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「老後破産」への備え [としょり園]

928日放映のNHKスペシャル 老人漂流社会「老後破産の現実」が関心を集めています。3人へのインタビューを軸に構成された番組です。今朝たまたま約50分、メモを取りつつ見入ってしまいました。番組の最後は「決して他人事ではない現実です。」の言葉で締められていました。


NHK特集(老後破産の現実 他人事ではない)(NEVADAブログ) NHKスペシャル 老人漂流社会「老後破産の現実」
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/649.html


1.

東京港区のアパートで独り暮らしの男性83才。23年間勤めたビール会社を脱サラして飲食業を始めるも倒産。2ヶ月で20万円弱の年金。アパート代が月6万円。安いアパートに移ろうにも引っ越し資金がない。


ここ数日冷麦しか食べていません。食事の時間はひとり。訪ねてくる人もいません。緊急の事態に見舞われても、頼る人もいません。


かつて社交的だった田代さん、今の暮らしを知られたくないと人付き合いを避けるようになりました。


「金がなかったら、誰も見向きもしてくれませんよ。友達はいなくなるだろうし。ということは。接することが嫌ですよね。人に接するということがものすごく嫌ですよ。だからそういうものを避けなければならない、はじめから。そういうのがいちばんつらいですね。」


「まあやることやったんだから、早く死にてえなあ。まさか自殺するわけにはいかないしね、だけどほんとうに、早く死にたいというのがホンネですね。苦しみやいまの不安がなくなる、不安をなくすためには死んじゃった方がいいなあと思う。」


2.

秋田県湯沢市、84才の女性。15年前に夫を亡くし年金は月25千円。年金を払えない時期があったのでこの金額。狭心症で医療費も大きい。食費は毎月4千円以内。


西舘さんは先祖代々の田んぼを守りながらこの土地で暮らしていきたいと思っています。

「兄さんも死んだし、兄弟たちもみんな死んでしまって、どこにも頼るところがないから・・・あまり人さは頼っていられんめぇ。死にたいなぁって思う時はあるよ。死にだぐなったなて言う時もある。お金がねぐなったらどっから借りてくっとごもねえべ。だがら死にだぐなったど思う時もある。だげど死んでいられね。まだ田んぼあっがら。」


3.

東京北区、高齢者率50%のマンション地区に住み、介護サービスを受けねばならない女性83才。


頼りにしていた一人息子は、7年前に病気で突然亡くなりました。息子が生きていた頃、老後のことは心配したことがありませんでした。

「私なんか、老後のことなんて考えたこともないもの。その日になったらその日でいいや、なんとかなるだろうくらいで思っていたから。で、息子もいたから、なんとかやってくれるだろうぐらいに、思ってたんですよね。ところが息子の方が先に逝っちゃったでしょ。子供でもいるんなら長生きして孫のためにとか、子供のためにとかと言えるけど、誰もいないっていうのはほんとにさびしいよ。」

3万円の赤字。預金を取り崩してきて今残るのは40万円。

「介護を受けるのはお金がかかります。一生のうちどのくらいかかるかわからないけど、もうそんなに長生きはしたくない・・・と思ってまーす、私は。」

「一日の大半を一人きりですごします。ただ時間が過ぎてゆくだけでした。

「まあ、ほんと、年取ってて、何にもできないのに長生きしているのが申し訳ないなとは思うけど、でも、まだ長生きしてってみんな言ってるのかもしれないから・・・まぁ生きれるだけはがんばっていなけりゃあとは思うけどね。そのかわりみなさんにも心配かける、それは覚悟してるんだけどね。つらいよ、ねぇ。」


年金だけでは安心して老後を過ごせない独り暮らしの高齢者たちー―残された気力だけが頼りです。

老後破産、決して他人事ではない現実です。

 

それぞれ他人事でなく聞かされましたが、特に身につまされる思いで聞いたのが1.の「金がなかったら、誰も見向きもしてくれませんよ。友達はいなくなるだろうし。ということは。接することが嫌ですよね。人に接するということがものすごく嫌ですよ。だからそういうものを避けなければならない、はじめから。そういうのがいちばんつらいですね。」という言葉でした。男としてこの現実、この思いはよくわかる。

 

だいぶ以前、構想しつつ頓挫したままになっているのを思い起こしました。


収入のない高齢者が不安なく老後を過ごせるにはどうすればいいか

http://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2006-06-04でした。

 

結論として、

就労・生産機能を備えた総合的高齢者施設を考えていました。以下転載。(リンクは貼り直しました)

収入のない高齢者が不安なく老後を過ごせるにはどうすればいいか。この課題はこれからの日本にとって極めて切実な課題となるはずである。その課題解決に応えるものとして考えられるのが、働けるうちは働くことのできる高齢者施設である。

① 就労可能な高齢者と不可能な高齢者が共に生活できる環境をつくり、就労可能な高齢者が働けなくなっても同一区域内でそのまま生活をつづけることのできる複合施設を目指す。
・ 高齢者向け優良賃貸住宅 http://www.koujuuzai.or.jp/html/page07_02_02.html
・ ケアハウス http://www.homemate-s.com/useful/grounding/care/
・ 特別養護老人ホーム http://www3.nit.ac.jp/~matsuda/fukusi/TOKUYO.html
・ 老人保健施設http://leo.nit.ac.jp/~matsuda/fukusi/rouken.html
② 就労の場を区域内に確保する。
・ 入所者介護等も含む区域内労働。区域内で必要とされる作業はできるだけ入所者が行うこととする。
・ 区域内に生産の場を設けることで生産的収益の確保を図る。
・ 区域内労働の報酬については「地域通貨」的機能をもつ「区域内通貨」の導入を図る。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%B0%E8%C4%CC%B2%DF
・ 区域内通貨による入所中必要な経費決済を可能とする。区域内通貨に保険的貯蓄機能を付与することで、働けなくなった将来の経費決済に充てることも可能とする。
③ 法的・制度的な補助金・助成金及び融資の十全な活用

・ 高齢者福祉施設に対する補助制度の活用

高齢者福祉施設に対する助成制度の活用
・ 高齢者向け優良賃貸住宅制度の活用

・ 高齢者福祉系施設についての融資制度の活用

折も折、今日届いたメルマガるい NO.622 [2014.9.30が、 ◆◇ 地域共同体再生の萌芽 ◆◇で、《子育て支援、高齢者支援、空き店舗等を利用したカフェや図書室、 習い事教室、宅配ネットワークなど、地域でミニ事業を立ち上げ、 ネットワーク化する動きがどんどん広がりを見せています。》《このような動きは、地域共同体の再生に繋がってゆく可能性を 秘めていますね☆》とありました。

としょり園」というカテゴリーをつくることにしました。


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めい

全く新しい発想が必要な気がしています。いろんな模索が始るはずです。

《ボランティア精神だけで継続することは、もはやできません。
仕組みをきちんと整えなければ続けていくことはできないと思うのです。
営利とか非営利とかで線引きしている場合ではないと思うんですけどね。
協働のまちづくり。皆でやったほうが、ぜったいにい良いはずです。》

   *   *   *   *   *

“老後破産”の現実 [自宅事務所]
http://kurumekoken.blog.so-net.ne.jp/2014-09-28-1

本日21時からNHKで放送されていました「“老後破産”の現実」を見ました。

私は今、まさにこのTVに出てくるような方々のお世話もさせていただいております。

テレビの向こうのお話ではなく、現実に起きている進行形のお話なのです。

支援する側の我々も、ぎりぎりのところでやっているのです。
実際には2時間かかったとしても、ご本人には支払うことができないことがわかっているので、1時間だけしか付けません。
そうすると、単純に考えても時給は二分の一です。
もっと時間をかけたとしても、それが三分の一、四分の一になるだけなのです。

他の仕事をしたほうがましだということになってしまいます。

だから私は週2日のジョブトレをやることで、残りの週5日を目いっぱい支援する側としての活動にあてて、二分の一、三分の一になっても耐えられるようにせざるを得ないのです。

ボランティア精神でといえば聞こえはいいのですが、そこに時間を割けば割くほど自分自身が貧困に陥ってしまう。
高齢者だけでなく、高齢者を支える側をも巻き込んだ厳しい現実がすぐそこにあるのです。
ボランティア精神だけで継続することは、もはやできません。

仕組みをきちんと整えなければ続けていくことはできないと思うのです。
営利とか非営利とかで線引きしている場合ではないと思うんですけどね。
協働のまちづくり。
皆でやったほうが、ぜったいにい良いはずです。

by めい (2014-10-02 05:46) 

めい

《何と言っても友達をつくることだ思います。「おひとり様」の著者は、友達が10人いれば、おひとりさまが老後に病気になったとき、なんとかなると言っているそうです。》
この仕組みをつくること。

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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php;_ylt=A2RAEEfceCxUIVEA3iEY.vN7?page=1&qid=14136193904

質問者
life_challangerさん2014/9/2821:50:23
「NHKスペシャル老後破産」を観ていて死にたくなりました。
音響効果のせいもあるのか、死への衝動に駆られています。

今、自分は独身です。親も健康でなく長く無いと思います。

回答
liberte_eagaliteさん 2014/9/3015:14:31

わたしも、中年で独身です。親も高齢で、長くないのも同じです。ほんとに、自分のことも母のことも心配で、考えると、自殺したくなる気持ちもわからなくはないですよ。 ただ、あのNHKの番組にはとても感謝しています。老人漂流社会のシリーズの2回目でしたが、厳しい現実の問題をあそこまで、投げかけている番組はそうそうないと思います。でも、ほんとに自分自信の将来を考えると、どうしても、不安ばかりで、具体的な解決策がみつかりません。 でも、少なくとも、個人でできることは、できるだけ貯金して備えること、あと、自分の特技を極めて、高い収入が得られるようにする。そして、何と言っても友達をつくることだ思います。「おひとり様」の著者は、友達が10人いれば、おひとりさまが老後に病気になったとき、なんとかなると言っているそうです。
まあ、これはある程度お金があることが前提だと思いますが。。。でも孤独で、友達がいない老後はとてもつらいものと想像できますよね。10人とまではいかなくても、5,6人の親しい友達がいると心強いと思います。それは、少し時間がかかるかもしれませんが、老後までは何年もあるから、大丈夫ですよ。お金に関しても、自分でなんとか、貯金するなりしましょう。

最後に、この問題は、個人ですべて解決できることではないはずです。政府がもっと社会保障や福祉に予算をつけるべきです。いまは、年々、福祉が切り捨てられていますよ。それなのに、消費税は10%に上げると言っています。このような現実を変えていくことを考えるのも、市民の責任だと思います。

by めい (2014-10-02 07:04) 

めい

こういうのもいい。大人のための保育所。

   *   *   *   *   *

ニューヨークのブルックリン区に、珍しい保育所が開設された。ここに通うのは、小さな男の子や女の子ではなく、立派な大人たちだ。
http://jp.sputniknews.com/us/20150323/77674.html

珍しい保育所を創設した女性によると、大人たちはわずかな時間だけでも「インナーチャイルド」を解放するために通っているという。人生に真面目に取り組むことを少しやめたり、自信を強めたりすることを望む人たちもいれば、単に楽しく時間を過ごすことを夢見て通う人たちもいる。タス通信が伝えた。

なお、保育所に通っているのは今のところ6人しかいない。彼らの職業は、弁護士、プログラマー、作家などだ。「授業」が行われるのは週に1回。「子供たち」は、遊んだり、絵を描いたり、粘土遊びをするほか、遠足に行くことある。また大人のための保育所には、おやつの時間とお昼寝の時間もある。また保護者会もあり、自分たちが選んだ大人2人を連れていなかければならない。

「保育費」は決して安くはない。支払能力に応じて、333ドル以上999ドル以下の範囲で任意の金額を支払う。

by めい (2015-03-24 05:46) 

めい

《工夫一つで生き抜ける余白が残っているだけ、現状の日本には救いがある。50年後は、このような工夫の余白は残っていない。今から、サバイバル研究に力点がある学問分野が出てきてほしいものだ。》
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/3089df1ba50a87106951449afa689ee7 世相を斬る あいば達也

うなづきながら読んできて、最後の結論です。重要です。

   *   *   *   *   *

●老後の不足資金3000万の嘘 漂流老人時代を生き抜く心構え

今夜は軽く、老後の心配をしてみようと思う。巷では言われている“必要老後資金”「3000万円」は無職の年金生活者夫婦を基準にしている。結局、現状の日本の平均的社会保障収入と無職の夫婦世帯の生活支出との差額(不足分)と平均余命年数からはじき出した、平均的予測不足資金が統計的に算出されている。国民年金の家庭と厚生年金の家庭では収入はおのずと違う。厚生年金も、満額の年数働いていたかどうかで異なる。企業年金や共済年金があるかないかでも違う。持ち家なのか、借り家なのかも、大きな違いだ。

老後に金のかかる病気に罹患するかどうか、常に健康的な不安があるかどうかでも違う。贅沢な老後を夢見るか、質素倹約を愉しむ生活をするかどうかでも違う。ヤケクソで、入ってきたなりの生活で生き抜く決意の人もいるので、この平均的夫婦の老後資金云々と云う話は、あまり意味をなさないじゃないかと思う。一番頭が痛いのは、衣食住で考えた場合、住居はかなり固定的な部分がある。雨風寒さを凌ぐことが出来ない事は、速攻で漂流老人への道が待っているので、この点は避けたいものだ。住居費には水道光熱費も含んでおかないと意味がないことも忘れないことである。

衣なんてものは、65歳までに生きてきた間に貯めこんだ服をとっかえひっかえ着ればいいのだから、気分的なことを除けば、何とでもなる。食に関しては、大量に食べないと生きていけない人は、それなりの準備が必要だが、小食で良ければ、高級品を食べない限り、どうにかなる。粗食で健康を害することくらいは、それは覚悟の問題だろう。大食で身体を壊す方が可能性大なので、粗食小食は、老後においては善でさえある(笑)。大食漢な人は、質を落として空腹を満たすしかないが、因果応報だと諦めるしかない。まあ、戦時中に生きていた人々の食生活の資料など見れば判るが、粗食で人が健康を害する可能性は、実は低いと思われる。

相当に乱暴な話だが、実行する気力と知恵の問題で、収入に見合った支出生活は一定範囲、現状では可能と考えるのが妥当だろう。現在の年金生活者夫婦の収入の平均は20万円で、支出が24万円だそうなので、単純に引き算すると、月額4万円不足なのだそうだ。年間で48万円不足、10年で480万、20年くらい生きるとして、1000万円弱が不足となる。計算上は、不足分は20年間85歳まで生きるとして1000万円足りないってことになる。この1000万円にも問題があるが、その前に、1000万不足が、どうして3000万不足になったのかの方が知りたい。

色々と見聞きしてみると、月60万収入の生活をしていた人間が、いきなり月額24万円生活は出来ないという話から、尾ひれ端切れが追加されて、3000万に膨れ上がった。日本の補正予算にそっくりだ(笑)。銭もないのに、贅沢から抜けられない人間の心配など、まったくの無用の長物である。そんなアホのための生活設計など提案する金融機関生保損保等々が異常なのである。ふり込め詐欺に、あれだけの人間が引っかかる罪の一端は、こういう言説を主論と展開させた政府の責任でもある。

人には、使っていない、サバイバルの思考経路が残っている筈だ。その休息中の、生きるための知恵を働かせる機能を呼び戻す訓練の方が、実際は正しいのだと思う。戦前、戦中、日本人は何を食べ、どう工夫して生きてきたのか。いま、日本で自給自足する方法には、どのような生き方が残されているか。そういう学問分野はないようだが、本気で考えても良さそうな気がする。歴史を修正する暇があるなら、サバイバル教育にもっと熱心になった方が利巧な気がする。

個人的なことだが、筆者は事実、自給自足への道は準備段階に入っている。無論、米まで作る気はないが、イモ類から葉物類までは一応作れる。魚の干物くらいは作れる。美味しいか不味いいか、そんな贅沢は言ってられない。食えればイイじゃないか。かりそめにも、腹が一杯になれば、それで良い。不用意に買う金がないからするのではなく、あっても、そういう生活をエンジョイする精神的贅沢の道を探そうと思えば探せる。金の不足を埋める道は、まだまだ忘れているだけで、有る。

東京のど真ん中の家を売って、地方に住む手もある。グラム1000円の肉から絶縁して、大豆で補うことも可能だ。芋料理のカテゴリーを増やす愉しみもある、安い素材を美味しく騙し味で食べる方法もあるだろう。テレビもいらない、新聞なぞもっと要らない。スマホも携帯もいらない。パソコンとネット環境だけは必要かな?(笑)。好き勝手なことを書き殴っているが、日本人の食は、特に間違っている。

貝原益軒も間違っているが、ミシュランガイドやグルメ本も間違いだ。食い残しも間違いだ。寿司の食べ放題も身体に悪いだけなんだよな。バイキングなんてのは最低中の最低だよ。本はブックオフで我慢できる。青空文庫でも、充分。読みきれるものではない。結局、俺たちは、相当数のゴミの中で生きている気もしてくる。すべてを、削ぎ落す感覚が必要なのだろう。最近はやりの断捨離は、あれは逆に金が掛かる。美しく見せようとしている。不潔でない生活の範囲で充分。そして、絶対に余計なものを欲しがらない。欲しい時は、生活収入と別に収入があった時のみ、その欲望を満たせば宜しい。

一つだけ、筆者が気にしているのが、世代間格差に対する、怨嗟の感情と、蔑みの感情のぶつかり合いだ。これは、一種のヘイトな感情の爆発なのだが、日本の国内問題としては、イスラム国のテロの標的リスクよりも可能性が高いのではと云う危惧である。特に、65~75歳に人々の中には、広範囲で、若者世代への蔑み意識があり、日常的に我が物顔で生きる強者の行動原理がある。筆者の知る限りでは、一例だが、20~40代の若い世代の男子に代わり、一時の恋人気取りな振舞いで顰蹙を買っている隠れた怨嗟がある。そのような振舞いをしておきながら、その若い世代の男たちを蔑んでいる傾向がある。

世代間格差による、闘争など思いも浮かばないだろうが、若い世代の中に、世代的な良いとこ取りしている世代層があることは肌で感じている。これは統計上も証明可能だろう。その上にだ、65~75歳世代を中心とする世代層には、そこそこ豊かな年金保障があり、企業年金なども有効に作用している。多くの場合、その親である85~100歳の親から金融資産と不動産の継承が起きている事も多く、相当にリッチな不労所得者層に見える傾向があり、本人たちは元気に振る舞っているだけなのだが、若い世代から見ると、我が物顔で世間を闊歩している暴力世代に見える点だ。この問題は、現時点で明確な社会問題化にはなっていないようだが、いずれ火を噴き、ヘイトな闘争になるリスクは気がかりだ。

金銭的に豊かだとして、悪くはないが、その使い道が、唯我独尊で目立つことは、気をつけたいものである。おそらく、この65~75歳層の人々は、決意次第で、多くの問題は解決する。無論、絶対的基礎条件を満たさない人々も存在するのだろうが、その人たちには、ギリギリ生きていける衣食住を、国は福祉的に考えるべき。現在の福祉体制は利権構造が複雑すぎて、官僚や福祉企業、関連者の食いものになっている。それこそ政治マターに近いのだが、これを直せないのが、民主主義や自由主義や中央集権制の大きな悩みなのだろう。まあ、それでも、工夫一つで生き抜ける余白が残っているだけ、現状の日本には救いがある。50年後は、このような工夫の余白は残っていない。今から、サバイバル研究に力点がある学問分野が出てきてほしいものだ。月額18万で夫婦が暮らす知恵袋学みたいなものが……。今夜は、気分次第で書いたので、異論がかなり出てきそうだ(笑)


by めい (2016-01-04 07:12) 

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