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長白山行(7)白頭山天池⑤ 北坡山門コース [メモがわり]

天池DSC_1807#1.jpg

29日は北坂(北坡)口からの登拝。2度登拝というのは、晴れて天池を見れる確率が30%ということからの計画と思うが、2度とも晴れ渡る天池を拝することができた。感謝。

長白山北酒津とDSC_1775.jpg朝から暑い日だった。バス乗り場までチャーターのベンツで。「長白山」門で現地のバスに乗り換える。炎天下長い列ができていた。ここでも途中まで並んで、その後優先してもらった。ヘリコプター観光を誘う若い業者たちがいた。10〜15分で10,000円ぐらいとか。見ていた限り申し込む人はいなかった。昨日ぐしょ濡れの帽子をホテルのどこかに干したまま忘れて来たらしい。帽子を売っている。「長白山登頂記念」と記された帽子を、帽子を持って行かなかった竹さんと共に求めた。家までかぶってきた。いい記念になる。

黄菊ロードDSC_1774.jpgジープ基地まで30分ほど。この周辺、どこへ行っても道路に沿って黄色い花が咲き乱れているのが気持ちいい。日本の除虫菊を黄色に染めた感じの花だ。時折紫や赤の花も混じる。人工的に植栽されたものらしい。100キロ以上に及ぶという。長白山観光歓迎への意気込みを思う。

ジープ基地に着く。バスもほんの数分おきに出るのに、そのお客を10人足らずのジープで山頂まで運ぶのだからすごい。前回来た時に問うたら450台ジープがあるとのことだったという。今はもっと多いに違いない。ジープの列DSC_1804#1.jpg屈強な、荒くれ男風の若者の姿がある。彼らが運転手だった。なぜそういう風体の運転手なのかは乗ってわかった。すれ違うのがギリギリの急坂な山岳道路を50キロぐらいのスピードで駆け上がり駆け下りるのだ。一台とてノロノロすることは許されない。車中よりDSC_1790.jpgお互い気合を入れ合うかのように、すれ違うたびにクラクションを鳴らし合う。体を張った仕事であることが乗客にも伝わってくる。崖下を見てハラハラしても始まらない。車中は、もう笑うしかない、そんな雰囲気になった。ここでも中国の途方もないエネルギーを感じさせられた。


天池を見る人たちDSC_1793#1.jpg天池を眺める人達DSC_1799.jpgジープを下りると山頂はすぐ見える。山頂に立って天池を眺める人たちの姿が見える。1400段の石段のことは聞いてなかったが、こっちの方、5分ぐらいで山頂に行けると聞いていたのでこの旅参加に同意したのだった。昨日無事神事を終えていたのでこの日はゆっくり余裕を持って天池に相対すことができた。

天池DSC_1796.jpg

湖面の色は前日の西側からの方が輝いていた。しかし昨日は無我夢中だったのでじっくり向き合うことがなかった。ただ昨日の帰り際にふと目に飛び込んだ湖面の輝きがものすごく印象に残った。それは、雨の中うずくまる私に傘をさしてくれていた女性をふと見上げた時、女神様のように見えた印象と似ている。それに比べ、この日の天池は男性的と言えそうだ。ともあれ二方向から拝すことができたのは僥倖と言っていい。(つづく)

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