SSブログ

幼稚園創立60周年記念事業無事終了 [幼稚園]

DSCF9254芦名先生講演会.jpgDSCF9251講演会.jpg
なんとか幼稚園創立60周年記念事業を昨日無事終えました。芦名先生においでいただいたのはほんとうに正解でした。「祈り→心をあわせる→共感能力の醸成」の公式を提示していただきました。幼稚園絡みで自分の中に漠然とあった思いが、この公式を使うことで解きほぐれそうな気がしています。そのあとの記念式典式辞に、講演内容を急遽付け加えることになりました。芦名先生の講演録は活字化したいと考えています。以下、式辞です。

   *   *   *   *   *

 ついこの前まであたり一面真っ白だった世界にも、あっというまに春が訪れてまいりました。雲一つなく晴れ上がった昨日、宮内幼稚園第六十一回目の卒業式を行い二十七名の卒園生が元気に巣立ってゆきました。卒園生は二千三百五十二名を数えることになりました。そして今日、南陽市行政関係の方々、また県内各地の幼稚園からも多くのお客様においでいただき、学校法人南陽学園宮内幼稚園の創立六十周年の記念行事開催の運びになりました。宮内幼稚園関係者を代表して心から感謝申し上げます。

 六十周年の平成二十四年度を迎えるにあたり、大きな行事はしなくてもいいけれども、宮内幼稚園がこれまで六十年間つづいてきた根底には何があったのか、そしてこれからもつづいてゆくとしたら受け継ぐべきは何なのか、そのことを確認する節目の年にしたいと考えました。しかしそうこうしているうちにその一年間は終わりにさしかかっていました。しかし最後の最後、ぎりぎりになって出していただいた答えのひとつが、今日、芦名定道先生に「子どもたちの未来へ―幼児期、そして人生における『祈り』の意味」と題して語っていただいた記念講演会だったと考えています。

 今日のお話では、「祈り」の目指すところのひとつが、心をあわせて祈ることであり、ひいてはそれが、共感し合う能力を育てることにつながることに気づかせていただきました。まさに宮内幼稚園がこれまで大切にしてきたことであり、これからも大切にしてゆかねばならないことだと気づかせていただきました。

 芦名先生は、賀川豊彦先生の呼びかけに応え宮内幼稚園を実質上立ち上げてくださった宮越能子(よしこ)先生の甥御さんです。宮内幼稚園六十年、還暦の節目に芦名先生においでいただいたことに、神様の御配慮を感じます。きっと宮内幼稚園は、われわれ人間の浅慮を越えたところで、黙々とこれからも歩みつづけるのだと思います。私たちはそのお手伝いをさせていただいているにすぎないとつくづく感じさせられます。

 ただ神様の人使いは荒くて、私たちもそのお手伝いの手を休めることができません。いま私たちが取り組む宮内幼稚園への大きなお手伝い、それが園舎改築です。二年前の東日本大震災がきっかけとなって、渋っていた耐震診断を受けざるを得なくなり、その後、南陽市からの特段の御配慮をいただきながら、園舎移転全面改築、ゼロ歳児まで受け容れる認定こども園への脱皮に向けて一挙に進むことになりました。二億円を超える大事業です。四分の三は、国、県、市からの補助をいただくとはいえ、借金もしなければなりませんしご寄付を仰がねばなりません。いくつもの大きなハードルを越えている真っ最中です。あらためてこの場をお借りして、ここにいたるまでいただいた多くの方々からの深いご理解とご協力に対し、心より御礼申上げます。そしてさらにこれからお願いしなければならないご援助をどうかよろしくお願い申し上げます。

 年度末のあわただしい時期の中で今日の日を迎えることになったこともあり、多くの取り落ち、不手際もありました。それにしても、このお忙しい中、宮内幼稚園のためにこのようにお集まりいただけたことはほんとうにありがたいことです。この記念式典、そして祝賀会、私たちみんなの宮内幼稚園が、さらに未来の子供たちのために羽ばたいてゆけることを祈りつつ、楽しくも意義のあるひとときとなりますよう願っております。

 本日はほんとうにありがとうございました。

 そして、これから認定こども園へと脱皮してゆく宮内幼稚園を、どうかよろしくお願い申し上げます。



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。