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「国民連合政府」実現は、共産党が素直に「天皇」の御存在を理解できるようになるかどうかにかかっています! [日本の独立]

「もっとも自公が警戒し、嫌がる状況が、いきなり広がった」の記事が阿修羅板でアクセスを伸ばしています。この時期非常に重要な記事なので、共感した Q4HBXhL5PAさんの コメントとともに下記転載させていただきます。

「国民連合政府」実現の鍵は、天皇が握っておられるような気がします。裏返せば、共産党が「天皇」という御存在を素直に理解できるようになるかどうかです。私は共産党にその可能性は十分あると信じています。いわゆるサヨクが「天皇」を理解できるようになった時、風通しがよくなります。日本の空がすっきり晴れ渡るようになります。そうなることを切に願います。

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「もっとも自公が警戒し、嫌がる状況が、いきなり広がった:兵頭正俊氏」
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/367.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 21 日 00:06:05: igsppGRN/E9PQ
        

「もっとも自公が警戒し、嫌がる状況が、いきなり広がった:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18390.html
2015/9/21 晴耕雨読
https://twitter.com/hyodo_masatoshi 

共産党から「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現への呼びかけがあった。
戦争法反対で共闘した5党1会派は、必ず、この呼びかけに応えるべきだ。
共産党との選挙協力なくして、自公+次世代・元気・改革には勝てない。
せっかく共産党が鎧を脱いだのである。
この機会を逃してはならない。
共産党から「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現への呼びかけ。
戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくるものだ。
共産党が変わりつつある。
沖縄の共闘を、日本全国に拡大するものだ。
もっとも自公が警戒し、嫌がる状況が、いきなり広がった。
共産党から「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現への呼びかけ。
「この連合政府の任務は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回し、戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどすことにあります」。
自公は相当なショックだろう。
昨日(9月19日)共産党から「戦争法廃止の国民連合政府」の実現への呼びかけがあった。
過去のわだかまりを捨て、大人になって対応すべきである。
自公+次世代・元気・改革の「今だけ、金だけ、自分だけ」の売国政治に勝ち、日本を蘇生するには、この呼びかけに応える道しかない。
9月19日、共産党が戦争法の採決阻止で共闘した、民主・維新・社民・生活の党と山本太郎となかまたち、参院会派の無所属クラブに、選挙協力の協議を呼びかけた。
これはリトマス試験紙の意味ももっている。
屁理屈を述べて断れば、第二自民党の国民的な批判にさらされよう。
共産党から選挙協力の呼びかけ。
政権交代で戦争法を廃棄する現実味が出てきた。
民主が小沢・鳩山で政権交代を果たした2009年の衆院選では、共産党は300の選挙区中、152での擁立に留め、後は「自主投票」とした。
共産党のこの力を見誤ってはならない。
本気になるべきだ。
共産党から戦争法廃止、国民連合政府実現の呼びかけ。
この意義とは何か。
それは、政権交代の公約の実現性が格段に高まるということだ。
政権交代を果たしても、民主・維新では、またぞろ公約を裏切ると思っている国民は多い。
それが棄権に結びつく。
共産・社民・生活が入れば、公約が実現する。
共産党から戦争法廃止、国民連合政府実現、選挙協力の呼びかけ。
わたしたちの世代は、共産党アレルギーがあるが、今は本気になることで乗り越えられる。
そこまで日本国民は追い詰められている。
戦争を前にして、同じ志の政党へのアレルギーをいって、子供を戦場に送るのか。
時代は共産党が連立の一翼を担う時代になった。
共産党は変わりつつある。
もし政権交代になったら、共産党は閣内で働いてもらいたい。
閣外にいると、鳩山由紀夫が小沢一郎を閣外においた失敗を繰り返すだろう。
つまり民主党が、安倍の閣議決定を撤回しない可能性が高い。
必ず内閣に入るべきだ。
共産党との選挙協力には、自民党から「応じるな」という要請が、民主・維新の一部にある筈だ。
これで戦争法への本気度がわかる。
国民の幸せ、戦争の危機よりも、党利党略優先。
それを支えているのは古くさいイデオロギーだ。
民主党あたりから反対のツイートが出始めた。
政権交代を起こさせないために。
戦争法成立の立法府には、衛士の他にSPや警察官が入ってきていた。
この国は、わたしたちが考えている以上に、破壊され、警察国家になっているのである。
開会中の国会になぜSPや警察官が入っているのか。 http://m-hyodo.com 
安倍晋三は狂ったのである。
まともな神経の持ち主なら、憲法学者の大半が違憲だという法案など、通そうとしないものだ。
いや、自国の若者を、米国の若者の身代わりに、戦場に送ったりはしないのである。
安倍は、議員バッジをつけた死の商人である。 http://m-hyodo.com 

革命的オプティミズムという言葉がある。
現在、すべてを悲観的に捉える者は、反動である。
小さな明かりでも大切にしなければならない。
共産党の呼びかけもその明かりのひとつだ。
あれもダメ、これもダメという者も、対案はないわけだ。
野党の結束と選挙協力。
この原則は正しいのである。
もし民主党が共産党を恐がれば、それはヌエ的な、第二自民党政治ができなくなるからだ。
民主党には共産党の呼びかけを断る資格などない。
なぜなら今日の惨状を招いたのは、民主党だからだ。
それが、早速、呼びかけへの拒否をツイートしたおばか政治家がいる。
自分を知らないのだ。
もし共産党の選挙協力の呼びかけを断れば、当然、共産党は全選挙区に候補者を立てる。
現在の状況から推して相当の躍進を果たすだろう。
しかし、単独で過半数はとれず、自公政権が続く可能性が高い。
断ったばか野党のせいだ。
二度と共産党は呼びかけないだろう。
ばか野党の正体が問われる。

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66. 2015年9月22日 22:57:59 : Q4HBXhL5PA 

民主党政権ができた時だって将来は自民リベラルを含めガラガラポンで政党の再編成ををしないと国民にはよくわからないといわれていた。ここでも多くの皆さんが言われているように民主党の超右派と隠れ自民党の連中とはいずれ袂を分かつことには間違いないだろうな。今はまだまだその過程、これからがスタートだよね。もちろん共産党との選挙協力で小選挙区の利を生かし野党の勢力を増やし、政策協定で 平和を柱にし結束したとしてもまだまだ数で与党に追い付かない時期もあろう。そのためには自民党内の隠れリベラルを抱き込んだ政党の再編成までもっていかないと、総仕上げにはならないと思っている。たぶん小沢も同じことを考えているのであろうな。そのためには何でもするであろう。

与党内の分裂を引き起こす引き金は、国民の戦争法案に対する真の怒りが伝わり、まずは来年の参議院選挙で与党を大惨敗に追い込むことであろう。これでまずは安倍の野望の憲法改正は実質的にできなくなるし、心ある自民党議員(本当にいるかどうかは小生もわからぬが)以外でも少しはまっとうな連中は安倍から離れていくであろうな。とにかく皆さんの言う通りまずは安保法案に賛成した議員は選挙で全員落とすことだよね。後10か月ごだよ。

与党は間違いなく争点をぼかして、経済対策を言ってくるであろうが、アベノミクスの失敗を棚に上げて何を言うかだよね。アベノミクスの失敗を認めさせて総退陣の要求だけで十分。決して戦争法案を争点にすることを忘れてはならないよな。

参院選の状況を見て与党の衆議院議員の一部がどれだけ安倍から離反していくかどうかがポイントだろうな。とにかく与党の議員を一部抱き込むことを考えていかないと真の政界再編など夢のまた夢だろうな。

しかし、そんなことができるのは裏に回った小沢一郎だけであろうな。彼はもはや表舞台など自分の立場にないことなどわきまえているだろう。政治家として国民に最後の奉公として立憲主義の回復と戦争法案の廃案を考えていると私は思っている。

忘れてならないのは、西松建設、陸山会事件。米国の一部と、今の与党、霞が関、日本のメディア、司法、あろうことか民主党政権の半分の議員までが寄ってたかって小沢抹殺に走ったが、結局潰せなかった。でっち上げ事件だからな。当時の二階のほうが金銭授受問題もあったがではその当時は二階は与党で職務権限があったにもかかわらずなぜか生き残った事件もあったよね。

何が彼らをそこまで卑劣な行動をとることに走らせたか?

小沢は田中派のころから、常に政権の中枢で生きて日本の裏政治、米国との取引も含めすべてを見てきたし、最後は最年少の幹事長まで務めた男だよな。日本政治の裏取引のすべてを知っている男がもし政権を握ったらそれまでの利権屋はすべてさよならだもんな。結局今の政治家の多くが日本国民のことなど関係なく自己の利益のために小沢を潰そうとしたことはよくわかるよな。

しかも小沢は政権党の自民党を離党した。普通なら絶対に離党しないよな。当時の自民党さえも見限った、これがまた怖かったのだよな、自民党は。もし小沢ノートなるものが存在し、それが表に出ることがあればたぶんパニックになるであろう。果たしてあるのであろうか?あるとすれば、小沢の没後に出るのかもしれないね。

宮沢内閣時代から表にでてきた米国からの年次改革要望書、そしてTpp、すべて米国の要求通りの米国に有利な政策法案が成立してきた。そこには日本の国益など微塵も入り込む余地などなかった。このままでは日本は本当に米国の属国となり、いずれは米国の手先となってしまうという危機感もあったのであろうな。マスコミはこれらの事実を一切伝えない。郵政民営化法案の時にときの竹中は国会答弁で年次改革要望書なるものは一切知らないとしらを切った。大臣が知らないことなどありえないはずはなかろう。当時の民主党の追及も甘かったよね。

言っておくけど私は米国の好きな面もたくさんあるし、いい面も認識しているし、かなりの部分で好意を持っている。

しかし外交面だけは別だ。米国政府といえども米国軍事産業の圧力には逆らえないのであろうがね。

一方彼らの歴史は開拓史のなかで、戦争、武力で国を作ってきた歴史がある。いずれ日本も米国の代理戦争の手先となってしまう恐れがあると思ってきた。それが圧力としての今回の集団的自衛権と称する代理戦争法案になったということかな。安倍は自己保身のために国会議論より先に米国で戦争法案の成立を日本国民を無視して先付で勝手に約束してきた結果がこれだ。これを真の売国奴というのではないかい?

法案賛成の人は、日本の国民を守る法律などという真っ赤な嘘を決して信じないことだな。

もし60年代にこの法案が成立していたなら、間違いなく自衛隊はベトナム戦争に出兵させられたであろうし、その後の中東地域、南米、アフリカにおける米国の関与した戦争すべてに派遣させられたであろう。そして、多くの戦死者をだして戦死した自衛隊員は悲劇の国民として靖国かどこかに祀られて、それを批判する国民は非国民呼ばわりされたであろう。安倍あたりの薄っぺらな脳みそが考えそうなことだよな。まだサメの脳みそのほうがましかもな。

しかしそれを阻止してきたのは知恵のある歴代の先人たちであった。米国が作った憲法9条を盾に、ことごとく派兵はできないと言ってきた。それが今日の日本の平和を作り上げてきたjことを私たちは決して忘れてはいけない。

間違わないでほしいのは、私は憲法の改正論者だよ。やはり時代にそぐわない部分は変えていかなければね。ただし9条に関連しては、自衛隊は軍隊として認め、しかし軍事行動は、日本の国土が直接攻撃されたときの専守防衛発動に限る、というのが持論。集団的自衛権などというまやかしの軍事活動は認めない立場だ。

イデオロギーに異を唱える人たちも、政治的思想に違いを持つ人たちも、一部を除き決して戦争で殺し合いをしたとは思っていないはずだ。日本を守るという嘘の口実で地球の裏側までなんで自衛隊が出かけなくてはならないのかね。日本人を守るといった総理大臣が中近東で戦時勢力を煽る発言をし日本人が犠牲になったのはつい最近のことだ。


今の安倍政権は北朝鮮の金豚政権と全く同じの独裁政治。そのうちNHKの女性アナウンサーが北朝鮮の女性アナウンサーのように金切り声を張り上げて安倍総理をたたえましょうと言い出すかと思うとぞっとするね。

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めい

《トロイの木馬を抱え込む民主に執着する必要はないのかもしれません。  》

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自民が偽右翼化して、小沢が革新になってしまい、自公が軍国化して、共産が保守になり、国民が共産を育てるのは有りです。
http://www.asyura2.com/15/cult15/msg/224.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2015 年 9 月 26 日 18:38:18: 4sIKljvd9SgGs      

中高年は、宮本のリンチ事件や山口出身や革命綱領や共産主義詐欺の陳腐化が気になって仕方がない訳ですが、自民や自公がイデオロギーや宗教の柵を越えてしまった為に、若者にしてみれば、もう口先だけの共産に頼るしかなく、自公が暴力的になってしまった為に、共産の過去の汚点が、大した事なくね、になってしまった訳です。
また、冷戦詐欺、ベルリン崩壊詐欺を経て、実の親を失ってしまった共産に、ヒールの役を与えてきた養父の米国の存在がありますが、没落と中露の台頭の中で、共産主義詐欺を捨てて逞しくなった実父の再登場で、共産も宮顕だ不破だという時代ではなく、志位がプーチンのように体制内改革をしてきたようで、そうなると、トロイの木馬を抱え込む民主に執着する必要はないのかもしれません。  

by めい (2015-09-27 04:36) 

めい

今年1月の記事です。皇室への歩み寄りが始まっているようです。
http://www.sankei.com/premium/news/150123/prm1501230005-n1.html

「天皇の存在が明記された現行憲法の尊重」というのが基本姿勢ですが、それを超えて「天皇の存在」について、どう思想的に理解するか。これは共産党だけの問題ではありません。国民的論議が望まれます。

   *   *   *   *   *

皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か


 共産党がこれまで距離を置いてきた「皇室」への“接近”を強めようとしている。昨年末の衆院選で「躍進」を果たし意気上がる同党だが、党勢をさらに拡大させるには、「共産党イコール天皇制打倒」のイメージを抱く多数の国民の“共産党アレルギー”をやわらげることが不可欠だと判断したようだ。ある党幹部は「今年の秋に大きく動く」と意味ありげに語るが、はたして…。

 実は昨年5月26日、共産党の「対皇室戦略」めぐって“歴史的転換”を示唆するような出来事があった。だが筆者を含めてマスコミもそのことを報じることはなかった。

 それは厚生労働省が戦後毎年主催して開催している「千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式」に共産党の小池晃政策委員長が自民、民主両党など各政党の代表とともに初めて出席したことだ。

 同拝礼式には皇室の方々が必ず臨席されるため共産党は参加を見送ってきたが、その日は秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが臨席されていた。つまり小池氏は眞子さまと同席したのだった。

「なにせ戦後初めてのことであり、党指導部で十分協議した上で、党の代表者の出席を決めた。厚労省に事前に小池氏が出席すると伝えたら、担当者は『えっ!?』ってビックリしていたほど。当日、新聞やテレビの記者さんたちも数人取材に来ていたようだが、こっちはマスコミが小池氏の出席をまったくニュースにしないので驚いたよ」

 共産党幹部はそう打ち明ける。ただ式次第の冒頭にある「国歌斉唱」で小池氏が途中退席せず「君が代」を歌ったかどうかは不明だが…。

 皇室と党幹部が“接触”したのは初めてではない。

 平成16年11月17日、不破哲三議長(当時)と上田七加子(なかこ)夫人(不破氏の本名は上田建二郎)が、来日したマルグレーテ・デンマーク女王主催の宮中晩餐(ばんさん)会で天皇、皇后両陛下と初めて同席した。

 当時も話題になったが、同党の発表によれば、あくまで「デンマーク王室からの招待を受けたから」ということらしい。昨年5月の小池氏の千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式出席が党にとって「歴史的出来事」だったのは、初めて党幹部が能動的に皇室と同席したということだからだ。

 当の小池氏は今年の拝礼式にも出席する予定だという。同氏は今年元日に天皇陛下が宮内庁を通じて発表された新年にあたってのご感想を自身のツイッターで取り上げ、朝日新聞のデジタルを引用して全文を掲載した。

小池氏によれば、陛下のご感想の「本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」という個所を素晴らしいと受け止め、ツイッターで紹介したという。

 しかし内容はともあれ、永田町では「天皇陛下のお言葉を共産党幹部が丸ごとネットを通じて披露するのは異例中の異例だ」(自民党幹部)と受け止められている。

 共産党といえば皇室と対極にあるが、実際にはここ十余年で同党の“天皇観”は微妙に変化してきた。

 振り返れば、18年9月に秋篠宮妃紀子さまが第3子となる悠仁さまを出産されたことについて、共産党は党機関紙「しんぶん赤旗」は囲み記事で「元気な赤ちゃんが誕生したことは喜ばしい」とする志位和夫委員長のコメントを掲載した。

 郷土人形の収集家として知られる不破元議長は、軍服姿の明治天皇の土人形を秘蔵している。11年出版のある著書で、「深い意味はない。土人形の歴史のひとこまだ」(不破氏)と説明しているが、皇室への生理的なアレルギーを感じさせない自然な発言だけに興味深い。

 共産党の皇室観のひとつの転機となったのは、その5年後、16年1月の第23回党大会だ。

 昭和36年の第8回党大会で採択した党の基本的文書である綱領(いわゆる「宮本綱領」)を全面改定し、天皇制について「民主主義及び人間の平等の原則と両立しない」と反対姿勢を堅持しつつも、「君主制を廃止」というそれまでの表現を削除した。天皇が「憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」と明記し、天皇制との共存を容認した。

 それが前述の同年11月の不破氏によるデンマーク女王主催の晩餐(ばんさん)会で天皇陛下との同席につながった。さらに翌12月には、「国民の祝日」でありながら党職員の勤務規定により休日にしてこなかった「建国記念の日」(2月11日)と「みどりの日」(4月29日。現在は「昭和の日」)、「天皇誕生日」(12月23日)を新年から「休日扱い」に改めることを決めた。

 同党職員の勤務規定では、「国民の祝日」のうち「天皇誕生日」はじめこれら3つの祝日については「天皇制肯定の性格が濃い」(党関係者)として、休日とみなしていなかった。しかしこれを休日に改めたことは「天皇制への対応での大きな変化だ」と共産党ウォッチャーはいう。

 共産党は「21世紀の早い時期に民主連合政府を樹立する」ことを掲げ、保守勢力との連携も視野に入れた政治闘争の展開を模索している。皇室との間合いに神経を使わざるを得ないのは、目標達成のためには国民世論を無視できず、独善的との批判がつきまとってきた党活動のあり方を見直す必要に迫られたからだ。

 ただ、共産党が社会主義社会の実現を目指す「革命政党」であるかぎり、皇室制度と本質的なところでは相いれない。「天皇が『お言葉』を述べるのは憲法違反」との立場をとる共産党の国会議員は、国会の開会式を欠席している。

 戦前の共産党は、ソ連に本部を置くコミンテルンの日本支部として、当時の日本を「絶対主義的な天皇支配とその傘下で勤労者を圧迫・支配する独占資本・軍部が結合した冒険主義的な帝国主義国家」とみなしてきた。

 昭和天皇崩御の際の反天皇キャンペーンはすさまじかった。崩御直後の1月10日付で「赤旗」1面に掲載された宮本顕治議長(当時)のインタビュー記事では、昭和天皇を「日本歴史上最大の惨禍をもたらした人物」と断じ「徹底的に弾圧され、たくさんの人が迫害され、殺された。時代的には対極の中で過ごした関係」と語っていた。

 しかし背に腹は代えられない。国民の広範な支持を得るために共産党指導部は、不破氏が議長時代が主導してきた現実・ソフト路線への転換を一層明確にすることで、「普通の政党」を印象づける戦略に大きくカジを切ったかのようである。

 共産党幹部は「小池氏が眞子さまと同席したことで、皇室との距離をさらに縮めていく道筋はできた」と党幹部は強調するが、「今秋の構想」の中身に関しては「現段階では秘密」だという。

 ともあれ、いかに皇室に接近して「普通の政党」を“偽装”しようが、衣の下に鎧(よろい)をまとう革命政党の本質が変わらないかぎり、効果はさほど期待できないのではないだろうか。(政治部編集委員 高木桂一)

by めい (2015-09-27 04:50) 

めい

「共産党は『清水の舞台』どころではない、大胆な決断だっただろう」――生活・小沢代表が共産・志位委員長と会談! IWJ
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/828.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 29 日 00:18:05: igsppGRN/E9PQ
さあ、民主どうするか?

   *   *   *   *   *    

「共産党は『清水の舞台』どころではない、大胆な決断だっただろう」――生活・小沢代表が共産・志位委員長と会談! 「野党で統一すれば国政・地方問わず自公に勝る」と自信!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/267456
2015.09.28 IWJ Independent Web Journal

特集 安保法制反対メッセージ

 「共産党としては、清水の舞台から飛び降りるどころではない、大胆な決断だっただろう」――。

 2015年9月28日、日本共産党・志位和夫委員長との会談を終えた「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表は、安保法制廃止に向けた共産党の「3つの提案」について理解を示し、「自公に変わる政権を作るために力を合わせて頑張る」と語った。

小沢代表会見動画
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/267456

・日時 2015年9月28日(月) 17︰00~
・場所 衆議院第一議員会館(東京都千代田区)

日本共産党の3つの提案――

1.安倍政権打倒の闘いをさらに発展させること、
2.安保法制廃止に向けて共闘する野党で「国民連合政府」でつくること、
3.そのために野党が国政選挙で選挙協力を行うこと

 小沢代表は「共産党提案の3点は、基本的に理解を致します、と伝えました」と述べ、会談を振り返る。

 「特に共産党は、今まで全選挙区のほとんどすべてに候補者を立ててきた。その従来の方針をまったく転換して、安倍政権に変わる新しい政府を作るために力を合わせよう、という話です。その大胆な決断を高く評価します、というふうに申しあげました。事実、この共産党の方針転換は非常に大きな意味を持つものです」

 さらに、「我々も共産党に咲きを越された格好になっちゃったけど」と話し、「自公政権じゃ国民のためにならない、という人たちが力を合わせ、自公に変わる政権を作るために力を合わせて頑張る。今後、そのためにお互いに緊密に連絡を取り合いながら努力をしていきましょう、ということで今日の会談は終わりました」と報告した。

 小沢代表は、「一緒に政権を共にするのはハードルが高過ぎる」といった民主党・岡田克也代表などの意見について、「『連合政府』というのは、野党が力を合わせて選挙で勝ったうえでの話。共産党が『大義の旗』として連合政府を掲げることは、とやかくいう話ではない。あとは選挙協力して野党で過半数とったらそのうえで考えることだ」との見方を示した。

 また、「僕は従来から、『各選挙区すべてに候補者を立てるのは自民党の補完勢力に他ならない』と言ってきた」と重ね、「現実的に、野党で統一すれば国政・地方問わず、自公に勝るということは簡単な足し算でもわかる。選挙協力をするという決断をしたのは、共産党としては『清水の舞台から飛び降りる』どころではない、大胆な決断だっただろう」と述べ、共産党の提案を高く評価した。

by めい (2015-09-29 05:14) 

めい

《野党連合の妨害をしている方が居るようで、意図的に破綻したとミスリードしている報道が多いです。》
だまされないようにしなければなりません。

   *   *   *   *   *

2015.09.29 22:00|カテゴリ:政治・選挙| コメント(14)
【朗報】生活の党の小沢一郎議員、共産党と協力する方針に!党首会談で「連合政府」構想に賛意!岡田代表も選挙協力に前向き!

☆小沢一郎氏、共産党の「国民連合政府」構想に賛意 志位氏も「全面合意」を強調
URL http://www.sankei.com/politics/news/150928/plt1509280033-n1.html
引用:
 共産党の志位和夫委員長は28日、国会内で生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表と会談し、安全保障関連法廃止を目指す野党による連立政権「国民連合政府」構想の必要性で一致した。志位氏は社民党の吉田忠智党首とも会談し、両氏は前向きに協議を進めることを確認した。

 小沢氏は会談で、志位氏の提案について「理解を同じくする。目的達成のために選挙協力を行うことは従来の方針の大転換であり、決断を高く評価する」と述べた。志位氏は会談後の記者会見で「小沢氏と全面的な合意に達した。大変うれしい。心強い結果だ」と強調した。
:引用終了

☆民主党 岡田代表公式ブログ 【ブログ】共産党との協力
URL http://ameblo.jp/okada-katsuya/entry-12078348503.html
引用:
全国で、民主党だけではとても届かないが、野党が結束することで、場合によっては勝利できる、そういう選挙区はたくさんあります。

なるべく野党が協力してやっていくということが、次の参議院選挙では非常に重要だということを、改めて強調しておきたいと思います。

共産党との選挙協力、あるいは協力について、いろいろな賛否両論、ご意見をいただいています。

私が申し上げているのは、候補者を調整する、つまり、ある1人区では、民主党が候補者を出している、そこに共産党が出さない、あるいはその逆も場合によってはある。

そういう意味での、候補者の調整というのは、非常に意味のあることだと、そのことによって、自民党に届かなかった人が逆転できると、共産党に流れていた票が期待できる。そういったことは非常に重要だと思っています。

ただ、志位委員長がおっしゃっているように、政権をともにするということになると、これはハードルがかなり高いと言わざるを得ないと思います。
:引用終了

何故か、メディアが「岡田代表が共産党との協力に難色」と報じた影響で岡田代表に批判の声が出ていますが、岡田代表の公式ブログを読めば分かるように「連立政権は厳しい」と言っただけで、選挙協力に関しては前向きに検討しています。
どうにも、この野党連合の妨害をしている方が居るようで、意図的に破綻したとミスリードしている報道が多いです。

先日に行なわれた共産党と生活の党、社民党の党首会談はかなり良い感じで、基本的な方針で一致しました。後は民主党の保守派と維新の党だけで、これらの勢力も合意してくれれば、次の総選挙で勝つ可能性も浮上することになるでしょう。

◎関連過去記事

☆民主党の岡田代表、改めて共産党との選挙協力を示唆!岡田氏「野党が互いに協力しないと対抗できず」
URL http://saigaijyouhou.com/blog-entry-8163.html

by めい (2015-09-30 04:05) 

めい

日本政界の中での徳洲会精神、未だ健在。阿部議員、がんばって下さい!

   *   *   *   *   *

【キラリと光る】あべともこ民主党議員。国会でのやらせパフォーマンスではなく”マジメに”立憲主義の回復&野党共闘を訴える唯一?の民主党議員!
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/7822
2015/10/21 健康になるためのブログ
by めい (2015-10-22 05:02) 

めい

阿部知子——覚悟をもつ政治家です。「小児科医だから言えるし、できる」というなら、政治家すべからく政治とは別な所に「生きる手段」をもつべきです。日本の政治をおかしくしている根源は、議員報酬が高すぎることです。

   *   *   *   *   *

「今ある政党がみんな行き詰まりをみせて、或いは生き生きした民主主義にほど遠いなら、作り直せばよい」 あべともこ氏
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/250.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 21 日 00:02:05: igsppGRN/E9PQ
     

「今ある政党がみんな行き詰まりをみせて、或いは生き生きした民主主義にほど遠いなら、作り直せばよい」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18627.html
2015/10/21 晴耕雨読


あべともこ氏のツイートより。https://twitter.com/abe_tomoko

安倍総理も今日は福島県に来て大熊町の帰還に向けた町作りの話を聞くという。

東電福島第一原発の事故収束や廃炉にも国が前面にたって責任を持つというが、事故や奪われた暮らしに責任など本当にとることなどできまい。

事故後四年以上が過ぎてなお、暮らしを戻す道のりは遠く、模型のようにはいかない。

昨日は安保法制強行成立から1ヶ月、各地で抗議と新しい戦いを準備する為の行動があったとの報道。

私は偶然安倍総理と同じく、被災地福島にいたが、うわべの帰還音頭に踊らず地道に取り組む方々の声を聞いてきた。

皆さん本気、そして腰を据えて諦めず、暮らしの再建に向き合っている。

自分達の明日に。

昨日も安保法制の強引な決め方に対する沢山の抗議の声、その声が選挙という民主主義の手段に反映されるために、立憲民主という比例枠を設けて、出来るだけたくさんの人々の現実の受け皿となること。

既存の政党の主張ではなく、とにかく主権在民を取り戻すのだと考える候補者がこの枠を使ってもよい。

所属する政党も支援してくれる団体もなく、立候補なんて出来ないと思っても不思議ない。

でも今ある政党がみんな行き詰まりをみせて、或いは生き生きした民主主義にほど遠いなら、作り直せばよい。

その為の受け皿を野党第一党の民主党はつくるべき。

自らを変えていく覚悟で、立憲政治を取り戻すこと。

実は私は今から二十年前、平和市民というできたばかりの政党で全国比例区を戦った。

比例区は一人も当選できず、選挙区で党首の田英夫さんが当選。

小さな政党で、まして全国比例区を戦うことの無理と不利はよく判った。

民主党が度量を持って、比例区では立憲民主という枠を野党候補者の受け皿とすべし。

by めい (2015-10-22 05:49) 

めい

阿部知子議員インタビュー
「私は国民の声をいったん入れ込まないと、政治が終わるという強い危機感を持っている」

   *   *   *   *   *

「「国民を入れ込まない論議をやっても、政治なんか腐っていくだけ。」阿部氏インタビュー:岩上安身氏」
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/431.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 25 日 00:06:05: igsppGRN/E9PQ
     

「「国民を入れ込まない論議をやっても、政治なんか腐っていくだけ。」阿部氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18660.html
2015/10/25 晴耕雨読


https://twitter.com/iwakamiyasumi

これより、2015年10月23日に衆議院第一議員会館で行われた「10月23日(金)岩上安身による民主党・阿部知子衆院議員インタビュー」の報告ツイートを連投します。@iwakamiyasumi

岩上「安保法制が『成立』した直後、共産党の志位委員長は『国民連合政府』構想を提唱しました。最大野党の民主党が共産党とうまく橋を架けられるかが大きな焦点になっています」

阿部氏「鉄は熱いうちに打てと言いますが、志位さんは政治を知っているなあと思う」

阿部氏「他方、民主党は、政策は知っているかもしれないが、ダイナミズム、動く民意を受け止める政治という部分を身につけていない。国民の政治離れが進もうとするなかで、もう一度国民を取り込もうとするメッセージを送ることが一番大事だと思います」

阿部氏「私は民主党に入党して9,10ヵ月。社民党、未来の党などの小政党で活動し、小選挙区の20年間を見てきたが、国民と政治がすごく離れてしまった。国民と一緒に作る政治、言葉で言うとかっこいいが民主党を国民政党にする覚悟でこの党に入れてもらいました」

阿部氏「今回の志位さんの動きについても、民主党は読み違えていると思います。イデオロギー問題だと思っているから、『共産党とは一緒にやれないね』とか言っています」

阿部氏「慶応大学名誉教授の小林節氏が『今お国のためだから手をつなごう。たかが閣議決定で憲法を踏みにじった政治を許してはいけない。主権者が声を出さなければだめ』と言っています。民主党は彼を参考人として呼んだのですから、その声を受け止めるべき」

阿部氏「国民を入れ込まない論議をやっても、政治なんか腐っていくだけ。多様な時代だから、一緒に考え解決策を見つけようというのが、『混ぜご飯のようにばらばら』と揶揄された多様な民主党の強みだと言っていいと思います」

岩上「党内には中道左派が多いが、右派の声の方が大きく、執行部は右派に引っ張られていくとおっしゃっていました」

阿部氏「長島(昭久議員)さんたちは日米同盟で、今後さらに協力して軍事も含め日本が一部を担って行くという考え方を明確に持っています」

阿部氏「長島議員のようなはっきりした主張を持つコアメンバーは10人位。維新との政策協議を担っている方は、どちらかというそちら系です。前原(誠司議員)さん、細野(豪志議員)さんなど。金子(洋一議員)さんは党のなかの論議ではあまりおっしゃらない」

阿部氏「長島さんなどは骨格がはっきりしているので、党内でも議論しやすい。ところが、左派(リベラル)が自分たちの骨格を表さないようにして、分裂を防ごうとする。私は左派も考えをしっかり出した上で論戦すべき。昔の社会党だって右派と左派があった」

阿部氏「左派も村山政権が『自衛隊は合憲』と言ったところで終わっていて、自衛隊をどうするか、国民が何を期待するか論議してこなかった。今大事なのは、国民が自衛隊に何をして欲しいか、自分たちはこの時代をどう生きたいか。新たなステージが始まっている」

阿部氏「左派的リベラル派と右派、中道リベラル、各々自分をちゃんと主張しながら、論議ができる土台の政党づくりをしたらよいと思う」

阿部氏「自民党は安保法制ができたその日に、『次の参議院選挙で3分の2を取って、改憲やったるぞ』という次の戦略を持っている。残念なことに、今維新の党は政党助成金をめぐり内紛になっている。あれを見せつけられた国民は、野党に期待などできないと思う」

阿部氏「維新の混乱状態において、もっと民主党は前に出て、胸襟を開いて、『新しい酒の革袋』を作り、『立憲民主』という枠で自らやろうと、譲ったっていいんです。それが、野党第一党だと思うんです」

阿部氏「野党を惨めにしているのも、民主党のこの英断のなさ、決断のなさ。共産党はすごく踏み出したと思う。私たちはどうするのかが問われている。イデオロギー的には間口が広くていいと思う。これからは議論を出し合って作り上げていくという構えが必要」

阿部氏「合体した一つの政党になるというのが、一番わかりやすいが、政党というのは歴史やいろいろな関わりあいがあるから、必ずしも容易でなければ、比例区だけでも『立憲民主党』という枠を作って、そこにいろいろな党の候補者を入れ込んだらどうか」

阿部氏「この方法だと、団体系の候補者は得票数が多いため上に来てしまう。それでも比例区の『立憲民主党』に、今回国会周辺(抗議活動)に来ていた方々から候補者が出ればいい。私は国民の声をいったん入れ込まないと、政治が終わるという強い危機感を持っている」

岩上「なるほど。たとえば民主党でも共産党の応援団でもなく、立憲主義と民主主義の応援団は今回たくさん現れました」

阿部氏「政治が危機的で、三権分立の行政だけが肥大化しています。それ自身が戦争への道なんです」

阿部氏「大本営政府連絡会議で日米開戦を決めたわけです。行政です。議会、国民はなにも関与できなかった。司法はなにも止められなかった」

岩上「メディアはそのお先棒を担いだ。今だってそうですよ。NHKがいちばんひどい」

阿部氏「多くの国民は安全法制の廃案を求めているが、その方法がわからない。次の参議院選挙も今の野党の政党支持率では勝てない。共産党の提唱する連合政府に至るまでにも、この選挙を国民参加で勝つための仕組みを、政党だったら提案すべきなんです」

阿部氏「一人区での選挙協力は野党に力がないと当選しない。国民の野党に対する期待を盛り上げる仕組みが必要だと思う。一人区は日本の保守政党、地域政党である自民党の影響が強い。そこで勝つためには、国民の野党に対する大きな期待が必要」

阿部氏「自民党の憲法草案は、人権蹂躙のオンパレード。人権なんて概念はないんだと。戦後憲法の三本柱、基本的人権、平和主義、主権在民をもろとも潰していこうとするもの」

岩上「かつて右派と言っていた人は、明治憲法を理想化したりしますが、その中身は国民でも人民でもなく臣民。人権ゼロだから赤紙の一銭五厘で戦地へ行かされた。それを美化するのが今の自民じゃないですか」

阿部氏「そうですし、自民党の憲法草案ですね」

阿部氏「国民が自分たちの人権や、主権在民を取り戻すことが一番大事。平和の中身は、もちろん戦争しない、恐怖や欠乏から免れるということですが、そこに至る道はいろいろあると思う。そこは論議できる土壌をまず作らないと」

岩上「新3本の矢では出生率1.8を目標としています」

阿部氏「『産め、産め』と言うけれど、女性達に産んで欲しかったら、安心して産めるような働き方、非正規雇用じゃないこと、簡単に首切られないことが大事。そこがなくては、何を言われてもできません」

阿部氏「非正規雇用の方は国民健康保険ですが、育児休暇どころか産前産後の有給休暇もない。無給で休むなら別ですが、霞を食っては生きていけない。誰かの奥さんでそこで保証されているなら別ですが、出産の時は働けない。どうやって生きていきますか?」

阿部氏「共産党はイデオロギー政党だとは言っていいと思う。でも、全体主義だという言い方で、この民主主義を取り戻そうという提案に反対するのは、私はおかしいと思う。すごく残念」

阿部氏「民主党では、臨時国会の開催要求街宣を各地でやりましょうということになっています。詳しくは党本部に聞いて下さい。近くでは11月4日、お昼ごろ神奈川で街宣があります」

阿部氏「比例区においてはこの選挙で何が問われているのかわかりやすく示すチャンスだと思い、私は比例区の枠に『立憲民主党』を置き、本籍民主の人も『立憲民主党』の枠の中に名前を並べていく方法を提案しています。正しくは『届出団体』と言います」

阿部氏「前の参議院選挙で、緑の党、みどりの風、未来の党がばらばらにやったので絶対当選しないだろうと思い、これを緑連合という『届出団体名』を作って、原籍はみどりの風でも、緑の党でもいい、という枠を作ろうとして、できなかったんです」

阿部氏「『立憲民主党』は連合政府の橋渡しの役割。『その柱は何?』と言われたら、立憲主義と民主主義。だから『立憲民主の会』でもいいんです。参議院の比例区のための『届出団体名』です」

岩上「小選挙区を改めたらどうですか?」

阿部氏「『百年河清を俟つ』で、国会議員が決めている限り数の多いところの論理になってしまう。小政党を伸ばすには難しい制度ですが、選挙制度が悪いと批判するだけでは良くならない」

岩上「生活の党の小沢さんが『オリーブの木』構想を提案されています。『オリーブの木』というのは届出団体名ですか?」

阿部氏「そうです。一緒です」

岩上「『オリーブの木』ではわかりにくい―」

阿部氏「『立憲民主の木』でもいいです」

阿部氏「それを小沢さんが言うと、みんないろいろな経緯があるから警戒してしまうと思うけれど、自由党と民主党の合体もそうでしたけど、『異質なものでも寄せないと戦えない』というのはご存知。反ファシズム統一戦線もそうですし」

岩上「(届出団体名が)『反ファシズム統一戦線』でもいいくらいですね。『反八紘一宇統一戦線』とか。『反大日本帝国復興統一戦線』とか」

阿部氏「そうです(笑)」

阿部氏「業界団体の人で、例えば日歯連は業界の票を持っているので、比例区では上に行ってしまう。でも、それを上回る国民の票、国民が立憲主義は私たちのものだという思いで、例えばSEALDsが先生を立てて日本中で運動するとかを、私は期待しているんです」

阿部氏「SEALDsも、そこまでやる責任と自覚はあると思います。それを期待してのことなんです。民主主義を取り戻す。選挙にも関わる。もう既存の政党では選べないから―」

岩上「先日、オールジャパンといって鳩山元総理がトップの選挙を応援する勝手連が生まれました。自分たちで候補者の先生の擁立や、票を皆で集めて、業界団体を超えればいいんだ」

阿部氏「そういうふうに思ってもらわないと、民主主義は取り戻せない」

岩上「応援団をみんなで組織するんだということですね」

阿部氏「この人を出したいという人を出して、選挙に責任をもって関わってもらうこと。今、小林節先生たちが統一名簿を作って下さっていますね。その動きともどこかで連動したいと思っています」

岩上「この阿部さんの提案は党内での手応えはいかがでしょう?」

阿部氏「話をすると『いいね』という声は結構があるが、候補者であれば自身の損得もある。民主党全体がそうなっていくにはまだまだ正直道は遠いですが、私が話をできる人から話をしていきます」

以上で「岩上安身による民主党・阿部知子議員インタビュー」の報告ツイートを終了します。

by めい (2015-10-26 02:49) 

めい

上記コメントのインタビュー、youtubeで見ることができます。

   *   *   *   *   *

<必見>あべともこ民主党議員インタビュー「共産党の提案を前向きに検討すべき」「学者の会から立候補者を出し、シールズが応援
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/512.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 26 日 22:20:05: igsppGRN/E9PQ  
【必見】あべともこ民主党議員インタビュー「共産党の提案を前向きに検討すべき」「学者の会から立候補者を出し、シールズが応援するそんな流れを作りたい」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/8064
2015/10/26 健康になるためのブログ

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271750

今回の安保法案は、単なる外交・安全保障政策上の一法案ではない。これが通ってしまったことにより、日本の民主主義と立憲主義が蹂躙されてしまったのだ――。法案の「可決・成立」直後に、野党による暫定政権の樹立を目指す「国民連合政府」構想を提唱した日本共産党をはじめ、国民の間からはこのような声が上がり始めた。

 そのような中で、腰が座らないのが最大野党の民主党である。岡田克也代表は9月25日に共産党の志位和夫委員長と会談したものの、党内、とりわけ「右派」と呼ばれる前原誠司議員や細野豪志議員、金子洋一議員、長島昭久議員らからは、共産党に対する強い拒否反応が表明されている。それもかなり早い段階で、明確かつ強い姿勢で。それに対して、リベラル左派からは目立った発言はほとんど聞かれなかった。

 民主党の右派は少数でも声が大きいと言われる。そうはいっても、民主党は実際の所、野党共闘に後ろ向きなのではないのか――。そのような見方が強まる中、党内のリベラル・左派から声が遅まきながら上がり始めた。かつて社民党・未来の党に所属し、現在は民主党で活動する阿部知子衆議院議員が、自身のTwitterで、共産党の提案を前向きに検討すべきだと主張したのである。

 阿部議員の提案は画期的だ。来年夏の参院選で、政府・与党によって踏みつけにされた民主主義と立憲主義の回復を旗頭に、比例枠に「立憲民主党」という「届出団体」を作る。民主党員でも共産党員でも無所属でも、比例ではこの「立憲民主党」から出るような体制にすればよい、というのである。

 阿部議員は、具体的には、「学者の会」の大学人が「立憲民主党」から立候補し、それをSEALDs(シールズ)が応援するような流れを作りたいのだという。

 「業界団体の人で、例えば日歯連は業界の票を持っているので、比例区では上に行ってしまう。でも、それを上回る国民の票、国民が立憲主義は私たちのものだという思いで、例えばSEALDsが学者の先生を立てて日本中で運動するとか、そういったことを私は期待しているんです」

151023 【イントロ】岩上安身による民主党・阿部知子衆院議員インタビュー

安倍政権が破壊した「立憲主義と民主主義」を取り戻す。そんな当たり前の主張をしてくれる議員が民主党にもいました。

あべともこ議員の考えに賛同する方はどんどん応援して、あべともこ議員の声を大きくしていきましょう。そして、アホみたいに黙ってしまっている民主党内のリベラル左派のケツを蹴り上げて声を出させましょう。

⇒あべともこ議員のツイッターはこちらhttps://twitter.com/abe_tomoko

by めい (2015-10-27 04:49) 

めい

《世界の流れに、日本はアジャストするのか、独自性を発信するのか、それが、これからの日本人の重要な視点になる。いまこそ、自分たちの国の「かたち」を考えるのにふさわしい時代はないのだと思う。》
その通り!
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/b9a97a4feaca7cc860d6dd9a601dcb49

   *   *   *   *   *

●時代の転換期に立つ幸運 しかし、民主と維新を見ていると……

本題の前に、結縄県の普天間基地返還に関連して、菅官房長官とケネディ駐日米大使は首相官邸で会談し、キャンプ瑞慶覧インダストリアル・コリドー地区の一部共同使用と、米軍普天間飛行場の東側約4ヘクタール、牧港補給地区の国道58号と隣接する部分の約3ヘクタールについて、2017年度中の返還を目指すことに合意したと、共同記者会見で発表した。菅官房長官は「目に見える成果」だと、0.03%の基地を返還しただけなのに、老眼や近眼では到底見えない些細な沖縄の土地が身に見えての針小棒大な成果のように、記者クラブ連中に書かせている。たったの0.03%だぜ。無いのと同じに近く、基地返還と云う言葉は詐術に近似している。

ケネディ駐日大使ってのは、評判以下の人物で、今ではメディアも取り上げようとしていない。時事などは、この前倒しに関して、「アメとムチ」などと表現しているが、翁長雄志知事が「多くが20年以上も前に合意された事案だ。それをもって『辺野古が唯一の解決策』と押し付けようとする政府の姿勢は誠に残念だ」と評するように、どこにアメがあるんだ。無知と詐術用語の羅列だろうが!本当に、反吐が出るほど嫌らしく下劣な政治家集団だ。特に、この菅と云う男は、確信犯なのでその罪は重い。おそらく、安倍ちゃんは信心の世界だが、菅は、常に人を騙し、事実をすり抜け、詐欺師も真っ青な政治家だ。一挙手一投足が詐欺なのだから、安倍を担いでいるのも、きっと詐欺なのだろう(笑)。

さて本題に入ろう。以下は“SEALDs”や学者の会などが、安保関連法は通過したが、来年の参議院選までは、自公政権に「民主主義ってなんだ!」「これだ!」を再認識させる為に、声を上げ続けている。このような学生や学者や市民の行動には、常に生活との二重行動なのだから、プロ集団のように、息長く、その運動を望むのは、ないものねだりである。このような動きに連動して動くのが、本来野党の仕事だが、共産党と生活の党は腰を上げたが、民主や維新は党内抗争の目途も立たず、ウロチョロしている。このウロチョロには、大阪W選の煽りを受けた後遺症も加わり、“維新の党”と“おおさか維新の会”に分裂、未だ決着を見ない状況が続いている。

正直、民主よりの国会議員グループと、安倍自民寄りの大阪議員グループの分裂騒動に巻き込まれる形で、民主党も、そもそも一枚岩ではない状況に、あちこちに亀裂が出来た状態なので、一致団結出来るかどうか、微妙な状況になっている。少なくとも、現時点で、“SEALDs”や学者の会、市民の会の熱意に応じられる態勢作りが可能かどうか、危ぶまれる。枝野が代表であれば、ここは一大決心に及ぶだろうが、半分自民体質を持っている岡田代表では、よう決断出来ないのではと危惧している。

現時点で世論調査を行えば、リアリティーがあるのが自公政権であり、対抗勢力のリアリティーがないのだから、アリャリャと云う政党支持率や内閣支持率が結果として報じられるのは、残念ながら、事実なのだろう。一般の生活者に、微に入り細に入り、政治をジャッジさせようと云うのは、土台無理なことで、シンボルであるとか、明確な目的など示さない限り、腰の引けた折衷的シンボルを出しても、有権者への訴求力は乏しく、失敗体験を経験することになりそうだ。現状の日本政治シーンでは、安倍自民党に真正面から対決姿勢を見せているのは共産党なのだから、逆転劇を望むなら志位委員長の提案に結集するのがベストだ。

しかし、岡田代表には、この決断は無理だろう。前原と細野を切るくらいの蛮勇がなければ、万年野党になるか、自民党の大失策の連鎖でも起きない限り、与党になる目はなくなる。元来が、日本人の多くは、反対していても、成立さえしてしまえば、取りあえず終わったと云うチャランポランな資質があるので、“SEALDs”らの瞬間風速的デモクラシーのうねりを何時までもあると期待するのは虫が良すぎる。有権者にしてみれば、概ね選挙区には必ず立候補者を出している共産党は都合の良い政党で、安倍が嫌なら共産党と云う「風」は吹いている。「戦争反対党」なんてネーミングの政党の方が集票力があるのではないか(笑)。

個人的には、日米安保体制からの離脱。自主防衛と多面外交の構築。欧米文化に根ざす民主主義の見直し。日本の独自の民主主義の「かたち」を独創的に練り上げる論説が必要な時代に入ってきたなと思う訳だ。米中を中心に、ヘゲモニーの棲み分けが起きつつある時代に突入してしまっただけに、英独露よりも、わが国は世界のヘゲモニーから遠ざけられていくだろう。その地位の凋落に合わせて、経済的凋落も視野に入る。そのような世界の流れに、日本はアジャストするのか、独自性を発信するのか、それが、これからの日本人の重要な視点になる。いまこそ、自分たちの国の「かたち」を考えるのにふさわしい時代はないのだと思う。終戦直後よりも、断然選択肢は多いのだから、考えたり、感じたりと、どんな国になろうか、素材は豊富だ。

by めい (2015-12-08 06:12) 

めい

《死んだ親の位牌のような共産という言葉を捨てるべきで、元親の中露も大変身したのですから、ネットのLINE時代の空気を読んで君子豹変して玉の輿に乗るべきです。》
共産党が、国家統合の象徴としての「天皇」の存在について本気で考え始めることが、日本の将来を明るく開く鍵なのではないかと、ふと思いました。その上での「護憲」であるべきです。

   *   *   *   *   *

小沢の最後の仕事は、共産を保守本流に育てる事で、自公が共和党化した今、共産の更なる変身が鍵となります。
http://www.asyura2.com/15/cult15/msg/447.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2015 年 12 月 12 日 12:39:04: 4sIKljvd9SgGs
   
共産は、偽ユダヤが牛耳っていた旧中ソを親とし、親が死んで、やはり偽ユダヤが牛耳る米国にすり寄り、ガス抜きのお敵様というポジションを頂いて、政権交代妨害を生業としてやってきた訳ですが、ここに来て、かつての親が偽ユダヤをパージして中露として蘇り、米国の偽ユダヤを土俵際に追い詰めるのを見て、自分も変身願望が湧いてきて、前回、メークアップアーチストのイチロー・小沢のカリスマアイプチを受け入れて政権交代に半分協力した訳ですが、中露エネルギー同盟というセレブ婚を見て、今度はカリスマアーチストイチローの勧める二重整形をした訳ですが、それでも大したものですが宮顕リンチ事件を覚えている世代は、宮本も昭和の妖怪と同じ長州出身というのがのどちんこの金玉に引っ掛かるトゲが抜けず、それを払拭するには全身整形が必要でイチローも口だけ正論のそのたらこ唇と暴力革命を連想させる昭和な石部健吉とか山田花子みたいな名前を変えろと説得中ですが、最後はかつて親だった中露の説得が鍵になると思いますが、Bから先は結婚してからみたいに全身整形に踏み切れずにいますが、酔った勢いで一発やれば人生観が変わると思いますが、バックダンサーの民主と維新は合流しそうですが、やはり、共産の大変身が決めてとなります。
既に、若者は山田花子のままでも支持すると決めていますが、面食いの中高年はドル詐欺との不倫歴と目がパッチリしたブタ面に踏み切れずにおり、ここは鼻を高くして、たらこ唇を直し、えらを削って、うんこをしない吉永小百合みたいに変身して中高年有権者の前に登場する必要があります。
イチロー小沢も美容整形医師の資格を取得して出刃包丁とノコギリを用意して待機中ですから、志位はビューティーコロシアムに出演したつもりで覚悟を決めるべきで、死んだ親の位牌のような共産という言葉を捨てるべきで、元親の中露も大変身したのですから、ネットのLINE時代の空気を読んで君子豹変して玉の輿に乗るべきです。
党名は、正攻法なら日本共生党で、自公をおちょくるなら立憲自由公正党とか米国共和党とその仲間たちと戦う党とか藤圭子の娘にキラキラネームとか笑われるのも美味しいです。
 
by めい (2015-12-14 05:30) 

めい

「リアル」政治に踏み出す共産 接近する志位氏と小沢氏(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/575.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 24 日 19:30:05: igsppGRN/E9PQ

《天皇陛下が臨席するため、従来は「戦前の議会の儀式を引き継ぐもので憲法から逸脱する」との理由で欠席していた国会開会式に来年は出席することも24日に発表する。》
昨日の昼のNHKニュースでこの旨の報道がありました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151224/k10010351431000.html

   *   *   *   *   *

「リアル」政治に踏み出す共産 接近する志位氏と小沢氏
http://www.asahi.com/articles/ASHDR46Q5HDRUTFK002.html
2015年12月24日05時06分 朝日新聞

 「安倍一強政治」の流れを変えようと、野党が共闘に動き始めた。23日には安全保障関連法廃止を訴える市民団体が来夏の参院選に向け、熊本と石川で野党統一候補の擁立を発表。台風の目は共産党だ。自前候補の取り下げも辞さない「現実路線」に踏み出し、野党連携の歯車が回り出した。

 転機は3カ月前。安保法が成立した9月19日の午後、東京・千駄ケ谷の共産党本部。党幹部を集めた中央委員会総会で委員長の志位和夫は宣言した。「国民の声に応えるため、共産党も変わらなければならない。我々は新たな戦いに入る」

 その前夜、志位は国会前に詰めかけた学生らに演説。共産や民主など5党が安保法反対で結束したことを受け、「野党共闘をどんなことがあろうと発展させていく」と強調した。学生たちから「次の選挙は期待していいんですね」と声をかけられていた。

 志位は中央委総会で、演説での「約束」を具体化した構想を示す。安保法の廃止を実現させるため他の野党と連立を組む「国民連合政府」だ。共闘を実現させるため、日米安保の破棄や将来的な天皇制の廃止といった他党が受け入れられない政策を棚上げした。

 天皇陛下が臨席するため、従来は「戦前の議会の儀式を引き継ぐもので憲法から逸脱する」との理由で欠席していた国会開会式に来年は出席することも24日に発表する。志位は言う。

 「我々はウルトラリアリストになった」

 「リアル」な政治に踏み出した志位が水面下で会談を重ねていた人物がいる。小沢一郎だ。率いる生活の党と山本太郎となかまたちは衆参計5議席にすぎないが、巨大与党に対抗する策を練っていた。

 新進党、自由党、民主党……。自民党の対抗軸を模索し続けてきた小沢一郎。2大政党の「外側」から自民打倒をうかがう志位和夫。対照的な2人は、ある選挙を契機に急接近する。

 「仮に戦争法(安保法制)が成立した場合、その後の戦いが重要ですね」

 8月19日、盛岡から東京に戻る東北新幹線の車中。乗り合わせた共産党委員長の志位が語りかけると、生活の党と山本太郎となかまたち代表の小沢はこう応じた。「野党がバラバラではいつまでたっても自民党に勝てない」

 この日、2人を含む野党5党首は小沢の地元・岩手で共同会見し、翌20日告示の県知事選での「共闘」を宣言。自民は独自候補の擁立を断念し、小沢側近で現職の達増拓也が無投票で3選を決めた。

 自民を不戦敗に追い込むカギになったのが、これまで原則すべての選挙で独自候補を立ててきた共産も民主などと足並みをそろえ、支援に回ったことだ。小沢は「共産が自民を利してきた」と説き、協力を取り付けた。岩手での連携を機に、参院選での野党共闘を模索する志位は、小沢と度々意見を交わすようになる。

※続き 文字お越し

 安保法をめぐる与野党攻防が最終盤を迎えた夏の終わり、志位は再び小沢とひそかに会談。9月に発表する国民連合政府の概要メモを事前に見せた。小沢の持論、野党勢力が選挙で結集する「オリーブの木」と重なる内容が盛り込まれていた。「これはいい」。一読した小沢は満面の笑みを浮かべて、謝意を示した。

 「よく決断してくれた。この年になって、志位さんと一緒に政権取りができるとは思わなかった」

 9月19日の共産党中央委員会総会。志位が提案した国民連合政府の構想に異論は出なかった。「すでに立てている候補者は?」「複数区はどうするのか」といった質問は出たものの、中央委員ら約200人が賛成。場内からは「よし!」とかけ声が響いた。

 共産にとって野党共闘はバラ色の面ばかりではない。第2次安倍政権が発足して以来、国政選挙で躍進を続けている。党内には「単独で戦っても共産党は議席を伸ばせる」との見方もある。

 だが、志位ら党幹部は、勢いがあるからこそ、共闘を持ちかけるチャンスは今しかないとみる。維新の党の分裂もあり、共産の衆参の議席は計32人でいずれも野党第2党。副委員長の市田忠義は12月5日の講演で言った。「一定の議席がある党が提唱しているから、相手も耳を傾けてくれる」

 志位は重い政治判断をする際、自宅でピアノに向き合い、思いをめぐらせる。野党共闘に踏み切ると決めた時に弾いていたのは、ドイツ・ロマン派の巨匠シューマンの作品だった。9月28日、小沢との党首会談で、志位はこう頼んだ。

 「私たちは政権を取ったことがない。いろいろと教えて下さい」

 共産が「柔軟路線」にシフトする背景には、東西冷戦終結後の90年代以降、党勢が衰え続けてきた経緯がある。機関紙「しんぶん赤旗」の読者数や党員数は減少に転じ、支持者にも高齢化が目立つ。96年には小政党に不利な小選挙区比例代表並立制が導入され、自民への批判票は新興の民主に奪われた。

 「頑固だと嫌われていた」(党幹部)という共産にとって、無党派層への浸透が課題になっていたことも、安保法廃止の一点共闘をめざす「国民連合政府」構想に結びついた。

 共産の呼びかけに、野党第1党・民主が出した答えが野党統一候補だ。23日、熊本と石川で安保法に反対する市民団体が候補擁立を発表。幹事長の枝野幸男は東京・渋谷で記者団に「新しい民主主義のステージ」と期待感を示した。来夏の参院選に向け、全国の10選挙区程度で調整が進む。

 市民団体が主導する形で統一候補を立てて各野党がそれぞれ支援すれば、表向きは民主と共産が直接協力し合う形ではなくなる。

 一方、統一候補を検討する選挙区以外では、双方が折り合える見通しは立っていない。民主は統一候補を立てない選挙区について、共産が自前候補をおろすことを求めつつ、民主候補への積極的な応援も認めない方針。共産は全面的な選挙協力を実現させ、共闘する各党が候補を応援し合うべきだとして「1+1を3にも4にもしなければ意味がない」と主張する。

 民主が協力に消極的なのは、党内に「共産アレルギー」があるからだ。元代表の前原誠司が「共産党はシロアリみたいなもの」と述べるなど拒否感は根強い。国政・地方選で独自候補を立て続けてきた共産には、「選挙で足をひっぱられてきたうえ、国会でも採決などで歩調を合わせず、簡単に信頼はできない」(民主幹部)との声も漏れる。

 共産の動きを後押しする小沢も、志位にこう伝えている。「『共産党も政権に入りたい』なんて言ってはだめですよ。閣外協力でいいというのが大事なんだ」

 野党共闘で、与党優位の構図を塗り替えることができるか。先行きはまだ定まっていない。=敬称略(星野典久)

by めい (2015-12-25 06:14) 

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