SSブログ

mespesadoさんによる1億人のための経済談義(番外24) 根源を見抜くmes理論 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

消費増税には反対しつつ、プライマリーバランスには固執する髙橋洋一元財務官僚の行動原理解明を通して見えてくる《「管理通貨制度」の真の意味、すなわちMMTが「単なる事実」であることを庶民に気付かせたくない、というのが最も重要なホンネ。あらためてmespesado理論のラジカルさ(根源性)を思います。根源を見抜くmespesado理論によってもやもやが晴れ、世の中が明るく見えてきます。

*   *   *   *   *
395:mespesado:
2019/04/22 (Mon) 21:20:45

 例の弓月恵太さんは↓のように言うけれど…
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1120269608584269825

弓月恵太@ssomurice_round
> 日本の消費税は、日本が独自に決められる。
> まだ、そんなスイートな幻想を抱いているお花畑が多い。
> しかし、消費税増税、移民受入圧力、緊縮財政圧力、男女共同参画、LGBT…
> 日本に不都合な政策の強要は、どこから来ているのか。
> その強大な権力に、そろそろ気づくべきだろう。

 本当にそうなの?
 そうだとすると、安倍総理が10%への引き上げを2度も延期した段階で“敵”にやられてそうなものだが…。
 それに、そもそも海外の“敵”が何で消費税の増税にこだわるのかという理由について、弓月さんは

弓月恵太@ssomurice_round
> 結局、消費税増税とは何なのか?
> 負担は国民に負わせ、企業の税負担を下げたい、それだけの話でしかない。
> しかし、ここで経団連を批判するのは間違いだ。
> 彼らは法律には従う。
> 敵は、常に海外にいる。

と 言うけれど、それって税に対するゼロサム思考であり、本位通貨制度のときのなごりでしょ?その“敵”とやらが海外の企業だったとして、それなら自分の法人税だけ下げればよくて、企業の利益に直結する消費を縮小させる消費税引上げをしたら、自分で自分の首を絞めるようなものじゃないか。
 まさか“敵”さんは、管理通貨制度を理解していない? ←んなわけない。
 そうじゃなくて、“敵”さんは消費税そのものをどうこうしたい、などというチンケなことはどうでもよくて、「管理通貨制度」の真の意味、すなわちMMTが「単なる事実」であることを庶民に気付かせたくない、というのが最も重要なホンネだと思う。
  なぜなら、もし一般人が「管理通貨制度」を真に理解してしまったら、各国の中央銀行が通貨発行権を国家から召し上げている必要がないことがバレてしまい、 「政府紙幣発行」のタブーが消えてしまって、どこの国も中央銀行をパスして政府が直接通貨を発行するようになり、オカネを刷れる中央銀行を支配して世界を 支配していた最大の利権が失われてしまうからでしょ。
396:mespesado:
2019/04/22 (Mon) 21:42:36

 >>395 から謎が一つ解けた。それは、「高橋洋一さんって、消費増税には反対してるのに、何でMMTは否定するのか」っていう謎だ。

 例の高橋洋一氏の対話形式のレクチャーがある↓
なぜ「消費増税」が恐ろしいのか?簡単にまとめてみた(高橋洋一)
https://note.mu/waww/n/n7ad387793566

 表題のとおり、高橋洋一氏は「財務省の主張に反して」消費増税に反対している。ところが一方で、本位通貨制度のなごりでしかないプライマリーバランス論を金科玉条のように吹聴する↓
> 先生 【前略】この図から分かることは、バブルが崩壊して以降、プラ
>    イマリーバランスが一貫して悪化傾向にあったということだ。

> 高校生 プライマリーバランス……ですか?

> 先生 「プライマリーバランス」とは「基礎的財政収支」とも呼ばれ、
>    国や自治体の財政の健全度を表す指標なんだよ。単純に言えば、
>    プライマリーバランスが黒字であれば財政赤字は減っていき、
>    赤字であれば財政赤字が増えていくものだよ。具体的には、次の
>    式で表されるんだ。

> *プライマリーバランス=税収-(国の借金返済関連費を除いた)国の支出()

>    (*)この場合の(国の借金返済関連費を除いた)「国の支出」と
>    は、「国の支出全体から国債などに満期が来た時に元本を払い戻
>    す資金(国債の償還費)や国債についた金利を払う費用(国債の
>    利払い費)を除いたもの」=「社会保障費+公共事業費+教育・
>    科学費+国防費+地方交付税交付金等」**

>    つまり、プライマリーバランスとは、政府が公共事業費や社会保
>    障費などに毎年使うお金である「国の支出」を、税収からどれだ
>    け賄えているかを示すものなんだ。

  多分、財務官僚は、「海外の敵」とやらからは「消費税を何としても欧州並みに上げよ」と命じられているのではなく、「管理通貨制度の本質を一般人知られな いようにしろ」と 厳命されているのだと思う。だからこそ、財務官僚OBの高橋氏は、財務省のみの利権に過ぎない「消費増税」には反対できても、「元財務官僚として、現在で も海外の敵から脅されたままの」管理通貨制度の単なる事実であるMTTを必死こいて否定したり、↑のようにプライマリーバランス論を管理通貨制度である現在でも正しいものであるかのように印象付けようとしているのだろう。
 やっと高橋氏の行動原理がわかったような気がする。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。