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mespesadoさんによる1億人のための経済談義(番外9)「小泉進次郎はダメ」で決まり [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

半年ほど前、「小泉進次郎と若手議員20人 激闘の記録」と銘打つ『人生100年時代の国家戦略』を読んで、そのリーダーシップに多少の可能性を思っていたのだが、このたびの総裁選でその可能性も私の中から消えていた。放知技板でも、堺のおっさんとmesさんが明快な引導渡し。

《自民党内野党は、今後ただの反対するためだけの小グループへさらに進む。》(堺のおっさん)
《彼は、まさに「政局」の政治家であって、「政策」の政治家ではない。》(mespesadoさん)

*   *   *   *   *

876 名前:堺のおっさん
2018/09/24 (Mon) 06:41:26
host:*.ocn.ne.jp   

・総裁選で議戦の場を奪った、
・総裁選で圧力をかけた、
・総裁選で恫喝した、
・総括的に言うと、安倍一強がすべて悪い、

とまあ、総裁選の論点がいつの間にやら「世論」ではすり替わった。
そのため来年の統一地方選と参議院選挙で自民党は厳しいだろうとの「予測」。
いつの間にやら…
来年の消費税をどうするのか
安倍総理は柔軟に対応する、かたや石破は絶対上げる。
憲法改正をどうするのか
安倍総理は2項に事実としての自衛隊を書き込む、
かたや石破は議論不十分なので憲法改正は時期尚早
こうした極めて重要な論点をマスコミと一緒になって
争点隠ししたのは石破だろうに。

参考までに、総裁選後のメディアのぶら下がりへの小泉発言を張っておきます。
https://l.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fwww.shinjiro.info%2F20180920_burasagari.pdf&h=AT19Qlvw6rNdT_TOCoFKHOfGP24uoEzbzclI3nS7NjbDaHLKnvcIjvWS-XSijkTW0tEvLX5DK4oSGL-oCVJRQumDN9jkAXAj3o4tNX8LUMLzyVRObAZFg9GKXJEDCNxfyO8T8gI7NU4tr5_X-dK0RDZJtUf3zj3ayh7yrcIafd6ZKwD7cr0EC-cAU_tRYlqNbbO9lheuPcjP3OuECAOBZ8aWMcn3KFd1s_HVOr2YC4hngD7DAWCmIqCQqx6eviRIFtaxyQ_2kRoCfho5ssKrDAPqQPWBmzkBnO0B9Ku2qKGq5v9fbE6grpisxi1nClE3yPVTx9XCsBKxnKpMDy1E5hAq0V3BqvOlGDa-GrFGjinfVgsu1soZS46iPbVBXPexXciYHKLvmIULNYQDTmcAfBtwWj786LpqIA

この最後に、総裁選の論戦で安倍総理がモリトモへの関与を認めたとのくだりが。
それに対する子ネズミの答えは、否定もせずに、みんながうそつき総理を担いでるのだからしようがない、と。
政策的なことは一言もなし。

自民党内野党は、今後ただの反対するためだけの小グループへさらに進む。
しかし、出ていく勇気もない。
こんな政治家に日本のかじ取りはできない。

877 名前:mespesado
2018/09/24 (Mon) 08:16:52
host:*.itscom.jp

>>876
 最後のFBの小泉進次郎へのインタビューを読みました。
  彼は、まさに「政局」の政治家であって、「政策」の政治家ではない。私が >>858 で書いたように、「安倍政権以前の政治家は“政策”について出る幕が無かったがゆえに“政局”に明け暮れるしかなかった」時代の政治家と同じ「古い」政治 家なんですね。このインタビューでますますはっきりしました。
 ですが、ことは小泉進次郎だけではない。ほとんどの政治家(これはポスト安倍候補によく名の挙がる政治家をすべて含む)がそうだ、ということを説明した田中秀臣さんの論考があります↓

財務省の「使い捨て議員」小泉進次郎はポスト安倍にはなれない
https://ironna.jp/article/3887

>  いわゆる「バブル崩壊」以降、経済停滞が続く中で、アベノミクスの
> ような発想は採用されてこなかった。多くは政府主導の「財政再建路線」
> と事実上のデフレの放置であった。政治家たちの多くの政策思想の中で、
> デフレ(あるいは不況)放置と「財政再建路線」は分かちがたく結ばれ
> ていた。
>  例えばかって小泉純一郎元首相は在任時に「景気が回復すると構造改
> 革ができなくなる」と明言した。あるいは筆者もラジオ番組で、某自民
> 党有力議員から「景気回復待ってると増税できなくなる」と直接聴いた
> ことがある。もちろんここのでの「増税」は消費増税のことである。
> 費増税は、財政再建路線の日本における中核的な手段である。手段でし
> かないのだが、実際には消費増税はしばしば自己目的化してもいる。

> 消費増税自体は民主党政権の負の産物だが、安倍政権がその実行を2014
> 年4月にしたことは事実であり、それは明瞭な「失政」だ。ところが興味
> 深いのは、この消費増税の「失政」は政治的なライバルたちにはほとん
> ど焦点があてられていない。むしろ与野党問わずに、アベノミクス批判
> は、消費増税や不安定な海外要因ではなく、アベノミクス(つまり中核
> の金融政策)自体の効果が乏しいか、あるいは悪しき副作用があるため
> に、いまの経済の低迷があると語られていることだ。これは主要メディ
> アや「市場関係者」(実際には数十名程度のアナリストを中心とした既
> 得権的な小集団)も同様の態度をとっている。ともかく消費税の悪影響
> をできるだけ無視するのが、安倍政権のライバルや批判者たちの発言パ
> ターンである。

>  ところで消費増税は誰が推進しているのだろうか? 経済政策は自然
> 現象ではないので「誰が」が存在する。簡単にいうと財務省以外にその
> 主体はありえない。さらにいえば財務省とそれをとりまく上記の「消費
> 税の悪影響を無視している」政治家、メディアや市場関係者たちも含む、
「財務省グループ」だ。しばしばその行動は倒閣的なものにつながるほ
> ど、日本ではすさまじいスーパー権力だ。

> 与野党問わずに、「ポスト安倍」と目される政治家や政治勢力は、財務
> 省の消費増税路線の妄執の奴隷でしかない。さきほど消費増税は財政再
> 建のための「手段」でしかないが、しばしば「手段が自己目的化」して
> いると書いた。まさに消費増税ありきの財務省脳的な政治家が日本の圧
> 倒的大多数である。むしろ財務省的な経済政策観をもたない政治家を数
> える方が容易だ。アベノミクス(の金融政策中心)的政策観をもつ国会
> 議員は、その数は二けたいかないだろう。

>  ちなみに自民党の中の「ポスト安倍」と目されている人たち―稲田朋
> 美防衛大臣、小泉進次郎衆議院議員、石破茂衆議院議員らーの過去の発
> 言をみれば、消費増税ありきの財政再建主義か、もしくは金融政策中心
> のデフレ脱却への懐疑や批判が明瞭である。稲田大臣は、先の再延期の
> 前には「消費税をまず1%引き上げる」案をだしたが、これも「なぜそ
> もそも消費増税を経済が低迷しているときにこだわるのか?」という疑
> 問に一切答えがない、消費税引き上げが自己目的化したものだ。また
> 泉議員はより深刻かもしれない。先の再延期のときの報道を読むかぎり
> では、消費増税先送りへの懐疑的な態度にくわえて、親譲りなのだろう
> か、ともかく経済的な倹約(社会保障の見直し)という視点しかない。
> むしろ消費増税は積極的に先送りすることで、経済成長を安定化させ、
> そこで財政再建(社会保障制度の積極的な拡充)も実現していくべきな
> のだろうが、その手の発想は過去の発言をみるかぎり希薄だ。石破議員
> は、デフレ脱却を金融政策中心で行うと高いインフレに帰結するなど副
> 作用の可能性を指摘してきた。いずれも財務省の消費増税路線やその背
> 景にある財政再建主義に親和的だ。とりあえず代表的な三者をあげたが、
> さきほど指摘したように他の政治家もごく少数を抜かして同じ考えだと
> 断言していい。

 もう、ほとんど絶望の域に達していますね。
 じゃあ“政局”より“政策”の議員はいないのか、というと、わずかながら、例えば安藤裕議員みたいな議員をちらほらと見かける程度。もう、このようなタイプの議員が増えてくるまで、総裁任期の延長を続けて安倍さんに続け
てもらうしかありませんね。
*   *   *   *   *
ちなみに安藤裕(ひろし)議員は、「小泉進次郎と若手議員20人」のひとりで、中でも重要な役割を担っていたのですが、その後退会して、今年の4月「日本の未来を考える勉強会」をつくっています。

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