笠間・二本松の菊まつり視察報告(1) 笠間の菊まつり(前) [菊まつり]
11月19日、茨城県笠間と福島県二本松の菊まつり視察に行ってきました。二本松は何度か行っているが笠間は行ったことがない、歴史のある笠間の菊まつりはぜひ見てみたい、商工観光課の企画にすぐ飛びつきました。
見事に晴れわたった最高の一日でした。7時集合、齊藤喜一さんを迎えに向うと、色づいた大銀杏が朝日に輝いています。お月さんと大銀杏のツーショットを撮ることができました。
東北道、磐越道、常磐道を経て水戸インターで高速を降りて20分、笠間までちょうど4時間でした。
笠間の町、店々に菊の鉢が飾られまさに町を挙げての「菊まつり」の雰囲気に圧倒されました。南陽でこの雰囲気を出すにはどうすればいいのか。笠間の賑わいが笠間稲荷を抜きに考えられないのと同様、宮内を会場にするとすれば、熊野大社を抜きには考えられないことは自明です。笠間稲荷への参拝客、上天気とはいえ、平日にしてこの賑わいはすごいです。
南陽菊花会の片平会長も一緒でした。「笠間と二本松、どっちの菊がいい?」と聞くと「笠間がいい。茨城には菊作りの上手な人がたくさんいる。」とのことでした。たしかに形のよさから醸し出される気品とボリューム感に圧倒されていました。ちなみに、↓は南陽の最高賞受賞菊です。
南陽の菊まつりは今年104回ですが、笠間の菊まつりは109回です。ただし、菊人形は南陽の大正元年に対して笠間は昭和23年の始まり。菊人形の始まりは南陽がずっと古いので「全国一の歴史を誇る」ことになるわけです。南陽の菊まつりの歴史については、「宮内歴史資料館 時代(とき)のわすれもの」の鈴木孝一さんから資料の多くを提供していただきながら「『南陽の菊まつり』百年」と題して4年前に書いています。(つづく)
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