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mespesadoさんによる経済談義(138)自治体が契約者の損害保険提案 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

《あらゆる分野での人間の興味の持ち方や、ものごとの理解の仕方が自分のそれと違い過ぎて違和感感じまくり》つつ(生命)保険業界に身を置くmespesadoさんならではの提案、「自治体が契約者の損害保険を!」です。言われてみるとこれまで無かったのが不思議なくらい。自治体の災害対策への取組みも加速するし、損保業界にとって一大イノベーションにもなるはずです。

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666:猿都瑠 :2019/10/15 (Tue) 20:34:00
MMTなんてのが流行ってるが、根本的に間違っている。
日本銀行から円を貰うなら、国債を日銀に引き受けさせるなら、日本政府は担保が無ければならない。
あなたは金融を何も分かってない。
なんて人の相手をTwitterでしてましたw
国家財政を家計と同じと思い、日本銀行を市中の銀行と同じと思っていた方のようでしたww

667:mespesado :2019/10/16 (Wed) 07:19:49
>>666
 本っっっ当に嘆かわしいですけど、
 ◆ ◆ ◆ ものごとを1から、いや0から考える ◆ ◆ ◆
っていう人は限りなく少ない。
 というか、「そんな、すべてを根源に遡って考えるなんてシロウトにできるはずがない。そこを考えるのは専門家の仕事だろう?」くらいに考えてるんじゃないですかね、大半の人は?
 ところが、それ、ウソなんで。どんなことがらでもすべて根源から考えることって可能なんですよね。
 そしてさらに最悪なことに、肝心な「専門家」なる人たちが、この「ものごとを根源から考える」ということができていない。
 これには2つ理由があって、一つは、専門家は各分野の最先端の事象を考える国際競争に晒されていて、根源に戻る方向に思考の時間を割く余裕が無いこと。
 そして、もう一つの理由(私はこっちの方が本質だと思っていますが)は、「いわゆる専門家は最先端の未知の部分を研究する意欲や能力には最適化しているが、ものごとの根源について考えるのはあまり得意ではなく、また興味もそれほどない」ということではないかと思うのです。
 この2番目の理由、実は私が専門としていた数学でそうだったです。数学者というのは、「フェルマー予想(これはのちに証明が発見されて定理になった)」とか「リーマン予想(こっちは未だ未解決)」とか、とにかく問題は設定されているけれど解けてない問題を考えるのは好きだし得意だけど、「数学の推論はなぜ正しい(ことになっている)のか?」みたいな、本来であれば、数学の根源にかかわるはずの問題は、興味を持っている人は少ないし、そもそもそれは数学の問題ですらない、と思われている節がある。私はそういう「雲をつかむような話」を「厳密な推論によって考える」方が好きなんですけどね。だから数学の専門家ともあまり相性がよくありませんでしたw
 なんか、私の目から見ると、あらゆる分野での人間の興味の持ち方や、ものごとの理解の仕方が自分のそれと違い過ぎて違和感感じまくりなんですw

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668:堺のおっさん:2019/10/16 (Wed) 10:26:51
台風水害であまり人口の多くない地域も、東京も被害を受けた。
そうすると、インフラ整備は必要だがコンパクトシティー化を進めて
効率的なインフラ整備をすべきだという論が予想通りでてきた。
この「効率的」ってのが曲者で、要するに予算は限られている
と、これが言いたいだけだ。
つまり、緊縮財政の延長
ハッキリ言うが、いくら都市部にコンパクトシティー化しても、
より、被害を集中させる結果になることは目に見えている。
タワマンで停電になった時、もはや上層階はどうしようもない。
他にもコンパクト化で「想定外」の問題が噴出するだろう。
インフラ整備でも緊縮財政を前提にすると
更なる被害拡大の種をまくようなものだ。
肝に銘じたい。

670:猿都瑠 :2019/10/16 (Wed) 17:41:44
今回の台風でも中心気圧と最大瞬間風速の話ばかりが先行。
実は分かりやすいのが風速の話であって、実際は局地的集中豪雨といった大雨が最も恐ろしいという点。
暴風は確かに建物を破壊しますが表層的。
浸水、地滑り、土砂崩れ、どれも土台を揺るがす事になり、人命を一気に奪ってしまう。
既に東京五輪をやってる場合じゃない、何とか言う鳩山某

>台風で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますと共に被災された方々にお見舞い申し上げます。気候変動で益々災害は大型化してきます。必ず想定以上の災害が襲ってくるのです。老朽化した橋梁、道路、河川の堤防などの総点検を東京五輪などより最優先すべきです。想定外と言う言い訳は成り立ちません。
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1184006930827579392?s=19
CO2削減目標を達成すべく自民党政権時に廃炉予定の原発を動かし、コンクリートから人への流れで予算を激減させたお前が言うなの大合唱?になってはいますが。
軍事費を充てろとか、愛知トリエンナーレの補助金を充てろとかどれも、税収しか財源がない、税金を支払っているんだから、左右陣営共に自分の為に使ってくれって話ばかり
緊縮脳の弊害でしょうね。
明治以降、国家はずっと赤字を増やし続けているのですから。
やはりバブル崩壊があって、円本来の価値が失われるんじゃないかって恐怖があるのでしょう。
高度成長があったけど、何で資産が増えたの?と聞けば、労働者が働いたからって答えが返って来るんですけど、貨幣としての円を労働者が頑張っても産み出せないでしょう?って言われても気付かない。
つまり、貨幣としての円を刷る意味を考えるに至らない人が多いのだと。
国家が無から円という通貨を産み出す能力がある意味まで考える人って、本当に少ないのではないかと。
だから通貨を発行する権利だけ与えよってロス茶が言うので。
財務省はどう頑張っても通貨発行権を持てないので、緊縮財政を掲げて税金の範囲内、つまり財務省が最も力を発揮する部分だけで勝負したいんでしょう。
そうする事で国家権力の頂点に君臨出来るんですから。
予備費から出すと言わず、円を刷って被災者の被害に全額支給しますにすれば良いのにと。
自然災害に遭っても、生活に必要な資産は国が全額保障します、これでE~と思うんですよね。

671:kenichi2409 :2019/10/16 (Wed) 18:01:05
猿都瑠さん
>>670
の件。
実は、貴殿の提案、
自然災害に遭っても、生活に必要な資産は国が全額保障します、これでE~と思うんですよね。

これをされると、保険業界からの猛反発があるのですよね~。
お国としても板挟みな訳です。

特に保険業界はシンクタンクを増産しているので、政府としても一概に無視する訳にも
行かない訳です。

-言葉の魔術師モドキより-

672:猿都瑠 :2019/10/16 (Wed) 19:10:25
>>671
まぁそうですよね。自然災害の範囲内の保険業界が成り立たなくなりますから。

674:mespesado :2019/10/16 (Wed) 21:09:11
>>671
> 自然災害に遭っても、生活に必要な資産は国が全額保障します、これで
> E~と思うんですよね。
> これをされると、保険業管からの猛反発があるのですよね~。

>>672
> まぁそうですよね。自然災害の範囲内の保険業界が成り立たなくなりま
> すから。

 この件について、保険業界のポジショントークではなく、一介の保険屋の観点から意見を述べさせていただきます。
 保険が商売として成り立つのは、稀にしか生じない事象に対する補償であること、しかし人々が「もしかしたら」と不安になるほどの頻度では生じる事象に対する補償であること、そして契約数が多く、しかも発生が分散することにより、全体として発生のバラツキが均され、「発生率」として見た場合にはその率が安定していること、の3条件が必要です。
 不意の事故死とか入院などの保障は、まさにこの条件を満たしています。損害保険の火災とか交通事故もそうです。これらはいずれも個人個人での発生の有無は予測できませんが、全体で見ると、毎年10万件の契約があれば、そのうち○○%にその事象が発生する、という発生率はほぼ安定しているからこそあらかじめ保険料を設定することができるわけです。
 ところが、これに対して自然災害とか戦争とかは、特定の地域が「一斉に」被害に遭うし、しかも発生率が全く予測がつかなかったりして、保険本来のノウハウが使えないわけです。一応地震保険てのがありますが、これは単独で地震だけを保障するものではなく、火災保険の追加オプションとして副次的な扱いです↓
https://www.sjnk.co.jp/kinsurance/habitation/earthquake/

 でないと、保険会社として、こんなリスクを丸のまま抱えるのは無理です。
 なので、通常の保険と同じ仕組みで自然災害を保証する保険を販売する、というのは保険会社にとって筋の悪いビジネスです。それじゃあ、これは国が保障すればいいのか、というと、こういう話は政治の話になるだけで、どうせ国と自治体で責任の押し付け合いになって押し合いへし合いしているうちに次の災害が起きて、あ~あ、間に合わなかった、国や自治体は何してるんだ!となるのがオチです。
 そこで提案!個人じゃなくて、自治体を契約者として、もしその自治体に自然災害が起きた場合にいくら保障する、という保険を販売する。ただし、自治体がダム建設や防波堤、治水工事などでインフラ整備すれば保険料をそれに応じて安くする。この場合、どのような整備をすればどれだけ発生率が変化するのかを真剣に研究調査しないと保険会社は死活問題になりますから、有効なインフラ整備の方法を自治体に対して提案さえするようになるでしょう。要は、このような保険を売り出すことによって、人間の「商売で儲けたい」という本能を逆手に取って、自治体と保険会社が知恵を絞って有効な防災対策をするように仕向けよう、というわけです。これ、戦争が起きると兵器が発達する、というのと同じ原理ですね。
 うちの会社は残念ながら生命保険会社なんで、こういう保険は発売できませんが、損害保険会社の方、だれかそういう大胆な一歩を踏み出してもらえませんかね。

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