翼(田中清玄などCIAスパイ)(注7)を通じて闇資金を流していたのです。そして当時の自民党もCIAや統一教会に牛耳られており、親・ソ連であった日共や社会党と対立させたのです。

 この時代の親・デビッドRF系トロツキストの後継者が今の米戦争屋ネオコンと思われます。

 さらに言えば、そのネオコンには、親・イスラエルのシオニスト(注8)が紛れ込んで、今の米戦争屋ネオコンはカルト的好戦派に豹変しています。3.11テロ事件も9.11テロ事件も彼らが関与していると本ブログでは観ています。

 そして、WASPの振りをしていたデビッドRFが、ネオコンと同調しているのは、かつて、ソ連共産党攻略にネオコンのルーツであるトロツキストを利用した過去があるからです。

 今、米共和党から米戦争屋ネオコン・シオニストを追い出そうとしているコーク財閥は、上記、デビッドRFがもうすぐ101歳でその覇権力が弱体化していることを見抜いているのでしょう。デビッドRFは、長男のデビッドRF・ジュニアを後継者にしたいところですが、コーク氏にとっては、デビッドRFジュニアはまったく怖くないのです。

 さて、米戦争屋ネオコンの傀儡である安倍自民と日米安保マフィア官僚は、次期米大統領選にて、米戦争屋ネオコンの傀儡・ジェブ・ブッシュが次期米大統領になることを前提に、戦争法案や憲法改悪の企みを強行してきましたが、コーク財閥の台頭をまったく読めていなかったわけです。

注1:本ブログNo.1370『次期米大統領選にて米国政治を牛耳る黒幕が遂に交替するのか:米国共和党の黒幕・コーク財閥が米民主党候補・ヒラリー支持を表明した意図とは?』2016年4月25日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35860636.html

注2:古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ“共和党からネオコン外しのための動きになるかもしれない”2016年3月6日
http://suinikki.blog.jp/archives/56043380.html

注3:トロツキズム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%84%E3%82%AD%E3%82%BA%E3%83%A0

注4:WASP
https://ja.wikipedia.org/wiki/WASP

注5:全学共闘会議
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%97%98%E4%BC%9A%E8%AD%B0

注6:本ブログNo.196『菅・仙谷新政権:親米全共闘内閣出現のなぜ?』2010年9月18日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18673155.html

注7;田中清玄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E6%B8%85%E7%8E%84

注8:シオニズム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0

by めい (2016-04-27 06:07) 

めい

ついでにもうひとつ。植草一秀氏の税に関する重要な指摘。
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/186.html

   *   *   *   *   *

消費税というのは何か。
消費税増税の裏側が、法人税減税なのである。
日本の過去25年間の税収構造の変化を改めて見つめてもらいたい。
25年前の税収構造は次のようなものだった。
所得税 27兆円(91年度)
法人税 19兆円(89年度)
消費税  3兆円(89年度)
これが、
2015年度には
所得税 16兆円
法人税 11兆円
消費税 17兆円
になった。

日本政府は2007年の税制調査会報告書で、
「日本の法人負担は国際比較上高いとは言えない」
との判断を示した。
法人税減税は、もう必要ないとの判断を明示したのである。
ところが、
2011年度に 39.54% 
法人実効税率が
2016年度には 29.97% に
2018年度には 29.74% に
引き下げられる。

庶民の課税を25年間で6倍に引き上げる一方、
25年間で半分に減額された法人税負担を、
さらに25%もカットする税制改定が推進されている。
日本の政府債務が1000兆円あって、日本はいつギリシャのような状況に陥るか分からない、
という話が流布されているが、
完全なる「風説の流布」である。
日本政府は債務を1100兆円抱えているが、資産も1100兆円抱えており、純債務は「ゼロ!」なのだ。
財政危機に陥るリスクも「ゼロ!」である。

庶民に負担を押し付けて、
大資本と官僚が高笑いするという、
「悪代官と越後屋政治」
が実施されているのである。
「悪代官と越後屋」
が私腹を肥やすために庶民に重税を押し付けているのに、
その庶民が、
「立派な政治家の先生が、国が危うくならないように増税を推進している」
などと崇めていては、国は亡びるばかりである。

by めい (2016-04-27 06:22) 

めい

日本の内部崩壊!( by フォーブズ誌) 木枯らし紋次郎さん翻訳
日本がどう見られているか、見られてきたか、がよくわかります。

   *   *   *   *   *

 1970年代はそれまでより日本にとって少し辛い時代だった。OPECによる原油価格の急激な値上げ、続くニクソンショック、大統領が兌換性を廃止した時、結果は、他に抜きんでて円が買われた。

 日本の前途についての予見は厳しいモノだった。しかし、政府と公共部門は大胆な修正を行って、日本にとって最も素晴らしい時代となった。
 
 エネルギー消費量は急落し、省エネ生産がブームとなって日本産業は競争力を獲得し、小型化で有利となった。
 
 1991年日本経済が壊滅したかに見えた時、私はマーク=トウェインの「News of my death is much exaggerated.」で記事を書き始めた。
 
 私の見立ては日本は立直るというモノだった。
 
 四半世紀を経て私は完全に間違っていた。

 日本の友人が縷々説明してくれるように日本は第2次大戦、オイルショック、ニクソンショックと外からの衝撃に完全敗北という事態に直面させられた。しかし1990年代から起こった内部崩壊と硬直は内側から起こったものだ。

 社会文化的な雰囲気が1980年代に変わった。これが「Japan as NO.1」症候群が沸き起こった時だ。

 アメリカが経済的にしんどくなった時、軽蔑、実際軽蔑で嘲笑なのだが「ノーと言える日本」という傲慢で自信過剰な本が出版された。ソニーの共同創立者の盛田昭夫と1937年の南京大虐殺を頑なに否定する流行作家石原慎太郎の共著であった。

 60年代の開放的でダイナミックな精神の代わりに、80年代は傲慢な民族主義がカラ振りし、90年代は自閉症的な内向志向が取って代わった。

 日本の友人が縷々説明してくれるように日本は第2次大戦、オイルショック、ニクソンショックと外からの衝撃に完全敗北という事態に直面させられた。しかし1990年代から起こった内部崩壊と硬直は内側から起こったものだ。

 60年代の開放的でダイナミックな精神の代わりに、80年代は傲慢な民族主義がカラ振りし、90年代は自閉症的な内向志向が取って代わった。

 19世紀後半日本はアジアで唯一産業化した非西欧諸国で、世界列強に加わった。

 それと対照的に日本は21世紀のグローバリゼーションのに合わせて修正することに失敗した。

 沢山の指標これを示している。
2つに焦点を当てたい。
英語と中国の勃興だ。

 英語がこの先数十年にわたって世界言語であり続けることはハッキリしている。日本人の英語力はアジアで下から2番目だ。ビリは北朝鮮。

 アジア諸国の留学生が増えているが日本の若者は内向で島国に閉じこもっている。

 19世紀後半からつい最近まで、日本はアジアNO.1だった。中国を軍事的にも、経済的にもコテンパンにやっつけた。

 80年代の日本での経験からすると、当時の日本のエリート層(政界、ビジネス界、マスコミ、学術界)も中国が復興するとは思いもよらなかった。

 何十年か経って中国は既にアメリカに次ぐグローバル大国となった。だが、日本はこの事実に向き合う術をもたない。
 
 我々は今日グローバル化とは中国的特色を持ったグローバル化だということを目にしている。
 アメリカとカナダを除いて、日本は唯一中国が発起人となったアジアインフラ投資銀行に加入することを拒否している国である
 
 中国の勃興を前にして日本の政策立案者は、首なし鶏(headless chickens)が走り回っているようなものだ。

 日本は嘗ての地位を取り戻したいと思っている。それには根本を改め、外観に到るようにするほかない。
アベノミクスは外観をチョコチョコと繕ったにすぎず、日本経済に何の実質的意義もない

by めい (2016-04-28 10:58) 

めい

「日本の内部崩壊!」補訳です。納得。
http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15711778
128:ままりん : 2016/04/28 (Thu) 15:56:01

   *   *   *   *   *

【最後の段落】
Japan will be reinvigorated if and when it regains its outward-looking spirit. Abenomics alone is no more than tinkering at the fringes.
日本は嘗ての地位を取り戻したいと思っている。それには根本を改め、外観に到るようにするほかない。
アベノミクスは外観をチョコチョコと繕ったにすぎず、日本経済に何の実質的意義もない

アベノミクスはうわべを下手にいじっているだけにすぎない。外に目を向ける気概を取り戻せば日本経済は再び本来の力強さを取り戻す。

by めい (2016-04-29 04:18) 

めい

《ここにきて急速に進む我が国の武器輸出政策が、安倍首相の命令で行われたことを見事に暴露した》
「経済力第一」の行きつくところは「武器輸出」です。

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潜水艦売り込みは安倍主導だったと暴露した川崎重工社長の勇気ー(天木直人氏)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/259.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 4 月 28 日 13:55:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

潜水艦売り込みは安倍主導だったと暴露した川崎重工社長の勇気ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sok92u
27th Apr 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks

豪州に対する潜水艦売り込み合戦に日本は敗れた。
 すなわち豪州はフランスの造船大手を選んだ。
 このことが安倍政権の武器輸出戦略に衝撃を与えた事は言うまでもない。
 ところがそれに追い打ちをかけるような更なる衝撃が安倍政権を襲った。
 きょう4月28日の朝日新聞が小さく報じた。
 しかし、その報道の意味は大きい。
 今度の潜水艦受注競争に三菱重工業とともに加わった川崎重工業の村山滋社長が昨日4月27日の記者会見で、今度の潜水艦売り込みが安倍政権の主導で行われたことを次のように暴露したというのだ。
 「防衛装備品を海外に売って商売することは今まで考えていなかった」と。
 「(武器輸出は)国策なので同盟国との友好関係のために必要とあれば政府に協力する」としながらも、
「ビジネスにつながるかどうか、考えないといけない」と、慎重姿勢を示したというのだ。
 これは、ここにきて急速に進む我が国の武器輸出政策が、
安倍首相の命令で行われたことを見事に暴露した発言である。
 しかも、同盟国の豪州が日本に発注することなく、フランスを選んだ。
 今度の豪州への潜水艦売り込みが、同盟国の利益にもならなかったのだ。
 そんなことを安倍首相に命じられてさせられていたと言ったも同然だ。
 決して政府に逆らう事をしない財界のトップが、
ここまで安倍政権の武器輸出政策を批判的に語ったとは驚きだ。
 それほど安倍政権の武器輸出政策には無理があるということだ。
 真実を語った川崎重工の村山社長は安倍政権に睨まれるだろう。
 しかし、その勇気を私は買う。
 村山社長の発言の正しさは、そのうち必ず証明されるだろう。

            ◇

武器の輸出「考えていなかった」 潜水艦受注逃した社長
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W52YSJ4WUTFK00C.html
2016年4月27日18時00分 朝日新聞

 「防衛装備品を海外に売って商売することは今まで考えていなかった」――。オーストラリアの次期潜水艦の共同開発交渉で受注できなかった川崎重工業の村山滋社長は27日の会見でこう語り、今回の交渉参加が政府主導だったことを示唆した。

 同社は三菱重工業とともに受注競争に参加したが、オーストラリア政府は26日、仏企業を選定した。村山氏は新たな商談があった場合、「(武器輸出は)国策なので同盟国との友好関係のために必要とあれば政府に協力していく」としつつ、「ビジネスにつながるかどうか、考えないといけない」と慎重な姿勢を示した。日本の防衛産業の中には「海外進出は、現地とのパイプ作りなど労力の割に利益は少ない」といった意見も根強い。(小林豪)

by めい (2016-04-29 08:02) 

めい

「イハトビラキの時。神意読み取るべし」との論。

   *   *   *   *   *
人生は冥土までの暇潰し
熊本地震に秘められたメッセージ
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1093.html

(前略)

【私見】
・いま世界中で同時多発的に発生している地震は、日本だけでなく全世界が立て替え・立て直しの対象となっていることを暗示している。
・人類は、いつまで経っても考えを改めず、自己中心的な言動をとり、自分だけでなく地球上の他の生命を巻き添えにして滅亡しようとする危険な存在に成り果てている。天変地異は、人間が発する悪想念で歪み傷ついた地球の地盤を、元のバランスのとれた状態に戻すための揺り戻しの現象である。
・人類は宇宙の理(神の法則)である因果の法則にしたがって、「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」ことになる。それが取り返しのつかない状況にまで悪化する前に、気付いて改めるようにと、地震や異常気象などの天変地異の形で神はサインを送っている。人間の過ちを人間自らが進んで悔い改めるのであれば良いが、それができない場合は外部からの強制力で苦しみと傷みを味わって悔い改めるよりほかない。そこでやむなく引き起こされたのが東日本大震災であったが、それは神々の苦渋の決断だった。
・神は、新文明の地球建設に向かって自らの内面の改革に乗り出す人間が少しでも多く現れることを待ち望んでおり、壊滅的な大地震の発生を先延ばしにしている。限られた猶予時間のギリギリまでタイムラインの調整をしているが、その調整には多大な労力を要することを人間は知らない。われわれは、その涙ぐましい親心を汲み取って思いを致さねばならない。
・一連の熊本地震の最初の震動(4月14日)では、震源地から遠く離れた長野県諏訪市だけが離れ小島のように揺れたが、中央構造線と糸魚川・静岡構造線が交差する象徴的な地点をクローズアップさせることで、これからより大規模な地震が来ることを神が警告している。そして、諏訪は古代ユダヤと因縁浅からぬことから、ユダヤ民族やイスラエルにも今後、大きな試練が訪れるであろうことがメッセージとして読み取ることができる。

by めい (2016-05-04 05:08) 

めい

《歴史的にも、日本社会への歴史的影響にしても、現在の米大統領選の異変は、実に重要だ。》
《あのマネーに支配された国家で「革命(レボリューション)」が起きるかもしれない。》!!

   *   *   *   *   *

●米民主党はクリントンを切れるか? サンダースならトランプに勝てる
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/d78a359b369b250720174726b7073b31

あのマネーに支配された国家で「革命(レボリューション)」が起きるかもしれない。米国のワシントン勢力とウォール街勢力は、何が何でも、ヒラリー・クリントンに大統領になって貰わなければならないと、鬼気迫る勢いで、バーニー・サンダースの撤退を仕掛けている。日本のメディアも、それらの勢力に付和雷同した記事を飛ばしている。

しかし、ヒラリーが対トランプに対して、まったく対抗力を持っていない事実が、次々と判明してきている。本選になったら、トランプ候補が圧倒的勝利をおさめる可能性が、相当濃くなってきている。ロイターはヒラリーに甘いリサーチをしたようだが、両者が拮抗と云うよりは、明確な差がついたはずだ。 つまり、米国において、「反エスタブリッシュメント」の強くて明確な潮流は、動かし難い沸点に達している。こうなると、米国の「エスタブリッシュメント(ワシントン、ウォール街、軍産複合‥等)」達が、トランプとサンダースの、どちらが「最悪」ではないかを考える必要まで出てきた。

常識の通じない実業家(不動産業)トランプか、常識の通じる民主社会主義のサンダースかと云う、究極の選択に直面している可能性がある。民主党は、ヒラリーを選べば、60%負ける。サンダースを選べば、60%勝てる。さあ、どうする?「エスタブリッシュメント(ワシントン、ウォール街、軍産複合‥等)」達よである。筆者は、予備選が始まった時から、当然だがバーニー・サンダースの強さを語っていた。米国の格差是正には、トランプでは無理だし、ヒラリーでは「最悪の格差社会アメリカ」を助長する。所謂、常識的に考えれば、バーニー・サンダースしかいないのだ。

筆者は、個人的憶測だが、米民主党の本流にしても、共和党の本流にしても、何が何でも、ドナルド・トランプが大統領になるのだけは、天地がひっくり返ってでも避けたいと思っている。しかし、共和党本流は、ありとあらゆる手を使って、トランプ追い落としを画策したが、すべて失敗に終わった。もう打つ手はないのが現状だ。そうなると、民主党の大統領候補争いの「高下駄」部分にあたる特別代議員の責任が重大になる。現状の特別代議員の意志表示はヒラリー支持なわけだから、彼らが、トランプ氏を米大統領にした贖罪を一身に受けることになる。彼らは、その批判に耐えうるだろうか?民主党本流が、サンダースと政策の擦り合わせが可能かどうか、試みるような気がする。サンダースは市長経験もある、議員経験もあるわけで、立法行政にも通じている。急激で過度な社会主義を抑制してくれるのなら、そんな思いを持つ、民主党特別代議員も結構いるような気がする。無論、共和党本流も乗れる話なので、リアルな話だ。

無論、米国にも、エリートだと思いこんでいる中流以下の人々もいる。見事に勘違いしているのだが、日本ほど多くはない。この辺は、社会保障制度の捕捉の広さ、国民皆保険再度のあるなしに起因する。実態はほぼ同じような「エスタブリッシュメント」の維持社会だが、この部分が違う。また、市場原理主義的言説が、まだまだ不十分と云うこともあり、共同体的ニアンスが残っているので、その分だけ、勘違いも激しくなり「貧乏人の特権階級」と云う、奇妙な自己認識が生まれている。

しかし、近い将来「TPP」が本当に批准されてしまえば、加速度をつけて、市場原理主義が横行することになり、一気に日本社会は、一層の米国化に向かってゆく。面白いことだが、米国が、いま、そのシステムを捨てようと国を挙げてもがいていると云う時に、我が国は、その米国社会同様になりたいと、狂気の叫びを政府役人共々が叫んでるのだから、喜劇だ。ただ、日本のマスメディアは、「橋下劇場」のような雰囲気で、米国の大統領選の異変を知らせている。我々は、ハリウッド映画を観ているわけではない。現実に起きている「革命(レボリューション)」を目撃しているのだ。

こんな最中、オバマが広島訪問だとか、日産が三菱自動車を傘下にとか、それぞれに重大な事柄ではあるが、歴史的にも、日本社会への歴史的影響にしても、現在の米大統領選の異変は、実に重要だ。舛添の乞食根性、五輪招致汚職、伊勢志摩サミット、パナマ文書、甘利のあっせん収賄‥等よりも、筆者にとっては興味深い。米大統領選の流れ如何では、こうした問題の多くが、ガラガラポンと結論をみる。安倍晋三のやっている全てのことが、一気に瓦解するのだから、米大統領選は極めて、日本にとって重要だ。どうも、幾ら力説してもピンとこない人が多すぎる気がしてならない。アメリカ従属で怒る人々も、現実が見えていないようだ。


≪ トランプ氏、クリントン氏と支持拮抗 米世論調査
米大統領選挙で、共和党のトランプ氏(69)と民主党のクリントン前国務長官(68)が直接対決すると仮定した場合、両氏の支持が拮抗(きっこう)していることが11日、ロイター通信が実施した全米規模の世論調査で明らかになった。他の調査でも重要州で両氏は競り合っている。
 ロイター通信の調査では、民主党の指名獲得が濃厚なクリントン氏の支持率が41%で、共和党指名が確実なトランプ氏の40%と横一線。4月中旬には、クリントン氏が48%で、トランプ氏が31%だったが、トランプ氏が急速に支持を伸ばしていることになる。
 また、米クイニピアック大が10日に発表した、民主党と共和党が本選で常に拮抗する重要3州での世論調査では、フロリダ、ペンシルベニア両州ともクリントン氏が43%で、トランプ氏が42%と拮抗。ただ、オハイオ州では、トランプ氏が43%で、クリントン氏(39%)をリードしている。
 一方、サンダース氏とトランプ氏の対決を想定した場合、いずれの3州でもサンダース氏がトランプ氏を上回っており、トランプ氏には、クリントン氏よりサンダース氏の方が強いとの結果が出ている。(ワシントン=佐藤武嗣)  ≫(朝日新聞デジタル)


あらためて、昨日のコラムを筆者記述部を再掲しておく。「弱者の蜂起 サンダース現象は米国ではなく世界の流れに通ず」

米大統領選における民主党候補、バーニー・サンダースの勢いが止まらない。トランプ現象の方に、世間の目は釘づけだが、筆者は、アメリカの病巣の根源に迫っているのは、バーニー・サンダースの主張だと理解している。以下は、中々撤退宣言しないバーニーに苛立つ、米国のエスタブリッシュメントの心境を表した記事である。しかし、この故宇沢弘文氏の主張(スティングリッツ氏が顧問なのだから当然か)をなぞるような、バーニーの大健闘は、世界のグローバル金融経済に、強い衝撃を与えている。延いては、この流れは、世界のヘゲモニーの大きな潮目を演出すると考える。

今回の米大統領選における、エスタブリッシュメントへの、抗議のパワーの本質は、実はトランプ現象ではなく、サンダース現象の方だと云うことだ。日欧米のメディアは、かなり過激で喜劇的「劇場型」トランプに、意識下か、 無意識下は判らないが、テレビ的価値を見出している。しかし、トランプ候補の主張は、一世一代のパフォーマンスで、持続可能性と云う面から、米国や世界の支配層から見て、実は、それ程怖いものではない。完璧に怖がっているのは、サンダース氏が、「民主社会主義」と旗幟を鮮明にしている点だ。これは、政治的ポジションの話ではない。謂わば、「価値観」のパラダイムシフトを強く主張していることである。

一般のテレビニュース族達には、到底理解できない話なのだが、世界の潮流は、確実に変わった。日本の政府広報テレビと化したNHKや民放各局のニュース報道を視聴していたら、愚衆化するのは当然なのだ。日テレであろうがテレ朝であろうが、対米追随路線まっしぐらで、且つ貧乏人を特権階級と勘違いさせる誘導報道がなされている。

世界の変化は、萌芽の域を超えて、成長過程に入っている。無論、ナショナリズム的方向の吹き上がりも激化している。しかし、こちらの方には、論理的裏づけが乏しく、常に、社会下層に存在する人々の感情を動員する運動なので、カリスマ指導者が常に必要になり、持続性維持に難点がある。また、日々のゴシップや反国民的政策のひとつひとつに、強く反応するのも、一種ガス抜きを自己完結してしまい、消費文化の罠に嵌っている。もっともっと、本質に迫る、心からの鬼気が欲しいところだ。

by めい (2016-05-14 03:27) 

めい

《欧米世界の全てから、勇気がすっかり消えてしまったのは驚くべきことだ。無頓着なアメリカ国民は、偽情報と恐怖で、自由を失ってしまった。》《プロパガンダとウソに埋もれた欧米世界は、既に歴史のゴミ箱。もはや存在していない。》

   *   *   *   *   *

真実を語る人々を中傷して、自らの犯罪を隠すシオニスト・イスラエル
2016年5月11日
Paul Craig Roberts
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-53af.html

数年前、二人の著名なアメリカ人学者が『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』という本を書いた。

アメリカ政府とマスコミイスラエルの友人である建設的批判者を沈黙させてしまうので、アメリカやイスラエルにとってためになるというより、遥かに害をおよぼす強力な力を、イスラエル・ロビーが持っていることを極めて控えめに本は主張している。二人の学者は、イスラエル・ロビーによって、ホロコーストの再来を擁護していると、悪魔化された。

イスラエル・ロビーは、イスラエルを攻撃するナチス全員には抵抗できない哀れなかよわきものをふりをしている。一方、アメリカ議会は、全員一致で、イスラエル・ロビーに手渡された、とんでもない決議を可決している。

シンシア・マッキニーを含む多数の元アメリカ上院議員や、下院議員が、イスラエル政府が、アメリカ戦艦リバティ号を沈没させようとして、多数のアメリカ人乗員が死亡し、負傷した事件などの、イスラエル政府の行為を批判したかどで、イスラエル・ロビーによって議員の座を追われたと公式に語っている。

アメリカ海軍を擁護するのではなく、臆病なアメリカ政府はイスラエルが恐ろしいあまりに、アメリカ大統領や提督は調査もおこなえず、上院議員ジョン・マケインの父親が押っ取り刀でイスラエル擁護にかけつけ、事件を隠蔽した。

隠蔽が実にうまく行ったので、アメリカ海軍艦船が、イスラエルの飛行機と、魚雷艇攻撃によって破壊され、アメリカ政府が抗議さえしなかったことを知るアメリカ国民はごくわずかだ。本当だ!アメリカは“超大国”なのに、臆病な政府はイスラエルに対してさえ立ち上がれないのだろうか?

軽率さと、不当な傲慢さから、ロシアや中国軍と対決する羽目になった場合、アメリカ政府のこうした女々しい連中に一体何がおきると皆様はお考えだろう?

アフガニスタンでの15年の無意味な紛争の後、アメリカが、数千人の軽武装戦士に打ち負かされ、間抜けのジョージ・W・ブッシュの“任務完了”宣言は、今や任務完了には、超大国ロシアによる介入が必要なのも全く不思議なことではない。

アメリカ政府内部の愚か者連中が作り出した中東におけるテロを終わらせられるのはロシアだけだ。五つ星将軍のアイゼンハワー大統領が、70年前に我々に警告した軍産複合体に儲けさせるため、アメリカ納税者のお金を垂れ流すべくアメリカ政府の低級な阿呆連中が支援するテロを。

アメリカ国民は実に無能なため、大半がネオコン・プロパガンダの産物である“テロリスト”を恐れ、現場を立ち去り、家に帰り、ベッドの下に隠れているべきだ。

だが“強力なアメリカ”をおそれさせ、取り乱させるには、プロパガンダ発明、偽旗事件さえあれば十分なのだ。

イスラエルによるパレスチナ人の処遇が、シャーマンやシェリダンの下での北軍のアメリカ平原インディアンの扱いに似ているのに気がついて、私は“反ユダヤ主義者”になった。大規模虐殺だ。

あるイスラエル高官が、アメリカ合州国政府が、アメリカ先住民にしたことを、イスラエルが、パレスチナ人にしていると、私がなぜ批判するのか批判をするのかと書いてきた。言い換えれば、ホロコーストの苦難をあじわったとされる欧米世界とイスラエルは、一世紀や、二世紀では、何の道徳的進歩がなくともかまわないというわけだ。19世紀に、北軍の戦犯連中がdidアメリカ平原インディアンにしたことは何であれ、21世紀に、イスラエルが、パレスチナ人にしても、全くかまわないのだ。

道徳の進歩を信じる人々は、もはやこれまでだ。

シオニスト・イスラエル政府に対するあらゆる正当な批判が、反ユダヤ主義者と宣言されてしまうので“反ユダヤ主義者”という言葉は、棘を失ってしまった。この武器は利用されすぎ、誤用されすぎたあまり、効果がなくなってしまった。実際、イスラエル・ロビーによって“反ユダヤ主義者”と呼ばれることは、高い道徳意識の持ち主だと呼ばれることに等しいのだ。

現在、イスラエル・ロビーは、パレスチナ人大量虐殺に対するイスラエル制裁のとりくみである、ボイコット・出資引き上げ・経済制裁 (BDS)キャンペーンに関わっているあらゆる人々を破壊しようと活動している。人気ミュージシャンのロジャー・ウォーターズは、この運動を支持している数少ない勇気ある人々の一人だ。

ベトナム戦争や南アフリカのアパルトヘイトに反対した仲間の多くは“イスラエル”元アメリカ大統領のジミー・カーターが、イスラエル・アパルトヘイトと呼んだものに抗議するのを死ぬほど怖がっていると、ウォーターズは言う。

共和党員や、保守派や、イスラエル・ロビーは誠実に語るジミー・カーターが嫌いだが、私はそれゆえ彼を尊敬する。

パレスチナ人は、彼らの国を盗み取られてしまったことに疑いの余地はない。今や、彼等は、19世紀、アメリカの、先住インディアン同様、ゲットー居留地に閉じ込められている。これは単純な事実だ。ところが、事実を述べる人は誰であれ、イスラエル・ロビーによって、ユダヤ人全員を殺害したがっている反ユダヤ主義者だと宣言されてしまう。

言い換えれば、大量虐殺を行っているのは、シオニスト・イスラエルなのだが、もし、ある人物がその事実を述べると、その人物は、イスラエルがパレスチナ人にしていることをユダヤ人にしたがっているとして非難される。

イスラエルは、“世界唯一の超大国”政府の全くの臆病さと、イスラエルが大半を支配するアメリカ・マスコミとエンタテインメント業界のおかげで、プロパガンダと恫喝という、このむき出しの権力行使をやりおおせている。

だがロジャー・ウォーターズは違う。

パレスチナ人のために立ち上がり、シオニスト・イスラエルの極悪非道の犯罪に反対している現代の偉大なロック・ミュージシャンの一人として認められているロジャー・ウォーターズを支援しよう。
http://mondoweiss.net/2016/05/musicians-destroyed-palestinians/

欧米世界の全てから、勇気がすっかり消えてしまったのは驚くべきことだ。無頓着なアメリカ国民は、偽情報と恐怖で、自由を失ってしまった。そのようなびくびくして、怖がっている国民が、ロシア人や中国人に対して立ち上がる見込みはない。

プロパガンダとウソに埋もれた欧米世界は、既に歴史のゴミ箱。もはや存在していない。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/05/11/zionist-israel-hides-its-crimes-behind-its-smears-of-truth-tellers/

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まるで、藤永茂氏の『アメリカ・インディアン悲史』と、『アメリカン・ドリームという悪夢 建国神話の偽善と二つの現在』を再読している気分になる記事。

藤永茂氏、おりしも、「マスコミはWMD(マス破壊兵器)と化した」で、Paul Craig Roberts氏の記事に触れておられる。

マス破壊兵器を駆使して、衆参両院同時選挙で、日本という国が、傀儡与党によっTPP、緊急事態条項で、永久に終焉させられそうな気配。生きた心地がしない。

TTPや、TTIPの悪を、大本営広報部が、万一報道してくれれば、そういう懸念も多少は消えるだろうがその可能性は皆無。

町を歩いていて、行き交う人が、They Liveのように皆ゾンビーのように見えてきそう。

『右傾化する日本』を読みながら、今のインチキ政権、小選挙区制の悪影響で、わずかな支持しかないのに、多数派を握っていることを、思い出した。皆がゾンビーのわけではないはずだ。マス破壊兵器なかりせば。

「マスコミ」というもの、実はマス破壊兵器であることを、肌身で実感したのは、「マスコミ」による小選挙区制導入賛成論の大合唱を目にした時から。

「都知事謝罪会見」より、TPP推進謝罪をこそみたい。おかしな人物によって、都の運命が危機に瀕しているわけではないが、TPPで、日本は本当に存亡の危機に瀕しているのだ。

経済的、文化的、歴史的な国家自爆策であるTPPを隠蔽して、強引に推進しようとしているマス破壊兵器の罪は限りなく重い。

2016年5月14日 (土)

by めい (2016-05-14 03:42) 

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