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宮内地区子供会育成会総会への感想 [地区長]

春の総会の季節。いろんな会合に出る機会が多いが、ほとんどは特に意見がでることもなく、事務局提案はすんなり通って懇親会となる。ところが昨晩の子供会育成会総会はちがった。K君の発言に最初は「またはじまった」という雰囲気だったのだが、K君による度重なる質問に対して事務局が明快な答弁を与えることができないこともあって、次第に会には緊張感が立ちこめるようになった。総予算50万円弱のうち繰越金が約14万円。支出の部で事業費に34万円、予備費には1万円強。昨年度の決算事業費は22万円で12万円強を残すことになり、その分が今年への繰越になっている。それに対してK君の主張は、今年の事業費34万円すべてを使ってもいいのかというものだ。それに対して事務局以外3人の発言があったが、それぞれ真剣に考えられたもので好感をもった。終了予定を30分以上も超える中、議長である育成会長さんは「全部使いきるか」「毎年少しずつ使って繰越金を減らしてゆくか」で拍手採決し、後者のみ拍手ありで、後者に決した。それはそれで見事だった。私は、われわれがいつもそうだったような昔の会合を思い起こしてうれしくなっていた。そのあとの懇親会には半分以上が参加せずに帰ったが、K君は残ってみんなと談笑していた。帰るようだったら引き止めようと思っていたのだが、その必要はなかった。


議長人事 山新280407.jpg

南陽市議会の新議長に田中貞一議員、副議長に高橋弘議員が決まった。今回の市議選投票率65%で、前々回に比べ12%減。前々回は6人落選、今回の落選は1人だけというのもその理由のひとつではあろうが、山形新聞記事にあるごとく田中新議長の「議会への関心の低さに危機感」はもっともなことで、このことにさらに切実であってほしい。今回の選挙戦も家に居て聞く限り、前々回同様、街頭演説は共産党の佐藤明候補だけだった。あとはだれが通っても顔を出さなかったが、このときだけは外に出て大きな拍手を送った。他の候補者といえば、「お願いします」のたぐいの連呼のみ。せっかくの選挙戦がこれでは議会に関心の持ち様もない。日本全体がこういう風になってしまっているのかもしれないが、20年前われわれの頃はちがった。街頭から拡声器を使って自分の思いを世の中に訴えるこれほど恵まれたチャンスは選挙しかない。私が街頭ではじめてマイクを握ったのは鹿又源一郎氏の市議選応援で、鹿又候補応援の目的は運動公園問題を訴えたいためだった。昭和59年のことだ。もう30年以上も経ってしまった。あの頃はどんな会合でも活発な議論があった。私が議員だった頃の議場は、捩り鉢巻タスキ掛けの戦さ場であった。当局側にしてもその認識だった。今はどうなのだろうか。市長が、今年度予算が満場一致で決したことを喜んでいるとの報道があったが、市民としてはさっぱり喜べない。議会への市民の関心の低さはここに由来する。利益誘導が議員の仕事ではない。行政当局も明確に距離を置くべきだ。安倍首相の愚にもつかない言い逃れがまかり通るのも、こうした土壌が背景にある。いつのまにかすっかりおかしくなってしまっている日本。

 

そんな中での昨日の子供会育成会総会での議論、私は新たな息吹を感じ取った。彼ら若い世代に期待したい。


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