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長白山行(6)白頭山天池④ [メモがわり]

錦江大峡谷DSC_1751.jpg錦DSC_1753.jpgこの日(28日)はもうひとつの観光が用意されていた。錦江大峡谷だ。1400段の上り下りでくたびれ果てた身にはかなり辛かったが、渓谷に沿った木道を1500メートルほど、ところどころ奇岩を下に望みつつひたすら歩いた。天池体験のあとでは色あせた感じで、書き留めるほどの記憶もあまりないが、根っこで松と樺がくっついて生えている「松樺恋」が、わが町の「妹背の松(相生の松)」を思い面白かった。ただし、松はよく見ると折れて枯れかかっていた。
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リュウさんDSC_1761.jpg朝出たホテルに戻って荷物を持ち、チャーターした車で翌29日の北坂(北坡)口からの登拝を目指して二道白河の宿へ。車はベンツのワゴンで、運転は若い女性のリュウさん、これが見事な運転で一同しきりに感心させられた。さりげなく追越し、追い越されることはほとんどない、スピードはずっと一定に保たれていた。瀋陽の空港まで彼女の運転だった。風邪気味だったのが気の毒だった。

 

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長白山行(5)白頭山天池③ 神璽八十六周年祭 [神道天行居]

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展望台の端10数メートルのところにロープが張られ立入禁止になっている。できればそこを祭場に定めたい。ゴミ拾い兼監視人が絶えず往き来しており、交渉したが立ち入りはできない。そのロープ際の後方の一角に空きが出来ているのでそこでの挙行を決断。「土の美多麻」で清める。われわれ以外踏み込めない空間ができる。グッショリ濡れたリックから白布を出して広げ、熊野大社宮司から預かった米、酒、塩、阿部さん用意の種種(くさぐさ)の 味物 ( ためつもの )を並べ、神法鉢巻を締める。何事が始まるのかと視線が集まる。眼鏡をかけた30代前後のインテリ風の男性が問いかけてくる。「今から86年前の昭和8年(1933)、この土地が日本の統治下にあった時代、アジアの安定・世界の平和を願って、豊岡姫の神様(豊受大神)をはじめとするの御神霊(神儀・神璽)をお鎮めしました。その御神霊のためのお祭りをこれから始めるところです。」と艾(アイ)さんを通して伝えた。これまで何度も同行経験のある艾さん、祭事中の質問攻めにもそつなく答えてくれていたようだ。

古森さんは後方に控え、私と竹さんは靴を脱いで正座した。波板のような板敷きだが、正座したことで気持ちは定まった。数十年来の竹さんとの神前奉仕はこの時のためにあったのか。もうそこからは何の迷いもなく事は運んだ。

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