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絶品!精進料理(三山大愛教会) [神仏混淆]

羽黒山五重塔特別拝観.jpg10月28日、4年ぶりの熊野大社神道会旅行。4年前は蜂子皇子御尊像拝観が目的でしたが、今回は羽黒山五重塔特別拝観と善宝寺五百羅漢特別拝観。バスに乗るなり竹さんが羽黒山五重塔の写真を指して「オーブ(玉響 たまゆら)が写っているのに気づいたか?」全然気がつかなかった。御開帳の一層目がすごい。蜂子神社御開扉E89C82E5AD90E79A87E5AD90E38381E383A9E382B7.jpg4年前の蜂子皇子御尊像拝観チラシにも写っているのを見ると、羽黒山の広報担当、かなり意識的なことがわかる。たまたま写ったものなのか、加工されたものなのか。徳田さんを訪問した時の写真にも写っていて《当日すぐにいただいた理事長との記念写真には、丸い不思議な玉のようなものがいくつか写っていました。理事長の熱い願いによって救われた数知れない生命が徳田虎雄という類い稀な存在を守っているという証のように思われました。》と書いたことがあった。三山大愛教会の神殿にあった、五重塔のところで法螺貝を吹く山伏の絵にも、たしかにオーブと思われるものが書いてありました。三代目はカビと思っていたようですが。200万円で書いてもらったそうです。

三山大愛教会での精進料理、前回もここだったのだが、今回はじっくり味わって感動した。外で食べてここまで「おいしい」と味つけの良さを感じたことはなかったような気がする。
三山大愛教会御膳DSC_0439.jpg①巻き豆腐とぜんまい ②くるみ豆腐のあんかけ(鹿児島産の本葛使用) ③ミズとじゅんさいと菊 ④あけび皮煮 ⑤赤かぶとだいこん漬け物 ⑥菊とほうれんそうのお浸し ⑦生ズイキに芥子入りごま ⑧キノコとキャベツ ⑨ナメコと豆腐(何のキノコか思い出せない) ⑩日本酒(「初孫」/飲み放題) その後、餡餅、お雑煮(食べ放題)が出て、さらになめこの味噌汁、そして柿のデザートで締め。間に青菜を刻んだ漬け物が回された。こうして書き連ねるとどうという事ない感じだが、そのひとつひとつの味、実に心がこもった味。給仕にまわる寡黙な奥さんに「どなたが味付けを?」と聞いたら「昔通り」の答え。衒(てら)いなくさりげなく媚びもなく、そして絶品の味、日本の料理の極みを味わった、そんな気がした。お代わりなしでも十分腹一杯でした。われわれ13人団体、案内料込みで一人2500円ということ。季節を変えてまた行きたい。ちなみに4年前の料理の写真がありました。約一ヶ月前9月25日の料理です。

三山大愛教会料理m_26-DSCF2247-63a82.JPG



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めい

中山郁氏による戸川安章著作集に対する書評。http://www.iwata-shoin.co.jp/shohyo/sho693.htm
出羽三山修験について何も知らない者にとって、いろいろ教えられる貴重な文章でした。最後の部分のみ転載させていただきます。

   *   *   *   *   *

いずれにしても、近代の 羽黒一山と神仏二派の修験を、無条件に近世との連続性の中で考えることは極めて危険である。こうした研究をおこなう前提として、先ず、神仏分離と廃仏毀釈 によって何が断絶し、失われていったのかを改めて問いなおすとともに、その中で何が残り、変容していったのかを注意深く検討する必要があろう。

 著者は神仏分離とその痛手をリアルに知る世代であるとともに、羽黒という聊か微妙な歴史的経緯がある地域に関係を持つということから、近代以降 の羽黒修験に関しては、触れにくかったのかもしれない。しかし、筆者が十五年間入峰者として見聞した限りでは、「シントウ」(出羽三山神社側を指す用語) と「ブツ」とが全体として抱き合ったわけではないものの、外部の研究者達が思うほど際立った対立をしているわけでもないし、「ブツ」の山伏の出生を「シントウ」の山伏が拍手で見送るという光景が見られるようになって十数年が過ぎている。もうすぐ明治維新から百四十年を迎えようとしている。あらためて明治維 新と修験道、そして近代以降の羽黒山と羽黒修験についてそろそろ検討するべき時期に来ているように思われてならない。そして、それを行なうときに先ず参照 されるのは、やはり戸川氏の研究業績であることは間違いなかろう。
by めい (2018-10-31 05:22) 

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