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「置賜発アジア主義」(2)息を吹き返す「真っ当なアジア主義」 [アジア主義]

 「アジア主義」

 明治以来日本には「アジア主義」とよばれる潮流がありました。19世紀後半に活発となった欧米列強のアジア侵出に対抗するため、日本が中心となって他のアジア諸国との連携を目指した主張や運動です。しかし結局、西洋流パ ワーポリティックスへの同調を余儀なくされ「大東亜」戦争へ、そして敗戦。以来「アジア主義」は帝国主義的侵略裏付けの理論と見なされ、さらには東アジア内部の深刻な対立の中ですっかり立場を失くしていたのです。

「平成30年 元旦 金正恩」の画像検索結果

 しかし平成30年元旦の金正恩委員長「新年の辞」を 機に、世界の様相が一挙に変わり始めました。前年のミサイル騒ぎがウソのようです。朝鮮半島和平の方向が見えたことで、極東の経済交易を活発化させるための交通・ガス・電気・通信網などのインフラ整備の計画が具体的に進行し始めています。日本と韓国とロシアの共同出資により北方四島を含め極東に海底通信ケーブルを新たに整備しようとの計画、孫正義がモンゴルの砂漠地帯を太陽光発電パネルで覆いスーパーグリッドで日本まで電気を引く計画、中国の「一帯一路」とロシアのシベリア道が朝鮮半島縦断鉄道と接続して日本まで伸ばす案、並行してロシアとの平和条約締結と北方領土問題交渉もいよいよ本格的です。まさに戊辰の役から150年の平成30年、東アジアがにわかに輝き出したのです。その中で、「アジア主義」が本来真っ当な評価を求めて息を吹き返しつつあるように思えます。
 実はここ数年来、「真っ当なアジア主義」の源流がこの置賜に在るような気がして、ひとり心躍らしていました。「置賜から世界が変わる!」の思い込みも、その思いあってのことに他なりません。(つづく)

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