宮内七夕の復興(5) 新装復活「宮内七夕祭」 [熊野大社]
新装復活「宮内七夕祭」
両翼に神社所蔵の二体を配し、拝殿向拝階部に神宝御獅子様を中央に二段に並べられた。所蔵者の名札も添えられた。四十体居並ぶ様は壮観だった。
境内には石段から「七夕祭」の幟と共に、市内の幼稚園児、宮内小学校児童から寄せられた短冊で飾った斎竹が立てられ、日没が近づくと、石段石畳に沿って足元に並べられた竹筒の灯明が灯された。
六時を過ぎて人が集まり出す。子供と一緒の人も多い。御獅子を出された方々は多く家族連れだ。
ほとんど日も落ちた午後七時、神主たちによって雅楽が奏でられ拝殿前での御神事が始まった。御獅子たちに対して太々神楽豊栄舞も奉納された。盛大な御神事で神社の意気込みの程が見て取れた。御神事の後、宮司がマイクを握って宮内七夕復興の意義について熱く語った。
終わって神社から子供たちに菓子が配られ、おとなには御神酒がふるまわれた。参列者の間では、何年も暗いところで眠らされっぱなしだった御獅子を晴れの場に出させていただく機会が与えられたことへの感謝の言葉があちこちで聞かれた。
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