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ターニングポイントとしての9.11 [日本の独立]

9.11当時、何を考えていたかを振り返っています。正気煥発板の膨大な議論からピックアップしてみました。

(転載はじめ)

投稿時間:2001/09/12(Wed) 08:46
投稿者名:管理人
タイトル:日本の役割の重大さ

昨晩10時から、ほとんどテレビに釘付けでした。

亡くなった多くの方々に哀悼の意を表しつつ、また負傷された方々の回復を祈りつつ、いったいわれわれはどう受け止めればいいのか。

>我々がなぜそれを行なったかを尋ねるな。彼らの政府が何をすることによって、我々自身を守らざるをえなくしたのかを尋ねよ

仕掛け側首謀者と目されるオサマ・ビン・ラディンのインタビュー記事の結語です。http://hanran.tripod.com/terro/osamabinladin/abc980609.html

いくつか引用しておきます。

 

 >我々は、イスラム教徒、イスラム教徒の子供と女性を悪から遠ざけておくために、このような処罰を用いなければならない。アメリカの歴史は、民間人と軍人を区別していないし、女性と子供すら区別していない。長崎などへの爆弾を使った連中なのだ。これらの爆弾は子供と軍の区別をつけることができるだろうか? アメリカは、すべての人々を破壊することを防ぐような宗教を持っていないのである。 

>預言者に祝福あれ、彼によって約束されたアメリカ人とユダヤ人に対するアラーの勝利と我々の勝利を、我々は確かなものにしている。「審判の日は、イスラム教徒がユダヤ人と戦うまで来ないであろう。ユダヤ人は木と石の影に隠れ、木と石は告げて語る、『イスラム教徒よ、私の後ろにユダヤ人が来て彼を殺した』と」。
 
>アメリカ国民は、指導者の地位を売国的な指導者に委ねた、と言いたい。これは、クリントン政権で特にひじょうに明らかになっている。アメリカ政府は、アメリカの内部のイスラエル勢力を示すエージェントであると考えている。国防総省や国務省のように現在の政府の機密省庁や、CIAその他の機密治安機関を見れば、我々はユダヤ人がアメリカ政府で第一の発言権を持っており、それこそ彼らがアメリカを使って世界、特にイスラム世界での計画を遂行する方法なのである。

>聖地にアメリカ人がいることは、ユダヤ人を支援し、ユダヤ人の背後を安全にすることになる。数百万人のアメリカ人が路上生活者で、生活水準以下、貧困ライン以下で生活しているこの時代、イスラエルが我々の土地を占領して聖地に植民地を建設するのを助けるようにアメリカが向かっていることがわかる。

>アメリカ政府は、ユダヤ人の利益のために、サウジアラビアにいるアメリカ人の生命を見捨てている。ユダヤ人は聖なる書コーランの中でアラーが、ウソと殺害によって預言者を攻撃した人々、マリアを攻撃して大罪によって彼女を告発した人々であると示しておられる。彼らは、アラーの預言者を殺した人々だ――彼らは殺し、犯し、人類から盗まないだろうか?

>彼らは、全人類は自分たちが使うために創造されたと信じており、アメリカ人は最も使い勝手のいい創造物であると思っている。アメリカ政府は、アメリカを破壊に導き、アメリカは次の10年間にも超大国であると信じて疑わない者たちもいる。

>だから、一国民としてのアメリカ人に告げる。兵士の母たちに、一般のアメリカの母親たちに告げる。自らの命と、子供たちの命を大切に思うなら、国益を求め、ユダヤの利益を求めるのではない愛国的な政府を見つけよ。

昨日、アル中流・乱暴さんが、国立墓地計画について「日本の息吹き」(日本会議)から引用しつつ、

>長谷川(三千子) 中国の場合は政治的理性が全部なくって、ただ、建前としての共産主義というイデオロギーは残っている。日本の場合は、そのイデオロギーすらない。となればよりグロテスクな混沌とした社会になってしまうおそれがあります。
>
>日本人の多くがサヨクっぽいメディアに振り回されることなく、本気で日本の国のことを考える日の来ることを願わずにはいられません。

と書かれたのを読んで、あらためて考えさせられていたところでした。

仕掛け側の射程は、われわれの価値と見なしていたものの根底まで届いているように思えます。「日本の役割」の重大さを思わずにはいられません。

と、とりあえずは、言っておきます。

投稿時間:2001/09/14(Fri) 07:55
投稿者名:管理人
タイトル:戦前の日本だったら・・・

≪アメリカは、自らに課した世界的役割を果たす備えがとりわけ貧弱である。アメリカの国民的な信念である教条的な楽観主義は、アメリカ社会のあらゆる公的なレベルにあふれている。この楽観主義はこの国が一八六五年以来、全般的な繁栄と国家としての孤立の故に築き、維持することが可能だった。この偶然の条件の下で、アメリカ合衆国は今日、強力な楽観的錬金術によって、ユダヤ教の預言者的悲観主義と、キリスト教の禁欲主義の命令、謙遜、自己犠牲的な慈善とを、ブルジョワのセンチメンタルで下品な慰めに変える社会となった。このような現象は、人類全体の制度や行動の根本的な改革の可能性、それも差し迫った可能性、を想定するアメリカの世界政策と全面的に関係している。これらの現象は、アメリカ文明が、西欧の歴史と近代政治の主要な経験からは、引き続きそしていまだに打ち破りがたく孤立していることの証拠である。それらは、人間の悲劇と荒廃、あるいは非合理性と邪悪さの認識からアメリカが国として隔離されていることを示している。あるいはもっと深いレベルでは、アメリカがそれらを隠蔽していることを示している。≫
エドマンド・ステイルマン、ウィリアム・ファフ

『グローバリズムという妄想』(ジョン・グレイ著 日本経済新聞社)第五章「アメリカとグローバル資本主義のユートピア」の冒頭に掲げてあった言葉です。

アメリカ国民の90%が戦争状態と認識している中で、ブッシュ大統領は「自由と民主主義」の大義の旗を振りかざしながら、一挙に最高レベルの軍備増強に向けて踏み出すことを今朝のNHKニュースは伝えていました。

11日の夜、世界貿易センターの二つのビルが崩落してゆくまでの様を見つめながら、「戦争になるんだろうか」との息子の問いかけに、「アメリカ国内の不満を爆発させようとしているのかもしれない」と答えていました。誤報だったのですが、その時は旅客機11機がハイジャックされていたことになっていました。
それだけのハイジャックを一挙に成功させるには、内応するかなりの勢力がアメリカ国内に存在するに違いないと思えました。ちょうどその日、アメリカ国内の囚人が200万人に達しているとの記事を何かで読んでいたせいもあります。ビルの崩落は、経済中心に打ち立てられた秩序の崩落と重なり合っているように思えました。

しかし、それは杞憂だったようです。このたびの大規模なテロは、「自由と民主主義」を旗印に支えられた秩序を守るための軍事力増強へ向けて、絶好のきっかけを提供してくれることになったようです。

現在の日本の立場からして、この流れを大筋容認し支持してゆかざるをえないのは当然でしょう。しかし、なんとかそこに日本としての独自な立場の表明はできないものなのかと痛切に思ってしまいます。一昨日の「日本の役割の重大さ」という見出しにはそういう思いをこめたつもりです。

200万人もの囚人を代償としたアメリカの「自由と民主主義」とは、所詮≪人間の悲劇と荒廃、あるいは非合理性と邪悪さの認識からアメリカが国として隔離されていることを示している。あるいはもっと深いレベルでは、アメリカがそれらを隠蔽していることを示している。≫ものでしかないのではないか。アメリカとは2桁も歴史のレベルがちがう日本がそれに唯々諾々追従して行ってよいはずがない。日本の立場を、わが国の歴史をふまえて明確にすべき秋(とき)なのではないか。それは、「新しい歴史教科書」を提起したわれわれの使命感にも通じます。

戦前の日本だったらどう言い、どう行動しただろうか。

投稿時間:2001/09/15(Sat) 12:04
投稿者名:管理人
タイトル:日本独自の役割の可能性

≪日本がいまやるべきことはアメリカを脱出することでない。かの地に踏みとどまり、自由と民主主義を守るためにテロと戦う友人の肩を抱き、慰め、励ますことではないか。≫(9月13日「産経抄」)

「産経抄」には納得させられることが多いのに、ここのところでひっかかった。
ちょっと待てよ。テロとは戦わねばならないとして、それは、「自由と民主主義」を守るためなのだろうか。

 ≪「民主主義」が戦争スローガンだった、などと聞くと意外と思われる方もあ るかも知れませんが、実は、これほどしばしば戦争スローガンとして活躍した言葉は少ないと言ってもよいほどなのです。古代アテネにおいて、また近代の アメリカ独立戦争、フランス革命その他の内戦、戦乱において、この言葉はおおいに「国民を戦闘に駆り立てる役割」をはたしてきました。
 ことに第一次世界大戦は、この言葉が本格的な戦争スローガンとして使われる ことになった最初だったと言ってよいでしょう。よく言われるとおり、この第一次大戦という戦争は「だれも欲しなかった戦争」という性格を帯びた戦争で、 それだけにかえって、戦争スローガンが重要な役割をはたしたとも言えるので す。もともと、いかなる必要があって始めたのでもない戦争であっても、現に戦争が始まってしまえば、全力で戦うほかはありません。しかも、そこでは兵士たちが次々と万単位で殺されてゆく――そういう修羅場に国民を送り込むのに、「大義」抜きでやってゆけるものではありません。そこで選ばれたのが「民主主義」というスローガンだったわけです。これは、英仏両国の内側から出てきた大義というよりは (ことにフランスでは、当時「民主主義」という言葉は、あの六十万人の内戦による死者を出した百年前の記憶がつきまとっていて、たいへんイメージの悪い言葉だったといいます)「民主主義」を国是とするアメリカを味方にひき込むためだったと言ってよい。しかし、事情は何であれ、連合国側は「民主主義」のスローガンを掲げて戦うことになりました。つまり、「民主主義」は「だれも欲しなかった戦争」のなかで、次々と国民を戦場に駆り立て、むごたらしい死へと至らしめるうえで「大きな役割を果たした」というわけです。しかし、それにしては、この「民主主義」なる戦争スローガンは「皇国史観」のように危険視されるどころか、もっとも輝かしいスローガンとして二十世紀に君臨してきました。これは何故なのか?――ふり返ってみれば簡単なことなので、第一次大戦、第二次大戦、そして冷戦と、二十世紀の大きな戦いで、こ の戦争スローガンは連戦連勝をとげてきた、ただそれだけのことなのです。あまりにも単純、お粗末にすぎる、と思われるかもしれませんが、古今東西を問わず、世の人々の「思想」に対する姿勢というものは、いつでもおおむねこの程度のものなのです。勝った者たちの言葉は、議論の余地なくよい言葉とされ、ひるがえって負けた者たちの言葉は、これまた議論の余地なく悪い言葉として斥けられる、これが戦争というものの掟なのです。≫
(長谷川三千子http://www.geocities.co.jp/NeverLand/8947/10000.htm

そもそも「自由と民主主義」とは、大東亜戦争における敵側の戦争スローガンなのではなかったか。
かりに今、この状態が日本も巻き込まれる戦争にまで至ったとして、「自由と民主主義のために」自分は命を投げ出すことができるか。はっきり言って、答えは「否」と言わざるを得ない。そんなわけで、それ以降の産経の論調にはとてもついてゆけない。日本という国を安売りして欲しくない。

正直言って、11日の夜テレビを見ていて、「自由と民主主義の危機」など露ほども考えなかった。ずっと思っていたのは、「人の命」というものがこんなにも簡単に消費されてゆくものか、ということだった。その時点ではまさか、奇襲を知らされなかったばかりに真珠湾でみすみす命を落としたアメリカの軍人達と、この日の犠牲者の方々とはだぶってはいなかった。

ところが翌日になってみると、ネット上のあちこちで真珠湾との共通性、すなわち「全て知っていた上のこと」ではなかったか、ということが指摘され出している。そうこうしているうち、5兆円にも及ぶ軍事支出が難なく議会通過、さらに湾岸戦争以来の3.5万人予備役召集の手際よさ、不景気や失業が吹き飛んでパッと明るくなるような感じ。世の中というものが何を原理に動いているか、否応なしに納得させられてしまう。

経済的には日本もこうした秩序の中にすっぽりくみこまれてしまっている。だからと言って、このままズルズルでいいのか。


投稿時間:2001/09/16(Sun) 08:18
投稿者名:管理人
タイトル:日本の歴史に自信を持つこと

> アメリカのテロ事件は既に”終わった殺戮”であり、アメリカの決意した”報復”は、これから> 行われる殺戮です。我が国はその”醜く汚れる作業”を支持する訳ですが、これは避けられない。
>  ”無差別テロ”を放置しておけば、世界秩序が崩壊し、人間社会はぐちゃぐちゃとなり、
> 人類最終戦争へと拡大転落するかも知れません。

秩序を支えるのは「タテマエ」です。日本も、「自由と民主主義」がタテマエの「世界秩序」の中に組み込まれて、われわれの日々の暮らしが成り立っていることを認めないわけにはいきません。われわれは、日本の現実の行く末について、選挙で選んだ政治家に委ねている訳で、その政治家たちの判断には基本的に従わねばなりません。そのことでまた秩序も保たれます。ここの所をきちんと教え、身につけさせることが「公教育」のいちばん大事なところであるはずです。

われわれの経済生活のかなりの部分は「世界秩序」に組み込まれてしまっているのかもしれませんが、決してまるまるそうなのではありません。ましてわれわれの感覚、思いのレベルでは、「自由と民主主義」というタテマエはまだまだ遠いタテマエに思えたのですが、そういえば、敵のスローガンだったわけです。

日本には日本のタテマエがあるのです。それがズタズタにされてしまったのが戦後の日本です。その現実に目を閉ざしたまま、外来のタテマエに引きずられてズルズル泥沼に入り込んでゆくのは耐えられないな、というのが今の思いです。

>  小泉総理が語っていましたが、「敵はテロリストであって、アラブでは無い。」
> 日本の役割は”アラブ対キリスト世界”という悲劇の構図を阻止する事ではないでしょうか?

本当のところ、テロリストが誰であったのか、湾岸戦争の例を考え合わせても、性急な結論は出せません。しかしいずれにしても「”アラブ対ユダヤ世界”の悲劇の構図」の外に位置を取りつづけること、自信を持ってそうすることに日本の役割があるように思えます。そのためには、日本の歴史に自信を持たねばなりません。

投稿時間:2001/09/17(Mon) 07:32
投稿者名:管理人
タイトル:日本の日本たる所以

昨日、岡田幹彦先生の「吉田松陰」講演会に行ってきました。150名の会場がぎっしり。若い方も目立ちました。

「尊皇攘夷」を契機づけた、安政5年、井伊直弼異勅による日米修好通商条約締結に際しての松陰決死の憂国の言の数々、今の日本へとぴったり重ね合わさって、訥々とした中に至誠溢れる語り口にいつしか会場全体が引き込まれてゆくのを感じました。

>  戦後になってズタズタにされた”日本のタテマエ”とは、たとえばどの様な事でしょう?

明確です。昨日いただいた資料から引用させていただくことにします。
出典は「松陰全集」とのことです。

≪凡そ皇国に生れては、宜しく吾が宇内に尊き所以を知るべし。蓋し皇朝は万葉一統にして、邦国の士夫世々禄位を襲ぐ。人君民を養いて、以て祖業を続ぎたまい、臣民君に忠して、以て父志を継ぐ。君臣一体、忠孝一致、ただ、吾が国を然りと為す。≫

≪天照の神勅に「日嗣の隆えまさんこと、(まさに)天壌と窮りなかるべし」とこれあり候所、神勅相違なければ日本は未だ亡びず。日本未だ亡びざれば正気重ねて発生の時は必ずあるなり。只今の時勢に頓着するは神勅を疑うの罪軽からざるなり。
 皇神の誓ひおきたる国なれば正しき道のいかで絶ゆべき 道守る人も時には埋もれどもみちしたえねばあらはれもせめ ≫

【※ 天照大御神 天孫降臨の神勅
    豊葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂国(みずほのくに)は、
    これ吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。
    宜しく爾皇孫(なんじすめみま)、就(ゆ)きて治(し)らせ、
    さきくませ、宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさんこと、
    まさに天壌(あめつち)と窮(きわま)りなかるべし     】

岡田先生は、西尾幹二・中西輝政両先生の対談本「日本文明の主張」の中の中西先生の言葉「万世一系の天皇をいただいているのが日本の日本たるゆえん」を引用しつつ、「ついこの前までこういうことを言うと極右扱いを受けたものだった。それが今や国立大の先生が堂々と本で言えるようになっている。建国以来の日本の日本たる所以、天皇がなくなれば日本はバラバラになってしまう。中国の李鵬首相が『20年後には日本は無くなっているだろう』と言ってから5年が経った。どんどんそういう方向に進んでいる。今こそなんとか、日本の日本たる所以に気付いて欲しい」と、松陰の決死の言葉に託して訴えられました。

岡田先生は、「明治維新の真の功労者で生き残ったのは西郷隆盛と勝海舟の二人だけ。他は皆志半ばで早逝した。そこからしてもいかに明治維新が困難であったかがわかる。次の松陰の言葉に、当時の絶体絶命の危機意識が込められている。この松陰の危機意識を理解することができるかどうかが明治維新理解の鍵」として引用された言葉を書いておきます。

≪天下の人々、皆死をおそれ候より事ここに至り候。何となれば征夷(大将軍)死をおそれ候ゆえ、違勅して虜に和し候。諸侯死をおそれ候ゆえ、違勅して幕に阿り候。……只今吾が輩のみ死をおそれざるゆえ、政府へ抗論致し。……元来、皇太神の神勅無になり候ことをお嘆き思召せばこそ、主上(孝明天皇)の御苦労遊ばれ候事にて、その御苦労を体し候えばこそ、吾が輩かくまで精神をてらし候ことに候。……日嗣の隆えまさんこと天壌と窮りなしと申すは神勅なり。只今幕府の処置にては日嗣の滅亡に至るなり。天子様ここにお気が付き候。恐れながら吾吾もここに気が付き候。≫

松陰の遺志は久坂玄瑞と高杉晋作によって確実に引き継がれました。その決め手となったのが次の言葉でした。

≪小生死に候えばこの四人(久坂、高杉、入江、久保)、必ず志定まるべし。小生未だ死なざれば、この四人いまだ因循を免れず候。≫

凄いです。

ここまで読まれて異和を感じられた方、長谷川三千子先生の「皇国史観とは何か」をぜひお読みください。
http://www.geocities.co.jp/NeverLand/8947/10000.htm

(転載おわり)

まだつづきます。

 


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めい

9.11はじめ、「画策された事件で作り出された偽りの現実の中で生きている」アメリカ人、それを成さしめている大手マスコミの現実が指摘されています。日本人も同じ環境下です。昔の記事を思い出し、ここにメモしておきます。

   *   *   *   *   *

マスコミに載らない海外記事
2016年2月27日 (土)

アメリカ人は画策された事件で作り出された偽りの現実の中で生きているのだろうか?

Paul Craig Roberts
2016年2月24日

自覚して、思考力のある人々の大半は、いわゆる“大手マスコミ”に見切りをつけている。“サダム・フセインの大量破壊兵器”、“イランの核兵器”、“アサドの化学兵器使用”“ロシアのウクライナ侵略”等々、ワシントンがウソをつくのを助けることで、売女マスコミは自らの信頼性を損なってしまった。“大手マスコミ”は、9/11やボストン・マラソン爆発のような“テロ事件”とされるもの、あるいはサンディ・フックや、サンベルナルディーノなどの大量銃撃事件とされるものについての政府当局の言い分をすっかり真に受けることでも自らの信頼性を破壊した。まぎれもない撞着、矛盾や到底信じがたいような治安対策の失敗にもかかわらず、“大手マスコミ”は決して疑問を呈したり、調査をしたりしなかった。当局が言うことを何でも事実として報じるだけなのだ。

マスコミが、調査し、真実を見いだす責任を感じようとせず、それどころか、宣伝係役を受け入れていることが、全体主義国家、あるいは専制国家の印なのだ。欧米マスコミ丸ごとが、長いことプロパガンダ・モードにある。多様で独立したメディアが、もはやジャーナリストが運営しているわけではない6つの巨大企業に集中することで、アメリカでは、ジャーナリストから、宣伝屋への変身が完成している。

その結果、思慮に富む、自覚した人々は、信じがたい公式説明の代わりに、疑問を呈し、事実を整理し、分析してくれる代替メディアにますます切り替えつつある。

その好例が9/11だ。多数の専門家が実証的な証拠の無い公式説明を粉砕した。ところが、9/11真実追求論者が提示した動かぬ証拠さえ無い公式説明は、馬脚を現している。カッター・ナイフ以外の何のテクノロジーをもたず、いかなる政府の諜報機関の支援も無いわずかな数のサウジアラビア人が、DARPA (国防総省国防高等研究事業局)とNSA (国家安全保障局)が作り出した膨大な監視技術を出し抜き、超大国に、人類史上最も屈辱的な打撃を与えるのに成功したのを我々は信じるよう期待されているのだ。しかも、アメリカ大統領も、アメリカ議会も“大手マスコミ”も、ハイテク国家安全保障国家のそのような完璧な失敗に対して責任を問うことも無しに、連中はこれをなし遂げたのだ。それどころか、ホワイト・ハウスは、そのような途方もない治安体制の失敗に対する捜査を率いようともせず、買収されず、9/11委員会に同意しなかった9/11犠牲者家族の要求に最終的に屈するまで、ホワイト・ハウスは、一年以上あらゆることに関する捜査に抵抗したのだ。

委員会は調査はせず、単に集まって、政府がいった筋書きを書き留めたに過ぎない。後日、委員会の委員長、共同委員長と法律顧問が本を書き、その中で、委員会に対し情報は隠され、委員会は政府幹部に騙され、委員会は“失敗すべく作られた”と語った。こうしたことにもかかわらず、売女マスコミを依然として公式プロパガンダを繰り返しており、責任をとらせることを妨げる、多数の騙されやすいアメリカ人だらけになっている。

有能な歴史学者なら、偽旗事件が、他の方法では実現不可能な狙いを結実させるのに利用されていることを知っている。9/11は、ジョージ ・W・ブッシュ政権を支配していたネオコンに、連中の覇権のための対イスラム諸国軍事侵略を始めるのに必要だと彼らが言っていた新たな真珠湾を与えたのだ。ボストン・マラソン爆発は、巨大なアメリカ都市を封鎖し、10,000人の武装兵士とスワット・チームを街路に配備し、軍隊がしらみつぶしに一軒一軒捜査を行い、銃を突きつけて住民を家から出るよう強いる、アメリカ警察国家の試運転を可能にしたのだ。あきらかにスケープゴートの負傷した19歳の男一人を見つけ出すために必要だとして、この未曾有の作戦が正当化された。

サンディーフック事件には、おかしな点が多々あり、大量の懐疑論者を生み出した。おかしな点があることには同意するが、事件を研究する時間がないので、私なりに結論を出した。私が気がついたのは、おかしな点に関して、十分しっかりした説明を聞かされていないことだ。例えば、TVニュース報道から作られたこのビデオで、https://www.youtube.com/watch?v=xaHtxlSDgbk ビデオ制作者は、息子を亡くして嘆き悲しむ父親なる人物は、銃撃後に、サンディーフックでスワット制服を着ていた人物と同じだと主張している。この人物は俳優として特定されている。だから、これは実験するのは簡単に思える。嘆き悲しむ父親は誰か分かっており、俳優は誰か分かっており、当局はスワット・チーム・メンバーは誰か知っているに違いない。もしこの、お互い当人として通じる三人を、同時に一室に集めることができれば、このビデオが主張している暴露は、はねつけられる。しかし、もし三人の別人を集められないのであれば、一体どうして騙すのかを問わねばならず、事件全体に関する疑問が生じることになる。ビデオの全編をご覧になるも良し、9:30まで飛んで、違う二つの役割を演じている同一人物とおぼしき人物も見られるも良し。

“大手マスコミ”には、こうした簡単な調査をする能力があるのに、彼らは調査しない。逆に“大手マスコミ”は懐疑論者を“陰謀論者”と呼んでいる。

ジム・フェッツァー教授とマイク・パレチェクのサンディーフックは、銃規制を推進するためのFEMA演習であり、サンディーフックでは誰も死んでいないという本がある。本はamazon.comで購入できたが、突然買えなくなった。一体なぜ本を禁じるのだろう?

ここで本を無料でダウンロードできる。 http://rense.com/general96/nobodydied.html 私は本を読んでおらず、特に意見はない。とは言え、アメリカが今そうなりつつある警察国家が、国民を武装解除するのに、確実に強烈な関心を持っているのは私も知っている。今日、亡くなった子どもの両親とされる人々が、銃製造会社を訴えるというニュースも聞いたが、これはフェッツァーの主張と辻褄が合う。

Buzzsawのジム・フェッツァー・インタビューはここにある。https://www.youtube.com/watch?v=f-W3rIEe-ag もし、フェッツァーの言っている情報が正しいのであれば、明らかにアメリカ政府には、権威主義的な狙いがあり、その狙いを実現するため、アメリカ国民に偽りの現実を生み出すため、画策した事件を利用しているのだ。

フェッツァーの事実を確認するのは簡単なことに思える。もし彼の事実の裏付けがとれれば、本当の捜査が必要になる。もし彼の事実の裏付けがとれなければ、フェッツァーは最も精力的な懐疑論者の一人だとして、公式説明は信頼性を獲得することになる。

フェッツァーを変人とかたづけるわけには行かない。彼はプリンストン大学を極めて優秀な成績で卒業し、インディアナ大学で博士号を得ており、2006年に退職するまで、ミネソタ大学の栄誉マックナイト教授だった。彼は全米科学財団特別研究員で、100以上の記事と、科学哲学と認知科学の哲学について20冊の本を発表している。彼は人工知能とコンピューター科学の専門家で、国際ジャーナルMinds and Machinesを創刊した。1990年末、フェッツァーは、心の哲学に関するシンポジウムを企画するよう依頼された。

聡明な人には、公式説明が証拠や我々が知っていることと矛盾するので、ケネディ大統領暗殺や9/11公式説明は到底信じがたい。能力が劣っていたり、観察眼がさほど鋭くなかったりする人々に対するフェッツァーの不満が現れており、これが彼にとって不利に働いている。

もしサンディーフック公式説明の背後にいる当局者が、公式説明に自信があるなら、連中は好機を捕らえて対決し、フェッツァーの事実が間違っていることを証明すれば良いように思える。しかも、どこかに亡くなった子どもの写真があるに違いないのだが、ペンタゴンに激突した航空機に関する大量の監視カメラ記録とされるものと同様、誰もそれを見ていないのだ。少なくとも、私の知るかぎりでは。

私が不安に思うのは、当局や大手マスコミの誰一人、事実確認に興味が無いことだ。逆に、気になる事柄に疑問を投じる人々は陰謀論者として片づけられてしまう。

これが破滅的なのに当惑してしまう。政府の9/11説明は、政府によるボストン・マラソン爆発説明同様、陰謀作り話だ。こうした事件は、陰謀のおかげで起きている。ここで問題なのは、一体誰の陰謀かということだ。グラディア作戦やノースウッド作戦から、政府が実際に自国民に対する残虐な陰謀を行うのを、我々は知っている。だから、政府は陰謀には関与しないと結論づけるのは間違いだ。

もし9/11が偽旗攻撃だったのなら、誰かが告白するはずだという反論を良く聞く。
一体どうして連中が告白するだろう?陰謀を画策した連中しか知らないのだ。一体なぜ連中が自らの陰謀を台無しにするだろう?

ウイリアム・ビニーを想起願いたい。彼はNSAが利用している監視システムを開発した。それがアメリカ国民に対して利用されているのを見て、彼は告白した。しかし、彼はその主張を裏付けるような証拠書類を持ち出してはおらず、おかげで彼は告訴されるのを免れたが、主張に対する証拠も示せなかった。それが、エドワード・スノーデンが文書を持ち出して、公開した理由だ。それにもかかわらず、スノーデンのことを、我々を守っている憲法が崩壊されつつあることを警告してくれる内部告発者としてでなく、国家安全保障の秘密を盗み出したスパイだと見るむきが多い。

政府高官連中は、9/11公式説明の一部や、イラク侵略を、9/11や、大量破壊兵器に結びつける公式説明に矛盾する発言をしている。ノーマン・ミネタ運輸大臣は、チェイニー副大統領や、公式9/11説明の時系列と矛盾する発言をした。ポール・オニール元財務長官は、サダム・フセイン打倒が、9/11のずっと前、ジョージ・W・ブッシュ政権最初の閣僚会議の話題だったと語っている。彼は本にも書き、CBSニューズの番組60 Minutesでも語った。CNNや他の局も報じた。それでも何の効果もなかった。

内部告発者たちは大変な犠牲を払っている。彼らの多くは収監されている。オバマは史上最多の人々を告訴し、投獄している。彼らが投獄されてしまえば、問題は“一体誰が犯罪人を信じるか?”になってしまう。

9/11後、あらゆる人々が発言した。100人以上の警官、消防士や緊急救援隊員がツイン・タワーで多数の爆発を聞いたり、体験したりしたと報じている。保守担当者たちは、ビルに飛行機が激突する前、地下2階で大量の爆発を体験したと報じている。こうした証言の一つたりとも、公式説明をする当局者にも、売女マスコミにも何の影響もなかった。

2,300人の建築家や技術者が、本当の調査を要求して、議会に請願を書いた。受けるに値する尊敬の念を持って扱って欲しいというこの2,300人の専門家の要求にもかかわらず、専門家は“陰謀論者”として片づけられてしまう。

科学者の国際的な委員会が、反応済みと、未反応のナノサーマイトがワールド・トレード・センターの塵の中にあったと報告している。彼らは、政府機関や科学者に、確認するよう、彼らのサンプルを提供すると申し出た。誰も触れようとはしなかった。理由は明らかだ。現在、科学への資金調達は、連邦政府と、連邦政府と契約している民間企業に大きく依存している。科学者は、9/11について語れば、自分の職業生活が終わってしまうのを理解しているのだ。

政府が、国民を、彼らの望む通り、無力で虚偽情報しか知らない状態においている。非対称の損傷で倒壊するビルと、爆破によって倒壊するビルの違いを識別するためには、大半のアメリカ人は無学に過ぎる。主流ジャーナリストは疑問を呈することも調査することもできずに、職にありつけている。資金を貰い続けるため、科学者は遠慮のない発言はできない。

真実を語るのは、代替インターネット・メディアに移動してしまっており、そこで私は、あらゆる懐疑論者の信頼を損なうことが目的のとっぴな陰謀論を主張する、政府が運営するサイトと戦っている。

Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/02/24/do-americans-live-in-a-false-reality-created-by-orchestrated-events-paul-craig-roberts/

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北朝鮮衛星打ち上げをミサイルとと大騒ぎすると支持率が上がる不思議。竹島で韓国が、尖閣で中国が日本を占領しようとしているのだと脅す。

これは昔からの戦争推進の手口。麻生氏が大好きなナチスも活用していた。

ゲーリングは言っています。「もちろん国民は戦争を望んではいない。なぜ畑にいる貧しいまぬけが、自分の命を戦争にさらそうなどと望むだろう?だが、結局、政策を決定するのは国家指導者だ。国民はいつでも指導者達の命令に従わせることができる。連中に、我々は攻撃されているのだと言って、平和主義者は愛国心に欠けると非難するだけで良いのだ。これはどこの国でも同様に機能する。」

政府が必ずウソをつく実績については、ハワード・ジン「歴史の効用とテロリズムに対する戦争」を語る を是非お読み願いたい。名演説だと思う。翻訳が良いとは決して言わない。

戦争法案とTPPで、日本を今本当に永久占領しようとしているのは、宗主国に他ならない。

鈴木親子には失望。というか、見る目がなかったと深く反省している。これまで、正しい政策を推進したがゆえに排除された、立派な政治家と思い込んでいた。検索頂けば、そういう恥ずかしい発言が見つかるだろうが、そのまま、恥として残すしかない。
「ひまつぶし」大本営広報部洗脳番組、動脈解離によって、多数の方々が死傷された自動車事故はしっかり報じるが、国民全員が永遠にとんでもない目にあうTPPの本質については決して触れない。

不倫問題を扱うと週刊誌の売り上げが伸びるのだという。にわかには信じがたい。そういう話題が読みたくて、週刊誌を購入したこと、サラリーマン現役時代さえ一度もない。まして今や。

TPPの本質に触れれば、ジャーナリストは職を失う。

真実を語るのは、代替インターネット・メディアに移動してしまっており、そこで私は、あらゆる懐疑論者の信頼を損なうことが目的のとっぴな陰謀論を主張する、政府が運営するサイトと戦っている。

by めい (2016-02-27 05:38) 

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