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遠藤三郎中将の ”えっけばらない” 日中友好(5) [遠藤三郎]

遠藤三郎中将の ”えっけばらない” 日中友好(4)のコメント欄に書いたのですが、あらためて書くことにします。

以前、シベリアに抑留された方の話を聞いて記事を書いたことがあります。身近な方の戦争体験記二つ―「シベリア抑留記」と「満州からの逃避行」http://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2011-11-22です。大変だった話を聞くつもりが、ロシア人女性のやさしさを懐かしく語られたのです。バイクでユーラシア大陸横断のブログを読みはじめ、納得させられています。

飯山一郎さんがこう書いておられます。

   *   *   *   *   *

708 名前:飯山一郎

2015/09/05 (Sat) 03:03:52

 host:*.ocn.ne.jp

>>702 とらたろさん

今の日本人の大半は、隣国と隣国人に対する憎悪心しかなく、隣国の文化を学びつつ、
隣国と友好関係を結びながら共に発展していこう!という気概が完全に失せてます。

これは…、「分断して(仲悪くさせて)統治する」という米国戦争屋の巧妙な策謀に
日本の政治家・官僚・学者・マスコミが迎合し、協力してきた結果です。

ほんと、日本国民の大半は、完全に洗脳されちゃってますな。

ロシア、中国、韓国、北朝鮮ですらも、隣国の現実と真の姿を、今の日本人は完全に
見あやまっています。その余りの無知ぶりは、可哀想になるほどです。

おかげで私などが、隣国に行くと…、
「貴殿は、我が国の真実の姿・文化・風習をキチンと理解している日本人です!」と
大歓迎されます。

ほんと、可哀想ですね! 隣国を憎悪心でしか見られないシトってのは。心も財布も
頭の中身も…、みんな貧しいんでしょうね。きっと。

   *   *   *   *   *

日本人こそ洗脳されている、遠藤中将の文章を読みながら感じていたことでした。敗戦が日本人の心を捩じ曲げてしまった・・・だけでなく、さらに近代の始まりまでさかのぼって考えなけばならないのかもしれません。明治政府は、雲井龍雄のまっとうさを葬ってしまったのです。

まだ途中までですが、ユーラシア大陸横断のブログ、ロシアの人たちのやさしさに心洗われます。
http://ameblo.jp/r80gs/entry-12038467478.html 

この方、出発にあたってバイクにふりかけられたお清めの砂は、神道天行居の「土乃美多麻」でした。
土の美多麻t02200146_0800053213327551191.jpg

【2016.1.30追記】
 2015.7.31の山形新聞「気炎」に遠藤中将が取り上げられていました。その時の新聞ありましたので追記しておきます。

   *   *   *   *   *

元陸軍中将の主張



 福岡県小竹町に「兵士・庶民の戦争資料館」(武富智子館長)がある。開設したのは武富登巳男前館長(2002年に84歳で死去)。ビルマ(現ミャンマ恚戦線で航空偵察兵として従軍した。

 日本初の民間の戦争資料館として開館され、公立の施設と違い、個人の兵士と庶民の立場を強調する展示館をめざした。もともと倉庫だった場所を改造した資料館は、広いとは言えないが、所狭しと並ぶ展示物の一つ一つが絶妙のバランスで融合し、見学者に静かに語り掛けてくる。

 「憲法九条と遠藤三郎不戦の思想展」が毎年、憲法記念日に合わせて開催されている。17回目となる今年は、例年の2倍となる60点が展示された。

 遠藤三郎(1893〜1984年)とは旧小松町(現川西町)出身の陸軍中将。陸軍航空士官学校長などを歴任し、戦後は91歳で亡くなるまで護憲と反戦を訴えた。

 武富前館長は陸軍時代にインドネシアのジャワ島で遠藤と知り合い、交流する中で書簡や写真、資料などの寄贈を受けたことが開設のきっかけになったという。

 遠藤は参謀本部時代の1927年、ジュネーブでの海軍軍縮会議に参加している。終戦直前には軍部の本土決戦に反対した。ただ立場上、軍事指導の役割を果たし、その悔恨からか、「戦争は最大の罪悪であり、軍隊は危険な存在」と自伝で主張している。さらに日本国憲法を「無上の悦び」と評価し、護憲の姿勢を鮮明にした。

 武富氏の長男・慈海副館長は「集団的自衛権行使の容認へと国が動いている今こそ、『軍備亡国』を訴え、護憲を貫いた遠藤の不戦思想を学びたい」と話す。作家井上ひさし(川西町出身)の「一分の一」(講談社文庫)という小説に登場するサブーシャこと遠藤三郎は、この遠藤中将がモデルになっている。

(落合ひろし)


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めい

日本とロシアの急激な接近が始まりつつあります。
http://jp.sputniknews.com/business/20150904/849628.html

   *   *   *   *   *

日本 ロシアに対しドルに代り円での決済を提案 © Flickr/ Japanexperterna.se
経済
2015年09月04日 19:36(アップデート 2015年09月04日 20:47) 短縮
金曜日、国際協力銀行の前田 匡史(マエダ・タダシ)代表取締役は、東方経済フォーラムで発言し「日本は、ビジネス上のリスクを最低限に抑えるために、米ドルに代り日本円を決済の際に使うことを、ロシア側に提案している」と述べた。

前田代表取締役は、フォーラム枠内で行われた円卓会議「ロ日対話」で「我々は、ロシアの全てのパートナーに対し、追加外貨として日本円を用いる可能性を検討するよう提案している」と述べた。

一方ロシア対外経済銀行(VEB)のアンドレイ・サペリン第一副頭取は、同じ「ロ日対話」円卓会議の中で「そうした考え方がすでに検討されている」ことを示唆し「我々はすでに、自分のパートナー達と共に、第三者の影響から投資の安全を守れるような手段(インストルメント)を検討中だ」と明らかにした。
ロシア最高経済学院の日本専門家アンドレイ・フェスュン氏は「今のところこれは、小さなものに過ぎないが、円決済が用いられる、より本格的なプロジェクトに向けた大変重要な措置だ」とし、次のように指摘したー

「 日本の専門家らは、米ドルに代り日本円を決済で使うことを『何も特別の事はない、なぜならロシアではいつも、どこの銀行でもルーブルに変えることができるからだ』と言っている。ルーブルを国際空港でしか両替できない日本とは違う。ただこれにより最初の段階ですぐ、二国間の経済関係を大きく活性化できるとは思わない。ビジネスマンは現実主義者だからだ。

日本円での決済開始に、日本側は、ロシア極東での温室建設といった、あまり高額でないプロジェクトを利用するよう提案している。ロシアでエンジンをつくるマツダはまた別だ。このプロジェクトに関しては、日本側の態度は、今のところまだはっきりしていない。恐らくエンジンが、ロシアだけでなく世界中に供給されるからだろう。しかしどのような場合でも、日本円での決済は、極めて肯定的なものだ。なぜなら、ドル以外のあらゆる通貨による二国間決済への移行がもう全体的傾向になっているからだ。つまり徐々にドルは、支払基軸通貨としての位置を失いつつある。日本側が、東方経済フォーラムでカメラに向かって、この事を言った事は、注目に値する。これは、日本のビジネス界に一定の勇気を与えるものだ。」


by めい (2015-09-05 07:51) 

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