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長白山行(11)白頭山天池⑨ [メモがわり]

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瀑布をめざすDSC_1811.jpg西坡山門からと北坡山門、2コースから長白山に登り、2度とも晴れた天池を拝し十分満足しきっていた。しかしさらに、この日は長白瀑布行が組まれていた。一旦ジープで北坡山門まで下り、バスに乗り換えて平行する西側の道路を登って瀑布登山口に着く。そこから1500mぐらいあるらしい。せっかくここまで来たからにはと、長老二人には下で待ってもらい、艾さんに同行してもらって3人は出発。しかし私も竹さんも400mぐらい登った聚龍泉温泉の休み場まで来たところでダウン。元気のいい古森さん一人先に進んでもらうことにした。瀑布を遠くに望める場所もある。艾さんに缶ビールを買ってもらって、昨日の晩餐の残りのピーナッツを取り出して腰を下ろす。ここからちょっとした日中交流が始まった。

おじさん家族とDSC_1816.jpgすぐそばのベンチに腰を下ろした爺さん(?)に、なんかいうに言われぬ親しみというか懐かしさのようなものを感じ、多少のアルコールも手伝って艾さんを介して声をかけてみた。ニッコリ答えてくれて、我々が昨夜泊まった二道白河の郊外で農家で、観光に来て娘さんと孫さんが瀑布まで行ったのを待っているという。1949年生まれで奥さんと農業をやっている。1.3haの畑にトウモロコシを栽培し22トンを収穫。機械化で仕事は楽になっているが、4人の子供も独り立ちしているのでもうそろそろやめようかと思っている。毎月100元(約1,600円)の年金がもらえる。「日本についてどんなことを思いますか?」と聞いたら、息子の親戚に残留孤児がいて、今は日本でいい暮らしをしているらしい。戦争中日本がどうしたこうしたについては、戦後生まれなのでよくは知らない、ということで日本に対する悪感情は何もない風でした。そうこうしているうちに、娘さんと孫さんが戻ってきたので、一緒に写真を撮らせていただきました。一目見ても思ったのですが写真であらためて見ても、二人とも大変いい感じの女性です。図々しく握手をさせていただいて別れました。白頭山での最後となるいい思い出になりました。名前も聞かなかったけど、ありがとう。

長白山空港DSC_1828.jpg活気溢れる二道白河の街に戻り空港へ向かう。昼の時間はもうとうに過ぎていた。下で待ってる方はなにかかにか口に入れているが、古森さんは何も食べていない。飛行機搭乗まではまだ十分時間があるので、飛行場まで5キロぐらいの店で昼食。もう5時になっていた。隣接して売店もあったので入ってみたら、長白山土産に混じってロシア産の菓子も売っていた。飛行機は7時45分発瀋陽行。所要時間55分。往路同様やはり遅れて瀋陽についたのが9時半過ぎ。

宿の機場賓館で出迎えてくれたのが〇さん。この人と小野寺さんとの交流があって天行居同志のこれまでの白頭山訪問が実現してきた。ずっと年配の人を想像していたのだが、61歳という若さに驚いた。実に流暢な日本語で、しかも受け答えに一々そつがない。「大人(たいじん)」の風あり。元〇〇〇〇の息子さんということで、〇〇〇〇に入塾、現在〇〇中の〇〇〇〇とは同期でごく親しいとのこと。〇〇〇〇で〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇らの日本語通訳を務めていた。〇〇〇〇〇は直接の上司だったという。60歳で定年退職、今は翻訳等の仕事に従事、〇〇〇〇〇、〇〇〇〇の著作の中国訳を手がけているとのこと。北京から5時間かけて駆けつけてくれていたのだった。ホテル内の食事はもうできない時間なので外へ出て食堂へ。隣のテーブルでは麻雀が始まった。一日終わっての仕上げの習慣なのか、30分ぐらいで終わっていた。〇さんは〇〇月に家族で日本に来られるとのことで、その時お会いできるかもしれない。(つづく)

機嬢賓館DSC_1831.jpg

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