mespesadoさんによる経済談義(154)「供給力」が第一義 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]
わけのわからぬ「経済プロ」の世界から抜け出て、「あたりまえの感覚でだれでも納得の経済理解」へと回帰させる、mespesado理論のいちばんだいじなところです。
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《たとえ貨幣が本位通貨性の時代であっても、貨幣の価値を決めていたのは国が持つ金の量などではなく、国家の供給能力だったはずで、松下さんも、「企業は儲けるべし。そして利益の大半を税金として納めるから国の財源ができるわけです」などと言わないで「企業は作るべし。そして作った製品を国民が消費できるから国民が豊かになるわけです」と言うべきだった。》
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《グローバル企業の強欲さ》とは、《自らが供給したモノやサービスに見合う対価以上に貨幣を得ようとする強欲性》であり、その結果としての《自分たちだけがカネの亡者になることに熱中する社会性のない企業》なのです。
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