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長白山行(3)白頭山天池① [メモがわり]

大連空港果物店DSC_1702.jpg大連空港内売店。さくらんぼも並ぶ。
27日、大連空港出発予定時刻が午後9時ごろ、長白山空港到着予定時刻が10時過ぎ、私は席に着くなり夕食での52度白酒が効いてすぐ熟睡、着陸したところで目覚め、飛行機が2時間遅れたことを知った。3時間近くぐっすり寝たことになる。それから30分近く迎えの車でぶっ飛ばし、宿の藍景戴斯酒店(?白山?景花溪酒店)に着いたのは12時40分だった。そこは長白山の西直線20キロぐらいの位置
ホテル到着DSC_1703.jpg飛行機の遅れで、深夜のホテル到着
ホテル前DSC_1706.jpg翌朝4時前に目覚めた。北緯42度ということでもうだいぶ明るい。外に出ていい天気に安心。10時出発に合わせ8時過ぎに朝食場に入ると、早い者勝ちでもう食い散らかしの状態、嵐の後だった。翌日から朝飯はスタート同時の6時に決めた。神事を控えての四つ足と粉食を避ける潔斎食。種類は豊富なので豆類を主食に潔斎食の選択に不自由なく腹を満たした。
スタート地点はホテルを出て歩いて5分ほど。この日の登山は西坡(西坂)山門コース。以下、ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌「聖なる高原リゾート、長白山に登る」(2017.7.31)より。(『中國紀行CKRM Vol.08 (主婦の友ヒットシリーズ) 』(2017年7月18日発売)に掲載された記事の転載)
長白山(朝鮮名:白頭山)は吉林省東南部に位置する標高2744mの名峰だ。清朝を興した満洲族や朝鮮民族の聖地とされるこの霊山には「天池」と呼ばれる美しいカルデラ湖がある。(南北約4.4km、東西約3.5km、面積10k㎡ほどの巨大なカルデラ湖。湖水面の海抜は2194mもあり、最大水深は313m)原生林に覆われた山麓は、野趣あふれる温泉や高山植物の宝庫として知られ、国内外から多くの登山客が訪れている。日本からのアクセスも悪くない。北京経由、同日着で山麓まで行ける。(2008年5月、12年7月、14年7月取材)》《天池にはこんな伝説がある。天女の三姉妹がこの湖で水浴びをしていたところ、神の使いのカカサギが赤い実を運んできた。その実を食べた三女は身ごもり、男子を産む。その彼こそ清朝を興した満洲族の始祖だという。朝鮮民族にもこの山麓を民族のルーツと結びつけた伝説がある。いずれも両民族の建国神話として伝わっているが、その舞台がかぶっているのは、いかにも大陸らしい話といえる。長白山系は中朝両国にまたがり裾野を広げているからだ。天池の半分は北朝鮮領でもあるのだ。長白山は休火山で、歴史上何度も噴火している。特に大きかったのが約1000年前で、吹き飛ばされた岩石や灰は日本にまで届いたという記録も残っている。》《神話の山にも時代の波が押し寄せている。長白山が今日のように大きく変貌するきっかけとなったのは、2008年夏の長白山空港の開港である。/長白山の観光開発は1980 年代後半から始まり、特に92年の中韓国交樹立以降、多くの韓国人が訪れるようになった。その後、2000年代中頃になると、豊かになった中国の国内レジャー客も大挙して現れるようになった。/登山シーズンは6月中旬から9月中旬の3ヵ月間。この時期、山麓のなだらかな草原に群生した高原植物が一斉に花を開く。北緯42度は北海道の駒ケ岳の緯度にあたるため、オダマキやオヤマエンドウ、キバナシャクナゲ、ツガザクラ、ヒナゲシなどが見られる。/長白山には北坡(北坂)、西坡(西坂)、南坡(南坂)の3つの外輪山から天池を望める登山コースがある。このうち最初に開発されたのは、長白山の北側に位置する北坡山門コースだ。山門からは長白瀑布に向かう道と、途中から中国側最高峰の天文峰に登る道に分かれている。原生林を散策する林道もあり、ショートトレッキングに最適だ。/長白山空港から最も近いのは西坡山門コース。近年本格的な開発が進められ、登山を楽しんだ後にくつろげる温泉付きの国際的な山岳リゾートホテルが続々と誕生している。朝1時起きで展望スポットまでの長い階段を上ると、天池越しにサンライズウォッチングできるのは西坡だけだ。/最近開発されたのが南坡山門コース。山門から頂上に向かう登山道に見られる高原植物の豊富さは随一。鴨緑江の源流となる長さ10kmの大峡谷の絶景もある。コースによってそれぞれ異なる景観や体験が楽しめる。》(つづく
長白山上空写真概略図33723c27のコピー.jpg

◉平成20年(2008年)、仙台市科学博物館で「白頭山の謎」と題して東北大学の研究報告として企画展をやっていました。http://www.museum.tohoku.ac.jp/past_kikaku/paekdusan/index.html

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