朝日新聞からインタビュー(2) 「希望」の意味するところ [日本の独立]
たしかに「希望」という言葉を使ったが、若い者の行動の盛り上がりに対してではなかったはずだ、と思いつつ、その「希望」の内実を考えていたら、次の言葉に行きあたった。
《物事を見る眼がしっかり据わると、真実の知識が得られる。真実がわかると、意思は正義を目指す。その意思が充たされれば、心が善良になる。(孔子)》
半月ほど前、北御門二郎訳の『イワンの馬鹿』を読んでからトルストイ民話に心が向いて、さらに『文読む月日』上中下(北御門二郎訳 ちくま文庫)を買い求め、今日から1年間365日かけて読み進めるつもりで、今日の分9月21日の章にあったのがこの言葉。
思えば、戦後日本の繁栄など所詮砂上の楼閣に過ぎなかったのではなかったか。豊かさを享受しつつ、その豊かさで心満たされることはなく、心のどこかでいつもその崩落を自明のこととし、むしろ期待さえしてはいなかったか。20年以上前読んでいた「ボイス」連載の石堂淑朗の文章がそうだったし(4年前に亡くなっていたことを今知った。学生時代講演を聴いたことがある。)、今なら「NEVADA」ブログがその系列の代表か。
安保法案可決の朝、こう書いた。
《昨日の山形新聞「識者の見方」、内田樹氏の結びが私には強烈だった。曰く、 《かつて韓国の李承晩、ベトナムのゴ・ジン・ジエム、インドネシアのスハルト、フィリピンのマルコスを迎えた「開発独裁の殿堂」入りを、安倍首相は果たしたのである。》 われわれはかつて、これらの名前をどんな思いで聞いていたか。そしてそれらの名によって率いられた国をどんな思いで見ていたか。今日未明、日本は名実共にそういう国になった。/ 思えばこれまでが幻想だった。思い上がりだった。ようやく「敗戦」とはどういうことだったのか思い知り、そこから国民の共通意思を築いてゆく、その出発点に立ったのだと思う。その意味で9月19日は、ほんとうの「日本の独立」に向かう記念すべき日なのかもしれない。》
《物事を見る眼がしっかり据わると、真実の知識が得られる。》然り、揺るぎなきところに視点が定まった。かくして《真実がわかると、意思は正義を目指す。》ようやくにしてほんとうに向うべき目標が定まる。そしてその先にあるのは《その意思が充たされ》た世界。すなわちその世界とは、《心が善良になる》世界。その道筋が見えてきた。これが「希望」でなくて、何が希望か。
漠然としたまま使った「希望」という言葉に、トルストイがその内実を与えてくれたようだ。
《みんな、このような悲惨な日本の現状に覚醒してください。》
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新ベンチャー革命2015年9月21日 No.1217
タイトル:今の悲惨な日本は背中に銃を突きつけられて脅されている属国:逆らうと第二の3.11事件(ハックアタック)が待っているとみんな気付け!
1.米空母・ロナルド・レーガンの横須賀配備と安保法案強行採決のタイミングが一致している
2011年に起きた3.11事件に関与したと疑われる米空母・ロナルド・レーガン(注1)が2015年10月2日に横須賀に到着予定です。レーガンが米サンディエゴを出港したのが8月末、横須賀到着が10月2日と約1ヶ月も予定が取ってあります、ところが、普通に航行すれば、9月中旬には日本に到着できるそうです(注2)。
一方、安倍政権が強引に安保法案を強行採決したのが、2015年9月19日未明でした。安倍自民の安保法案に賛成の人も、反対の人も、なぜ、安倍自民はこれほどまでにあせって、強行採決するのかみんな不思議なはずです。
安倍自民は今、独裁体制となっていますが、あまりに国民に逆らうと次期選挙で敗北するリスクがあるはずですが、それでも、安倍自民は強行採決を断行しました。
米空母レーガンが10月2日に横須賀配備されるまでに何としても、安保法制を成立させたかったと観るのが自然です。
本ブログでは、安倍自民を牛耳っているのは、米国戦争屋であり、米空母・レーガンの横須賀配備を決めたのも、米戦争屋と観ています。
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
2.米空母・レーガンはなぜ、9月いっぱい、太平洋上にいるのか
米空母・レーガンは日々、莫大な運航コストを発生させますが、サンディエゴから横須賀まで2週間で航行できるのに、その倍の1ヶ月も掛けています、なぜでしょうか。
2015年9月は、安倍自民が安保法案を成立させられるかどうかの山場の月です。とりわけ、9月下旬が最大の与野党攻防期間だったのです。米空母・レーガンは、その間、日本近海にスタンバイしていたと観てよいでしょう。
米空母・レーガンは2011年の3.11事件発生時も、日本近海に居ましたが、2015年9月下旬も、日本近海に居ると思われます。本ブログでは、国民が安保法案の正体に気付いて、60年代安保闘争時代が再来したら、第二の3.11事件が起こされると危惧していましたが(注3)、やはり、その危惧は間違っていなかったと思われます。
日本近海の海底には大量の掘削孔が開けられており、米戦争屋はいつでも、第二の3.11事件が起こせるようスタンバイされているのではないかと、本ブログでは疑っています。もしそうなら、安倍自民にも日本政府にも、国民の意思に沿って安保法案の採決を延期する選択肢も、廃案にする選択肢もないということになります。
もし、安保法案が米戦争屋の意向に反する結果になれば、彼らは第二の3.11事件(自然災害に見せかけたハックアタック)を起こすだけなのではないでしょうか。
3.日本は米戦争屋に脅され続ける属国に成り下がった
安倍自民が強行している安保法案は、日本を属国化している米戦争屋が90年代湾岸戦争の頃から要求してきたものですが、これまで、日本は憲法を盾にとって、その要求をかわしてきたのです。ところが、2009年以来、米戦争屋は米政権から下野しており、これまで以上に、カネもヒトも日本への依存度を高めざるを得なくなっているのです。
彼らが3.11事件を起こしたのは、2009年、アンチ米戦争屋の小沢・鳩山コンビが政権交代に成功したため、民主党政権を窮地に追い込んで、元の自民政権(米戦争屋CIAの傀儡政権)に戻す必要があったからと本ブログでは観ています。その意味で、3.11事件は日本人にとっては大災難でしたが、米戦争屋にとっては大成功だったのです。彼らはいったん味を占めるとまた同じ手口を繰り返すクセがあります。
今の安倍自民が米戦争屋にポチ以上に従順になっているのは、3.11事件の恫喝が大効果を上げていることを意味します。
図に乗った米戦争屋は今では、いつでも第二、第三の3.11事件が起こせる体制をつくって、日本を彼らの属国として思うが儘に支配しているのです。
4.もし、安保法案が9月末までに成立できなかったら、第二の3.11事件が起こされていただろう
安倍自民の戦争法案の強行可決と引き換えに、今のところ、第二の3.11事件の実行が見送られていると考えるべきでしょう。
日本は、背中に銃を突きつけられて脅され続ける属国に成り下がってしまいました。
この状態から脱出することは非常に難しいでしょう。
日本を恫喝し続ける米戦争屋と真っ向から対峙できるのは、今では、ロシア・プーチンのみです。中国・習政権は、今のところ、親・米オバマ政権でアンチ米戦争屋ですが、中国軍部には、米戦争屋とつながる勢力が潜んでいると思われます(注4)。したがって、中国軍部に潜むアンチ習政権で親・米戦争屋の勢力は、米戦争屋の要請に沿って、対日軍事挑発を容易に実行する可能性があります。
一方、安倍自民はアンチ中国のポーズを取っていますから、日中軍事衝突は簡単に起こされるでしょう。とんでもない日本になってしまいました。
みんな、このような悲惨な日本の現状に覚醒してください。
by めい (2015-09-21 15:12)