めざせ100万円！南陽若者コンペティション

南陽市制50周年記念事業としての「めざせ100万円！南陽若者コンペティション」、昨年の6月以来6回のワークショップとトライアルイベントの成果を踏まえて、いよいよ今日が本番。シェルター南陽の小ホールで1時から4時30分まで3時間半、南陽の若い9グループのプレゼンとその審査があった。

昨年の市民大学以来関わりのあったキック＊オフによる『新しい菊文化を創り、離れがたい、忘れられない街へ』を応援したい思いもあってでかけたのだが、9グループそれぞれがんばってきた成果を見せてもらえた。アンケートが用意されていて「点数つけると何点？」に90点をつけてきた。満点でなかったのは、「突き抜け」感が感じれなかったこと。ついわれわれの30代前後の40年前と比較してしまうが、あの頃あった「体制打破」のエネルギーは、良くも悪くも今のその世代にはもう必要なくなっているんだなあという感慨も込めて、ないものねだりの－10点だったと思う。思い起こせば、「ぶつかる覚悟」「ぶち破る覚悟」をいつも持っていたのがあの頃だった。もうそういう時代ではない。今の方がきっといい時代・・・そう思った方がいい。

「50年後には、『菊』といったら南陽市、になるように」と締めたキック＊オフは、「着眼点」「具体性」「可能性」においていい線いっていたと思う。私の心を打つに十分な手ごたえがあったが結果は第3位（98点）。Zu-Zu-ズの『ズ―マルプロジェクト』が同点第3位。これまでお年寄りとの交流経験の乏しい若い人が意を決して高齢者層に入り込み、ソーセージ作り体験企画などを通していい関係を創っていく姿勢に好感、チームワークがいい。第2位（106点）が、おはよさまの『ばっちゃカフェ』は佐藤病院の職員グループ。このチームには休憩時間に、ばっちゃから習ったという干し柿の天ぷらとパイン入りきんとんを試食させてもらった。ばっちゃとの交流の映像も楽しかった。最優秀賞100万円獲得はTeam Next50の『先端技術体験教室～Create the Creativity』。順当な結果（109点）といえる。ただ、もう目前に来ている現実、あるいはもう実現している現実を知らない人に教えてあげるというレベルで、「突き抜けていない」もどかしさを感じる・・・。南陽から新しいものを生み出す、創出の気概のようなものを期待していたのかもしれない。それにしても、若いエネルギーがここまで結集なったのはたいしたものだ、と思う。これがこれからどう活きるか、期待したい。

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オープニングアトラクションは10年前の同企画最優秀賞のアルカディオンショー。（ここでも欠ける「突き抜け感」。音声録音演技の限界もあるが、楽屋落ちを脱皮しないと大人レベルでの共感は得られない。）

①ドレミファ・どーもっす『南陽！けいおん♪スイッチオン』

いちばん「突き抜ける」可能性を感じた。「やらせられる」のでない「やりたい」感。「企画の背景・思い」に「南陽市にはギターやベース、ドラムを習える音楽教室や楽器店がない。」とある。そのニーズ（切実感）からのスタートのせいか。「やらせたらきっとやる」家族チームに期待。

②Team Next50『先端技術体験教室～Create the Creativity』

なんといってもいちばんスマートだった。「パワースーツで高齢者もラクラク除雪」にインパクト。

③キック＊オフ『新しい菊文化を創り、離れがたい、忘れられない街へ』

がんばる姿をみてきただけに、ここまでよくやったと思う。菊をほんとうに「南陽の財産」になるようにしてほしい。着眼点、おおいに評価。いろんな人の協力を引き出したのもいい。

④full house『DIYでつくるドラえもんの広場』

高橋製材所空き地の活用に魅力と可能性を感じる。若いエネルギーの今後に期待。これから何かをやってくれそうな予感。

⑤Zu-Zu-ズ『ズ―マルプロジェクト』

「南陽市内の各地域を回りながら、集会所や公民館レベルでの限定した規模で料理教室や季節行事を展開し、地道に丁寧に人の輪を広げ、南陽市全体へと絆を深めていく。」　この文章から伝わる姿勢に好感。着実な歩みが望めそう。

⑥金山若者グループ『金山よ大志をいだけ!!』

南陽8地区の中で小学校がない唯一の地域金山地区。人口453人（140戸）。地域への思いだけから出発して発見したのがミニ四駆。地域挙げての期待と応援を受けての登場と見た。第4位の市長賞はよかった。今後の波及効果に期待。

⑦FORCUS『「わたこし」～私たち南陽に越してきました～』

南陽市への転入者755人（28年度）と聞いて、結構多いと驚いた。メンバー全員U・Iターン組。工夫のプレゼンだった。展示されていた「りっちゃん調査団新聞」がいい。

⑧おはよさまの『ばっちゃカフェ』

佐藤病院でリハビリ担当のチームで安定感抜群。企画提案シートも見事。プロ意識が伝わってくる。2位賞金15万円をどう活かしてくれるかに期待。

⑨チームすっかい『南陽をもっとみでけろずぅ』

「自分たちがインフルエンサ―（影響者）になる」。すでにSNSで活動中。↓

なんようすっかいくんhttps://twitter.com/sukkai_nanyousi

フットワークよさそう。神出鬼没で南陽市をかき回してほしい。

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復習のつもりでザっとした感想書いてみました。あらためて若い世代の頼もしさを感じました。明るい未来に自信を持ってチャレンジしていってほしい！

【追記　30.4.11】

山形新聞オピニオンに「NEXT 50」のリーダー菅原くん登場。「今回のコンペティションに参加した9チームは、新年度から、南陽市を盛り上げるべく一つの団体として協力・連携体制をとります。」！　期待したい。

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コメント 1

山形新聞オピニオンに「NEXT 50」のリーダー菅原くん登場。記事に追記しました。↑
by めい (2018-04-11 07:03)