「思想」について [新しい歴史教科書をつくる会]
藤岡先生がブログに「家族への侮辱は許せない」と書かれたことで、「思想」とは何かについて考えさせられた。次のコメントを寄せた。
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藤岡先生
あるいは私が言わずもがなのことを言ったばかりにというつらい気持ちで読みました。申し訳ありません。ただ、このたびお書きいただいたことで、私が先生の岳父にあたられる方のご実家当主に、何も知らずにつくる会への賛同者になっていただくべくお願いに行った時、その方が先生とのご関係を明かされる前にそれとなく先生への評価を私にたずねられたときの奥歯にものの挟まった感じのご様子、また、先生が山形にお出での折、喜んでいただけると思っての私の報告への先生のそっけない対応など、私なりの当時の腑に落ちなさがあらためて理解できたような気がします。それにしても、個別的人間関係を超えたところでの社会的関係による個別的人間関係への反作用、いわば思想に内在する業(ごう)は、ひとたび「思想」などというものにかぶれてしまった人間にとっては諦めて引き受けざるをえない業なのではないでしょうか。
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「それにしても」以下は自戒を込めて書いたつもりである。
「思想」とは、「個人的人間関係を超えた社会的関係までも含めた中での自己の位置選択である」というのが当面の答えか。
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