青苧フェスティバル&創作紬展(6)大盛況でした [青苧]
もうそろそろ店じまい、これが最後、そんな気持ちでスタートしたこのたびの「青苧フェスティバル&創作紬展」ですが、どうも天がそれを赦さなかったようです。天気予報ではひょっとすると大雪の予想、それが大きく外れて小雨はあったものの、ちょっと出かけるには不都合無し。なんといってもマスコミの威力、度重なるNHK、NCVでの放映、山形新聞は2度掲載、朝日にも出ていたとのこと、庄内から駆けつけていただいた方もありました。民話とシンポジウムの集いは50並べた椅子に30ほど追加、前が空いていたので70名位か。展示ギャラリーの芳名簿は約200名、用意したパンフレット300部もほとんどなくなりました。松橋さんの創作民話口演「青い糸」、一週間前になってあらためていろいろ注文つけたのですが、見事に松橋ワールドが出来上がっていました。みんなその世界に浸りきって集中して聴けました。シンポジウムも盛り上がりました。「ゼニカネ抜きに」がキーワードでした。「青苧を文化遺産に」「若い世代にも伝わる言葉で底辺拡大を」「青苧に取組む他地域(新潟県からむしネットワーク)との連携を」などの意見が出されました。また、菊地先生からの情報、「山形の青苧と宮古島の青苧のDNAが同じ、上杉茂憲が沖縄県令のとき山形の青苧を宮古島に持ち込んだのでは」の話には聞いたときゾクゾクしてきました。ネットで調べると宮古島上布には17世紀以来の伝統があるようで、山形青苧移入説は当たらないようですが、直江兼続の越後から置賜への青苧移入とも考え合わせて、「ものがたり」として実におもしろい。今日平教場の合同発表会で上杉茂憲公の「戊辰討庄先鋒細声駅述懐」を吟じようとしている私にとって、まさにシンクロニシティ体験。花工房での打上げもおおいに盛り上がりました。古代織伝統を守る会の会員のほか、花工房に集う面々によるボランティア、大はたらきでした。
【追記 7:41】カラー写真です。
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